毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

2021年正月のハイキング計画

2020-11-25 15:34:42 | 山の計画

2021年の正月ハイキングは筑波山に決まったので、計画を作成した。メンバーがかなり高齢化してきているので、いろいろ悩ましい。

今回は、バスでつつじヶ丘まであがり、そこを起点に女体山、男体山をまわり、最後に筑波山神社に下る行程にした。これなら疲れた人は、先にケーブルで下って神社参りや土産物屋で時間をつぶすことができる。

つくば駅から10:00発のシャトルバスでつつじヶ丘に向う。到着は10:50、支度をして11時には出発できるだろう。

この行程ではたぶん弁慶茶屋跡あたりで昼食休憩になる。あとは女体山、男体山をめぐり、展望を楽しむとともに、頂上の神社本殿に初詣もできる。

帰りは御幸ケ原コースを下る。本来はここから登るのがいいのかもしれないが、登りの標高差を少なくするためだ。

普通のテンポで下れば神社入口から16:10のバスに乗ることができるだろう。少しテンポ良く下れれば、山麓の神社にも寄ることができるかもしれない。

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榛名神社から榛名湖へ紅葉の森を歩く(2020年10月30日)

2020-11-23 18:54:04 | 山日記

このコースは、2019年6月に電車とバスで来て、榛名神社から榛名湖、掃部ヶ岳から杏ヶ岳とまわって神社まで周回した時に、機会があったら誰かを案内したいと思ったコースである。その時は、新緑のまっ盛りでハルゼミの鳴き声が世界を満たしていて、どこまでいっても抜け出せないと感じたものだった。北関東の山々は広葉樹林に包まれていて、きっと秋もいいだろうと思ったのだ。

今回は、妻とその妹さんをつれて、その中から榛名神社から榛名湖までを歩き、バスで榛名神社に戻るという計画だ。だれでも歩ける楽なコースだ。

11時すぎ、車を榛名神社の町営駐車場に留め、参道を神社へと歩く。土曜日で紅葉の季節とあって結構人が出ていた。

神社への参道は、石畳の道を谷にそってゆっくりと上っていく。その谷全体が秋の色に染まっている。

石畳の道が階段に変わる頃から左手の斜面に岩壁が現れてきた。こうした岩壁が神の宿る場所として信仰の対象となり、榛名神社が祀られることになったのだろう。

社殿は改修工事中で覆いに覆われていたが、お参りをすませ、さっそく奥の山道へと入っていった。すぐに、大きな堰堤があらわれ、その上から九折岩(つづらいわ)という名の奇妙な形の岩が顔を覗かせている。

道は谷底から斜面に移りながらゆるやかに登っていく。杉林の中で道が分かれている。そのまま登っていくと車道に出て、神社裏のバス停になる。

私たちは右に下る道をたどって谷底へとおり、やがてふたたび落葉広葉樹の中の道になる。日差しが明るく暖かくなる。日当たりがよくて少し広くなったところで昼食にした。

標高も1000mを超えて、榛名湖の外輪山をなす天神峠が近づくと木々の色づきも鮮やかさを増してきた。

やがて、峠が近いのだろう、谷の反対側の斜面が目の前に迫り、華やかな彩りの斜面を大きく広げている。日を一杯に浴びている。

峠は駐車場にもなるらしい広場になっていて、それを囲む木々のなかにモミジの鮮やかな赤が混じっている。それそろ神社へと下るための1時間に1本のバスの発車時刻が迫ってきたので、湖畔には下らずに峠のバス停から13:30に湖畔を出発するバスに乗ることにした。湖畔の景色は、帰りの車を伊香保周りにすることで楽しめる。小春日和の天気の中、のんびりと秋を満喫したハイキングだった。

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バスがなくて見送った焼山峠から鼓川温泉へ抜ける小楢山(計画)

2020-11-22 12:07:21 | 山の計画

塩山の北西にある小楢山は、富士山の展望地だし、大菩薩や南アルプスも望めるはずだ。昔、家族で焼山峠から往復した。これだけなら軽いハイキングコースだ。

焼山峠へはバスがないと思っていたが、調べてみたら、大菩薩の路線もやっている栄和交通が予約制のバスを運行していた。一人でも予約があれば運行するのでグループでなくても利用できる。しかし、土日だけの季節運行で、11月23日が最終だった。

