八方尾根は白馬村の中でも人気ナンバー1の有名観光地だ。
標高1850mの八方池山荘までゴンドラとリフトを使って楽々あがれる。
そこから標高2000mを越える八方池までは、樹木の生えていない展望抜群の尾根道が続く。
八方池付近までは蛇紋岩地帯だからだ。
夏ならば高山植物の宝庫でもあり、ここの固有種も豊富だという。
そこを妻と二人で歩いた夏の八方尾根ハイキングを投稿しよう。
埼玉から私の運転する車で白馬村へ。午後からゴンドラとリフトを使って八方尾根にあがった。
この日はいい天気ではあったが、やはり午後になると3000mの稜線は雲に隠れてしまっていた。
まずは尾根通しの岩まじりの道を登る。
目の下にリフト終点と八方池山荘。高い樹木がないのではるか下界までみはらせる素晴らしい展望だ。
8月のはじめなのでたくさんの高山植物が咲いていた。
バックに山を取り込んだりできるので楽しく写真を撮っていった。
八方池までは大した距離ではないのでのんびりと花を写しながら歩く。
これはハッポウウスユキソウらしい。
八方尾根の固有種といわれる。ミネウスユキソウと似ているが、葉が細いのが特徴らしい。
オオバギボウシ。
これもハッポウウスユキソウ。
マツムシソウ。
ツリガネニンジン。
またまたハッポウウスユキソウ。
繊細な姿がなかなか絵になる。
目の前に白馬三山が姿を見せているのだけど、残念ながら稜線は夏の雲に隠されている。
石神井ケルン、別名八方山ケルンの手前のピークまで登ってきた。
尾根がゆるやかにカーブしているので、見下ろした景色が絵になる。
山の方は雲が多いので、妻は白馬村をみおろしながらスケッチをはじめた。
お湯を沸かしてコーヒーを入れた。
ヨツバシオガマ。
八方池についたけど、山を写しこもうにも姿を見せてくれない。
しかたなく池のほとりに咲くニッコウキスゲを写す。
上空は青空なんだけどなあ。
しばらく休んで引き返した。
下りは尾根筋からはずれるコースを選んで歩いた。
八方山付近も南斜面の湿地帯をめぐる木道のコースを歩き、そこにはキンコウカが咲いていた。
八方池山荘をすぎて、二つあるリフトの上の方はつかわずに脇を歩いて下った。
気持ちの良い半日ハイキングだった。
この日はゴンドラ駅から歩いて15分ほどの旅館に泊まった。
翌日もいい天気だったので青木湖など仁科三湖周辺をドライブしながら帰路についた。
終わってから気が付いたのだが、初日に観光ドライブして、翌日午前中に八方尾根をハイキングすべきだった。
そうすれば白馬三山の展望も満喫できただろう。
今度行くときはそうしようと思う。