【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

ティップのいない大晦日

2017-12-31 | 保護犬ティップ
ティップのいない大晦日。
分かっているけれど、
やっぱり寂しい。

ティップを偲んで、過ごす年末。

ティップと過ごした8年7ケ月は
大事な、大切な思い出だ。

ティップと出会えたこと、
本当に、本当に、良かった。

これからもティップのことは忘れない。
一生、忘れない。

ティップが旅立ってからのこと

2017-12-26 | 保護犬ティップ
ティップが亡くなってから、増々、ティップの存在の大きさを
思い知らされる日々…。

ティップの写真やビデオを見ながら、楽しかった事や、一緒に歩いた散歩、
出掛けた事など色々な思い出がよみがえり、
同時に、ティップがいない現実に、深い悲しみと寂しさで打ちのめされてしまう。

ティップに対して、もっと私たちに出来ることがあったんじゃないか…とか、
もっともっと一緒にいてあげれば良かった…と、そう思って辛くなる。

ティップがいなくなった家の中は、寂しい。
ティップが使っていたベッドに、ティップがいないことが悲しい。
ずっとずっと、一緒にいてほしかった。

本当に大切な子だったのだと、改めて思い知らされる。

でも、いつまでも悲しみに囚われたままではいけない。十分に分かっている。
ティップが亡くなってから、何度も師匠と、これからのことについて話し合った。

こんなに悲しい思いをするくらいなら、もう犬と一緒に暮らすのは嫌だとも思った。
ティップ以上に可愛いくて、優しい子はいないのではないか、とも思った。

何度も何度も話し合う中で、
でも、やっぱり、犬と一緒に暮らすことって幸せなんじゃないか、と。
大変なことや、辛いこともあるけれど
それ以上に、幸せだった。


だから、もう一度、「犬と一緒に暮らしてみよう」。
そう決断した。

そして、犬を迎えるのなら、やっぱり保護された子にしよう、と。
それならきっと、ティップも喜んでくれるんじゃないかと思う。

ティップ、保護された犬が家にやって来ても
ティップのことは絶対に忘れないからね。
遠くから(近くからでも)見守っていてほしい。

新しく保護犬を迎えることに、私たちは動き始める。
ティップ、その子のことも見守ってあげてね。

2009年5月3日、
ティップが我が家にやって来た時

不安と緊張と疲れで、涙を流していたティップ

少しずつ、我が家の暮らしに慣れてきて…

公園を走り回って大はしゃぎして、甘えて寝ころぶティップ

家の中でゆっくり過ごしたティップ

ティップは本当に可愛くて、優しくて、良い子だった。
何度でも言う。
ティップ、本当に本当に、ありがとう。

動物病院へ

2017-12-16 | 保護犬ティップ
徳島から戻った後、12月14日、徳島のお土産を持って
お世話になった動物病院へ。
師匠と一緒に挨拶に行ってきた。

あらかじめ電話でティップの事を伝え、
お礼を兼ねて挨拶に伺いたいと連絡した。

診察終了の間際、他の患者さんがいない時に
お邪魔させてもらった。

動物病院の先生はじめ、スタッフの方たちが温かく迎えて
下さって、先生から
「あなたたちは、本当によく頑張りました」
「あの子も、最期まで本当によく頑張りましたね」と。

徳島のお土産を渡して、改めてお礼を言う。

良い動物病院さんで診てもらえて
ティップ、本当に良かったね。

徳島のお土産

ティップにもお供えする。

ティップ、本当によく頑張ったね。
ゆっくり休んでね。

徳島へ

2017-12-15 | 保護犬ティップ
ティップの報告とお礼を兼ねて、12月12日~14日、徳島へ行ってきた。
師匠と私と、ティップのお骨も一緒に
新幹線と高速バスを乗り継いで、やってきた徳島駅。

ティップのおかげか、晴天。
普段、師匠の仕事は平日の連休が滅多にないのに、偶然の連休。
迷わず徳島へ行くことを決めた。
これも、ティップが自分で死期を選んだのでは…と、思えてしまう。

ティップ、8年7か月ぶりの里帰り。
我が家に来るまでの6年程、ティップが過ごした徳島県。
そして、徳島の保健所に収容されていたところを
【ハート徳島】さんが救ってくれた。

ティップにとって、嫌な思い出もあるかもしれないけれど
ここが、ティップが生まれて育った場所。

徳島駅前にあった、阿波踊りのポスト


そして、あらかじめ連絡しておいた
【ハート徳島】さんへ。
保護施設の場所まで、レンタカーを借りて移動する。

【ハート徳島】代表、スーザンさん(カナダ出身の女性)と
ティップを愛知県まで車で連れて来てくれた、東條さんにお会いする。

ティップに会ってもらい(お骨だけれど…)
ティップの写真入りメッセージカードを渡し、
名古屋のお土産と、寄付金を渡した。

改めて、ティップを救ってもらったお礼と
ティップが最期まで、本当に良い子だったということを
報告した。
ティップのことを覚えて下さっていて、
スーザンさんたちからも「本当にありがとうございました」と。

