【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

『犬と猫と人間と』

2011-02-19 | 保護犬ティップ
昨日、師匠がDVDを買ってきた。
『犬と猫と人間と』
私が観たい、と思っていたドキュメンタリー映画だ。

師匠に感謝しつつ、正座して映画を観た。
(真剣に観ようと思ったから)

この映画は、ある老婦人が「捨てられている猫たちのことを
映画にして、映画を通して皆に伝えてほしい」と
直接、映画監督に制作をお願いするところからはじまる。
そして、4年という歳月をかけて
捨てられた犬や猫たちを取り巻く現状を映し出していく。

施設の職員やボランティアの人々、カメラマンや獣医師
山奥に捨てられた犬を世話し続ける男性や
子犬を保護する子ども達。
救っても救っても、際限なく持ち込まれる子犬や子猫。
さらに、不妊去勢手術への葛藤やジレンマ。
そんな姿をカメラは淡々と映し出していく。
さらに、イギリスでのペットへの扱いの差に愕然とさせられる。

ただ辛いという現状だけでなく、保護された犬たちの
これからを考えた“しつけ”では考えさせられるものがあった。
そして、【徳島県動物愛護センター】が写し出された時には
複雑な気持ちだった。
ここにティップが収容されていたのか…考えるだけで怖かったし
同時に、収容された他の犬や猫たちの多くが
もうこの世に存在していない、そのことが本当に辛かった。

映画を観ていて、特に強く心に残ったこと
それは、山梨県で犬の譲渡活動をしている外国人の男性の言葉だった。
「私だったら、日本の犬に産まれてきたくない」
痛烈な一言だった。
自分が日本人であることが恥ずかしかった。
1日で約1000匹の犬や猫が処分される日本。
やっぱりこれは異常だ。
すぐに制度や現状を変えることは難しいけれど
現実を知って、少しずつ意識を変えていくことは出来る。
1人でも多くの人に観てもらいたい映画だし、
それが、映画制作を依頼した老婦人の願いでもある。

ティップ、1年9ヶ月経過

2011-02-09 | 保護犬ティップ
2月3日、ティップが我が家に来てから1年9ヶ月が経過した。
どうなるかと心配したフィラリアの病気も
毎月服用する薬が効いているようで、順調に寄生虫がいなくなっている様子。
本当に良かった。
ただ、肥大してしまった心臓が元の形に戻らないことが悔しい。
こういう時、「もっと早くティップと逢えていたらなぁ…」とか
絶対無理なんだけど「子犬の頃から一緒にいたかったなぁ…!」
なんて思ってしまう。
ずいぶん遠回りして巡り逢ったティップ。
大事な家族の一員で、大切な存在であるティップ。
これからもずっと一緒にいよう!

2月3日、ティップを車に乗せて広い公園へ―

「走ってもいいですか?」待ちきれないティップ

「わーい!」元気に走るティップ
川の様子も確認。

「鳥がたくさんいますよ!」真剣に鳥を見つめるティップ

「楽しいね~!」のティップ

ティップは元気です!