【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

『手塚治虫記念館』お土産編

2024-06-23 | 手塚治虫先生に関連した事物
では、ここからお土産紹介です。

まずは、お土産とはちょっと違いますが…
入場パンフレットと入場券です ↓

入場券の絵はブラック・ジャックでした!
(色んなキャラクターがランダムに出るようです)

「手塚治虫の宝塚ワンダーマップ」(無料配布) ↓


時間があれば、手塚先生ゆかりの地を訪ねてみたいですが
今回は館内見学だけで目一杯でした(笑)


そして、
ここからがグッズショップで購入したものです。

記念コインです!↓

復刻版の火の鳥です!
かっこいい!
裏面には見学当日の日付とイニシャルを刻印してもらいました。

そして、
火の鳥ハンカチです!↓


広げるとこんなふうになっています ↓

額に入れて飾りたい!綺麗なハンカチです。

続いて…
火の鳥ファンなら持っていたい!
手染めてぬぐい “ 火の鳥 人物ならべ ”です!↓

手ぬぐい専門店 “ かまわぬ ”さんとの
コラボ商品。

『火の鳥』各編から5名ずつが登場しています ↓


自分なら、各編の5名だったら誰を選ぶかな…?と
考えてみるのも楽しいです(笑)

購入はしませんでしたが、
“火の鳥 我王”の手ぬぐいも良かったですよ!

記念館限定の4連キーホルダー ↓

このキーホルダーも可愛いですよね~!

同じく
記念館限定の玉子せんべい ↓

アトム、記念館、レオ、サファイア!

この焼き印は手塚治虫記念館さんで作製され
お店に納品されたそうです。

玉子せんべい美味しかったです♪

さらに、
記念館限定のチョコランドグシャクッキー ↓

箱の裏面 ↓

側面から ↓

人気のあるメジャーキャラクターから

ちょっと知名度の低いマイナーキャラまで

手塚キャラクター35体が集合です!


箱の中から取り出すと…↓


ビニール包装を外すとこんなふうでした !↓


クッキーにキャラクターがプリントされています!


どちらが七色いんこ、玉サブロー?↓

クイズを出してみたり…(笑)

好きなキャラを並べたり…(笑)

楽しいおやつタイムを過ごすことができました(笑)
ただ、残念なのは食べると無くなること…。

食べるのが惜しいほど可愛い!

そしてこちらが
商品を入れてもらったショップの袋 ↓


買い忘れた商品があったので、2回買い物をしました。
こちらは裏面です ↓

ショップの袋もこだわりがあって良いですよね~!

というわけで
お土産紹介は終わりましたが

ここでもう一つ紹介しておきたいのが
こちら!

Greenberry's coffee宝塚劇場前店で

『リボンの騎士』とのコラボ企画をされていて…

↓ サファイアのショコラベリーKnight
(オリジナルコースター付き)

こちらを注文しました。

クッキーの上にイチゴをトッピングして
サファイアのかぶっている帽子をイメージ。

オリジナルコースター ↓


見学した日が暑い日だったので
甘くて冷たいドリンクがとっても美味しかったです♪


でも、ちょっと残念なことがあって
後から気づいたのですが…

ドリンクを置いて撮影ができるフォトブースが
あったのです。(ドリンク撮影スポットとも呼ばれているようですが)

店員さん、先に一言教えてもらえると嬉しかったかな…

それとも
ドリンク渡す時に初めから
そこに置いてもらえると良かったかも…

まぁ、事前に確かめなかった自分が悪かった、と。
こういう事もありますよね、仕方ない!
でも、
コラボドリンクは本当に美味しかったですよ~♪
オリジナルコースターも頂いたし(笑)
ごちそうさまでした!

最後はおまけ。

特別展『火の鳥展』
展示会場内に飾られていたタペストリー ↓






本日で『火の鳥展』は最終日です。
スタッフの皆さん、ありがとうございました!
そして
お疲れ様でした。

『手塚治虫記念館』グッズショップが可愛すぎる!

2024-06-22 | 手塚治虫先生に関連した事物
そして、いよいよ
楽しみにしていたグッズショップです! ↓

特別展の『火の鳥展』にちなみ、火の鳥グッズが
正面に並んでいました。

火の鳥Tシャツ、コミック、絵本、ボールペン、ハンカチ等々
ディスプレイされていて…

火の鳥ハンカチです! ↓

「ヤマト編」
オグナが火の鳥に笛を吹いて聞かせるシーンが
カラーになったハンカチです!

火の鳥、手染め手ぬぐいです! ↓

手ぬぐい専門店“かまわぬ”さんとのコラボグッズ。
2パターンあって
“火の鳥 我王”、“火の鳥人物ならべ”です!どちらも素敵です!

記念館限定4連キーホルダー ↓


缶バッチ、ピンズ(ピンバッジ)など ↓


自由帳 ↓

左)幸せな未来計画帳、右)アトムと宇宙旅行計画帳です!

ボールペンやマグネットなど ↓

ブラック・ジャックが「百五十億円いただきましょう」と
言っています(笑)

記念館限定Tシャツ ↓

紺色とベージュの2種類、どちらも可愛い!

ユニコのコラボTシャツ ↓


アトムのオールディーズバージョンのバッグ ↓


記念館限定のエプロン ↓

「スタッフ着用中」と表示されています(笑)
着心地感を見て購入できる、って良いですよね。

さらには
お菓子などの食べ物も並んでいました!

ここでしか購入できないという限定商品もあって…

記念館限定の玉子せんべい ↓


記念館限定のチョコランドグシャクッキー ↓



記念館限定の炭酸せんべい ↓


記念館限定チョコマシュマロ ↓


記念館限定サラダせんべい ↓

どれも手塚キャラクターが可愛いし、
限定、って書いてあると買いたくなりますよね。

缶入りゴーフル ↓



レトルトカレーもありました! ↓


さらに、記念になる!と言えば…
記念メダルです! ↓


メダルの表面にキャラクター、
裏面には手塚先生のシルエットです。


刻印できる記念メダルには
裏面に購入日の日付が入り、希望すれば
自分の好きな文字を刻印することも出来ます!


