【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

巣ごもりハッチ

2023-11-29 | 保護犬ハッチ
急に寒さが厳しくなりました。

我が家では
こんな光景が見られる季節です。

巣ごもりハッチ ↓


寒くなったね、のハッチ ↓


風邪をひかないように
みんな気をつけてね。


巣ごもりハッチは明日にそなえて
もう、眠る準備万端です。

でもハッチよ、
早起き過ぎる早起きは勘弁してよ(笑)!

AIが挑む『ブラック.ジャック』by 週刊少年チャンピオン

2023-11-27 | 本・映画
手塚治虫先生の
『ブラック・ジャック』が、

連載50周年の特別記念企画として
週刊少年チャンピオンから
新作発表されました。
(新作読みきりです)

えっ?でも、
手塚治虫先生は他界されているのに
新作発表ってどういうこと?!と
驚かれると思います。

実は、
今回の新作は
AI(エーアイ)が人間と一緒に
漫画を創る、という画期的な企画漫画。

時代はここまできたか……

で、
夫が仕事帰りに週刊少年チャンピオンを
購入してきてくれました。

雑誌を前に
ハッチが興味津々(きょうみしんしん)↓

それ、なんですか? ↓


こわくないよね?の、ハッチ ↓

週刊少年チャンピオンの
表紙には、手術用のメスを持つブラックジャックが!

だいじょうぶだよね?の、ハッチ ↓

ハッチの入念な確認作業と
興奮が治まるのを待ってから
『ブラック・ジャック』の新作を読み始めます。

特別記念企画とあって
巻頭カラー!

知らない読者のために
『ブラック・ジャック』の解説や名シーンもあり、
懐かしい!

もちろん、今回のAI(エーアイ)の仕組みのことも。
(詳しくは週刊少年チャンピオンで)

そしていよいよ新作です。
タイトルは「機械の心臓 Heartbeat Mark Ⅱ」

読み始めるまでは正直、
手塚先生の作品をAI(エーアイ)が担うなんて……と
かなり猜疑的(さいぎてき)だったのですが

いや、良く出来ているものだな、と。
もちろん賛否両論あると思いますが…。

只、“ ピノコファン ”としては見過ごせないことが
ありました。
【ピノコ語】です!
新作に登場したピノコのセリフを
私が思うピノコ語に変換してみます。

「なんでピノコを連れてきたの?」
→「なんれピノコを連えてきたの?」

「ピノコ、古くないわよ!」
→「ピノコ、古くないわのよ!」

「お嬢様やないピノコはオクタンよ!」
→「お嬢様らない、ピノコはおくたんなのさ!」

解ってもらえる人がいるかは謎ですが(笑)
ピノコ語って奥が深いのです。

それにしても手塚先生の手から描き出された
数々の漫画というのは
改めて凄い作品だったのだ、ということを
思い知らされました。
やっぱり、漫画の神様ですね。

ビンテージ・バイク・ラン in 津島

2023-11-26 | 雑記
今日の午前中、イベントを見てきました。

愛知県津島市で行われた
ビンテージ・バイク・ラン in 津島】です。
( ↑ クリックすると公式サイトへ移動します)

会場は天王川公園 ↓

夏には『尾張津島天王祭り』がおこなわれる場所です。

この天王川公園では
1926年(大正15年)より「全国オートバイ競技大会」が
開催されていたそうで(昭和47年まで)

戦前には、海外から外国人レーサーを招待して
オートレースが行われていた、と。


現存するオートレース場としては
日本で唯一残っている場所だそうで
当時を偲(しの)びながら、そして
新たなイベントとして開催されています。

『ビンテージ・バイク・ラン in 津島』です ↓


会場となる天王川公園には往年の名車が
ズラリと並んでいました!

フライバード ↓


ОHV150㏄、手動式3段、土井産業のファーストモデル

当時6歳の少年がこのバイクに乗り、
少年の部で優勝した、という紹介があります。↓


他にもビンテージバイクが
会場内に展示されていました。↓



サイドカーのバイクも ↓
 


見るからにビンテージバイク!


このイベントのために遠くから
参加されたという方も多いそうです。


中にはこんな可愛らしい展示も ↓


展示されているビンテージバイクには
車体を紹介する小さな案内板が置いてあり
製造年などが分かるようになっていました。


100台ぐらいは展示されていたようなので
全ては紹介できませんが、
写真を撮ったビンテージバイクを載せます ↓










































そして、実際に走行する
パレード走行もありました! ↓

午前中なので
まだ観客が少ない場所もありますが、
スタート地点には
一目バイクを見ようと多くの観客で賑わっていました。

このパレード走行に参加するため
ビンテージバイクを積んで
三重県、岐阜県はもちろん、京都や
さらには福岡から来られた、という
紹介がありビックリ!

