毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

赤城山で雪遊び(2012年3月27日)

2024-03-08 11:09:06 | スノーシュー

今朝は雪だ。今週2度目の積雪。

少し前だったら雪山を歩きたくなってうずうずしたところだが、最近はなかなかそうはならない。

寒いからねぇ。で、10年以上前、スノーシューを始めたころの記録を補強して投稿する。

 

2012年2月に裏磐梯で2回目のスノーシューを体験し、スノーシューが欲しくなってしまった私は、ネットで安いものを見つけて購入した。

そうなるとさっそく使ってみたくなって、息子を誘って赤城山の覚満淵周辺を歩いてみることにした。

スノーシューはもちろん1台しかないので、一人はかんじきで、交換しながら歩いた。

 

3月下旬なので暖かく、しかも上天気にめぐまれた。

赤城公園ビジターセンターに車をとめ、まずは覚満淵へむかった。

 

覚満渕は大沼と小沼の間に広がる湿原の沼だ。

結氷していたが、もう3月末なので周辺部で少し足を踏み入れただけで、基本的に岸辺を歩いた。

 

覚満淵から傾斜のゆるい雪の斜面を登って、今は廃止されたケーブルの駅跡がある鳥居峠へ。

 

鳥居峠へのぼる道から覚満淵とその奥に大沼が見渡せる。

 

鳥居峠からは桐生、足利あたりの山々が見渡せた。風もなくていい天気。日当たりのいい南斜面はかなり雪が消えている。

 

見下ろすとかつてのケーブルカーの軌道の跡が。

 

気持ちがいいのでベンチでコーヒーをいれて休憩。

そこからは登山道をたどって小沼の北岸をめざした。

 

小沼の外輪山である小地蔵岳の斜面をトラバースしていく。

 

小沼が見えてきた。結氷して真っ白だ。

 

小沼の畔まで下りてみるか迷ったが、初めてなので無理をせず、小沼の外輪山の稜線つたいに地蔵岳方向に歩いていったん車道に出ることにした。

 

車道の近くで小沼が見渡せるポイントに出た。

そこから道路を渡ったところに小沼駐車場とトイレがある。

 

道のないところも歩いてみようと駐車場のわきの小さな丘陵をこえてみた。

木の影が長くのびた斜面が気持ちいい。

丘をくだって地蔵岳との谷にくだる。そこから夏道をたどって戻ることにした。

 

3月下旬なので雪も固くなって歩きやすかった。

 

今は使われていない小さなスキー場の斜面をくだってビジターセンターへもどった。

 

小さな周回コースだったが、変化に富んでおり、山の眺めも申し分のない良いコースだ。おおよそ3km弱くらい。

このときは初めてだったのでこれで終わりにしたけど、ほかにも小沼の周回や長七郎山などコースが選択できそうだ。それに赤城公園ビジターセンターでスノーシューの貸し出しも始めたそうだ。

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湯の丸高原池の平スノーシュー(2017年3月16日)

2024-02-03 10:27:04 | スノーシュー

 

2014年に雪の湯ノ丸高原池の平を体験した3年後の3月、友人2人を誘って少しコースを変えてスノーシューで歩いた。

2人のスノーシューはスキー場でレンタルした。

 

最初にコースを紹介すると、第6ゲレンデの高速リフトを利用していきなり1960m地点へ。

その後夏道には向かわず、まっすぐに池の平湿原の外輪山にあたる雲上の丘をめざした。

雲上の丘から見晴岳をへて湿原へとくだり、湿原を横断したあと帰りは夏道と湯ノ丸高峰林道を利用してから第6ゲレンデへと戻った。

 

この日はいい天気で、霧氷がかがやいて見えた。

 

リフトをおりると、第3ゲレンデへの連絡コースを少し下ったところから山に入って池の平湿原の外輪山である雲上の丘をめざした。

リフト建物の真裏までまわりこんで尾根筋を登ると上部が藪になって歩きづらくなることが3回目の時にわかった。

偶然だけどコースをやや夏道よりに取ったことで最後まで藪に遭遇せず、快適に登れた。

 

枯れた木の枝やシャクナゲの葉も霧氷をまとって非日常の世界。まだ3月中旬だから見られたのかも。

 

葉を細くすぼめて寒さをしのいでいるシャクナゲ。

 

木の幹の凹凸や枝も白く化粧されている。

 

少しづつ傾斜がましてきた。木の枝が雪をまとって低くさがっている。

 