これを利用し、時期を見て実行したいのが表題の鼓川温泉までの縦走計画だ。

まず栄和交通のバスの運行期間だが、6月から11月23日までの土曜・日曜・祝日のみ。ホームページからWEB予約が便利なようだ。塩山駅発は、7:30、8:30、9:40の3本あるが、帰りに温泉に寄るためには早めのバスを利用したい。

焼山峠から小楢山へのコースタイムは1時間45分程度。まだ10時すぎなので昼食には早すぎるが展望を楽しみながらゆっくりしたいところだ。

次のスポットの幕岩は行ったことがないのだが、情報ではかなりの岩場。展望はいいが、昼食休憩にいいのかは疑問が残る。

次の差山付近も急こう配のロープ道らしい。途中に鎖場もあるようだ。幕岩から差山までは1時間40分とされている。コースタイムは全体で5時間15分なので、6時間を見込んでおきたい。

下ったところにある鼓川温泉は公営で、市外の一般客は510円。木曜が定休日である。

鼓川温泉からバスで塩山駅に出るには、近くの牧平バス停から16:40発の山梨市循環バスで窪平で乗り換え、窪平17:25発で塩山駅が17:40になる。14時台のバスでは塩山への乗り継ぎがない。温泉でゆっくりできるというわけだ。入浴時間を1時間みても15:40までに下山すればよいので、塩山8:30のバスでもOKのようだ。

 

 

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年末に行きたい温泉付き明神ヶ岳と明星ヶ岳(計画中)

2020-11-21 21:15:31 | 山の計画

箱根は観光地なのでこれまでなんとなく敬遠してきた。それでも金時山には家族で登っている。

年末が近づいてきたので、温泉付きで日帰りできるプランをつくってみた。

有名な強羅から谷をはさんで反対側にある宮城野から出発し、明神ヶ岳と明星ヶ岳を縦走し、下山後は宮城野温泉会館で入浴して帰る計画だ。

箱根湯本駅からは箱根登山のバスで宮城野営業所前で降りる。駅を9時ちょうどのバスに乗れば営業所前は15分の到着だ。

途中企業の保養所や研修所が立ち並ぶ斜面を舗装道路がかなり上まで続いているが、私たちは車道は進まず、山道を選ぶ。歩行時間は出発から稜線まで1時間15分、稜線鞍部から明神ヶ岳まで45分、前方に富士山を見ながら(たぶん見えるはず)草原の広い稜線をのんびり歩ける。このコースの魅力はこの広々とした稜線にある。

明神ヶ岳で早めの昼食。風がないことを祈ろう。

明神ヶ岳から稜線を戻って明星ヶ岳へ。途中、私たちが登ってきた宮城野からの道とは反対側、足柄方面へ下る道が分かれているが、私たちは尾根をそのまま下る。地図を見ると後半は樹林の中を下るようだが、明星ヶ岳付近はふたたび草原になって展望があるようだ。歩くこと1時間25分、ここでふたたび大休止。

下山は宮城野橋へと1時間。温泉のある宮城の快感までは国道を少し歩く。

温泉のあと、バスで箱根湯本か小田原に戻るバスは、14:05、14:35、15:05、15:35と30分ごとにある。

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瑞牆山(2020年11月18日)

2020-11-21 11:51:25 | 山日記

須玉インターを降りて、国道141号線を若神子で右折し、瑞牆山への道に向かう。この日は息子と二人だ。道は塩川の谷を遡っていくが、この谷は明るく開けていて、斜面には棚田と集落が見渡せる。いいところだ。

谷は一旦狭まって塩川ダムとなるが、さらに登ると再び開けて神戸や御門という集落が現れた。車をとめてゆっくりと眺めたいと思ったほどの日本の山村だ。

信州川上村に抜けるこの道から、黒森という集落の先で右にわかれて、いよいよ瑞牆山のふもとへと入り込んでゆく。両側はカラマツ林となり、みずがき山荘の少し先にある無料の駐車場に車を留めた。この谷の道は最後まで空が広くて明るかった。

登り始めの道も広くゆるやかな斜面で、枯れ葉で埋まっているので道型も定かではない。コナラやミズナラらしい木々はすっかり葉を落としていて、しかも木の生え具合も密ではないので、どこでも歩けるという具合だ。かえってとまどってしまう。

