劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

熊日「わたしを語る」連載18日より

2020-04-15 13:01:40 | 2020-2022 日記

恥ずかしながら…
熊本では全国紙の「朝日」「毎日」「読売」などを抜いて購読者トップを走り続けている「熊本日日新聞」での「わたしを語る」連載でワタシメが4月18日(土)よりスタートします。(毎日全30回写真付き)

昨日朝刊新聞紙上一面片隅でご紹介をいただき、早朝より「楽しみにしている。」のメールや電話を受けることになり、くるくる爺ちゃんは落ち着かない。
昨年の劇団夢桟敷40周年活動がお目に止まったのだと思う。
アングラ劇?この熊本で続くわけがない。…多くの方々に心配や応援をいただきながらアメーバの如く分裂や増殖を繰り返しながら活動してきた。
「わたし」と座長の夢現(坂本真里)は一心同体。二人三脚が百足(ムカデ)のようにクネクネと歩んだ半生記でもある。
演劇は集団である。自らの意思だけでは進まないことも多々あり、時代にも敏感に反応する生物でもある。

「わたしを語る」コーナーは昨日まで姜尚中さん(政治学者・熊本県立劇場館長)の連載だった。人生が社会的歴史とマッチしながら語られていた。
その後に続くくるくる爺ちゃんはドキドキするばかり。大丈夫だろうか?
私の日常を知っている劇団員や演劇の関係者、友人や家族もドキドキだろう。要らぬことまで機関銃の如く早口で喋り続けて気絶させたこともある。(ただ眠っていただけなのだが…)
稽古場でも喋り続けて稽古が進まなくなることも多々。チンベルを叩かれて喋りをストップする。娘や息子からも「その話は何度も聞いて耳にタコができた。」とたしなめられること多々。
喋るビョーキ持ちと思われているが、どうやら「喋る」と「語る」の違いを確認できたことも事実。

字数900字、正しい日本語、固有名詞や団体名、年代に間違いがないか?一般の読者に理解できるように。…字数はオーバーするわ、勘違いも発覚するわ、私の日本語は謎に包まれて迷宮するわ。
担当の編集員さんがどんなに苦労したかと思うとこころ苦しい日々が続いた。
座長も原稿を読み返して喧嘩が始まるわ。原稿用紙が赤ペンだらけではなく、身体中に赤ペンでチェックされてしまった。
結果、間違いなく「わたしを語る」になった。

没にならなかっただけでも幸いである。連載が始まって、途中で中止となる危うさもあり、気が緩まない。
もしかしたら中止を楽しむ人もいるかも知れない。へへん。
新型コロナ騒動の中、「わたしを語る」に向いてくれるかどうか、呼吸は荒くなり鼓動も強くなっている。


4歳の孫と熊本地震から4年

2020-04-15 02:19:26 | 山南ノート5

今夜は自分で書いた「熊本地震」を読み返した。
あれから4年になる。読みながら生々しい記憶が蘇った。
震源地の益城町に近い健軍のアパートに住んでいた。
前震-本震の震度7を体験して、路上生活(車中泊)や娘と座長の実家(山都町)などを転々としていた。
地震直後に雨が降り始め、壊れた屋根から水が侵入し道具や事務資料、写真などを廃棄することになってしまった。グチャグチャだった。

地震の10日後に4人目の孫が生まれた。
一筋の光を感じる。誕生に笑顔が戻った。
「よく生まれてきてくれた」と感謝で胸が詰まった。こころの支えにもなった。
あれから4年か…。
4歳になる孫の笑顔に接するだけで、今でも救われる。
目に見える成長は嬉しい。言葉をいっぱい持っている。お姉ちゃんになった。

山南ノート4「2016熊本地震」
https://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/c/ac6fba28c26db4d9f8b66013c7100df6