メダルの裏面、
手塚先生シルエットの上の場所に好きな文字を刻印。
(表示ではI LOVE ATOMの部分)

※ 刻印できるのはアルファベットと数字、
  あと一部の記号だけです。

※ 日付の向きを変えることは出来ないです。

せっかくなので、記念メダルを購入しました!
ショップの店員さんが刻印機にメダルを入れてくれています ↓


他にも数点、グッズを購入しました。
それは後で紹介します!

それにしても、
グッズショップって見ているだけでも楽しいですよね~
手塚キャラクター最高!可愛すぎます!

で、グッズショップで興奮した後も
時間の許す限り館内を見学。

グッズショップの隣には
【ライブラリーコーナー】があり、

壁に掛かっているのは“手塚キャラクター集合”の絵 ↓

手塚先生を中心に、キャラクターたちが大集合!
七色インコの「玉サブロー」がいて嬉しい(笑)

ライブラリーには
手塚先生の漫画がズラリと並びます!↓

読み始めると止まらなくなりそうです…
なので今回、近寄らないようにしました(笑)

ジャングル休憩所↓

以前はここに「ジャングルカフェ」があったそうで
ここで飲食ができたそうです。
今は、館内での飲食は禁止となっています。


休憩所として使用されていますが
見ているだけでも
十分に楽しい!

ココもいました!元気そうで何よりです!

さらには
廊下の壁面にも絵が描かれています ↓




どこも見逃せません!

2階には検索機もありました ↓

時間の都合上、写真だけです…。

2階の展示 ↓


トイレのタイルにもキャラクターがいましたよ!↓


そして
忘れものがないか、を
アトムが教えてくれます(笑) ↓

他にも
エレベーターの扉 にもキャラクターが!↓

もう、
じっくり見学したい方は丸一日は必要ですね(笑)

こうして
楽しかった『手塚治虫記念館』
見学は無事に終了しました。

名残惜しいですが楽しかった!

長くなったので次回、お土産購入紹介をします。
お疲れ様でした。

ちなみに、明日で『火の鳥展』は終了となります。

『手塚治虫記念館』他にも見所満載でした!

2024-06-21 | 手塚治虫先生に関連した事物
『手塚治虫記念館』見所があり過ぎるのですが
他に紹介したいところは

もう一つある玄関 ↓ G階(グランドフロア)入り口

この玄関前の天井にも
一面に絵が描かれているのです!↓

ここにも火の鳥が!↓

こだわりの詰まった天井なのです ↓


玄関を入るとアトムがお出迎え ↓

ここには、宝塚をジオラマで紹介するコーナーがあったり ↓

「まねっこロボット」↓ この前に立ってポーズすると
ロボットが真似をしてくれるんですよ~

お客さんの中で、孫を連れて遊びに来ていたおじいさんが
この「まねっこロボット」に夢中になっていて
孫から「おじいちゃん、替わってよ~」と催促されていました(笑)

さらに、アニメ制作を体験できるコーナーもあって…
アニメ製作の手順を説明するパネル ↓

その名も「アニメ工房」です。

この「アニメ工房」の奥には
何と!
手塚先生(人形です)が机に向かって仕事をされています ↓

一心に仕事に取り組まれている先生ですが…

時間(20分間隔ぐらい?)になると音楽と映像が流れて…

先生の座っている椅子が回転し始め… ↓

こちらを向いてくれるのです!↓

手塚先生、お邪魔しています。
『火の鳥展』じっくり見てきましたよ!
「手塚治虫記念館」楽しいですね~!

手塚先生にも挨拶ができたので心残りはありません(笑)

館内にはユニコのパネルや ↓

アトムのパネルも ↓

チンクもいましたよ!↓

ミラーボールに乗って回っています(笑) 可愛い…

あと、正面玄関前には火の鳥像があるのですが

これは“平和モニュメント”だそうです。

後ろから見た火の鳥 ↓

宝塚市の街を見守っています。

さらに、この場所で足元を見ると…

手塚作品に登場するキャラクターの手型・足型が
展示されているのです!↓

↑ 火の鳥の足型!羽もかたどられていますよ。

「鉄腕アトム」のアトム!↓

ウランちゃんも!手も足も小さい!↓

ブッダです!↓

他にも… ユニコ!可愛いシッポがついています(笑)↓

ヒゲオヤジです。髭もついてますよ~↓

お茶の水博士、 鼻の形まで…(笑)↓

写楽もバツ印のおでこの絆創膏が入ってます↓

アセチレンランプも負けていません!
ことらはなんと、ロウソクついてます(笑)↓


マグマ大使にいたっては…
手が大きすぎて入りきらない!↓


ヒョウタンツギとスパイダーも ↓


ロックホームもありました!

ロック、生誕75周年おめでとう!

全部紹介できませんが、
キャラクター足型・手型は全部で25枚が
設置されています。

さらに、庭園にも見所があるのです。
“キャラクターを探そう!”です。

簡単に見つかるレオの像から…↓

歩いて探して…

やっと見つけたブラック・ジャック! ↓

時間かかったよ…写楽!↓

↓ 庭園内には休憩所もありました ↓

ヒゲオヤジも!↓

メルモちゃんは草陰にいました ↓

ヒョウタンツギもこっそりと…↓

ユニコ見つけたっ!↓

サファイアも!↓


手塚キャラクター10体がいろんな形で庭園内に
隠れているので、それを見つけよう!というキャラ探しです(笑)
これ、
時間に余裕を持って取り組まれることをお勧めします。

そして、
せっかく来たので…
「手塚治虫記念館」を色んな角度から撮ってみました ↓










ちなみに、この記念館の前の交差点の名前は
『手塚治虫記念館前』となります。

改めて、交差点に人名が入っているって凄いですよね。

(おまけ)
手塚先生のペンネーム、治虫(おさむ)の由来になった昆虫
【オサムシ 】↓

「手塚治虫記念館」2階の展示コーナーで展示されていました。

※ 拡大された模型です

それでは長くなりましたが…今回はここまで。
次回は、お土産編です(笑)
お疲れ様でした!