少し傾斜が増してきたころ林道を横切った。道は金峰山から西へと伸びだしてきた尾根の末端へと登っていく。そして峠状の尾根に登りつくと正面に今まで隠されていた瑞牆山の威容が姿を現した。すでに写真や映像でなじんでいる姿ではあるが、実際にその姿が目の前に広がってみると自然に「おおっ」という声がもれてしまう。

「こんな山登れるの?」という感じ。花崗岩の岩峰がそそりたっている姿に恐れをなしてしまうが、よく見ると岩いわの間に木々の茂る斜面が頂上まで続いている。

私たちが立っている尾根にも花崗岩の大きな岩があって、その下に里宮が祀られていた。瑞牆山を御神体とする信仰のここが遙拝所といったところなのだろう。この尾根を東へとたどっていくと広い台地状のところに出て、奥の斜面のそばに富士見平小屋の建物があった。広い林にはいくつかテントも張られていた。

瑞牆山への道は、そこから尾根の北側に回り込みながら、天鳥川の谷へと入っていく。北斜面だからなのか針葉樹が増えて森が少し暗く感じられるようになった。木々の隙間からところどころで岩峰がのぞく。

小川山へむかう山道をわけたところから谷へと下り、いよいよ瑞牆山に取りつく。そのスタート地点を飾っているのが桃太郎岩だ。直径10mはありそうな花崗岩の丸い岩が、縦にぱっくりと割れている。この岩から生まれた桃太郎なら赤ん坊の時からかなり大きかったと思われる。

この岩の右側に木の階段があり、ここが登り始めだ。山自体が花崗岩の塊なのだから、谷間の山道は崩れ落ちた巨大な岩の塊がごろごろとしていて歩きにくい。意識的にペースを落としてゆっくりと登っているのだが、どうしても大きく足を持ち上げ、よっこらしょと声を出さねばならないようなところが次々と現れる。再び現れた木の階段の上の少し開けたところで最初の休憩をとった。

相棒はこのところすっかり中年太りで腹が出てきている。歩き始めの様子は私より調子良さそうにみえていたが、やはりこの岩だらけの道には閉口しているようだ。

同じような岩だらけの道をさらに登り続け、ようやく前方に大ヤスリ岩が姿を現した。この岩の下を抜ければ山頂はもう近い。しかし、乗り越える一つ一つの岩がさらに大きくなって、鎖場も現れた。手足すべてを動員して登らねばならない。息を整えるために何度も立ち止まっては大ヤスリ岩を見上げてカメラに収めた。

頂上への道はいったん山の北側にまわりこむ。ここでも針葉樹林が増えて森が暗くなり、いかにも奥秩父らしい雰囲気を醸し出していた。

最後の鎖をたぐると木々の間からようやく山頂の岩場が姿を現した。空の青さがまぶしい。森を抜けて岩の斜面を登ると一気に視界が開けた。「ひょーっ」と自然にのどから声がもれる。正面南に南アルプス、西側に八ヶ岳、東側には間近に金峰山。山頂の五丈岩もくっきり見えている。そして遠くに富士山。

風のないこの日は、下界はかすんでいるが、2000mをこえた上空は空気も澄み渡っている。眼の下には先ほど見上げていた大ヤスリ岩が見下ろせる。上空は青空が広がり、風もなくて暖かいほどだ。少しはしゃぎながら相棒とお互いをカメラに収めあった。

山頂岩場の東の端の座りやすいところで昼食をとり、珈琲をいれて飲んだ。何度もなんども周囲を見渡す。しばらくぶりで味わう至福の時だった。

見渡す限りの大空間をゆっくりと味わって下山にかかった。下りは息が上がることはないのだが、大きな岩の段差をおりるとき、どうしても足に負担がかかる。それを繰り返しているうちに案の定足がつり始めた。しかたなく常備の漢方薬を飲む。少し楽になった。息子の足もつったようだったが、薬は飲まず休憩しながら下った。

天鳥川を渡って富士見平小屋の尾根にかかり、やっと岩から解放され、足も少し楽になった。小屋をすぎるとふたたび明るい森の中の道になって最後は気分よく締めくくることができた。これまで行く機会がつかめずにいた山だが、やっと訪れたチャンスは、いい思い出とすることができたように思う。

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