丸池の周りを約1周(700mぐらい)
ゆっくりとビンテージバイクに乗って
走行する姿は
皆さんとっても楽しそう!

こんな自転車のようなバイクも ↓



服装も皆さん気合い入ってました!


パレード走行を終えて
にこやかに退場する参加者 ↓


会場には、ビンテージバイクの他に
自転車の展示もありました。

光風(こうふう)自転車 ↓



作業着も ↓

こうやって
きちんと残っている、というのが
すごいですよね。





会場の天王川公園 ↓

過去にはこの池の周りに動物園があったり、

実現しませんでしたが競馬場を造ろう、という
提案がなされたり……

様々な形で活用されてきている
天王川公園です。


ビンテージ・バイク・ランを見ようと
多くのライダーが集まっていました! ↓


遠くて分からないかと思いますが、
対岸の木のそばにある駐車場には
バイクがたくさん停まっていました。


都合上、私は約1時間ぐらいしか見学出来なかった
のですが
午後からさらに観客が集まり、
賑わいをみせる雰囲気でした!
天気に恵まれて良かったです♪

昭和40年に開村した【明治村】の歴史について

2023-11-25 | 博物館 明治村
愛知県犬山市にある
野外博物館【明治村】↓

以前見学した時の写真が
ブログにアップしていないままになっていたので
今回はその紹介を。

明治村2丁目にある
「第四高等学校物理化学教室 」です ↓


建物案内板 ↓

この建物は
【明治村】創設者である
谷口氏と土川氏の母校。

明治村を創った二人。
谷口吉郎(たにぐち よしろう) 氏 ↓


土川元夫(つちかわ もとお)氏 ↓


両氏の肖像は、彫刻家である菊池一雄 氏によって
作製。

【明治村】は、
この二人がいなければ
開村することはなかったのです。

(余談ですが、彫刻家の菊池一雄氏といえば
京都大学「湯川記念館」内に飾られていた、中間子を
象徴したという親子像の作製者。
(ブログあり ↑ クリックすると移動します)
広く知られているのは、広島平和記念公園内にある
「原爆の子の像」を作製されています)

建物内の教室の一室には
二人の功績をたたえる顕彰(けんしょう)室が
設けられていました。↓

室内には
明治村を創ることになった動機や

その意義、

建築物に対する想いが

経歴と共に記されています ↓

扉や窓にも言葉が綴られていて

さらに、
未来に向けてのメッセージや

建物を
遺(のこ)すことの重要性

本物を見ることの必要性

そして自身についても

語られています ↓


この室内には他にも
1965年(昭和40年)に開村した明治村を
紹介する展示もあり

開村当時のポスター、聖ヨハネ教会堂 ↓

明治40年建設、アメリカ人のガーディナーが設計。
京都五条にあった教会です。

開村当時の案内図 ↓

建物や電車など併せて15件で開村。

開村6周年にはさらに建物が増えて


村内の地図も広がりを見せています ↓


昭和50年の村内地図 ↓


明治村10周年、建物の数がさらに増えています ↓

そして、
現在では60を超える建物となっています。

この「第四高等学校物理化学教室」では、
明治村を紹介する展示以外の教室も
見学することが出来ます。

校舎内の廊下、天井が高いです ↓


物理化学教室です ↓


当時の教室内 ↓


実験がよく見えるよう段差を設けて
机が配置されています ↓




さらに、この教室内の窓は上げ下げ式の暗戸と
なっていて
室内を暗くできるよう工夫されていたのだとか。


校舎の上には煙突もあり ↓

実験で発生した有毒ガスなどを外へ排出し
換気が出来るよう設計されているのだそうです。

明治23年(1890年)建設

当時、石川県金沢市にあった
「第四高等学校物理化学教室」

明治村の歴史を知るなら、この建物を
見学されると良いですよ!

数字の上では “ 海沿い日本一周 ” 達成!