そして、スーザンさんからは、ティップを保健所から引き出した頃は
周りの理解(保護犬、保護猫に対する)がなく、今よりずっと難しくて
本当に大変だった、という話を聞かせてもらった。

今も活動を続けていて、保護犬と保護猫で、施設は一杯だ。
先日も、保護した犬が10頭近く入ってきたのだという。

人手はいくらあっても足りない状況。
スタッフの方に教えてもらいながら、保護犬の散歩のお手伝いをした。

保護犬の散歩をする師匠。

施設の辺りを犬のペースに合わせて散歩する。

私たちが散歩をしている間に、スタッフの方が犬舎の掃除をするため、
犬たちを順番に散歩させていく。
犬が便をしたらビニール袋に入れ、施設へ持ち帰った。

いろんな保護犬がいて…

仲の良い犬もいれば、
ティップよりも大きな犬、小さな犬、
力の強い犬、怖がりな犬、
何度も匂いを確認する犬、人間が怖い犬、
いろんな犬がいた。

どの犬も個性があって、魅力的だった。

「幸せになってね」と、願わずにいられない。

午後からも犬の散歩のお手伝いをして(写真をとっていなくて残念…)
【ハート徳島】で、散歩三昧の充実した日を過ごした。

初日と最終日は移動なので、徳島の観光はせずに帰宅。
寒かったけれど、天気に恵まれ、本当に行って良かった。
ティップも喜んでくれたかな…
(おまけ)

高速バスの途中休憩で、サービスエリアから見た景色
海がとても綺麗だった。

ティップの最期について

2017-12-09 | 保護犬ティップ
ティップの最期について、書き残しておきたい。

2017年12月7日、早朝2時50分
ティップ、自分のベッドにて吐き気あり。

そして3時前、トイレに行きたいと、自分で扉の方へ歩いていく。

ティップに腹巻きを二重に着せ、さらにフワフワの腹巻き、レインコートを着せて
家の外の小さな庭へ連れて行く。
ティップ、オシッコをして、
さらに、便もしたそうな様子だったけど、家の中へ。

ご飯を食べたい素振りがあり、私が用意しておいたご飯を持って来た時
ティップが部屋に戻ろうとしていて
そのまま布団の上にバタン、と倒れこむ。

すぐにティップを抱きかかえて、名前を呼ぶが、もう呼吸も浅く
鼓動が弱くなっていた。

そのまま3時10分、私の腕の中で静かに息を引き取る。
師匠にも見守られ、安らかな最期だった。

苦しむ悲鳴や、大声で吠えることも、手足をバタつかせることも全くなく
本当に、スーっと鼓動が止まっていった。

まだ、起きてくるんじゃないか、と思いたかったけれど、
ティップの目をつむらせてあげて、便を出してあげて
顔の回りを拭いて綺麗にする。

師匠が、以前から用意しておいた段ボールを組み立てて
新聞紙を底に敷き、毛布を敷いて
一緒にティップを抱きかかえて、毛布の上に寝かせた。

ティップが、ずっと使っていたタオルケットを掛けてあげると
いつものように眠っているだけに見えた。


7時30分、以前、見学しておいた動物霊園へ連絡する。
朝一番の9時にお願いする。
師匠が午後からの出勤の日だったので、一緒にティップを見送って
あげることができた。