その下をくぐりながら上をめざす。

 

ようやく外輪山の尾根に到着。反対側には池の平湿原が真っ白。ここで休憩。

実はこのころ私はめまいの症状がときどき出る状態だった。

この時もこの直前の登りが少々きつく、ついたとたんにめまいが出てしまった。

 

でもしばらく休むとおさまってきた。

見上げる青空に霧氷が美しい。

 

このあと外輪山の雪の尾根をたどって雲上の丘をめざした。

日差しをあびてカラマツの霧氷が次第に薄くなってきたようだ。

 

カメラを提げて歩いていると汗の水蒸気でレンズが曇ってしまう。

カラマツの枝から長いつららがさがっていた。

 

雲上の丘に到着。東篭ノ登山とその右に水ノ塔山。

 

樹木が少なく、見通しの良い尾根を歩く。雪は日差しを受けたり風で飛ばされたりするので少ない。

 

いったん鞍部にくだって、上田平を見下ろす尾根を登り返して見晴岳へ。

黒斑山の上から浅間山がちょこっと頭をのぞかせていた。

 

見晴岳からは東御の街が見おろせた。下界はもう春なので少し空気がうるんでいる。

 

次に外輪山をくだった池の平湿原へ。真っ白だけど日当たりがいいからかかなり雪は少なくなっていた。

湿原を傷めないよう木道をたどって湿原を横断。

 

湯ノ丸高峰林道の駐車場にある湿原入口の案内看板。

 

夏になると湿原観光の車でいっぱいになるけど今は静かなもの。

 

ここからは夏道と車道を利用して第3ゲレンデの上に戻り、第6ゲレンデとの間の森をくだって無事戻った。

 

このコースは森の中を歩く部分は、とにかく上をめざせば外輪山の尾根に出るので見通しが悪くても不安はない。

あとは湿原を囲む外輪山などで位置関係を把握していればよいので初心者でも楽しめるスノーシューエリアだと思う。

できれば今年も行ってみたいとところ。スキー場のレンタル料は少々お高いのが欠点だけど(笑)。

 

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籠ノ登山と池の平湿原(2014年3月29日)

2024-02-01 20:51:22 | スノーシュー

2024年も早くも2月になってしまった。

雪の季節。雪の中を歩きたい。でも今はがまん。そこで10年前の雪山体験を投稿することにした。

大好きになって何度も出かけた湯ノ丸高原池の平の初体験のときだ。

 

浅間山の西に連なる山々は、高峰高原や湯ノ丸高原を含み、スキー場もあってスノーシューには好適なエリアと思ったので出かけてみた。

スキー場があると山道の除雪が完璧に行われているので安心だ。

 

この日は湯ノ丸スキー場の第6ゲレンデにあるリフトで1965mまであげてもらった。

このスキー場にはほかにも第4ゲレンデのリフトがスノーシューでも利用できるようだ。

 

リフトを降りるとはるかに北アルプスの白い山並みが見えた。今日はいい天気にめぐまれた。

 

リフトを降りてから池の平への車道の方向にスロープを少しくだってから林の中に踏み込んだ。

 

かなり下ったところで夏道にであった。標識も確認できたので、その道を登ることにした。

少し急なところもあったが、やがて視界が開けて、篭ノ登山が見えてきた。カラマツの疎林の中を山に向かって歩いた。

 

ふたたび車道らしいところに出たが、雪が深くて確認できない。

でも特別保存林の看板があったし、カーブミラーもあるので道路に違いないだろう。

そこから篭ノ登山への斜面を登り始めた。最初はゆるやかな傾斜の森が続いた。

 

少し傾斜が増してきて、樹木も途切れてきたので振り返るとはるか彼方に富士山が姿を見せていた。

少し見下ろしたところには池の平湿原も白く見えていた。

 

山頂付近は雪がなくなっていたのでスノーシューを脱いで登った。

そして山頂は石がごろごろだった。

東を見ると間近に黒斑山がその名前の通り黒々と見えていた。その上にちょこっと見えているのは浅間山だろう。

 

3月も末だし、日当たりのいい山頂は御覧の通り雪がすっかり消えている。

 

西側を見ると湯ノ丸山とその左に少しとがった烏帽子岳。

遥かその向こうには北アルプスがずらりと白い峰をそろえていた。

 

北には嬬恋村が見渡せ、中央には四阿山が大きくすそ野をひろげていた。

 