2023-11-23 | 保護犬ハッチ
ふとしたことから
今まで、犬の散歩で歩いた距離はどれぐらいに
なるだろうか?という話になりました。

夫が計算した結果によると

ティップとハッチ、2匹の
散歩で私が歩いた距離は……

約、1万5000㎞!と。

ん?
でも、そう言われても何だかピンとこない。

で、
別の例えで教えてもらうと……

“ 海沿いを歩いて日本一周 ”達成!
が出来ている距離だ、と。

ほぉ~、日本一周達成かぁ…!

全然実感はありませんが
数字の上では “ 海沿い日本一周 ”達成らしいです。

ティップとハッチのおかげです。
ありがとう!
そして
日本一周達成おめでとう!!

ぼくは雨の日も休まないよ ↓

そういうわけで、これからは日本一周の
2周目達成!に向けて
ハッチと共に散歩に精進して参ります。

丑三つ時(うしみつどき)ハッチ

2023-11-21 | 保護犬ハッチ
治療のおかげで痒みが軽減され、
ぐっすり眠ることが
出来るようになった、ハッチ。

(写真は先日、夕方散歩時に撮ったもの、以下同じ)


ぐっすり眠れるようになって
ハッチ、良かったね~!と、
喜んでいたのです。

……が、
さらなる新たな問題、勃発(ぼっぱつ)。

それは
早過ぎる、早起き…。


丑三つ時(うしみつどき)には起き出して
散歩に行きたいよ~!と。

いやいやハッチ、まだ早過ぎるよと
宥(なだ)めすかしてみるものの
もう、
すっかり目が覚めているハッチ。

散歩の準備に、と
体を伸ばしてストレッチを始めます。

散歩に行く気、満々です。


仕方がないので、ハッチを連れて
深夜の散歩です。

こんな時間に散歩を楽しむのは
藤子不二雄A先生の漫画、『怪物くん』に出てくる
ドラキュラぐらいだよ、ハッチ。

でも、ハッチも楽しんでます……。

早過ぎる早起き、
今度は
この対策の検討をしなければなりません。

で、
いろいろ考えてみたのですが……

まぁ、ハッチが元気なら
それで良いか…

(おまけ)
縁側で日向ぼっこハッチ ↓


↓ 昼寝もしているからなぁ…


とりあえず、もうちょっと様子をみます。

霜月二十日は《 モチモチの日 》

2023-11-19 | 本・映画
霜月(しもつき)二十日(はつか)は
《 モチモチの日 》

これは、絵本『 モチモチの木 』
斎藤隆介 作
滝平二郎 絵
   (岩崎書店)

に出てくるお話です。



霜月二十日の
丑三つ時(うしみつどき)に
モチモチの木に灯がともる。
山の神様のお祭りで

それを見ることができるのは
勇気のある子ども1人だけ……。


じさま(お爺さん)と二人暮らしの豆太(まめた)は
5歳の男の子。
とっても怖がりで
夜中に1人で便所にも行けない。


ある日、じさまから
「霜月二十日にモチモチの木に灯がともる 」
と、聞くのだけれど

真夜中だと知ると
自分は怖くて、見るのは無理だな……と。


その晩
夜中に呻く(うめく)声で目覚める豆太。
じさまが、お腹を痛がり苦しむ声。

お医者さまを呼んでこなければ!
豆太は夜中に1人、
走って医者を呼びに行く。


果たして
豆太は無事にお医者さまを呼ぶことが出来たのか?
そして、
モチモチの木に灯がともるのを見ることは
出来たのか?

ぜひ、この続きは
絵本『モチモチの木』を読んでみて下さい。


ラジオ【メロディアス・ライブラリー】では、
2017年2月26日に
『モチモチの木』が紹介されています。
(滝平二郎 氏と合作の絵本ではないバージョン)

で、
気になった方も多いと思うのですが
『モチモチの木』アクリルキーホルダーの話を。

これ、ガチャガチャ(ガシャポンとも言う)で
見つけたのですが
その衝撃たるや、本当にビックリでした!

なんと言っても
滝平二郎(たきだいら じろう)氏の
この切り絵!懐かしい!

もう、目が釘付けになりました。
これは、素通り出来ない……

試しに1回、お金を入れて回してみました。
出てきたのは
正座して真剣に話を聞く豆太のキーホルダー。

か、
可愛い……!

