毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

芽が出てきた

2023-11-26 10:30:26 | 雑草

20日ほど前、除草されてしまうという雑草の宿命を紹介した並木の根方。

暖かい日が続いてもなかなか芽を出さなかったのに、寒くても一雨降ったら・・・

いっせいに顔を出し始めました。気温じゃなくて水が必要だったんだね。

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ツワブキ

2023-11-24 15:36:42 | 山野草

我が家の北側のすきまにツワブキの花が咲いた。

黄色で大きな花なのですごく目立つのだが、周りが日陰でほかに色どりのものがないせいか、華やぎという感じがしない。

今まであまり気にしていなかったが、花の形に2種類ある。

調べてみたら、園芸植物として人の手が加えられたせいらしい。つまり品種の違い。

めしべをアップで見てみたら、やはりキク科らしい形をしている。

もう少し日当たりがいい場所にはフキもある。

こちらは季節には収穫しておいしくいただいている。

そして日当たりのいいところでは菊がまっさかり。

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妻を誘って多峯主山へ(2023年11月22日)

2023-11-23 12:08:11 | 山日記

8月末の入院以来、抗がん剤の化学療法を繰り返してきた妻は、もう丸々3か月以上山歩きをしていない。それどころか、体のだるさもあって近所での買い物以外外出も極端に少なくなって、家に閉じこもる生活となっている。

本当は、5回の点滴は終わっている時期なのだが、白血球の減少があって途中お休みした分を12月にやることになった。その前に少し気分転換と運動のために軽く歩ける山に誘った。飯能にある多峯主山(とうのすやま)だ。

本人も自信がなくて、だいぶ躊躇していたが、昨日の22日はおだやかな晴れで気温も上がってあたたかいというので行く気になってくれた。

気分転換もあるので車ではなく、電車で出かけたのだが、これが裏目に出てしまった。川越線が乱れて八高線との直通運転をとりやめていた。予定の時間にまにあわなくて、バスではなく、東飯能駅から登山口まではタクシーを利用した。

 

能仁寺の紅葉がきれいなら寄ってみるつもりだったが、門のところのもみじも赤茶色になっていたのでパスして、天覧入の谷から多峯主山へとむかった。

7~8軒の民家をすぎると奥深い谷内田へと入っていく。周囲の斜面はあたたかそうな色に包まれていた。

 

日当たりのよい林縁の下草に小さなシジミチョウが日向ぼっこをしていた。

 

小さな紫の実が小枝についてる。

 

メインの登山コースは、階段が続くので、高麗峠へ向かう道の途中から、一つとなりの尾根の歩コースを選んだ。このコースは階段が少なく、ゆるやかな坂をのぼったり平らな尾根道をあるいたりしながら、少しづつ高度をあげていく。ひさしぶりの彼女には最適のコースなのだ。

コース標識に「カエンタケ注意」と。手で触っても炎症を起こす毒キノコだそうだ。

 

針葉樹と広葉樹がまじりあった山道を歩いていく。

最初の坂では、息があがったのか、引き返そうかなどと弱音をはいていたが、少しづつ歩きなれてきて、平らな部分では休まず歩き続けた。

 

天気は予報通り快晴で、風もなくてあたたかい。

 

ゆっくりとはしていても着実に歩いている。これなら頂上までたどりつけそうだ。

 

なんどか「もう頂上につく?」と聞かれたが、あきらめずに歩き続けてくれた。

 

頂上のすぐ下にある雨乞い池に到着。ここまでくればあとはもうひと登り。この近くにはバイオトイレもある。帰りに利用させてもらった。

 

これまでなんども来ているのに気がつかなかった阿修羅様の像をみつけた。花が飾ってあったので気がついたのだ。

 

秋らしい赤い実をつけた草があった。

 

さあ、もうすぐ頂上。青空と展望がまっている。

 

やったぁ。頂上まで歩けた。標高271mだけど、山頂からは大展望が広がっている。

 

山頂標識の奥からは秩父の武甲山や大持山がみえる。

 

