毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

秩父の名峰武甲山から大持山へ(2016年12月24日)

2021-11-26 16:48:18 | 山日記

5年前になるが、年末山行として秩父の武甲山からとなりにある大持山をまわり妻坂峠からくだるという周回コースを歩いた。

武甲山は有名な山だが、石灰石の採掘で山頂直下まで削られて、昔の姿からは大変貌している。これまで登る気がしなかったのだが、やはり登っておこうと思いなおして計画した。この機会に小持山、大持山とまわってみようと思ったのだ。

駐車場へは横瀬から生川にそって上がっていくが、まるでセメント工場の中を通っているような感じになる。

そこを抜けて1km弱すすむと一の鳥居の駐車スペースがあった。

9時出発。車を留めた場所からさらに生川に沿って昔の参道をあがっていく。

25分ほどでシラジクボへの道との分岐にでた。持山寺跡の表示があるが、今回のコースからは外れている。ここから本格的なのぼりとなった。

思い出すために最新の地図情報を調べたら、私の登ったこの表参道といえるコースは通行止になっているようだ。今のぼるのならシラジクボ経由しかないらしい。行ってみようという方は、横瀬町などの情報を調べて欲しい。(2021年12月のヤマレコなどでは普通にこのコースを登っています。別段のことはないようです。)

山頂には御嶽神社があるので参拝者のための丁目石があった。最近1丁は109mと知ったが、このときは知らなかった。

十八丁目。換算法を知っていれば2km近く歩いたことがわかったのだ。

石の標柱も大きくて立派だ。昔の人がかつぎあげたのか、修羅などに乗せて馬でひっぱりあげたのか。

ところどころに石の祠もある。

かなり太い杉の木があった。別の大きな木には「あと60分」の板が・・・

三十二丁目。これは五十丁以上までありそうだと思った。

このコースはほとんどが杉林の中。向こう側が雑木林で明るい。寒い冬の時期なのであちらを歩きたいと思ったものだ。

武甲山の南東面はほとんどが杉林で、尾根の近くだけが雑木林だ。ということはもう頂上は近いはずだ。

五十丁目だ。もう少しでつきそうな雰囲気だ。

平らな部分が広くなってきた。山頂の御嶽神社についたようだ。

御嶽神社の社殿があった。でもまずは山頂へ。

神社の裏手にのぼるとそこが山頂だった。

10時50分、駐車場から1時間50分だった。山頂からは大展望が広がっていた。

奥武蔵の山々をこして関東平野の北部が見える。遠くに男体山など日光の山々も見える。

そして足元には横瀬のセメント工場。

そして秩父盆地。秩父の街並みとともに秩父ハープ橋がよく見える。

奥秩父のほうに目をやると見慣れた両神山。

しばらく休んでから御嶽神社にもどる。

石灰岩地帯固有の植物が生息しているらしいが、冬場のせいか私はまだであっていない。

さて、11時5分、武甲山をあとにして小持山へとむかう。いったん250mほどくだり、鞍部をこして今度は200mほどのぼる。

 