見ると全5種類、とあります。

これはもう、引き下がれない、ってやつです。

で、
5種類揃えました。
(夫にも手伝ってもらう、という……)

まずは、絵本の表紙にもなっている
お馴染みの
じさまと豆太 ↓


モチモチの木 ↓


じさまの話を正座して聞く豆太 ↓


泣きながら走る豆太 ↓


じさまと豆太、カラーバージョン ↓

これで全5種類です。

絵本『モチモチの木』は
トラウマ絵本、とも言われているそうですが

豆太の勇気
じさまの優しさ
そして、この切り絵との絶妙なコラボ!
私は
名作絵本殿堂入り!だと
思っています。

『モチモチの木』アクリルキーホルダー ↓

明日、11月20日
霜月二十日は《 モチモチの日 》です。

【 マイ・ベスト・ブック2023 】

2023-11-16 | 本・映画
毎年、この時期になると恒例だったのが

東京FMラジオ
『メロディアス・ライブラリー』の番組内で
( ↑ クリックすると番組ホームページに移動します)
今年の【マイ・ベスト・ブック】を選ぶ、
ということでした。

年末の番組内で発表があり
「皆さま、良いお年を~!」で年越しをしていたのですが

残念ながら番組は
今年の3月で終了してしまいました。

長寿番組だっただけに(15年9ヶ月続いた)
その終了には、「残念……」の一言。

コロナ過でも
リモートで番組は継続して
ラジオを通しての読書会は放送が続いたのですが、3月末、
まさか、の番組終了……

しかも、2023年の【マイ・ベスト・ブック】が
ないままで終わってしまいました。
これは寂しい、そして、やっぱり悔しい!

そういうわけで
ここで、
1人【マイ・ベスト・ブック2023】を。

2023年に放送されたのは、
1月1日『漱石 俳句集』から始まり
3月26日『こころ』夏目漱石 まで

(奇(く)しくも漱石で始まり、漱石で終わるという)

13冊の本が紹介されました。

そんな13冊の中から私が選んだのは…
(3冊あげるのが番組の定番)
・ラウラ・今井・メッシーナ『天国への電話』
・ディケンズ『オリバー・ツイスト』

そして第1位、
・夏目漱石『こころ』です。

そして、いつも予想していたのは
小川洋子先生と藤丸さんはどの本を選択するだろうか?

私の予想ですが、
小川洋子先生が選ぶとすると…

・エヴァ・シュロス
『エヴァの震える朝 15歳の少女が生き抜いたアウシュヴィッツ』
・ラウラ・今井・メッシーナ『天国への電話』

そして第1位は
・川端康成『禽獣(きんじゅう)』と、予想。

藤丸さんが選ぶとすると…

・なかがわりえこ、おおむらゆりこ
『そらいろのたね』
・シェイクスピア『ヴェニスの商人』

そして第1位が
・ディケンズ『オリバー・ツイスト』と、予想。

当たっているかは確かめられませんが……。

皆さんの【マイ・ベスト・ブック】は何だったでしょうか?

(おまけ)
番組が好きすぎて、創って贈りました。

藤丸さんに贈ったのがこちら ↓

番組のエンディングでは
藤丸さんの決めゼリフがありました。
《 本のページをめくると心にメロディーが響いてくる 》

クロスステッチで作製し、額に入れました。

小川洋子先生へ贈ったのは、こちら ↓

気持ちとしては番組ホームページを
イメージして、
字体を変えてクロスステッチをしました。

小川洋子先生、藤丸由華さん、ジャネさま(藤丸さんが産休中に代理)の
名前をイニシャルで刺繍しています。

番組愛、半端ないですから!(笑)
今でいうと、推し番組ですね♪

ちなみに、2022年の【マイ・ベスト・ブック】発表では
小川洋子先生の第1位、
内田洋子『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』を
私も選んでいて、

藤丸さんに
「保護犬ハッチのお母さん」と、ラジオネームで紹介して
頂きました!感激!!

全国38局ネットで、ハッチの名前が呼ばれました!

↑ ぼくが、ハッチだよ!

で、最後に……
全然関係ないですが、
小川洋子先生は阪神タイガースの大ファン。
今年は、阪神がアレ(優勝)したので
小川洋子先生はウキウキでしょうね!

運び屋ハッチ

2023-11-14 | 保護犬ハッチ
寒くなったこの季節。
散歩するハッチは

運び屋ハッチ。

もちろん、悪い物は運びません。

運ぶのは……
こちら ↓


よく見ると分かりますよね!

 ↑ この黒いとげとげ。

そう、ひっつき虫といわれる植物
コセンダングサの実です ↓

小っちゃいウニのような、イガ栗のような?
球状の形をしていて

でも、それが1本1本分かれて
離れていくようになっていて
ひっついて運ばれていく、という仕組み。

自然はすごいなぁ~、よくこんな事思いつくなぁ~って
感心したくもなりますが…
これがまた、ひっつくと取りにくいのなんのって!