動物霊園まで車で移動する際、早目に家を出て
ティップと歩いた散歩コースや、遠出して走り回った公園など
思い出の場所を一緒に車で巡った。

本当にこの日は良い天気だったので、保冷剤をティップの回りに置いた。

一緒に思い出の地を巡ってから、動物霊園へ到着。

お願いしておいた、【 個別の立ち合い火葬 】、そして、【 お骨あげ 】。
無理を言って、「全部のお骨を持ち帰りたい」と、お願いした。

火葬後のティップの頭部は、本当にしっかりと頭の骨が残っていて
住職さんに、「こんなにしっかりと残るのは珍しい」と言われた。
師匠と一緒に、お骨あげをする。

あんなに可愛いティップが、骨になってしまった…

葬儀が終わり、お骨壺に入ったティップと一緒に家へ帰る。

全部のお骨なので、人間と同じサイズのお骨壺になった。

写真立てを飾って、ティップに何度も、「ありがとう」と。

最期の最期まで、ティップはよく頑張った。
プライドの高いティップだったから、外でオシッコを済ませ
気丈な姿で、旅立った。

本当に良い子だった。
死期も、師匠と私に見送ってもらえるよう、ティップが自分で選んだかのようだった。
一緒に過ごした日々、ティップのこと、ずっとずっと忘れない。

ティップ、本当に、本当に、ありがとう。

ティップとお別れ…

2017-12-07 | 保護犬ティップ
本日、2017年12月7日、早朝3時10分
ティップが旅立ちました。

最期は、私の腕の中で、苦しまずに安らかな顔で
師匠にも見守られ、静かに息を引き取りました。

ティップ、本当にありがとう。
いつまでもティップのこと、覚えているからね。
ティップ、ゆっくり休んでね。


雲一つない晴天。
ティップ、推定14歳7か月。

小康状態

2017-12-06 | 保護犬ティップ
昨晩、師匠と一緒にティップを連れて、動物病院へ受診。

ご飯を食べる時に苦しそうにすることや
鼻水(右側から多量、少量の出血あり)、一時的な失神(虚ろな表情で呼びかけに応えず)
の状態がみられたため。

病院の先生に診てもらい、その後、点鼻をしてもらう。
そして、ティップのご飯を食べる時の姿勢についても指導してもらった。
受診の診断結果は、【心臓障害、衰弱】。

私たちが、積極的な治療(手術や延命治療)までは望んでいないことや
これ以上、薬漬けにはしたくないことを理解してくれている先生なので
最低限の処置ではあるけれど

先生曰く、「あなたたちがいなかったら、この子はすでにいないですよ」と。

たくさんの動物を診てきている先生が言うのだから、間違いない。
ましてやお世辞で言っているわけでもなく、
正直な感想なのだろう。

この先生の言葉は、素直に嬉しかった。

【ハート徳島】さんから、ティップを譲り受ける時に約束した
『ティップを大切に育てます』、という約束。
これを守ることが出来たなぁ…!と。

でも、一番頑張ったのはティップだ。
徳島県から突然、愛知県に連れてこられたティップ。
慣れない環境に、知らない人たち、生活も変わり大変だったと思う。

そして、本当にティップは、【幸運の持ち主】だ!っていうこと。

何といっても、保健所から救い出してもらえたこと。
【ハート徳島】さんたちの活動がなければ、ティップはこの世にいない。

そして、里親ができたこと。
私たちはティップが我が家に来てくれたこと、
本当に本当に良かったと、嬉しく思っている。
ティップ、ありがとう!!!

ティップの食事テーブルの高さをさらに上げて、ティップの負担を減らした。

お腹が冷えないように、家の中も腹巻のティップ
そして…雪ん子ティップ!

ご飯を食べて、眠そうな表情のティップ…
歳はとったけど、ティップは可愛い!!

ティップのこと

2017-12-05 | 保護犬ティップ
ずっと更新できないまま12月になってしまった…
更新できなかった間に、ティップにいろいろあって
ティップは、現在5種類の薬を朝晩に服用している。

肝臓疾患、フィラリアだった時からの心臓肥大、
その心臓肥大からくる肺水腫。
利尿剤服用の影響からか、鼻水も出るし、目やにも多くなった。
耳も遠くなって、視力もだんだん悪くなり、足の震えも時々みられる。

そして、先日は目を離していた間に、コンセントのコードを噛み千切って
一部を食べてしまった…ということがあった。
(その後、便で一部は出てきたけれど…)

今までには考えられないような異食で、
それからは、ティップの手の届かない(目の届かない)場所に
物を全て移動させた。

こうやって書いていると、ティップの状態が悪くなったことや
出来ないことや問題行動が増えてしまって
マイナス面ばかりに思えるけれど
でも、そんなことはなくて…

ティップは、歳をとっても、出来ないことが増えても
異食があっても、鼻水たれようが、目やにがたくさん付こうが
耳が遠かろうが、視力が悪くても、足が震えていても
とにかく可愛くて、可愛くて、可愛くて…!!!
本当に大事な、大切な家族だ。

病院で点滴の注射を打たれても、暴れることも吠えることもせず
じっと我慢しているティップ。
いつも病院の先生や看護師さんに褒められる。
ティップは凄いなぁ!!

いつまでもティップと一緒にいたいけど
お別れの時が近づいている。
最近、特にそう思う。

ティップ、年を越せるかな…
5月3日に、15歳のお誕生日をお祝いすることは出来るかな…

そうやって考えると辛くなってしまうから
ティップの前では明るく振る舞う。

ティップが不安にならないように、楽しい気持ちでいられるように
しっかりしなくてはっ!!


12月3日、天気の良い午後に散歩。
師匠と一緒にゆっくりと歩くティップ。

冷えないように腹巻をして、その上からフワフワの腹巻をして、
さらにレインコートを着ているティップ。

まだまだ私がんばるわよっ!のティップ

ティップは病気だけど、毎日精一杯生きてます!!