『手塚治虫記念館』常設展示が魅力的でした!

2024-06-18 | 手塚治虫先生に関連した事物
【火の鳥展】で感慨にふけった後は
常設展示の見学です。

手塚先生の生涯が時系列に並ぶ展示なのですが…

これ、「未来編」で登場する
“ 生命維持装置 ”ですよ!↓

凄いです!
展示の仕方が素晴らしいですよね!

生命維持装置を
展示保管として活用するとは…
この発想、本当に見事。

さすが『手塚治虫記念館』です。


この中には
手塚先生にまつわる様々な物が展示されていて…

手塚先生の愛用された眼鏡、ベレー帽、
原稿を書く際に使用された道具など ↓


幼少期の写真や、手塚先生が描かれた絵 ↓


医学部の卒業証書や研究記録など ↓


漫画賞など受賞の数々 ↓


手塚先生が昆虫好きな少年だった頃の
昆虫デッサンや自作の昆虫事典 ↓

↑ デッサンや文字が本当に綺麗で驚きました!

途中には、
展示順序の説明案内板もありました ↓


凄いですよね~!この保管方法、本当に面白い ↓


この後の写真は展示順ではありませんが…

「リボンの騎士」です! ↓サファイア素敵です!


「ジャングル大帝」のレオ!↓このポーズも可愛い!


「CОM』が飾られていますよ~!↓黎明編ですね!


「火の鳥」です!かっこいい~!↓


「トキワ荘物語」です!トキワ荘にも行ってみたい!


「ブラック・ジャック」です!↓ ピノコも入れてあげて~(笑)


「きりひと賛歌」「シュマリ」など ↓


まだまだたくさんの展示がありましたが…

全部紹介することは出来ません。
とにかく盛りだくさん!

じっくり見ようと思うとここだけでもかなりの時間が
かかりますよ~(笑)

欲を言えば、この場所に猿田博士とロビタのパネルが
あると良かったなぁ…と。
山之辺マサトの一万年後の姿のパネルとか…

生命維持装置の近くにいてほしいキャラクターですよね(笑)

そして、こちらは
手塚先生の年表 ↓


館内には「アトムビジョン」という
上映ホールもありました。

私が見学した日の上映スケジュールです ↓

「都会のブッチー」
「森の伝説」
この2本が順番に上映されていました。

特に印象に残ったのは
手塚治虫実験アニメーション作品『森の伝説』です ↓


漫画にとどまらずアニメの世界にも
挑む手塚先生。

どれだけ凄いのですかっ!って話ですよ。

上映ホールの内部はこんなふうでした ↓
綺麗なホールで、天井にはキャラクターの絵で一杯!
↓ アトムがいました!


アトムの像の下の台には…
何とワンワンパトカーが!↓

写真がブレてワンワンパトカーが動いているように
見えますが、動いていませんよ(笑)

天井の絵の中に手塚先生を発見!↓

困った顔をされていますが
締切を思い出されたのでしょうか…

「アトムビジョン」の他にも映像を見る場所がありました。
「メッセンジャー機」です。

手塚先生のインタビュー動画や
手塚先生を知る12人の漫画家や作家の先生のインタビューで
「手塚治虫を語る」です。

案内表示板がありました ↓

この映像もとても興味深いもので

手塚先生が多くの人に強い影響を与えていたことが
よく分かるものでした。

「メッセンジャー機」の近くには
立派な姿のレオ ↓


アニメも見て、展示も見て、特別展も見て…
本当に見どころ満載過ぎて
じっくり見るならとうてい1日では無理!

『手塚治虫記念館』まだまだ記録しておきたい
ことがありますが
長くなったので今回はここまで。

お疲れ様でした!

『手塚治虫記念館』30周年【火の鳥展】展示紹介の続き

2024-06-16 | 手塚治虫先生に関連した事物
【火の鳥展】の続きです
(※思い入れが強く長文になっています)

第二部 手塚流輪廻(りんね)の世界 ↓

1967年1月『CОM』の紙面に新たな連載として
【火の鳥】が始まり、
(その後、出版社が変わったりしますが)
12遍の作品が描かれました。

最終的に完結することはありませんでしたが
過去と未来、宇宙や地下など
様々な舞台で描かれた作品はどれも素晴らしいものです。


ここでの展示では
“ 手塚流輪廻 ”を追体験するべく時系列順に
各編が紹介してありました。

こちらが“ 手塚流輪廻の世界 ”の図です ↓


会場内には
各編の紹介と原稿の一部が展示されていました。
(生命編と望郷編の原稿は私の写真の撮り方が悪く、掲載なし)

1.黎明編 ↓

黎明編の原稿です ↓

黎明編は初期の『火の鳥』(漫画少年にて掲載)の
子ども向けストーリーから

大人向けの漫画へと大きく変化します。
可愛く描かれていた火の鳥も神秘的な姿へと
様変わりし

猿田彦(火の鳥の作品で重要なキャラクター)が登場する
ことで、後に“火の鳥の輪廻の世界”が広がっていきます。


2.ヤマト編 ↓

ヤマト編の原稿です ↓

「ヤマト編」は4世紀ごろの日本が舞台になっています。

面白いのは、ここに登場する九州の豪族であるクマソというのが
「黎明編」で地の底から自力で脱出した青年、タケルの子孫たちだ、と
いうことです。

「黎明編」からの続きの話として描かれていることと併せて
魅力的なのが、
奈良の石舞台古墳の謎と絡ませてストーリーが展開されて
いくことです。(もちろん史実とは異なりますが)

3.鳳凰編 ↓

鳳凰編の原稿です ↓

連載の順番では5番目になる「鳳凰編」ですが
時系列順でいくと3番目になります。

8世紀ごろの日本、奈良時代を舞台に
東大寺大仏殿の鬼瓦製作を絡めた作品です。
(もちろん、史実とは異なります)