篭ノ登山を下って今度は池の平湿原にむかった。湿原入り口付近には歩くスキーを楽しんでいるグループがいた。

 

湿原はまだ一面の雪で真っ白だったが、3月末が近づいて気温が上昇していたので積雪はかなり減少していた。

少し踏み込んでみると一部では下に空洞ができているらしく、スノーシューをつけていても沈んでしまった。

湿原を横断する木道を探し出して対岸に渡り、三方が峰からつながる尾根の斜面に取り付いてみると、ここも雪が腐っていて膝くらいまでもぐってしまう。

 

誰にも触れられていない雪の斜面とダケカンバやカラマツが青空に映えて見とれてしまう。

 

見晴岳となづけられた2095mのピークを目指したが、スノーシューごとの踏み抜きがひどく、腰まで落ちてしまって2本のポールを横たえてやっと抜け出すということもあり、あきらめて尾根に並行する沢筋におりてスキー場へと戻ることにした。

 

最初は針葉樹の暗い森の中だった。

 

やがて樹種が変わって白樺の林になり、ふたたび視界が開けてきた。

標高で250mくらい下ると前方にゆっくりと滑り降りているスキーヤーが見えた。ゲレンデではなくて車道をくだっているスキーヤーたちだった。

あとはその道路を歩いて第6ゲレンデに戻ることができた。

 

このコースはたいへんに変化に富んでおり、また池の平湿原とその外輪山という特徴のある地形なので、自分の位置が確認しやすく安心感がある。

いざというときは車道をエスケープルートとして使うことができる。

スノーシューはスキー場のレンタルコーナーで借りることができるが、1日2500円と他と比べて少し高め。

下に地図を掲載しておく。ここに書いたコースは赤の破線。緑は2回目に訪れた時のもの。

その時はリフト終点から池の平の外輪山を経て池の平に下り、夏道を通ってスキー場上部に出て戻った。

 

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戸隠高原古池スノーシュー(2014年2月12日)

2024-01-25 16:26:03 | スノーシュー

西高東低の冬型が強まって冷たい風が身に染みる。

これは10年前の雪遊びの記録。今年は出かけられそうもないのでタイヤ交換もしていない。

 

2014年の2月、妻を伴って戸隠の樅木山荘に泊まってスノーシューをした。

1日目は宿の近くの越水ヶ原や戸隠神社参道付近を歩いて、2日目に黒姫山の南山麓にある古池をめざして歩いてみた。

 

妻は宿で用意してくれたスノーシューを借りた。越水ガ原から車で移動し、戸隠牧場の北のはずれ、鳥居川を渡る大橋のたもとの駐車スペースに車を留めた。

そこから少し歩いた古池の入り口から歩き始めた。上の写真は戸隠山の姿。曇っているし、雪も落ちて黒々としてる。

 

静かな雪の疎林の中へと踏み込んでいく。

目標は北にそびえる黒姫山。そのふもと近くまで歩く。

 

道にはトレースができていたが、この日はだれにも会わない。

積もった雪が美しいグラデーションを見せ、風もなくて本当に静かだ。

 

まずは、古池までの途中にある小さな種池に行ってみた。

結氷して一面の雪の原になっていた。たぶん上に乗っても大丈夫なのだが、妻が怖がるのでやめておいた。

 

林の囲まれた丸い種池の雪原。周囲の樹林は雪を落として黒々と静まっている。

 

種池からは道に戻らずに池のほとりをショートカットし古池に向かった。

 

写真は古池の農業用水管理用建物のよう。

古びた石造りの基礎にトタンの建物。なかなか風情がある。

 

池からの排水口の石積みに白い綿帽子。

 

丸い古池はかなり大きいので傍からでは全景が写真に入らない。その奥は黒姫山。

ここでは少しだけ池の中に踏み込んでみた。

でも妻が心配するのですぐにやめにして池の北側、黒姫山の山すそまで行って食事休憩にした。

少し高い所まであがって景色を眺めてみたかったが、雪が深すぎるのであきらめた。

 

そろそろ戻ろうとするころ、それまで曇っていた空が晴れてきて周囲の山々が白銀のかがやきを放ち始めた。

雪の印象は日が当たっているかどうかで本当に変わるものだ。

写真は古池の西、高妻山につながる五地蔵山から東に伸びた尾根のはずれあたり。

 

帰りの途中で撮ったこのの写真の奥に見える白い山は高妻山、その左手前が五地蔵山だと思われる。

帰りは古池から鳥居川へと流れる川の反対側を歩いた。トレースを参考に、地図で確認しながら適当にコースを選んでいった。

 