散歩中のハッチは
すごい確率で運びます。
狙われてます(笑)

運び屋ハッチ ↓

ぼく、運ぶの手伝ったよ!の、ハッチ
どこか満足気です(笑)
まだコセンダングサ付いてます…

【京都国際会館】特別見学会 Vol.5

2023-11-13 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

階上での見学を終えて
エレベーターで1階に戻りました。

ここで驚くことに、
エレベーター前に置かれている
犬矢来(いぬやらい)に似た、立ち入り禁止のオブジェ、
これも剣持 勇デザインですよ、と!

「立ち入り禁止」と文字で書くのではなく、
犬矢来に似たオブジェを
置くだけで
入ってはいけないんだ、と分からせる。

シンプかつ日本らしさを
表現した秀逸デザインです。

すごいね!剣持 勇!

で、次に見学する場所ですが
もう1ヶ所、会議室を案内して下さるとのこと。

そこまでの移動中にも
こんな綺麗な照明があったり ↓

この照明も石井幹子さんのデザインです。

さらに
剣持 勇氏のデザインした家具がここにも ↓


広い空間のいたるところに
ちょっとした談話の出来るスペースがありました。


そして、案内され到着したのが
ルームⅮ ↓


この会議室は、メインホールとは
趣きが違い
優雅な雰囲気がありました。

天井高は9m。
台形が基本になっているのは変わりませんが
壁がベージュで優しい色になっていて、


照明も温かみのある
優しい雰囲気となっています。

そして、
なんと言っても
このベージュ色の壁の曲線、丸み!
これが優雅さを際立たせていました ↓


もちろん、窓の部分も曲線になっています ↓

ドレープカーテンみたいです。

この会議室は固定席ではないので、
席の配置を自由にできるのが利点です。
会議の内容によって変化させることができます。

とは言え、私がここを利用する機会は
まずない、と思うので
この見学会で見ることが出来て貴重でした。

と、……
ここにも六角形を発見!
時計でした ↓

やっぱりこだわる、大谷幸夫先生。
さすがですね!(笑)

これで、館内の見学は全て終了となりました。

最後は
館外にある庭園を見学します、とのことで
移動します。

こういう場所も有効活用です。↓

ちょっと休みたい時に嬉しいスペースです。

館外へ出ました。

ここは人工池となっていて
八ツ橋のような橋があり、回遊式庭園です ↓

この奥には宝ヶ池があります。

外から見た【京都国際会館】↓


台形、逆台形が設計の基本になっている
ことがよく分かりました。

この建物は
合掌造りをイメージした、と言われることも
あるそうですが、
実はそういうことではなく

自然との調和、
この土地との融合、を検討していくと
この設計になったのだ、と。


それにしても39歳で
こんな設計が出来るなんて
大谷幸夫、本当に凄いです!


私が幼少期に宝ヶ池から見た
この建物の印象は
「宇宙戦艦」でしたが、

この特別見学会でこの建物の凄さを
思い知らされました。
見学会に参加できて本当に良かったです!

比叡山がよく見えます。↓


自然と調和するよう、真四角の建物でなく
台形、逆台形で設計した。


さすが、建築コンペで195作品の中から選ばれた
設計、というわけです。


それにしても、
これは見学中に何度も思いましたが
工事するのは大変だったろうなぁ…!と。


いや、本当に
この複雑さ!圧巻です。


人工池には
白鳥もいました ↓


これで全ての見学が終了しました。
案内して下さった職員の方々にお礼を言って
解散です。

正面玄関へと向かいます。

緑色の絨毯が
枯山水のように波打っているのが
分かります ↓


見学前に通った場所を戻りますが、
建物のことを知った後に
見ると、
感慨深いものがあります。


そして、ここへ戻って来ました!↓

何度見ても
凄い、としか言いようがないです。
コンクリートは「叩き仕上げ」工法です。

この洗練されたデザイン!↓

受付机は、剣持 勇氏
照明器具は、石井幹子さん
特に、照明は竹をイメージされているそうです。

これでもか!というほど
こだわりを持った【京都国際会館】

どこも見応えがあり過ぎて
驚きの連続でした。
見学はとっても楽しかったです!