最低鞍部に到着。ここをシラジクボというらしい。出発直後の分岐点を登ればここに出てくるようだ。

ふたたびのぼりとなったが、両側杉林で展望がない。

杉林が終わってやっと見通しがよくなった。振り返ると今くだってきた武甲山が大きい。

赤い石が目についたが、よくわからない。

まずは小持山。13時4分、武甲山からちょうど1時間だ。1273mだ。まずまずの展望で、武甲山も目の前に見えている。

地図には1273mとあるが、標識には1269mとある。

武甲山。こちらから見ると尾根の右と左で植生がきれいに分かれている。

両神山から奥秩父方面の山々。

30分ほどでおとなりの大持山に到着。小持山より20mほど高い。たいしたアップダウンもなく到達した。

今度は関東平野南部も見える。これはさいたま市の高層ビル群のようだ。

大持山には、武甲山より少ないが、数人が休憩していた。

この日は一日中冬ばれのいい天気が続いた。

大持山から300mほど尾根道を歩くと鳥首峠への尾根と妻坂峠への尾根の分岐点がある。

その分岐点付近は木が伐採されていて大展望が開けていた。

東京のスカイツリーが見えていた。

妻坂峠にむかって尾根をくだる。広くて歩きやすい尾根道だ。

日が陰ると寒々とした雰囲気になる。

妻坂峠にでた。展望地で少し時間をつぶしたが、大持山からちょうど1時間だ。

右に下れば名栗へ。左に下れば出発点の生川に出られる。尾根をそのまま進めば武川岳にむかう。

これも最近知ったことだが、この妻坂峠と名栗を結ぶ道は途中の橋が崩落して架け替え工事をしていて通行止めとなっている。工事は長くかかりそうなので、これも飯能市などに確認してほしい。

古くからたくさんの人が往来した峠らしく、石仏が祀られていた。

途中で林道を横切るところがあった。生川からあがってきた林道だが、遠回りになるのでそのまま山道をくだる。

14時30分、出発点の一の鳥居に戻ってきた。あらためて御嶽神社の里宮に行ってみると秩父らしく狼の狛犬があった。でもこの像は狼というよりラクダに似ている。

こちらはより狼らしいが、苔むしてかつらをかぶったように見える。

このときのこの周回コースは、変化もあり距離も適当で、なかなかいいコース取りだったと思う。

このとき地図を見て、名郷を起点に蕨山から鳥首峠への周回コースが浮かび上がってきた。その計画は翌年の2月に実行した。

 

 

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額縁の富士山倉見山(2021年11月24日)

2021-11-24 19:11:34 | 山日記

 

富士急線三つ峠駅のすぐそばにある倉見山は便利な割にあまり知られていないし、登る人も少ない。

そういえば地理院の2万五千の地図には山名が書いていない。

私はこの山を横山厚夫さんの「一日の山中央線私の山旅」を読んで知っていたが、登ってみようと思い立ったのは今年の秋、この本を読み返してみてからだ。

 

東桂駅から歩いて鹿留川ぞいにある登山口へむかう。途中に発電所がある。

 

登山口はこのお寺の墓地の中を通っていく。

 

よく目立つ白い案内標識があった。写真を撮っていたら道の反対側にある民家のおばさんが「おはようございます」と声をかけてくれた。

 

墓地の裏は獣除けの柵が設置されていた。その扉をあけて山へとはいる。

 

山道はすぐに祠にぶつかるが、その前に同じような案内標識があって、上にむかう山道へと入っていく。

 

しばらく急登が続くが、足元は落ち葉でうずまっている。

その中に大ぶり黄色くなったカエデの葉があった。帰って調べたらイタヤカエデの葉だった。

 

黒々とした山をバックにして色づいた木々の葉がかがやいて見える。

 

クマ出没注意の看板があった。都留市の市街からすぐ近くなのだが、現れるときはあらわれるのだろう。

 

落ち葉で道がわかりにくいのだが、道をはずさないように気をつけて歩く。

急なところには階段状に横木(といってもゴム製?)が設置されていて歩きやすいし、迷わなくていい。

 

ようやく倉見山から北東に伸びる主尾根の一角にたどりついた。

 

尾根の左、南東側を見ると遠くに御正体山らしき大きな山が見えた。

この山も近いうちに登ってみたい。

 

落ち葉に埋め尽くされた斜面をガサガサ音をたてながら登り続ける。

 

ところどころ視界が広がる。今度は尾根の右側、桂川の谷のほうが見えた。

遠くに南大菩薩の黒岳と雁ケ腹摺山も見える。

 

先ほど倉見山の頂上らしきピークが見えたのでそろそろ大詰めの登りだと喜んだ。

 

でも上がってみたらさらに先にもう一段の急登が待ち構えていた。

かなり長く登りの尾根を歩いてきたので、急登はきつい。

 