古池から流れ出し、鳥居川へとつづく流れ。

 

黒姫山をバックに駐車場へともどる。

戸隠高原を囲む山々が良く見えるので安心して気持ちよく歩けた。

 

すっかり真っ青となった空の下に戸隠の雪の岩壁。晴れるとまるで印象が変わる。

 

最後に、歩いたコースを地図で紹介しておく。

特に危険はないコースだが、曇って周囲の山が見えないと広すぎて方角を間違える可能性がる。地図読みの力とコンパスなどは必携。

 

戸隠では、越水が原から歩いていけるコースとして、戸隠神社奥社への往復がある。このコースは道路から随神門までは一直線で道もはっきりしている。ときどき道をそれて新雪を楽しんでもちゃんと戻れる。随神門から奥社までは両側は杉の並木なので間違えようがない。

もう一つのポイントは鏡池。ここへは随神門から左に折れて1.3kmほど歩いたところにある山に囲まれた静かな池。もちろんこの時期は結氷して真っ白だ。数年後に子どもたちと歩いてみたが、池にたどり着く前に時間切れになった。

 

 

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たんばら高原スノーシュー(2013年2月20日)

2023-02-04 14:17:28 | スノーシュー

雪の季節なのでちょうど10年前の2月に行ったスノーシューの記事に手を加えて再投稿する。

 

スノーシューをやりはじめたばかりの2013年2月、群馬のたんばら高原にあるペンションでスノーシューをレンタルしてくれることがわかったので、赤城山に同行した息子と歩いてみた。

借りたのは、「森のペンションつつみスクエア」。本来は宿泊客用に用意したらしいのだが、問い合わせてみたら外来でも貸してくれるという。

ペンションの前に車を置かせてもらい、すぐ裏から始まるブナの森に入り込んでいった。

森を自由に歩くのはとても気持ちがいい。しかし、安全のために地形を把握しておく必要がある。

この森はたんばらスキーパークというスキー場の南東側に広がる緩斜面の森で、等高線にそって南東に歩いていくと急斜面の谷にぶつかる。

ここから先には踏み込まないこと。わからなくなったら、等高線にそって、つまり水平に北西に歩けばスキー場に戻ることができる。

 

雪の森に入れば必ずのように出会うのが動物の足跡。

雪のほうが生き物の息吹を感じることができる。

 

お天気も良くてブナの森の中まで日差しが届いている。

目の前に斜面につながる台地の縁が見えてきた。

 

見通しの良い森にはところどころかなり大きなブナの木があった。

そんな森の中を南東のヘリまで歩いてから北へ方向転換し、少し登りながらスキー場方向に戻った。

 

途中にキャンプ場の建物があったので、そこで昼食にした。

なにせ、雪が深くて座れる場所が見つからない。

 

食後はスキー場を横断して、今度は西側の森に入ってみた。

スキー場のリフトを使えば鹿俣山の山頂直下まであがれるが、この日は下のほうの森を選んで歩いた。

 

北西方向にむかって左下がりの斜面を玉原湿原にむかった。

 

木の種類が変わったのか、枝についた雪がめだつところがあった。

森の雰囲気ががらっと変わる。

 

玉原湿原の入口にある駐車場の先からブナ平にのぼるハイキングコースのあたりに出ると見通しがよくなった。

ブナの巨木で有名なブナ平にも行ってみたいが、今日は無理だろう。

 

しかし、深い雪の中、湿原までは少し遠すぎた。私より息子のほうがへばってきてしまった。

息子はロードバイクを乗り回しているのだが、使う筋肉が違うらしい。

 

左へとくだって湿原入口の玉原自然環境センターの軒先をかりて休憩した。

 

隣にある十二山宮の鳥居が雪に埋もれていた。雪の深さがよくわかる。

玉原湿原は、ここからさらに下った奥にある。

ということは帰りは登り返しになってしまう。

 

時間も経過しているので湿原はあきらめた。

帰りは車道をたどってスキー場にもどった。この道だって帰りは少しづつ上りなのだ。

帰る途中でスノーシューを借りたペンションのご主人から携帯に電話が。

ちょっと留守にするのでスノーシューは玄関に置いておいてほしいとのことだった。

最後に駐車場の土手を直登してスキー場に戻ることができた。

 

今回歩いたコースは次の地図の赤い破線。反時計回りで歩いている。

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