この「鳳凰編」は輪廻転生について、主人公である我王(がおう)を
通して語られており、
非常に完成度が高い作品であり傑作です。

私も【火の鳥】シリーズで一番好きな作品です。

4.羽衣編 ↓

羽衣編の原画です ↓

「羽衣編」は日本に古くから伝わる「羽衣伝説」を
元にした作品です。

連載の順番としては7番目に描かれた作品ですが
珍しい1話読み切りの短編です。

手塚先生自身はこの作品とは別に、新たな構想で
「羽衣編」を描き直したい、という思いを持っていたそうです。

確かに、この「羽衣編」
本当はもっと違うことを表現したかったのでは…と
思えてなりません。

時系列としては「乱世編」より70~80年ほど前だと想定
(手塚先生の話によると)されています。

5.乱世編 ↓

乱世編の原稿です ↓

12世紀末、日本の平安京の頃の京都を舞台に
平家と源氏の戦いなどを絡めたストーリーになっています。

壇ノ浦の戦いなども出てきて、
史実とは異なるのですが興味深い話です。

平清盛が不老不死を求めた…なんていうのも
どこまで真実でどこから作り話なのかが分からないほど
真に迫っています。

義経伝説に触れていたりするのも面白いし、何と言っても
「鳳凰編」のラストで我王(がおう)が山奥へ去った後の
ストーリーが繋がっていて、ファンにはたまらない作品です!

6.異形編 ↓

異形編の原稿です ↓

連載順序としては11番目の「異形編」

舞台となるのは15世紀の日本、蓬莱寺というお寺。
八百比丘尼と呼ばれるどんな病でも治す、という尼(あま)を
中心に展開されます。

この「異形編」は輪廻転生どころの話ではなく、
命を軽んじた為に
永遠に死ぬことのできない運命を背負う、という
凄まじいストーリーなのです。

しかも、
この「異形編」は「太陽編」ともリンクしていて、
傷ついた妖怪たちが八百比丘尼のもとに
集まってくる…という理由が「太陽遍」で明らかになります。

7.太陽編 ↓

太陽編の原稿です ↓

連載順でいくと12番目、最後の作品となったのが
「太陽編」です。

火の鳥シリーズの中でも一番長い作品で
7世紀の日本と21世紀の未来が描かれています。

ここで大きく取り上げられているのが“ 宗教 ”に
ついてです。
「異形編」で出てくる妖怪たちの謎も
この「太陽編」で明らかになります。

【火の鳥】はこの「太陽編」をもって最後となってしまうのですが
もちろん
手塚先生の中ではまだ先の構想があり、
物語は続いていくはずだったのです…。

8.生命編 ↓

連載順では10番目にあたるのが「生命編」です。

ここでは新たにクローン技術によりクローン人間が
生まれる、というストーリーで

人間とは何か、生命とは何か、
手塚先生自身が訴えたい思いというものが
この作品を通して伝わってきます。

【火の鳥】の作品は過去の歴史を交えて展開される
だけでなく、
科学技術や世の中の風潮なども織り交ぜながら
創られており

膨大なテーマを持つ作品なのだ、ということを
改めて思い知らされるのです。

9.望郷編 ↓

連載順では8番目に描かれた作品で
シリーズの中で最も描き直しや変更の多い作品でもあります。

ロミという1人の女性が辿った数奇な人生を
火の鳥が読者に教える…という形で始まります。

この作品は、「未来編」に登場するムーピーや
「宇宙編」に登場する宇宙船パイロットの牧村など
リンクする登場人物も多く

火の鳥ファンにとってはこの繋がりも興味深いものなのです。

10.復活編 ↓

復活編の原画です ↓

連載順では6番目の「復活編」

この作品は、2483年が舞台となっています。
空を飛ぶ車エア・カーに乗っていたレオナが交通事故で
事故死をするのですが

脳の半分を人口脳にして、死んだレオナを
生き返らせる手術がなされるのです。

その後遺症から、ロボットが人間のように見え
人間が醜い物体にしか見えなくなってしまうレオナ。

事務用ロボットのチヒロ61298号と出会い、
その後
レオナの心とチヒロの心を合わせたロボットが造られるのですが
それが、ロビタなのです。

輪廻転生の世界にロボットまで登場してくるという…
もう、手塚先生のスケールの大きさに脱帽です。

11.宇宙編 ↓

宇宙編の原稿です ↓

連載順では4番目に描かれた作品で
舞台は西暦2577年、宇宙船の中からストーリーは始まります。

「望郷編」で登場する宇宙船パイロット牧村が
「ぼくは殺される」という手書きを残して
ミイラになって発見される、という
衝撃的な事件から話は展開していきます。

この「宇宙編」を読んでトラウマになった…という読者が多いそうで、
凄まじい作品です。

結論から言えば、誰一人として報われない物語なのです。

因果応報という言葉が強烈に響く作品です。

12.未来編 ↓

未来編の原稿です ↓

いよいよ“手塚流輪廻の世界”のラスト、
「未来編」です。掲載順では2番目の作品で、

読者の中でも人気が高い作品なのだそうです。

西暦3404年の地球。
地球は死に向かっており、人類は地下に国家都市を築き
巨大コンピューターに自らの支配をゆだねる…

ここで登場するのが
「望郷編」で登場するムーピーです。

ムーピーを隠していた、として追われる
山之辺マサトとムーピーが変身した姿のタマミ。

二人は追手から逃げている途中に遭難し、
火の鳥に導かれて猿田博士のドームへと
たどり着きます。

猿田博士はドームの中で、絶滅した生物を甦らせるため
人口生命装置を開発し実験に取り組んでいるのですが
完成させることが出来ず、

山之辺マサトがその実験を引き継いでいくのです…

猿田という人物が輪廻の輪を象徴していることに
注目するのはもちろん、

人類の終末が手塚先生の中で予想されている、ということにも
驚かされる作品なのです。


以上、
“手塚流輪廻の世界”で12編の作品を見てきましたが、
もう、凄いですよね…

発想の素晴らしさだけでなく、
作品をリンクさせていくところや
展開が凄すぎるのです…
圧倒的な世界観です。

で、
やっぱり気になるのが
【火の鳥】のラストはどうなるはずだったのか…。

手塚先生の死によって永遠にラストを知ることは
出来なくなってしまったのですが

生前、書き残されていた原稿によって
少しだけ構想が分かるそうです。

その原稿(複製)が今回、展示されていました!↓

1988年に書かれた「大地編」のシノプスです
(シノプスとは文章や物語などの全体像を短く、要点を押さえて説明したもの)