このような機会を設けて下さり
関係者の方々、
どうもありがとうございました。
貴重な体験が出来ました。

最後は玄関前の
金明孟宗竹(きんめいもうそうちく)

寄贈された珍しい品種だそうです。

比叡山と金明孟宗竹 ↓


そういうわけで、
【京都国際会館】特別見学会の感想は
以上で終了です。

お疲れ様でした!

【京都国際会館】特別見学会 Vol.4

2023-11-11 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

エレベーターに乗り、6階で降りました。
向かった先は…

控室(ひかえしつ)の部屋でした ↓

ここも普段、
一般見学のされていない場所です。

会議の打ち合わせやちょっとした会合にも
使用できる部屋となっていて
落ち着いた雰囲気です。

六角形の窓が際立ちます。
これも造るのは大変だったろうなぁ…!と
思わせる造りです。


そして、窓から見えるのは…
宝ヶ池(たからがいけ)!
雄大な自然の景色が広がります。↓


この六角形の窓の上には
天窓もあり、
柔らかな自然光が入ってきます。


室内の照明も、もちろんあります。
それも、六角形! ↓

細部にまで手を抜かない、
それが大谷幸夫先生です。

さらに移動して、
廊下を挟んで反対側の部屋にも入りました。
見える景色が違う、とのこと。

こちらも六角形の窓です。
こちらの部屋から見える景色は…


なんと、
比叡山(ひえいざん)!↓

こちらも雄大な景色です!

北と南の部屋で見える景色が違うのですが
どちらも素敵でした!

まだ見学は続きます。
エレベーターに乗り、次は5階へ↓


562号室の部屋に入ります。


この部屋は、会議に出席する人でも
入ることはほとんどない、
という特別な部屋だそうで…

それもそのはず、
議長室です!↓


剣持 勇 氏がデザインした家具が並びます。

気品があり、尚且つ
穏やかな雰囲気も持たせている
という絶妙な部屋です。


この照明も剣持 勇デザイン。↓


このデスクもかっこいいですよね!
議長に相応しいデスク、って感じです(笑)


壁には絵画も飾られていました。↓


細かなところで言うと
この電話スタンドや屑入れ(くずいれ)も
剣持 勇デザインなのだとか!↓


そして、先ほどと同じように
廊下を挟んで反対側の部屋にも移動して
見学しました。

北側、563号室です。


こちらも気品があって
素敵な部屋です!

2方向がガラス張りなので
自然光が入って明るく、
この部屋も剣持 勇デザインの家具が並びます。


機能的なデザインだけど
温かみもあって、くつろげる。
そんな部屋でした。


こんな特別な場所、
まず入ることなど出来ないので
とても良い体験となりました!


この議長室から
外に出ました 。

比叡山がはっきりと見えます!↓


反対側は、というと…
宝ヶ池と庭園です! ↓


台形と逆台形の組み合わせが
とっても印象的な【京都国際会館】です。




京都の町でありながら
自然に囲まれて
リラックスできる環境にあることが分かります。


先ほど見学した議長室です ↓


ここにも特徴的な照明があり、
折り鶴のような?
面白い照明です。
これは、石井幹子さんのデザインだそうです。


この独特な建築 ↓


台形と逆台形にこだわり、


屋根もこんなふうになっています ↓


壁の窓は六角形にこだわり…


こんな場所にまで照明にもこだわっています。


見れば見るほど、
知れば知るほど
【京都国際会館】の凄さ、を実感します。

では、いよいよ次で
特別見学会の報告はラストとなります。
お疲れ様でした!

【京都国際会館】特別見学会 Vol.3

2023-11-10 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

集合時間になり、職員の方々がみえました。
(案内して下さる方、建築専門の方、
スタッフの計3名が見学に同行)

見学者は20名。女性の参加率が高く
皆さん、この特別見学会を
楽しみにされている様子が伝わってきました。

まずは、国際会館の説明、
ロビーラウンジについての説明を受けます。

このラウンジは
設計者の大谷幸夫先生が
各国を代表する方々の交流する場、として
意識して設計をされたそうで

広い館内には、70%以上を占める
パブリックエリアが
設けられているそうです。

ステンドグラスをはじめ
オブジェが各所に飾られていて ↓


コンクリートは打ち放しではなく
「叩き仕上げ」と呼ばれる工法が用いられ
独特の温かみを醸(かも)し出しています。↓

この照明も面白い!

建物については
キーワードがあって
「台形、逆台形、六角形」

建物のあちこちでこれらを見ることが出来るので
よく見て探して下さい、と。

階層式ロビーラウンジは
1階だけでも4ステップ(段差)あり、

建物全体でみると
6階建てで、22ステップにもなるのだとか!

