【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

大晦日

2019-12-31 | 保護犬ハッチ
大晦日。
あっという間の2019年だったなぁ~。
今日も朝から散歩して、掃除して、ごはん作って…と
休む暇なくバタバタしていた。

ハッチはというと…↓

散歩もごはんも終わって、くつろぎ中。

ぼく、寝ますよ~。の、ハッチ

…で、しばらくすると…
ハッチ、場所移動!↓

日当たりの良い縁側へ。さすが!よく知っている!笑

ハッチの邪魔をしないように、そっと写真だけ撮った。
ハッチは元気です!

皆さん、よいお年を!

年末の散歩

2019-12-30 | 保護犬ハッチ
昨日は、師匠も一緒にハッチの散歩へ。
年末の慌しい中、ハッチを車に乗せて散歩してきた。
到着するや、すぐさま歩きだすハッチ!↓

稲が刈り取られた田んぼ道を歩いて…

さらに歩く、歩く、歩く…

枯れたれんこん畑の横も歩いて、歩いて…

さらに歩く、歩く、歩く…!

止まった、と思っても…
ぼく、まだまだ歩くんだよ!の、ハッチ
さすが、健脚ハッチだ!笑

まだまだ歩くんだからね!の、ハッチ
疲れ知らずのハッチ、どこまで歩くのかい?笑

結局、たっぷり1時間、ハッチと年末散歩を楽しんだ。笑
ハッチは元気です!

『思い出のアンネ・フランク』

2019-12-30 | 本・映画
『アンネの日記』、『アンネ・フランクの記憶』
この本を繰り返し読んでいると、
“ミープ・ヒース”さんのことが気になって、気になって…
ついに、本を購入した。↓

『思い出のアンネ・フランク』文藝春秋

アンネの家族たちが隠れ家での生活を余儀なくされた時、
生きていくための支援(買い物をはじめ精神的な支え)を
惜しみなくしていた、ミープ・ヒースさん。

そして、ミープ・ヒースさんが日記を保管していたからこそ
『アンネの日記』が世に出ることになった。
言い換えれば、彼女がいなかったら日記は処分され、
アンネ・フランクという存在自体、葬り去られていただろう。
そうしたことからも、彼女なしにアンネ・フランクは語れない。

4歳の頃からアンネを知っているミープ・ヒースさんに
とって、アンネが大事にしていた日記を守ることは
彼女だからこそ出来たことだ。

『アンネの日記』では、アンネ・フランクによって
隠れ家の中での生活が書かれているが、
この『思い出のアンネ・フランク』では、
隠れ家の外の様子や
オランダの社会情勢、物資の不足状況、地下活動のこと、
そして、他のユダヤ人の状況について…など、
当時の様子が詳しく書かれている。
 
『アンネの日記』を読んだら、次はこの本を
読んでみることを薦めたい。

『アンネの日記』の中で、私が好きな出来事として
“イチゴジャムを皆でつくる”、というのがあるが
これについても鮮明に書かれていて、
戦時中の一時、ほのぼのとした様子が伝わってくる。

この本を読んで、
あらためて彼女の意志の強さ、たくましさ、
信念を曲げない精神力のすごさに感心するとともに、
ミープ・ヒースさん以外にも
少なくない数の人々が、ユダヤ人をかくまったり
戦争に反対するレジスタンスを支援するために
命懸けで毎日を過ごしていたことが分かった。
忘れてはならない過去だと思う。

お手ができるようになった、ハッチ

2019-12-27 | 保護犬ハッチ
ブログの更新が滞っていたけれど、
ハッチは、毎日3回の散歩でたくさん歩き
ごはんもしっかり食べ、よく眠って、元気です!

そんなハッチ、
遊びの一環で“お手”を練習していたら
いつのまにやら習得した!↓

ぼく、おぼえたよ!の、ハッチ

こんなのかんたんだよ!の、ハッチ

推定7才でも、
覚えて、習得できることが分かった!
すごいぞ、ハッチ!

そして…
室内をパトロール中のハッチ ↓

ぼくが見回りするぞ~、の、ハッチ

よし!異常ないぞっ!
(小さな家だから、パトロールもあっという間)

で、パトロールした後は…
縁側で一休み。笑 ↓

さ~あ、くつろぐか…の、ハッチ

じゃあ、ぼく、一休みするね。の、ハッチ

縁側を占領して、日向ぼっこ。

そして…うたた寝ハッチ。笑!
ハッチは元気です!

ドッグランへ

2019-12-13 | 保護犬ハッチ
先日、ハッチを車に乗せて、師匠も一緒にドッグランへ。
ハッチは、歩く散歩も大好きだけど
走るのも大好き!