序章から始まります。

タクラマカン砂漠の果てしない荒野を
さまよう猿田博士が出てくる、という設定です。

舞台は、
昭和13年(1938)1月
日中戦争の勝利に沸く上海
西安路にある超一流クラブ

猿田博士が、
タクラマカン砂漠の中に
“さまよえる湖”があり、

そこに火の鳥と呼ばれる伝説の鳥が実在し、
その鳥の血液には驚くほど未知のホルモンが
含有されているのだ、と
調査で判断したことを打ち明ける…

ここから話が展開されていくはずだったのですが
こちらも絶筆となってしまいました。

この原稿が
「太陽編」に続くエピソードの構成だったのでは、
と言われています。

この物語の続きは手塚先生にしか分かりません。

圧倒的な作品は、未完のままとなってしまいました。

これは手塚先生が一番辛く、心残りな事だったのだろう…と。

確かに作品としては未完ですが、
【火の鳥】の凄さは今後も失われることはない!と
私は思います。

手塚先生、凄い作品の数々をありがとうございました。

そして改めて、お疲れ様でした…

『手塚治虫記念館』30周年【火の鳥展】展示紹介

2024-06-15 | 手塚治虫先生に関連した事物
楽しみにしていた【火の鳥展】
じっくりと展示を見ていきます。

まずは
【火の鳥】原画 です↓

1点目の作品から
カッコよすぎです…

【火の鳥】と題字が入った表紙原画 ↓
望郷編です

この題字が良いんですよね…素晴らしい!

こちらも表紙原画です ↓


映画のワンシーンのような構図です ↓

圧倒的な世界観があふれ出ています。

ヤマト編です ↓
オグナが笛を吹いて火の鳥に聴かせています。

この構図も良いですよね
神々しくて手を合わせたくなります…

原画(他にも数点展示されていました)を
堪能した後は
【火の鳥】についての説明へと続きます。


手塚治虫先生が『火の鳥』を描き始めたのは
1954年7月
“漫画少年”にて連載が始まるのですが
出版社の事情により中断。

続いて、“少女クラブ”にて新たな構想のもとに
連載が始まるのですが
しかし、こちらも中断となってしまいました。

それから10年を経て
1967年に新たな月刊誌『CОM』を自ら立ち上げ、

3度目となる【火の鳥】を描き始めるのです。

「今度こそ最後まで完結させて、
ぼくのライフワークのひとつとして、
残したいと思います」と語った手塚先生。

そんな強い気持ちで取り組まれた作品、
それが【火の鳥】なのです。

展示は二部構成になっていて

第一部 「火の鳥」とは ↓

テーマは
“人間の生と死の輪廻”

火の鳥を通じて
過去や未来を舞台にして
描かれ続けた長編大作【火の鳥】

この展示の中で
最も興味深かったのは、

手塚が語る【火の鳥】
「休憩」と題された展示です ↓

(雑誌『CОM』1970年11月号に掲載)

手塚先生がどうして「火の鳥」を描こうと思ったのか、
自分の夢の話や子どもの頃の体験を踏まえて
語っている作品があるのです ↓

この作品では、手塚先生が
自ら輪廻のようなものを体験していた、という
衝撃的なことが描かれているのです。

もう、これで納得です。
『火の鳥』は手塚先生の原体験からスタートしたのですね。

これを見ていると、
“輪廻”について描くことは
手塚先生の宿命だったのではないか…と思わされます。

他にも展示されていたのは
初期に描かれた【火の鳥】の紹介です ↓


絵のタッチが可愛らしくて

火の鳥も可愛いのです。


これは、購読者の対象年齢を子どもに設定していたからだ
と思われます。

もちろん作品として
これはこれで良さがあるし面白いのですが

正直、中断して正解だったな、と私は思います。
(すみません…何だか上から目線の言い方ですよね)

と、言うのも
やっぱり輪廻に限らず

「火の鳥」で語られているテーマって
人間の業、生や死、権力争いや戦争、
愛、種族を超えた繋がり、不老不死などなど
非常に多岐に渡っていて

子ども向きの絵ではちょっと説得力がない、というか
可愛いだけでは説明できない、
そんな感じがするのです。

ただ、これは手塚先生自身もそう思っておられたのでは
ないか、と推測します。

大人が読みたくなる漫画にしなければ…という
そんな思いで創作を続けられたように思えてなりません。


何だか熱く語ってしまいました…
私の中で【火の鳥】への思い入れが強いからですね(笑)


展示の説明を続けたいところですが
ちょっと長くなったので今回はここまで。
次回に続きます。

お疲れ様でした!

展示会場内に飾られていたタペストリー ↓

乱世編からの1シーンです

『手塚治虫記念館』30周年で【火の鳥展】‼

2024-06-14 | 手塚治虫先生に関連した事物
宝塚駅からいよいよ『手塚治虫記念館』へと
向かいます。

阪急宝塚駅の入り口前に
案内表示がありました ↓

花のみちを通って約8分で着くそうです。

少し歩くと…
ありました、花のみちです ↓

元は武庫川の堤防だったそうで
今は歩行者専用道路になっています。

この花のみちは見どころ満載。

街燈には
手塚先生のキャラクターがはためき ↓

↑ 手塚先生とブラック・ジャックです!

↓ 手塚先生とサファイアです!


歩道のタイルにも手塚先生のキャラクター!↓

↑ パンジャとレオ!

