毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

赤城山で雪遊び(2,022年2月25日)

2022-02-26 09:36:02 | 山日記

3回目の正直で赤城山に行ってきました。

予約していた赤城山ビジターセンターに10時40分頃到着。

スノーシューとポールのセットで1000円。午後3時までに返してくださいといわれました。

さてこの日は私がカメラを忘れてしまったので、写真は少ないです。

まずは覚満渕へ。深雪の中にできているトレースをたどっていきます。

私なんかはこういうところにくるとはしゃいで新雪の中を歩いてしまいますが、ほかのメンバーはきちんとトレースをたどっています。まじめだな~。

沼は完全に凍結しているので、トレースは沼の真ん中に何本もあり、そこを進んでいきます。

妻などは、池の上だといったら怖がって乗ろうとしないものですが、今回ははっきりトレースがあるので安心して歩いていました。

まわりを取り囲む山の斜面は白い雪肌に葉をおとした木々が映えて気分爽快な景色をつくっています。

沼の周囲をめぐる散策路の木橋と沼の雪面とがほとんど同じ高さになるくらいの積雪。

見晴らしのいいケーブルカー駅跡にのぼるハイキングコースもかなりの積雪なのでちょっと大回りして道路で使いました。

斜面をショートカットして道路に出ようとするとシューをつけているのにたびたび太ももまでもぐっていまいした。

雪のしたに笹藪がかくれているところでした。

除雪跡のわずかに残った雪を踏んであるきました。

ようやく展望地に到着。振り返ると大沼と手前に覚満渕が見下ろせましたが、強風です。

北西から吹いてくる風が、ここに集まって吹き抜けて行くので、立っていられないほどの強風になっていました。

風をよけられる場所を探してみましたが、大きな石碑の陰に入っても風は回り込んできます。

これでは食事もできません。

小沼へむかうトラバース道も相当の積雪のようなのでそちらも断念。道路を使ってビジターセンターに戻りました。

センターの外には日当たりのいいベンチが並んでいたのでここで昼食休憩。

その後は、となりにあるスキー場でそり遊びをして遊んでから帰りました。

100均でも売っているお尻の下にしく取っ手のついたプラスチック板です。

久しぶりに楽しく遊びました。

以前に3月に来たときはなんの不安もなく小沼まで行けたのに、今年の積雪は予想を裏切っていました。

でも短縮したのでみんな疲れもなく楽しく帰路につくことができました。

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雪の奥多摩御前山(2022年2月16日)

2022-02-18 08:31:15 | 山日記

今年は毎週末ごとに南岸低気圧が通って、関東にも雪をもたらした。

先週は、平野部には積雪はなかったものの、奥多摩や秩父はかなり積もったようだ。

これは行かないわけにはいかない。

どこに行くか?

最初は、このブログにも書いたまだ登っていない奈良倉山にしようと考えていたが、直前になって考え直した。

かなりの積雪があった場合、下山後のバスの時刻にしばられているとろくなことはないと。

そこでしばらく登っていない奥多摩の御前山に行くことにした。

標高は1405m。大岳山と三頭山という便利で人気の山にはさまれており、奥多摩湖から登ると550mくらいの湖畔から標高差850mの急登となるので二つの山に比べると登山者は少ないと思う。