西の方には奥多摩の大岳山から丹沢の大山までの山なみがみわたせる。

 

そしてその中間には富士山が頭だけをのぞかせていた。風がないのでよく見ないと見落としてしまいそう。

 

この日は平日だけど、暖かさに誘われたのか、グループや夫婦連れが次々にのぼってきて、山頂はおおにぎわい。

日差しの中にいると、暖かいのを通り越して暑くさえ感じてしまうほどだ。

 

ススキの穂を手前に関東平野の展望をパチリ。

 

散り残りの赤い葉を付けた木。今週末からはぐんと気温が下がって冬に突入するらしい。

 

山頂が込み合ってきたので下山開始。下りはいつも使っているコースにした。このコースはゆるやかな尾根で明るく開けた部分があったり、落葉樹の色づきなども楽しめるのだ。

 

ちいさなノアザミが咲いていた。

 

明るい空も透けて見えて道もよくて、なかなかいい。

 

これなんだったっけ。

 

あたたかい日差しがありがたい。

 

倒木についた赤いきのこ。これはカエンタケではないよ。

 

「下りは楽ね」と。そりゃそうだ。

 

下りももう終わり。もうすぐ能仁寺の西、500mほどのところに出る。

 

最後に陽だまりにもヒョウモウチョウが日向ぼっこをしていた。

当人も恐る恐る出かけた山歩きだったけど、無事に歩きとおせたので自信回復になってよかった山歩きだった。

 

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サルギ尾根から大岳山(2017年11月25日)

2023-11-10 11:07:36 | 山日記

今日から妻は4回目の化学療法に入る。これで今回は一段落の予定だ。

そんなわけで、またまた過去録の投稿となる。

今回の投稿は、5年前の奥多摩、大岳山に、サルギ尾根というマイナーな尾根から登った時の記録だ。

 

サルギ尾根は、大岳山と御岳山の中間にある芥場(あくば)峠から東南東に伸びる短い尾根で、途中に高岩山がある。

 

武蔵五日市から8時20分ころの上養沢行きのバスに乗り、終点の一つ手前、大岳鍾乳洞入り口でおりた。

そこは上養沢方面と大岳鍾乳洞方面の分岐点で、神社があった。

いっしょに下りた人のほとんどは大岳鍾乳洞のコースから大岳山をめざすようだった。

 

その神社には登り龍のの石の彫り物があった。

神社の建物に木の彫り物があるのはよく見かけるけど、石のものはめずらしい。

 

神社の裏からすぐに尾根への樹林帯の登りが始まる。

 

足元は落ち葉で埋まっている。ザクザクいわせながら登っていく。

 

落葉樹の紅葉がが姿をあらわすとあたりの雰囲気も明るくなる。

 

炭焼き窯跡の標識があった。里山だね。

 

急登がおわった尾根の突起部にでた。

 

ようやく東に関東平野の展望が広がった。

向いの金比羅尾根は大部分が針葉樹に覆われているが、一部に残った落葉樹が色づいている。

 

こちら、やや北向きに向きを変えると尾根の向こうに筑波山らしい山が見えていた。

 

途中までは、針葉樹の植林帯だったが、尾根の上部は落葉樹林なので明るく暖かい日差しがたっぷりだ。

 

灌木の葉の赤が目を楽しませてくれる。

 

登り始めて1時間20分ほどで高岩山(920m)に到着。

 

目の前に大岳山の特徴のある姿が見える。

 

高岩山と次の上高岩山のあいだは、鞍部となっているので70mほどくだり、150mほど登り返す。

でもあたりは気分のいい紅葉の森だ。

 

青空と色づいた木の葉のコントラストがいい。

 

カエデ類もまじってより華やかになってきた。

 

上高岩山への登りは葉を落とした明るいコナラの林。

 

高岩山から上高岩山までは30分くらい。

 

上高岩山には東屋もあってそこからは展望が広がっていた。標高は1000mを少しこえたところだ。

 

すぐ前は色づいた木々におおわれた高岩山。左奥は針葉樹におおわれた金比羅尾根の麻生山。

 