こちらは鉄腕アトム! ↓



リボンの騎士、サファイアとチンク!↓


さらに横を見ると宝塚大劇場です ↓


アジサイの花も綺麗に咲いていました


上を見上げたり、下を見たり、横を見たり…
見どころ満載過ぎて見落としていないかと
心配になるほどです(笑)

そしてブラック・ジャックがここにも! ↓


手塚先生と幼少期のレオ! ↓


火の鳥です!綺麗ですよね~↓


そして終着点には火の鳥がはためきます ↓

宝塚のアニバーサリーが記載されていました。

そして…
見えました!『手塚治虫記念館』が前方に ↓


たどり着きました
『手塚治虫記念館』です!↓

火の鳥オブジェもカッコイイ

【火の鳥展】のポスターです ↓


入り口前には
30周年をお祝いした幕が飾られていました ↓


入り口の扉には30周年とリボンが ↓


入り口の円形空間のタイルは火の鳥です!↓

火の鳥に導かれるように手塚治虫記念館の
中へと入っていきます。

入場料を支払い、中へと入ります。

と、
入ってすぐの場所から
「可愛いっ!」のオンパレードです(笑)


天井も忘れずに見上げて…↓


下のタイルに手塚治虫先生です!↓

顔を踏んではいけない、と横を歩きましたよ。

火の鳥の映像 ↓


さらにこの天井も凄い!↓


サファイアがお出迎えです ↓


天井にはチンク!↓


同じく天井に
「オムカエデゴンンス」のスパイダー ↓


さらには
ヒョウタンツギとブタナギも ↓

さすが『手塚治虫記念館』です。
いろんな場所に様々なキャラクターが隠れています(笑)

記念スタンプがありました ↓

もちろん押しますよ~(笑)

そして、いよいよ【火の鳥展】です!
2階にある展示コーナーへと移動します。

階段を上がっていると
手塚先生の笑顔がみえます ↓


そしてこれが
【火の鳥展】の会場です!↓


会場となる展示室はこんなふうでした ↓

離れた場所から撮ってみました。

では、いざ
展示会場内に入りたいと思います。

展示室内の写真撮影OK、という事だったので
もちろん撮りました。

が、
長くなってしまったので今回はここまで。

次回、【火の鳥展】の展示作品を紹介したいと思います。
お疲れ様でした!

『ブラック・ジャック展』名古屋展が7月26日~開催決定!

2024-05-18 | 手塚治虫先生に関連した事物
昨日、ビックリなニュースが入ってきました!

あの『ブラック・ジャック展』が
巡回で【名古屋】にもやって来るっ!と。


( ↑ 以前クロスステッチで刺繡した、ブラック・ジャック&キリコ)

名古屋展:2024年7月26日(金)~8月26日(月)
     「中日ホール」(中日ビル6F)

これはもう、嬉しすぎます!!

手塚治虫先生の名作『ブラック・ジャック』50周年記念です。

東京で開催された後、
現在は長野県で開催中の展示会。

今までの情報では
秋頃に京都展が開催予定となっていました。

が、

ここにきてまさか!の
【名古屋展】が飛び込んできました!

チケット料金などの詳細についてはまだ未定ですが
中日ホールでの開催は決定しています。

私は東京展に行くことが出来ず
長野展にも足を運ぶことが出来ないので

秋に開催予定の京都展へ行くしかないな…と
検討していたのですが

まさか!の、【名古屋展】開催です。

「楽しみ!」の一言しかありません(笑)!

手塚先生の生原稿、穴が開くほどじっくり見たいと思います。
待ち遠しいっ!!

連載70周年『リボンの騎士』クロスステッチ

2023-12-16 | 手塚治虫先生に関連した事物
気がつけば、今年も残すところ
あと半月。

2023年といえば
手塚治虫先生の漫画『ブラック・ジャック』が
連載50周年でしたね。

そして、この作品も忘れてはいけません。
『リボンの騎士』は、連載70周年でした!

せっかくなので
『リボンの騎士』をクロスステッチで
作製してみました ↓


主人公のサファイアです ↓


参考にしたのは
このブログに何度も出てきている本、
『手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK』
            大図 まこと(辰巳出版)

少しアレンジしていますが
ようやく仕上がりました。

刺繍枠を外してアイロンをかけて…

『リボンの騎士』連載70周年、おめでとう!

『鉄腕アトム』のクロスステッチ

2023-10-06 | 手塚治虫先生に関連した事物
『鉄腕アトム』のクロスステッチ、完成! ↓


図案は、何度も参考にしている本です。↓
『手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK』
            大図 まこと(辰巳出版)

これは、“アトムの体の中”という
作品タイトルです。


アトムに秘められた7つの力。

電子頭脳、サーチライトになる目、人間の1000倍の聴力、
60カ国語を話す口、善悪を判断する心、
十万馬力の腕、ジェット噴射機の足。



そういえば…

「アトムの足は女の子の足だったのです」という
衝撃的な展開になる話もありました!



『ブラックジャック』のピノコや、『火の鳥』のロビタを
彷彿とさせる内容です。

ニョーカという女の子のロボットに恋をしたアトム。
しかし、その女の子の体内には爆弾が仕掛けられていることが発覚。
急遽、爆弾を取り除くために解体されてしまい
足だけが残った…

お茶の水博士に「足を付け替えて欲しい」とお願いをする
アトムの切ない姿。

赤いブーツを脱いで
付け替えられた足を見ながら
「ニョーカ、いつまでも一緒だよ」と
微笑むアトムは
もう、完全にロボットの粋を超えてますよ…!



それにしても、手塚治虫先生のこの発想、
このアイデアはどこから生まれてくるのでしょうか?!
多才過ぎて驚きます…!

そして、本日から【ブラックジャック展】が東京で始まりましたね。
観に行かれる方、楽しんで来て下さい!