この複雑さ…!
凄いし驚くけれど
工事するとなると現場泣かせですよね…(苦笑)

さらに、家具にもこだわっています。


剣持 勇 氏によるデザインで、
斬新かつ機能的なテーブルや椅子が並びます。

剱持 勇 氏は、この国際会館に似合う家具を、と
デザインされたそうです。

次は移動して、
普段の一般公開でも入る機会は少ない
という場所へ。

それが
『メインホール』です! ↓


この場所で《京都議定書》が採択されました。
歴史的なホールです!


シンメトリックな台形空間で
近未来な感じもする存在感ありまくり!なホールです。


目が行くのは、やっぱり天井 ↓

この形が地球を表している、と言われたり
宇宙を表している、と言う説も。

真相は分かりませんが
一度見ると強く印象に残ります。

両側の壁には六角形の窓が並び
ここが、同時通訳ブースとなっています ↓


国際会議などの同時通訳というのは
大変な仕事だと思いますが
憧れます。

建物が台形になっていることが
ここから見るとよく分かります ↓


ホールのステージはこんな風です ↓

座席との距離が近い、
段差もあまりない、というのが特徴的です。

そして、こちらが各国代表団の座席です。
(「国連方式」の座席だそうです)

1か国4名で、前の2席が代表団席
後ろの2席が随行員席になるとのこと。

この形の座席が800席あるので、
200か国の人々が一同に集うことが
出来るのだそうです。

ステージにあがる階段です ↓

こちらも絨毯は枯山水をイメージした
波打った模様が描かれています。

歩くとフカフカしていました。
この階段を上り
壇上に立つことも出来ました。

こんな機会でないと、ここの壇上に立つことなど
あるはずもないので
とても良い記念となりました。

檀上の奥にあるオブジェ


そして、圧巻だったのが
このステージ壁面に飾られた
アルミ鋳物(いもの)レリーフ ↓

Ⅴ字形に約2,000個のレリーフが並んでいるのです。

文化や意見が異なる国の人々が集まり
会議を行う、という
国際会議を象徴しているのだとか。

こういうオブジェを創る、という
発想が面白いし
ステージが映えるので素敵でした。

壇上から見たホールの景色です ↓

席数:1,840
天井高:15m

報道陣向けの座席もあり、 ↓


その他、関係者等の座席も ↓


こうしてメインホールの見学は終了。
ホールを出ると
通路の景色はこんな風でした ↓

逆台形に六角形の窓

ここまで徹底した造りの建物だったとは…!

まだ見学は続きます。
次はエレベーターに乗って
さらに一般公開されていない場所へと向かいます。

↑ これはエレベーターの中です。

では、この続きはまた次回に。
お疲れ様でした!

INAXライブミュージアム『トイレの最中』

2023-11-09 | 建物巡り
11月10日は、「いいトイレ」という
語呂合わせで
【トイレの日】だそうです。

そこで満を持して
【INAXライブミュージアム】でお土産として
購入してみた
『トイレの最中』を紹介したいと思います。↓

↑ パッケージからして凝っています。

トイレの最中(もなか)と読んでも
トイレの最中(さいちゅう)と読んでも
どちらでも良いみたいです(笑)

どの方向から見てもトイレ。↓


上の蓋の部分を開けると……

便座が描かれていました!

箱を開けます ↓


中に入っていたのは
トイレ型のモナカの皮と、あずき餡(あん)


リーフレットも入っています ↓

このトイレはINAXブランドの
サティスをモチーフにしたそうです。

では早速、
お皿にトイレ(モナカの皮です)を置いてみます↓


完成度高すぎ!


もちろん、蓋(ふた)が外せます。


なので、こんな風に乗せると
リアルなトイレ!


本当にトイレですね!


食べ方の説明書もありました(笑)↓


では、餡を入れます。
和菓子ですからね!


で、蓋を置いたら完成!↓

モナカです!和菓子ですよ!

大きさは、大人の手に乗せてこんな感じです。


お味は……?!というと、
これが、本当に美味しい!!
もうちょっと買っておけば良かった。

購入した場所はこちら↓

INAXライブミュージアムにある
ミュージアムショップです。

他にも
名鉄電車の常滑(とこなめ)駅にある
観光センターでも
お土産として紹介されていました ↓


ここでは
『トイレの最中(さいちゅう)』でした(笑)


ちなみに、「世界トイレの日」もあるそうで
それは11月19日だそうです。

トイレは大事ですよ!