こんどこそ頂上らしいぞ。

 

ようやくたどりついた。倉見山1256mの山頂だ。

 

頂上は松が数本あるが、富士山の方向は開けていて、松の木がちょうど額縁の役割を果たしている。

澄み切った空気のむこうに富士山。こんなくっきりした富士山は久しぶりだ。

 

望遠にしてしっかりと切り取ってみた。

 

富士山の見える地点から一歩下がったところの岩に腰かけて昼食休憩にした。

生えている木が風をさえぎって暖かい。

食後お湯を射わかしてゆっくりとコーヒーを味わう。

そして次のポイントへ移動。そこは、横山さんの本によれば山頂より富士の展望がすぐれているという。

頂上から5分ほどのそこには朽ち果てた木のベンチとテーブルがあって、よい休憩スポットだったことを物語っているが、いまは密な藪が背丈をのばしてしまってあまりいいとはいいがたい。

見晴らしはいいのだが、すわってしまうと見えなくなる。

 

さて下山は地図上に堂尾山公園と書かれている地点をへて寿駅へと向かう。

 

尾根をくだって登り返すとそこが下山に使う尾根のてっぺんで、標識には堂尾山と書いてある。

ほかのハイキング地図には「相定ヶ峰」と書いてあったと思う。

下ってみてわかったのだが、この尾根とこのピークをふもとの向原の人々が整備していいるようで、堂尾山公園の桜も向原の人たちが植えたようだ。その人たちはここを堂尾山と呼んでいるのだろう。

 

かつては木々におおわれていたのだろうが、ある時期に富士山方向の木を伐採して見晴らしを確保してあった。

富士山をゆっくりながめるのなら山頂が広いここが一番よさそうだ。

 

この山ではだれにも会わないと思っていたら、ここには地元の方らしい人が4人休んで富士山をながめていた。

そこで記念写真を一枚撮ってもらった。

 

そこからの「堂尾尾根」(これは私のかってな呼び方)は道も歩きやすく、葉を落とし始めた木の合間からは富士山も見え隠れしてなかなかいいコースだった。早くもふもとの民家が見え始めた。

 

上の方ではすっかり葉を落としていたカラマツも少し下ると黄金色にかがやく葉を残していた。

 

すみきった青空にカラマツの黄金色が映える。

 

道がよく整備されていて歩きやすい。

 

富士吉田の街並みも見え始めた。

 

堂尾山公園というところに出た。尾根の広い鞍部で昔は峠としての役割を果たしていたところだと思われる。

そこを整地して富士山の方向の斜面に桜が植えてあった。春は富士山を背景に花見ができるということのようだ。

 

この峠から寿ではなく三つ峠方向へくだるとクマガイソウの群生地があるようだ。

 

ついつい富士山を撮ってしまうが、富士だけでは同じような写真になるので少し趣向をこらしてみた。

 

さらに寿駅をめざしてくだると富士見台というところに出た。

 

山道から少しだけ尾根の先端へと迂回したところにある。大きな木は切りはらわれていて雄大に富士山が見渡せた。

 

ちょうどお昼の時間帯となって富士山の氷の斜面がひかり輝いていたのでアップで撮ってみた。

吉田口の登山道のジグザグがくっきりと浮かび上がった。

 

左を見るとこれも富士山の展望台として有名な杓子山。

私が登った時は、周囲は晴れているのに、富士山の方角だけ雲があってみえなかった。

 

里が近づいて標高も700mくらいになったので色づいた木の葉がまだ残っていて目を楽しませてくれる。

 

秋の深まった里山。いいねぇ。

 

今度は額縁を変えて撮ってみた(笑)

 

堂尾山尾根の登山口は鉄の階段だった。

逆コースで登るときにはわかりやすい目印になる。

 

寿駅へと向かう途中、はじめて倉見山の姿を遠望することができた。

 

無人の寿駅に到着。

電車まで少し時間があったので近くのコンビニでビールを仕入れて味わうことができた。

 