バスから降りて、9時少し過ぎに出発。

ダムの堰堤からみえる山々も雪化粧だ。

鷹ノ巣山からのびる榧ノ木尾根の先端、倉戸山が冬の日差しをあびて暖かそうな色に染まっている。

こちらは六ツ石山。ここもダムそばの水根からだと急登が待っている。

ダム湖の見晴らし台に登る階段は雪におおわれていた。雪の階段は滑ると怖い。

足元が危ないので中途の広場によって軽アイゼンを装着した。持ってきたのは4本爪の最低限のもの。

どんどん高度があがる。

山頂から北西にのびるこの尾根では、ちょうど登る方向から日が差してくる。

雪の質感をだして写真を撮るのはむずかしい。撮ってみてもなかなか見たようなイメージにはなってくれない。

1時間以上歩いているので、腰掛によさそうな倒木を見つけて休憩にした。

出だしの急登では、4本爪の軽アイゼンでは足元が安定せず、6本爪のものを持ってくるべきだったと反省した。

そういえば、先ほど追い越していった若い女性二人ずれはチェーンスパイクを装着していた。

足の裏全体に爪が配置されているので効果的なのかもしれないな。

木々のあいだから三頭山が見えていた。買ってきた大福をほおばる。

休憩した地点から少し登るとそこがサス沢山940mだった。

標柱のわきには木製の展望テラスがあって奥多摩湖と三頭山などが見渡せた。

ただ木製のためかアイゼンのまま乗らないようにとの注意書きがしてあった。

さっき休憩したばかりなので、写真を撮っただけで登り始めた。

サス沢山からはしばらくゆるやかな尾根となり、そのあと80mほど急登。その後しばらくゆるやかになり、今度は100mほど急登。

平らになってほっとしては次の急登へとむかう。

こうしてみると急登のところは余裕がないので写真を撮っていない。

だから写真だけ見るとずっと平らなところを歩いているように見えるかもしれない。

部分的には、トレースではなくて、深い足跡のつらなりになる。

斜面に雪に木々の影がリズミカルだ。

しだいに雪が深くなってきて、吹き溜まりのところでは膝までもぐるようになった。でもしっかりした足跡があるので比較的楽に歩ける。

天気は上々。

斜面に鹿の足跡らしいものがあった。

逆光の雪のきらめきを捉えてみたいがなかなか・・・・。

三頭山へとつづく尾根の葉を落とした木々がまだらな頭髪に見える。それでも私の頭よりはずっとましかも。

地形図の1128m標高点付近だとおもうが、右手に富士山が見えていることに気がついた。

木が多いのですっきりとは見えないが、やはり見えているとうれしくなる。

隙間をみつけて写してみるが、くっきりというわけにはいかない。

なんとなく山頂稜線という雰囲気だと思ったが、どうしてどうしてまだ先は長かった。

振り返ると遠くに変わった形のピークが見えた。方向と形から日原の奥、雲取山から長々と伸びている長沢背稜にある三ツドッケ(天目山)だろうと思う。

このあたりから惣岳山の手前の急登には苦しめられた。

私の軽アイゼンでは、からだを支え切らずにずるずると落ちてしまう。

持っていたポールを横にして手も使ってなんとか乗り切ったが、疲れた。

惣岳山から尾根通しに栃寄へ下るルートがあるが、踏みあとはついていなかった。

ここまでかなり苦しめられてかなり足に来ていたが、傾斜がゆるくなれば元気になる。

御前山のこのあたりは春になればカタクリの名所らしい。

植生保護の柵がはりめぐらされている。そんな季節にまた登れたらいいなと思う。

あと300mだ!もう午後1時をまわってしまった。

頂上手前には昔から富士山のビューポイントがある。

ここはかわっていないなぁ。

北西の風に頂上に雲がまとわりついている。

やっと頂上だ。

少し遅くなったので、もうだれもいなかった。

頂上付近の北側の木が伐採されたらしく、奥多摩の山々が一望に見渡せる。

雲取、飛龍から鷹ノ巣山、六ッ石山。長沢背稜の峰々。何度もかよった川乗山はどれがそうなのかおぼつかない。

雪化粧の雲取山。

ちょうどいい方向に三角点標石があったのでカメラをおいて自撮りしてみた。

ちょっと位置が低すぎたかな(笑)

出発から4時間20分もかかってしまったので、休憩は15分で切り上げて下山を開始した。

少し東に下ると分岐点がある。南東に向かえば湯久保尾根から五日市へ。でも下山後バスがほとんどない。

たいがいは払沢ノ滝入口まであるくことになる。

そのまま東に向かえば大ダワをへて大岳山へとつづく尾根。

私は左の栃寄への道で下山する。

すぐに立派な避難小屋があった。建て替えられて新しくなったらしくきれいだし、ガラス張りだ。

大岳山とその向こうに横浜方面の平野が見渡せる。いいところに建っている。

そこで先行している2人の人影に気がついた。たぶん避難小屋あたりで休憩していたのだろう。

追いつこうかと少しいそいでみたら、北斜面の深雪に足がつってしまった。

休憩15分は短すぎたか。みっともないので少し休憩して距離をおく。

そして控えめの速度で下山していった。その後山の中では追いつくことはなかった。

こんな写真もあしの疲れをごまかすための休憩をかねている。

ゆっくり歩いているつもりでも、深雪にだんだんと足がつりそうになる。

ふとみると都民の森の東屋が見えたので、立ち寄って休憩する。

東屋の床に不思議な雪の結晶模様らしいものができていた。

これも私の写真技術ではなかなかその美しさが写し取れない。

10分ほど休んで再びペースを注意しながら歩き始めた。

また東屋があって、そこから林道が続いていて、先行者のトレースもその道をたどっている。

みると谷間にむかう山道は通行止になっていた。

林道になったので格段に歩きやすくなった。

北斜面をかなり降ったのでようやく陽の目を見ることができた。

またまた東屋があって、そこからは舗装道路が続いていた。道は除雪されて路面が見えている。

もう雪に苦しめられることはないが、なんとなくさびしくなる。

向かいの六ッ石山が傾きかけた冬の午後の日差しをあびて明るい。

舗装道路歩きは、雪道歩きと使う筋肉が違うらしく、もう足がつることもない。

山奥にある栃寄の集落にでた。北斜面にある集落なので冬はきびしそうだ。

そこからも延々と舗装道路を歩いてくだる。

途中で先ほどの女性二人組の姿が見えてきた。

ちょうど境橋についたところで追いついた。

バス停を確認すると奥多摩駅行きのバスは20分後の到着だった。グッドタイミング!