ハッチの日 (5年10ヶ月経過)

2023-11-08 | 保護犬ハッチ
今日、8日はハッチの日。

ハッチが我が家に来てくれてから
5年10ヶ月が経過しました。

現在、推定年齢11才。

人間の年齢でいうと60歳を過ぎたぐらい
らしいです。

まだまだ若い!この元気!↓


お気に入りのロープ遊びは
ハッチの十八番です!(笑)

1人でロープをガジガジガジ……
さらに、ロープをくわえてぶん回しです。

ロープの先にあるボールの部分と飾りには
押すと音が鳴るようになっていて

間違って踏んづけたりすると
ピッと音が鳴るので、
その音でさらに興奮するハッチです(笑)

ロープの綱引きも
ハッチは負けていません!↓


ロープ争奪戦は
真剣勝負です(笑)

そんなこんなで
すっかり我が家の大事な存在として
活躍しているハッチなのです。


ハッチ
5年10ヶ月経過、おめでとう!
これからも一緒に過ごしていこう。

【京都国際会館】特別見学会 Vol.2

2023-11-07 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

近未来的な空間に入り、
不思議な気持ちで歩いていきます。

さっきまでの笑顔は驚きの表情に変わり、
なんだかすごい所に来てしまったぞ……と。


天井は高く、
壁は“ くの字 ”になっており、
照明と自然光が混じり合って照らします。


通路の先の
左手には
鋳造(ちゅうぞう)パーテーション ↓


さらに先へと進むと…
広いパブリックエリアになっていました。

煌(きら)びやかな光を放つ
ステンドグラスが現れてびっくり!↓


これは「A.A.A.グループ」の作品だそうです。

※A.A.A.グループ(Association des Artistes pour l’Architecture)
 国立京都国際会館の一期工事において美術調度品を作成するため、
 設計者である大谷幸夫氏が彫刻家である弟の大谷文男氏と相談し
 結成した若い美術家たちのグループ


↑ 見る人によって様々なイメージを湧かせて
くれるステンドグラスです。

広い館内は
パブリックエリアを中心として
会議室や宴会場が各所に設けられており、

床は緑色の絨毯で、枯山水のような波打つ模様が
入っていました。

途中の壁面には
石造レリーフがあったり ↓


アルミ鋳物レリーフがあったりと
館内の随所に和(なご)ませてくれる工夫が
なされています。

建物とアートが一体となっているのが
面白いです。

さらに奥へと進むと…
広いラウンジで、

なんじゃこりゃ!の
Ⅴ字形の柱!↓


事前に予備知識なく入ったので
館内がこんなふうになっているとは知らず…
驚きの連続です。

自然光を取り入れる
六角形の窓が素敵で

オブジェも輝いています。↓


それにしても、このⅤ字形の柱の存在感は
半端ないです!↓


設計者の大谷幸夫氏 曰く、
「フォーマルなものが会議場。
ラウンジはインフォーマルな会議、会談、
交流が行われる広場のような空間。」
ということで、

ラウンジを
自然のスペースがインテリア化したもの、
建築化されたもの、と考えてデザインされたそうです。


そうすると…
このⅤ字形の柱は広場にある大きな木のような…?
そんなイメージなのかな?と
勝手に想像しました。
(あくまで私の想像ですが)

話を見学会に戻します。

非公開の場所を含めた見学案内は
モーニングを食べた後に行われるとのことで

先に、ラウンジにある[NIWA café](ニワカフェ)へ↓

デザイナー、剣持勇(けんもち いさむ)氏の
デザインしたテーブルや椅子が並びます。

1階のフロアには4つのステップ(段差のこと)が
あるそうです。
高い天井に広い空間、開放的な場所でありながら
落ち着く空間もあり
これが、大谷幸夫マジックなのだなぁ!と実感。

こんな素敵な場所で
モーニングがいただけるとは…!

これが特製モーニングです ↓
朝から豪華!

様々なレトロ建築とカフェの融合に
取り組まれている「前田珈琲」さん。

【京都国際会館】に店舗として構えているのが
[NIWA café](ニワカフェ)です。

今回は特別にモーニングを提供して
下さったとのこと。

美味しかったです!

テーブルから見える外の景色 ↓

美味しい朝食に、素敵な空間。
そして、この後は待ちに待った
特別見学会が始まります。

では、この続きは次回に!