反対側には養沢川の源流部、ロックガーデン越しに御岳山と御岳神社がみえる。

 

上高岩山から直接ロックガーデンにくだる道もあるようだ。

私はそのまま、尾根を歩いて芥場峠へむかう。

 

道が格段によくなった。

 

切り石積のしっかりした土留めの道。

 

大岳山の東斜面の道にはいると再び紅葉が見られるようになってきた。

 

土曜日だったので途中で大きなグループに追いついた。

道が広いので要所々々で追い越させてもらう。

 

大岳山山頂へむかうところには今は休業中の大岳山荘がある。

休業と言ってももうかなり長くなっていて、建物もそうとう傷んできている。

再開するには建て替えが必要かな。

 

大岳神社では大勢が休憩中。ここから20分ほど急な登りで山頂だ。

 

12時5分、1266mの山頂に到着。

 

この日は秋晴れの上天気で、富士山もよく見えた。

 

少しアップにして。手前から二つ目のシルエットは権現山だろうか。

 

風もなくてあったかい。みんな富士山の写真を撮って楽しそうだ。

 

でも人が多すぎる感じなので、おにぎりを食べ終わるとすぐに下山開始。

 

大岳神社に戻って、こんどは南の馬頭刈尾根から下山だ。

 

しばらくはアップダウンの少ない尾根道をのんびりとくだる。

 

逆光になるので木の幹の黒と木の葉の紅葉のコントラストが美しい。

北秋川の白倉や大岳鍾乳洞への道をわけて尾根は東南東へとくだっていく。

 

少し登り返しがはじまるとすぐに富士見台だ。南側が少し開けている。

 

富士見台から標高にして100mほど下ると大きな岩があらわれた。

 

鉄の階段もあった。

 

ここがつづら岩だ。ここで尾根からわかれて天狗ノ滝へと下った。

そのまま尾根を進めば馬頭刈山をこえて十里木に出られるが、かなり長いコースとなる。

 

標識には十里木まで6.5kmと書いてあった。

疲れてきたので素直にくだることにする。

 

つづら岩から45分で天狗ノ滝についた。高さは20mくらいだろうか。

 

岩盤をすべるように落ちている。

 

天狗ノ滝から急斜面の道を下っていくともう一つの滝が見えてきた。

 

こちらは小天狗ノ滝。

下の方がややすそ広がりに落ちていた。

こちらもなかなか見ごたえがある。

 

滝から少し下ると林道にでた。

 

もう午後の2時半くらい。少し日が傾いて暗くなった山陰にススキが浮き上がる。

 

北秋川の千足が近づいて、里の神社のモミジが美しい。

 

早くも日陰になってしまった山里の家と畑。

 

振り返った山はまだ午後の日差しをあびて暖かそうだった。

ここから舗装の道を少しあるいて払沢の滝入り口からバスで武蔵五日市駅へと戻った。

 

 

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雑草の宿命

2023-11-07 13:07:41 | 雑草

私の仕事場のそばの通りはプラタナスの並木だ。

そこを歩くときは、並木の根元に生えるいろいろな草をみながら歩く。

しかし、そこが突然にきれいになってしまった。

定期のお手入れの時期となって、みごとに引っこ抜かれてしまったのだ。

並木は当然何本もあるので、そこに生える雑草は、さまざま。

そのうち4つほどは、最近はハキダメギクの天下だった。

かなり前からこのいくつかの個所にはハキダメギクがほかの草とともにあったのだが、最近はほぼ独占状態だった。手入れがあるときれいに取り払われるのだけど、いち早く芽を出して占有率をたかめて、しかも一年になんども花を咲かせて増えていたのだ。

 

別の個所にはコミカンソウが群生していた。これは今年になって目につくようになったけど、今回のお手入れできれいに片付けられてしまった。

イヌホウズキも花の盛りだったのだけど・・・。

でも嘆かないよ。彼らはこの日の来ることを予測して、ちゃんと手は打っている。

さて、このあとには何が顔を出すのだろうか。楽しみ♪

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