【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

【京都国際会館】特別見学会 Vol.2

2023-11-07 | 建物巡り
【京都国際会館】特別見学会の続きです。

近未来的な空間に入り、
不思議な気持ちで歩いていきます。

さっきまでの笑顔は驚きの表情に変わり、
なんだかすごい所に来てしまったぞ……と。


天井は高く、
壁は“ くの字 ”になっており、
照明と自然光が混じり合って照らします。


通路の先の
左手には
鋳造(ちゅうぞう)パーテーション ↓


さらに先へと進むと…
広いパブリックエリアになっていました。

煌(きら)びやかな光を放つ
ステンドグラスが現れてびっくり!↓


これは「A.A.A.グループ」の作品だそうです。

※A.A.A.グループ(Association des Artistes pour l’Architecture)
 国立京都国際会館の一期工事において美術調度品を作成するため、
 設計者である大谷幸夫氏が彫刻家である弟の大谷文男氏と相談し
 結成した若い美術家たちのグループ


↑ 見る人によって様々なイメージを湧かせて
くれるステンドグラスです。

広い館内は
パブリックエリアを中心として
会議室や宴会場が各所に設けられており、

床は緑色の絨毯で、枯山水のような波打つ模様が
入っていました。

途中の壁面には
石造レリーフがあったり ↓


アルミ鋳物レリーフがあったりと
館内の随所に和(なご)ませてくれる工夫が
なされています。

建物とアートが一体となっているのが
面白いです。

さらに奥へと進むと…
広いラウンジで、

なんじゃこりゃ!の
Ⅴ字形の柱!↓


事前に予備知識なく入ったので
館内がこんなふうになっているとは知らず…
驚きの連続です。

自然光を取り入れる
六角形の窓が素敵で

オブジェも輝いています。↓


それにしても、このⅤ字形の柱の存在感は
半端ないです!↓


設計者の大谷幸夫氏 曰く、
「フォーマルなものが会議場。
ラウンジはインフォーマルな会議、会談、
交流が行われる広場のような空間。」
ということで、

ラウンジを
自然のスペースがインテリア化したもの、
建築化されたもの、と考えてデザインされたそうです。


そうすると…
このⅤ字形の柱は広場にある大きな木のような…?
そんなイメージなのかな?と
勝手に想像しました。
(あくまで私の想像ですが)

話を見学会に戻します。

非公開の場所を含めた見学案内は
モーニングを食べた後に行われるとのことで

先に、ラウンジにある[NIWA café](ニワカフェ)へ↓

デザイナー、剣持勇(けんもち いさむ)氏の
デザインしたテーブルや椅子が並びます。

1階のフロアには4つのステップ(段差のこと)が
あるそうです。
高い天井に広い空間、開放的な場所でありながら
落ち着く空間もあり
これが、大谷幸夫マジックなのだなぁ!と実感。

こんな素敵な場所で
モーニングがいただけるとは…!

これが特製モーニングです ↓
朝から豪華!

様々なレトロ建築とカフェの融合に
取り組まれている「前田珈琲」さん。

【京都国際会館】に店舗として構えているのが
[NIWA café](ニワカフェ)です。

今回は特別にモーニングを提供して
下さったとのこと。

美味しかったです!

テーブルから見える外の景色 ↓

美味しい朝食に、素敵な空間。
そして、この後は待ちに待った
特別見学会が始まります。

では、この続きは次回に!