はずして手に持っていたスパッツやアイゼンの雪をはらってしまい込んでバスを待つ。

久しぶりにくたびれた山行だったが、雪の山をたっぷりと歩けた満足感にひたることができた。

 

 

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雪の赤城山、黒檜山(2016年3月16日)

2022-02-11 09:39:02 | 山日記

大雪の予報で赤城山でのスノーシューを中止した。そのことで雪の赤城山に行ったことを思い出した。

もう6年前になってしまったが、雪の中を歩きたくなって初心者向きの赤城山主峰、黒檜山に車で出かけた。

3月も16日なのでもはや残雪の春山といっていいかもしれない。

赤城山ビジターセンターがある覚満淵から赤城神社のほうにむかう途中、駒ケ岳への登山口に駐車場があってきれいに除雪されていた。7時20分登山開始。

少し高度をあげると木々の間から小さなスキー場が見える。

リフトもない小さなゲレンデ。利用者もほとんどないようだ。

しばらくは急な登りが続く。雪はたっぷりとあった。

風が斜面にいろいろな造形をつくっている。

ようやく稜線に出て、これから1685mの駒ケ岳へとむかう。

雪面にある足跡も雪をかぶって浅くなっている。

このときはワカンも用意せず、ずっとツボ足で歩いたのだが、からだが慣れておらず、かかとが沈んだりしてよろけながら歩いた。

雪の中に自分の足跡だけが点々と続いている。

はっきりしたトレースのないところを歩くのは、うれしいものだ。

途中で振り返ると長七郎山の右に小沼の白い湖面が見えた。その向こうには関東平野が茫洋と広がっている。

駒ケ岳への登りも東側が開けていて、日光方面の山々が眺められた。

8時50分、駒ケ岳山頂に到着。1685mだ。

木々のあいだから主峰の黒檜山が見える。

見通しのよい尾根が続く。

左手に結氷した大沼とその向こうに地蔵岳が見えた。もう地蔵岳よりも高いところに来ている。

花見が原への分岐の標識があった。もう山頂は近い。

黒檜大神の鳥居がある。社殿はなくて石碑だけが祀られている。

そして山頂の北にある展望台にくると、上越国境の白い山々の連なりが見渡せた。

11時40分。駒ケ岳から3時間近くかかっている。

山頂には4人の若者が休んでいたが、大沼のほうから直接登ってきたようだ。

駒ケ岳から続いていた浅い足跡はやはり少し前に登った人のものだったようだ。

山頂標識に戻り、これから大沼へと急なくだりとなる。

雪が深い中での急なくだりは、足元が定まらず苦労をさせられた。

急な道には木の根や岩、そして雨でえぐられた大きな段差などが隠されている。

登りなら危なそうなところは雪を払って確認するが、下りではそうもいかない。

雪の具合でおおよそ見当をつけて足を踏み出すのだが、予想がはずれてバランスを崩す。

樹林の中なのでそう危ないことはない。雪とたわむれながらよろけながら歩くので、からだは疲れる。

大沼とすぐ足元に赤城神社を見下ろせるポイントがあった。もう少しだ。

11時42分、大沼のほとり、黒檜山の登山口に無事到着した。

そこは沼田へむかう道路と大沼を周回する道路の分岐点だった。

結氷した大沼では氷の上でワカサギ釣りを楽しんでいる人もいた。

私も少し氷の上に出てみた。振り返ると黒檜山が正面に見えた。堂々として立派な姿だ。

このあと赤城神社によって、駒ケ岳登山口に停めてある車へと戻った。

 

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雪のせいで雪遊び中止

2022-02-10 09:30:27 | 山日記

関東地方は大雪の恐れ、という天気予報に、朝起きて外を見るとただの雨模様。

今日は、いつもの山仲間で赤城山にスノーシューを楽しみに行く予定だった。

ビジターセンターを起点に覚満淵からケーブルカー駅の跡、小沼や長七郎山などをめぐりたいと思っていた。

でも平地が大雪では、高速道が渋滞したり通行止になってたどりつけなかったりするリスクがある。

しかたなく、日を改めて計画することにした。

冷たい雨の中では山に行く気持ちにもならない。

ところが、様子を見ていると9時頃から雪に変わって、かなり本格的な降りになった。

もう草の上は白くなってきた。積雪になれば1月6日以来になる。

低山で雪の中を歩けるチャンスなのだが、13日の日曜日は雨の予報。

あまり気温が上がらなければ、低山では雪になるかもしれない。

このへんが微妙なので成り行きに注目している。

低地が雨でも、山が雪なら、しばらく残って楽しめるかもしれないと密かに期待している。

 

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