『 ブラックジャック 』トランプ

2023-08-30 | 手塚治虫先生に関連した事物
2023年8月25日よりダイソーで発売されている
『ブラックジャック』トランプです。↓
200円(税込220円)


1店舗目で商品がなく、2店舗目で発見!
即買いしました(笑)

早速、封を開けてみます。

トランプの裏面は
ブラックジャックとピノコ。(ピノコ可愛い!)
安定の組み合わせですね♪


表のカード面は、絵柄のある数字とない数字が…。

せっかくなので並べてみました。↓


A(エース)の1、
J(ジャック)の11、
Q(クイーン)の12、
K(キング)の13、
この数字には絵柄がついていました。
(2~10までは数字のみのカードです)

ジョーカー2枚と、
おまけのスペアカード1枚にも絵柄がついていました。
トランプの枚数は計55枚です。

A(エース)1のカードです。↓
登場人物の多い『ブラックジャック』キャラクターの中から
エースに選ばれたのは、この4人。

スペード…ブラックジャック
ハート… ピノコ
クラブ… 本間丈太郎(ほんま じょうたろう)
ダイヤ… 如月恵(きさらぎ めぐみ)

あれ?キリコは…?と思った方もいるでしょう。
心配しなくて大丈夫です。
ちゃんと別の場所にいますよ。

Q(クイーン)12は
こちらは、もちろんピノコです。
ハートのクイーンは「アッチョンブリケ」ピノコです!↓


K(キング)13は
本間丈太郎です。
スペードのキングは、本間丈太郎の名台詞です!


写真を載せていませんが、J(ジャック)11は
もちろん、
ブラックジャックでした!

そして
キリコはというと…
いました!

ジョーカーです。↓

しかも2枚。

さらにスペアカードは、ヒョウタンツギ。

トランプで七並べ(しちならべ)したくなりますね(笑)


ダイソーから、他にも手塚治虫グッズが販売されていて
ブラックジャックノート、オールスター缶バッジ、
ブラックジャックペーパータオル等々。

2店舗行きましたが、商品が置いてなくて残念。
トランプで七並べしなさいってことですね(笑)

手塚治虫キャラクターのクロスステッチを額に飾る

2023-08-04 | 手塚治虫先生に関連した事物
先日、頑張って完成させたクロスステッチの作品。

【 手塚治虫キャラクター全員集合 】↓


※参考にした本は
「手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK」大図まこと
(一部、私がアレンジしている箇所があります)

時間をかけて完成させた作品なので
これは是非とも部屋に飾りたい!

と、いうわけで
額を購入してきました。↓

A4サイズのポスターフレーム マット付です。
(ニトリで購入)

早速、開封してみます。

ポリスチレンの板には保護シートが貼ってありました。
両面はがしてからフレームにセットします。


フレームの色は、ライトブラウンです。
ダークブラウンを購入したかったのですが
残念ながらお店に置いてありませんでした。
(出来ればブラックがあると良いな、と思います。)


マット(額装用の台紙)を置いてから
作品を裏返して置いて、配置を決めます。↓


ポスター用のフレームですが、
お気に入りのクリアファイルを入れて飾ったりする
ことも出来るそうです。

刺繍布もきちんと収まりました。
(もちろん、もっと丁寧に額に飾るなら
専門の業者さんに頼む、というのが確実です!)

では、配置が決まったので、
背面板を入れてセットします。
トンボと呼ばれる
上下左右にある4カ所の黒い部品をフレームに
差し込めば仕上がりです。


飾るのは、移動させるのが簡単な
イーゼルに立て掛けることにしました。↓

↑ ワイヤーイーゼル(これも同じく、ニトリで購入)

そして、完成しました!↓

やったー!

こうやって作品を飾ると、さらに愛着が湧きます。
手塚治虫キャラクターから元気をもらおう!(笑)

(追記)マット(額装用の台紙)がない方がスッキリして見える
   という声があったので、外してみました。↓   


私の写真の撮り方が悪くて違いが分かりづらいですが、
良くなったように思います!
これで本当に、完成!

手塚治虫キャラクター全員集合クロスステッチ

2023-06-30 | 手塚治虫先生に関連した事物
少しづつ取り組んでいた
“ 手塚治虫キャラクター全員集合クロスステッチ ”が
ようやく完成しました!↓


よく頑張った!私!(笑)

参考にしたのは以前にも紹介した本です。
「手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK」大図まこと

この本の図案を参考にしながら
18カウントのクロスステッチ用の刺繍布に
刺繍をしていきました。
(本では14カウントの布を使用されていました)

使用した糸はDCM刺繡糸25番。
糸は2本取りです。
(本ではコスモ25番刺繍糸、3本取り)

刺繍の途中経過の写真です。↓


いろんな進め方がありますが
大きな図案なので、刺しはじめは中央からに
しました。刺し間違えを防いでバランスがとり
やすいような気がしましたが、
刺繍をする順序
これは人それぞれの方法で良いと思います。


大きな作品なので刺繍枠を移動させながら
刺していきました。↓


こうして刺し進めて
出来上がったのが、こちら!↓


自分でアレンジしたところもあるので
それも含めながら
手塚治虫作品のキャラクター(作品)紹介を
したいと思います。

まずは中央に立っているのが
ご存じ、『鉄腕アトム』のアトムです。
存在感ありまくりです(笑)

アトムを見ているだけで元気になれるパワーが
あるから不思議です。さすが十万馬力、科学の子!

続いて、左上の黄色い鳥です。(その後、時計回りで)

・火の鳥……手塚治虫氏が自身のライフワークとして描き続けた
    大作であり名作、『火の鳥』。
    “マンガの神”と称される手塚先生の凄さを見せつけられる
    作品です。想像力、漫画の構成、作品どうしがリンクして
    いくさまは、何度読んでも素晴らしい!の、一言です。
    

続いて、黒いコートを着た男性です。     
・ブラック・ジャック…「医者はなんのためにあるのだ」という
    深いテーマが根底に描かれる作品の主人公。
    手塚先生が医療に携わっていたからこそ描ける作品で
    あり、傑作漫画です。
    2023年は連載50周年。【ブラック・ジャック展】も
    開催されるそうなのでさらに注目です!

ブラックジャックの下にいる可愛い女の子
・ピノコ… 同じく【ブラック・ジャック】より。
    切除した畸形嚢腫(きけいのうしゅ)から再生手術を
    して生まれた人造人間。本当なら18歳。
    ブラックジャックの手術助手としても活躍します。
    「アッチョンブリケ」などピノコ語も可愛いのです。


続いて、青色の一角獣
・ユニコ… 『ユニコ』より、主人公ユニコーンの男の子。
    人々に幸せをもたらしながら旅をしていくユニコ。
    ただ、色々な場所をさまよいその度に
    前の記憶をすべて失ってしまう、という
    なんとも切ない側面も持つのです。
    でもユニコの優しさ、可愛らしさは不滅です!