ちょっと走ってきま~す!の、ハッチ
嬉しそうに走る、走る!↓

小型犬のワンちゃんと追いかけっこ。
ハッチが追いかけたり、追いかけられたり…!笑

小型犬のワンちゃんの飼い主さんから
「おとなしくて優しい、柴ちゃんですね」と、褒められたハッチ!
やったね!ハッチ!
私たちも一緒に褒められた気分だぞ!笑

それにしても、ハッチが楽しそうにしている姿は、
ずっと見ていても見飽きないものだ。
こちらまで楽しくなる!笑

ハッチは、我が家の大事な一員。
ハッチは元気です!

ハッチの日(1年11ヶ月経過)

2019-12-08 | 保護犬ハッチ
今日8日は、ハッチの日。
ハッチが我が家に来てから、1年11ヶ月が経過した。

今日は久しぶりに良い天気!
ハッチは、縁側で日向ぼっこ中。↓

の~んびりと、くつろいでいるハッチ

冬毛でモフモフの後ろ姿!
ハッチ、1年11ヶ月おめでとう!

ぼく、眠たいけど…、ぼくは元気だよ!の、ハッチ
目がショボショボしてるけど…笑

ぼく、お昼寝するね~、の、ハッチ

まだまだ1年11ヶ月、
されど、1年11ヶ月!
ハッチ、これからも一緒に過ごしていこう!

ティップ 【 二周忌 】

2019-12-07 | 保護犬ティップ
今日は、ティップの二周忌。

ティップが旅立ってしまってから
2年が過ぎた。

(写真は、生前のティップ)

銀杏の木の下で。

黄色い落ち葉を踏みしめながら、ティップと歩いた。


今でも、
夜、眠る前には必ず手を合わせて
ティップを想い、祈るけれど、
ティップを失った悲しみ、寂しさというものは
忘れることができないし、
忘れられるものでもない。


ティップは、成犬(当時、推定6才)の保護犬だった。

“成犬の保護犬”と言うと、周りからは
「すごいね」と、感心される一方で…

「中途半端な飼い方だね…」
「せっかく犬を飼うなら、子犬からにすればいいのに…?」
「本当に懐くの?」
「他人の犬だったのに、愛情を込めて飼えるの…?」
などなど、
不審、疑問の声もあった。

でも、そんな他人の声が全く気にならないほど
私たちはティップが大好きで、大切な存在で、
我が家の大事な一員になっていった。

(写真は生前のティップ)

一緒に山に登る、師匠とティップ


人のいない河川敷では、存分に遊んだ。

散策を楽しんでいた、ティップ


ティップと過ごしてからの私たちの結論は、こうだ。

“成犬の保護犬”でも
十分に懐くし、愛情を持って育てられるし、
子犬からではなくとも、可愛さに変わりはない。
ということだ。

もちろん、子犬独特の可愛さはあるし、
成犬になっている分、懐くまでに時間がかかるのは否めない。
本当に心を開き、頼ってくれているなぁ、と感じたのは
3年ほど経ってからだ。

でも、だからこそ
嬉しく思ったし、余計に愛おしく感じたのかもしれない。

ティップが我が家に来てくれたおかげで
救われたのは、実は、私たちだったのかもしれない。

(写真は生前のティップ)

ティップのことは、ずっとずっと忘れない。

ティップ、本当に、ありがとう。

ハッチのアレルギー、その後

2019-12-06 | 保護犬ハッチ
ハッチのアレルギー、その後について。

顔周り(特に鼻・口周り)の引っ掻いた傷は、ようやく
少しずつ毛が生えてきている。↓

目の周りもゆっくりと治ってきている。↓

ぼく、がんばっているよ!の、ハッチ

これまでの経緯として…

ハッチのアレルギーが“ハウスダスト”と診断されてから、
家の大掃除はもちろんのこと…

エアコン・掃除機・畳・布団・座布団など、
古くなったものは処分して、新たに入れ替え、
洋服などもリサイクルに出して最低限にした。

さらに、空気清浄器をハッチが行き来する2部屋に設置。

毎日の掃除機がけはもちろんのこと、
香料の入っている洗剤、石鹸、化粧品、クリームなどは
全て無香料のものに総入れ替え。
化粧水は手作りしている。

図書館で本を借りることも止めて(これは辛い…!)
コミック・DVDレンタルも禁止。
とにかく極力、外からも可能な限り持ち込まないようにした。

お金、時間、労力も、本を借りるのも我慢!と…、
今できることを総動員して、
ハウスダストの解決に向けて頑張った、数か月。

…が、

ここにきて、さらにハッチを観察していると…
痒みの原因が
“心理的なもの”ではないだろうか…??
そう思えることが多々あった。

ぼくも何が原因かわからないよ~、の、ハッチ

でも、ちょっとずつ良くなっているよ!の、ハッチ

…というのも、
夜はぐっすり眠っているし、むちゃくちゃ痒い!というような、
そういう素振りがないのだ。

全く痒みを気にしない時間が長く続く時もあって、
これは治ったか…!と、喜ぶことも多々あった。
で、この期待が結局、何度も破られた…涙。

“心理的なもの”が原因ではないか?と、思う理由として…

一人で留守番した時や、
近所で工事の大きな音がしている時、
自分(←ハッチのこと)の思い通りにいかなかった時など、
こういう時に掻き毟る、引っ掻く傾向があるのだ。

痒い、というより…
気を紛らわそうとして引っ掻いているのか…??

