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霧久保沢コースで茂来山へ(2022年10月14日)

2022-10-15 16:09:18 | 山日記

山に行く機会がないまま、10月になってしまった。

8月に浅間山(前掛山)に行ってからなのでもう2か月たってしまった。

からだが相当なまってきているはずだ。

そこで昨日14日に車で出かけてみた。佐久穂町と小海町との境にある茂来山だ。

調べてみると佐久穂からの登山コースは2つある。霧久保沢からのコースと槇沢からのコースだ。

霧久保沢コースには巨樹100選に選ばれているトチノキ「コブ太郎」があるので、今回は霧久保沢コースで登ってきた。

登山口の駐車場までのルートがわかりにくいので念入りにナビを設定しておいたが、国道299号からの入り口にちゃんと看板があったので心配は無用だったのだ。

最後は狭い未舗装の林道をすすんでいく。

草におおわれた駐車スペースがあって軽トラが1台とまっていた。

そこに車をとめて登山道をさがしてみたが、みあたらない。

そこへ軽トラの主があらわれたので聞いてみると、登山用の駐車場はもう少し奥だという。

もう少し奥へすすむと広い駐車スペースがあった。20台以上はとめられそうだ。

看板もあるので、それを目印に進んでくればいいのだ。

最初にのせた絵地図は、写真の看板の右の箱のなかに置いてあった。

支度をして8時40分出発。看板の右から沢を渡る。目印の青のテープがやたらにたくさんつけてある。

沢を飛び石づたいにわたる。増水時は林道を歩くように案内されていた。

ヒノキの林の中を進んで、回り込んできた林道に遭遇するが、林道には出ずにそのまま山道を進む。

ヒノキの林の道をすすみ、途中から沢沿いの登山道へと下っていく。

霧久保沢という名前通り湿気の多い北向きの沢だ。

湿っぽいせいかシダが目立つ。

足元に栗のイガがたくさん落ちていた。

これまでの体験ではほとんど中身はないのだが、今回は小さいけれど栗の実もたくさんあった。

ビワの実の形をしたものはクルミだ。

歩きやすい道を登っていくと右下にコブ太郎がいた。ここまでは観光目的の人も来るのだろう。

見上げると、すでに葉は黄葉し始めていた。

大きなコブがモリモリともりあがっている。この湿気の多い沢に何百年と生きてきたのだ。

木の下でとちの実を探してみたが見つからなかった。

コブ太郎をすぎると道は傾斜を増していく。

ずっと沢沿いなのでカツラの木もたくさんある。黄色くなった小さな丸い葉が地面をおおっている。

コブ太郎から10分ほどのぼると水源の標識があった。

実はのぼりの時は見落としていて、帰りに気がついたのだ。

その少し上に2つ目のトチノキの巨樹、大王トチノキが静かにたっていた。

こちらではいくつかとちの実をみつけた。

大王トチノキをすぎると道はさらに傾斜を増してきた。

足元には四角張った石がごろごろしているし、湿っているのですべりやすい。

このへんで、白っぽい木肌のまっすぐに伸びている木が目についた。

数本が固まって生えているものも多い。

なんの木だろうと思って帰ってきて調べてみたらサワグルミだった。

名前は知っていたが、ちっともクルミの木らしくないすっきりとして背も高い。

よく見たら登山口に置いてあった絵地図にもちゃんと書いてあった。

ガスが巻いて深山幽谷という雰囲気になってきた。そんな中にたつカツラ。

足元にはコケがびっしり。

大きな倒木にはなめこらしいキノコが生えていた。

カエデ類もたくさんあるが、紅葉にはまだ早かったようだ。

ようやく色気づいてきた枝を見つけた。やはりこの山の紅葉は10月下旬がいいのだろう。

尾根がちかづくと太くて立派な木がたくさんある。森の老人たち。

しかし、このあたりは急で足元も悪くのぼりはきつい。たびたび立ち止まって上をみあげた。

ようやく槇沢コースとの分岐のある尾根に到着。山頂まではあと一息だ。

山頂直下から山頂にかけては色づいた木々がたくさんあった。

これで天気がよかったら気分は最高だろう。

11時2分、1718mの山頂に到着。

今日はガスに包まれてなにも見えないが、浅間山や八ヶ岳が見渡せるはずだ。

薄暗い森ばかりを歩いてきたので、うっぷんばらしに山頂付近の紅葉を探して写真に収めた。

しばらく休んでいると南西側の雲がきれて小海町のほうが見えてきた。

上空にも青空が見えてきたが、残念ながら周囲の雲は切れず、浅間山も姿を見せなかった。

11時50分下山開始。

登りは駐車場からだと2時間20分。下りは1時間20分だった。

この山の森は深くていい。こんどは槇沢コースで登ってみたい。

こちらのほうが歩きやすいようで頂上まで2時間と書いてある。

尾根近くの急斜面では大きくジグザグに道がきってあるようだ。

それに谷も南西向きで尾根歩きの部分も多い。

秋が深まったころ、天気のいい日に出かけてみたい。

 

 

 


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