左隣の白いライオン
・レオ… 『ジャングル大帝』より。ジャングルの王、パンジャの息子。
    人間に育てられた過去があるけれど、成長していく
    につれたくましくなり、ジャングルの王になります。
    レオの子ども2匹は「寝る」、「起きる」を反対から読んで
    「ルネ」、「ルッキオ」という名前です。
    (名付け親はレオの友達、オウムのココです)


 ※ 本の図案では、レオの左側にヒョウタンツギがいるのですが、
 私はアレンジして、“手塚先生”と“玉サブロー”にしました。
 図案がないので自分で考えて刺繍しました。

・手塚治虫先生…全員集合の中にいてほしい!との思いから。
    スペースがないので“虫”という漢字を手塚先生に見立てて
    います。無理やり感はありますが
    キャラクターたちを見守る手塚先生がいてほしいとの
    気持ちで刺繍しました。

・玉サブロー…『七色いんこ』よりパントマイムのできる犬、
    玉サブローです。
    七色いんこに劣らず芝居上手!
    しなやかさと丸み、可愛らしさが魅力的です。
    七色いんこのメガネ(変装マスク)を手に持って
    いるように刺繍しました。


続いて、左隣にはお馴染みの女の子です。
・メルモ… 『ふしぎなメルモ』です。赤色と青色のキャンデーで
    年齢を自在にあやつることができる女の子。
    お母さんを交通事故で亡くし、もらったミラクルキャンデーで
    変身をしながらさまざまな困難を乗り越えていくという
    メルモちゃんなのです。

上にいきます。学生服を着た男の子。
・写楽保介(しゃらくほうすけ)…『三つ目がとおる』の主人公です。
     三つ目族の子孫。おでこにバンソウコウを貼っていますが
     この下には第三の目があり、これが恐ろしい超能力を発揮
     するのです。普段の可愛らしさとのギャップに驚きます。


そして、いよいよ最後は男装のヒロイン
・サファイア…『リボンの騎士』の主人公。
     王子として育てられるのですが、本当は女の子。
     王国の大臣たちが女の子であることを暴こうとする
     ため、リボンの騎士へと変装して正義の剣をふるいます。
     サファイアのモデルは、元宝塚歌劇団の娘役
     淡島千景(あわしまちかげ)さんだそうです。
     2023年は『リボンの騎士』連載70周年です!

長くなりましたが、以上で終わりです。
改めて、手塚先生が描いたキャラクターは本当に魅力的だなぁ!と。
そして手塚先生の漫画家としての凄さ、を感じました。
いつまでも手塚先生は“マンガの神様”ですね。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
お疲れ様でした!

(おまけ)ピノコのブローチも作ってみました。↓

ピノコ、可愛い!

無印良品ジュートマイバックにクロスステッチ

2023-05-30 | 手塚治虫先生に関連した事物
無印良品で販売されている
“ ジュートマイバッグ ”。

このバッグに刺繍をする、というのが数年前に話題に
なったことがあった。

今更ながら……感はぬぐえないけれど、夏を前に
私もジュートマイバッグにクロスステッチをしてみた ↓

(バッグのサイズはA4)

ジュートという素材からなんとなく
“ ジャングル ”をイメージしたので…
「 ジャングル大帝 」のキャラクターを!
※ 図案の参考は
「手塚治虫キャラクターのクロスステッチBООK」大図まこと

(左から)
ライヤ … 捕まった時レオに助けられ、レオの妻になるライオン。
ココ … レオの友達のオウム。人間の言葉を少し話せる。
レオ … 百獣の王パンジャの息子。のちにジャングルの王になる。


刺繍をする時にはクロスステッチ用の針ではなく
フランス刺繍用の針を使用。
バッグの裏面がビニールコーティングされているので
慣れるまではちょっと刺しにくい(笑)


市販品のバッグが
世界にひとつだけのバッグに大変身!(大げさ…)
ちなみに…
A4サイズの容量:約21ℓ、耐荷重:約20㎏。
見た目以上に丈夫なバッグです。

(おまけ)我が家の王子、ハッチ! ↓

ベッドにあご乗せ貫禄抜群です!

でも、上から見るとそんなでもなかった(笑)
大事な我が家のハッチです!

“ 火の鳥 ” クロスステッチ作品

2023-05-25 | 手塚治虫先生に関連した事物
「手塚治虫キャラクターのクロスステッチ」
【 全員集合 】は、現在進行形で取り組んでいるけれど
まだまだ時間がかかりそう。

なので、
同じ本を参考にして仕上げた別の作品があるので
先にそれを紹介します。

 【 火の鳥 】クロスステッチです ↓
(図案では赤色の刺繡布が使用されています)

【火の鳥】は
手塚治虫氏の代表作であり傑作の漫画。

火の鳥を巡って様々な時代が舞台となって描かれ
最初の黎明(れいめい)編から
エジプト編、ローマ編、ギリシャ編や
ヤマト編、乱世編、鳳凰(ほうおう)編、
さらには未来編、宇宙編、太陽編など
圧倒的なスケールで描かれた作品です。



“ 漫画の神 ”と称される手塚治虫氏が
自身のライフワークとして取り組んだ作品とも
いわれていて、

輪廻転生(りんねてんしょう)、不老不死、
人間の業(ごう)、戦争、愛、宗教、芸術、科学、
そして人間の命をテーマにして
歴史と絡み合わせながら、
また未来を想像しながら
壮大なスケールで展開されていく漫画なのです。


私は小さい頃、家にあった雑誌「CОM」(こむ)で
【火の鳥】を読んでいました。
懐かしい…。

当時、一番印象に残ったのは
我王と茜丸が鬼瓦制作で対決する「鳳凰編」。
キャラクターでは
「復活編」・「未来編」に登場するロボットの
“ ロビタ ”。

読み始めると止まらなくなるから
忙しい時は手に取らないようにしなければ!(笑)
…と、分かっていながらも読んでしまう。
それが【 火の鳥 】なのです。