とにかく、いろいろ疑ってはみるのだけれど、
確実ではないので、そこがもどかしいところ。

でも、ゆっくりと…ではあるけれど
以前に比べれば良くなっている。↓

引っ掻き傷がひどい頃のハッチ

で、この傷が治りかけるとむず痒くなるのか、さらに引っ掻く…
この悪循環が、かなり続いた。

と、いうわけで…いろいろ大変なのだけれど、
絶対に治るまで諦めないっ!!
ハッチよ、時間はかかっても必ず治すからねっ!!
ハッチは頑張っています!

『ことり』

2019-12-05 | 本・映画
前回に続いて、小川洋子先生の本について。

『ことり』(朝日文庫)

この本も、手に取ってから一気に読んだという、
私の大好きな一冊だ。

小鳥の小父さんと、小父さんのお兄さんの物語。

突然、人間の言葉を話さなくなった、お兄さん。
でも、お兄さんは鳥の言葉を理解し、独自に言葉を編みだす。
例えば、棒付キャンディーは“ポーポー”、と。

周りは、お兄さんを理解できずに困惑するが、
そんなお兄さんのことを唯一、解ってあげられるのが
弟である、小鳥の小父さん。

ひっそりと、静かに、小鳥たちを愛し、
穏やかな暮らしを望む、兄弟。

物語の中には、絶えず“ことり”が出てくる。

世の中の隅に追いやられている人々を
そっと救い上げるようなお話だ。

鳥好きの人にはもちろんおすすめの一冊であるし、
そっと寄り添ってくれる物語である。

ちなみに、お兄さんの作る【ポーポーの小鳥ブローチ】というのが
文中に出てくるのだけれど、これがとっても素敵なのだ!
私も“ポーポーの小鳥ブローチ”が欲しい!笑
(詳しくは、本を読んでみて下さい!)


そして…
小川洋子先生といえば
毎週日曜、午前10時~10時30分放送のラジオ ↓ (リンク貼ってます)
メロディアス・ライブラリー

今なら、抽選で10名様に
クリスマスプレゼントがあるのだ!(12月16日締切)

なんと…!
サイン入り!で、小川洋子先生の新刊『小箱』が
もらえるかも…!
(詳しくは、番組ホームページをチェックしてみて下さい!)

次回の放送12月8日は、開高 健『裸の王様』。
どんな解説が聴けるのか、今から楽しみだ♪

『アンネ・フランクの記憶』

2019-12-02 | 本・映画
小川洋子先生の本
『アンネ・フランクの記憶』(角川文庫)

手に取ってから、一気に読んだ。

この本は、著者である小川洋子先生が
かねてから行ってみたい、と希望していた
【アンネ・フランクの隠れ家】そして、
【アウシュヴィッツ】へ…と、
アンネの足跡を辿った旅の記録である。

アンネを旧知の親友のごとく
大切に、大事に想っていたことが
文章の端々から伝わってくる。

女性編集者と、通訳の女性の方との女3人旅。

【隠れ家】だけでなく、時間が許す限り
アンネと関わりのあった場所、人物に会いたいという
熱い気持ちも、痛いほど伝わってくる。

アンネが友達と行っていたアイスクリーム屋さん、
『アンネの日記』の原点ともいえる日記帳を買った店、
さらに、
アンネの生家、移住したアパートなど
丁寧に辿っている。

また、アンネに関わりのある人物として
親友のヨーピーこと、ジャクリーヌさんを訪ね、
そして、一番会いたかったという
隠れ家での生活を支えたミープ・ヒースさんにも
直接会って話しをされている。
この場面は、特に印象的だった。

この本を何度も読み返してから、
『アンネの日記 増補新訂版』を読んだ。

アンネ・フランクの人生の結末を知っているだけに
切ない気持ちにもなるのだけれど、
実際に読んでいる間は、アンネの感受性の豊かさ、
ユーモアのセンス、描写力、自己分析力のすごさ…といった
とにかく圧倒的な文章力に、ただただ驚かされた。

若干15歳で命を奪われた、アンネ・フランク。
書くことの喜びに燃えていた少女の死を、
他にも奪われた多くの命を
忘れないようにすることが、私にできることだ…、と。
本を読み終えた今、そう考えている。