前回の水ノ塔山から1週間、足慣らしの第2弾として浅間隠山に登った。
今回は、山仲間がいっしょだ。どこか計画しろとせっつかれていた。
浅間隠山は標高1757mあるし、登山口の二度上峠は1300mを超えている。
ここなら暑くなくて快適なハイキングが楽しめそうだ。
高速を高崎インターで降り、高崎市内を突っ切って、国道406号線を西北西へと走る。
途中、倉淵の道の駅で小休止後二度上峠をめざした。
二度上峠の少し手前、浅間隠山登山口の少し先のカーブのところが駐車スペースになっていて、工事現場などにあるような仮設のトイレも設置されている。
あたりは夏の日差しをあびて緑がきらきら輝いている。でも風が吹き抜けて涼しい。
10時15分出発。
登山口からカラマツ林の谷間の道へと入ると山道は伸びきった草におおわれていた。でもそこここに花が咲いている。
目についたのは白い花のノリウツギ。
斜面を登って峠のようなところに出ると気持ちの良い風が吹き抜ける。
そこから1528mの山の横腹をあるいて二つ目の峠風のところに出た。
そこで道が分岐していて、浅間隠山への標識が設置されていた。ここで一服。
以前、11月頃に来た時には、このあたりのカラマツが黄葉し、風が吹くたびにきらきらと葉を散らして素敵だった。
そこから右側は急斜面だが左側は高原上という尾根にそって浅間隠山へと近づいていく。
樹木はカラマツからコナラに変わり、やがて広い斜面を斜めに登り始めた。
道はもう少し傾斜があってもいいんじゃないと思うほどゆるやかだ。
斜面を200mほど登って東へと折り返したあと、また折り返して少しゆるやかになり、ちょっとした尾根の広場になったところに出た。標高1538mのピークだ。ここで2回目の休憩。
ここからはしばらく急な登りが続いた。
足元の土が雨でえぐられており、くぼんでいるところは歩きにくい。
そんなところはえぐれの上に新たな踏み跡ができている。
標高が1700mに近づいてようやく山頂稜線の一角に着いた。
看板にはジグザグをはずれて直登しないようにという注意の看板があった。雨で土が流され、斜面が荒れてしまうからだ。
道はいったん下り気味になり、ふたたび登りはじめると丈の高い草のあいだから鼻曲山など軽井沢の山が見えてきた。
南を振り返ると妙義山のデコボコとその向こうに奥秩父の山もみえた。
そのあたりから夏の花がたくさん姿をみせてくれた。これまで夏に来たことがなかったので、こんなにたくさん花がみられるとは思っていなかった。
クガイソウかルリトラノオとシモツケソウのコラボ。
コオニユリ
ヒヨドリバナの群落。
そしてひと登りで山頂に到着。12時5分だ。
登山口の案内看板には山頂まで90分と書いてあったが、ゆっくりペースで登っても110分だった。
ヤマレコなどでは1時間47分としてあった。
東側は広く展望が開けている。目の前には榛名山。
南北は葉を茂らせた樹木があるが、浅間山の方は切り開かれている。
浅間山をバックに記念写真。
山頂標識の前でも記念撮影。
山頂には小さな石の祠が。
あらためて浅間山の雄大な姿を。
山頂に咲く花を写真におさめていると先についていた女性が気がつきにくいところにある花を教えてくれた。
ヤマオダマキ
ホトトギス
ミネウスユキソウはちょっとわかりにくいところに咲いていた。
シシウドの線香花火。
山頂で45分もすごしてから下山開始。北軽井沢分岐のところで小休止し、午後2時40分無事駐車場に戻った。
この日はこのあと倉渕温泉長寿の湯によって汗を流し、その後道の駅にも寄ったので帰りが少し遅くなった。埼玉にはいるまでは快調に走ったのだが、所沢インターが近づくと激しい雷雨に巻き込まれ、出口が大渋滞。どうもインターへの取り付け道路が冠水してしまったらしい。とんだハプニングだったが、山の方はみんなとてもいい印象だったようで、季節を変えてまた行きたい言っていた。