今回のコースを振り返ってみて、逆に歩くほうがいいのではないかと思った。

堂尾山コースのほうが展望が開けるポイントがけっこうあるし、道も極端に急なところはない。

東桂コースを下りにすれば、山頂直下の急なくだりをクリアすればあとはだらだら下りとなるので楽だと思う。

東桂までが長いと感じたら、道は急だが三つ峠に下ってしまうこともできる。

それより富士山を眺めながら同じ道を戻るほうがいいかもしれない。

三角点のある倉見山にこだわらないのなら、堂尾山で折り返してもいいと思う。

 

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思ったよりきつい九鬼山(2021年11月12日)

2021-11-13 08:01:19 | 山日記

中央線沿線、大月の近くにある九鬼山に登ってきました。山仲間2人といっしょです。

最初は、富士急を使って禾生から登り、田野倉へくだる予定でしたが、電車が遅れていたことに気が付かず、トイレによっている間に行かれてしまいました。(泣)

そこでタクシーで田野倉駅の近くのコンビニまで行ってもらい、そこで昼食などを整えて予定の逆コースで登りました。

写真は、そのコンビニから見た九鬼山です。

国道を少し富士山方面へと歩き、途中から脇道に入りました。用水路のわきを歩き、踏切をこえると車道にぶつかります。そこを左手へと登っていきます。一段上には駒橋発電所へとひかれている発電用用水路があり、水がとうとうと流れていました。

道はすぐに山間に入っていき、九鬼山の小さな標識が右を流れる沢を渡るよう指示していました。

そこから尾根に登りつくまでしばらくは急登が続きました。足元は枯れ葉がいっぱいです。10時登山開始です。

尾根にでて歩きやすくなると、すぐに桂川の谷をみわたせる場所がありました。登山口から20分あまり。奥には富士山が。でも天気予報通り、山頂付近だけが雲に隠れています。

道は平らで歩きやすい部分と次の段へと登る急登の部分を繰り返しながら高度をあげていきます。

だんだん木々の葉の色つきが濃くなってきました。

途中一服しようと倒木に腰を下ろして見上げるとカラマツがきれいに色づいていました。

休憩した場所から平らな尾根を少し歩くと愛宕神社コースとの分岐点にでました。

そこに立つ標識にはそこから頂上まで50分と書いてあります。地図を見て感じていたより余計にかかるなと思ったら、そこからは急登の連続でした。

30分ほど登ると天狗岩の標識があって「3分、展望がいい」と書いてあったので行ってみました。

天狗岩という名前にしてはこじんまりした岩があり、しかし雄大な景色が広がっていました。

さらに急登は続きます。少し広めの尾根をジグザグに登っていきますが、足元は落ち葉に埋もれています。特にところどころにあるホウノキの下には大きな落ち葉が固まって落ちていました。

そして頂上が近づくとロープが張られた道を直登していきます。

急登が終われば頂上はもうすぐそこです。天狗岩から20分。

頂上は北側が開けていて奥多摩、奥秩父の山々が一望できます。南側は杉林ですが、何本か間引きされていて、その間から富士山が望めました。

相変わらず頂上だけは雲の中。

昼食休憩をおえるころ見ると少し雲が少なくなって頂上の稜線が見えました。

大月付近の低山のむこうに雲取山から飛龍山、南大菩薩の山々が連なっています。

その山の連なりの西のはずれに滝子山が見えました。

この日は帰ってからの予定があったので、食事が終わると帰り支度です。

山頂近くの急坂部分も下りはあわてず歩けばそう危ないこともなく順調に下れました。

分岐点からの愛宕神社コースは、古くからの登山道らしく、とても歩きやすい道でした。そして愛宕神社の脇をぬけて里に飛び出しました。

あとは壬生駅まで歩くだけですが、途中に明治40年につくられたというレンガ造りの水道橋がありました。登るときに見た駒橋発電所に送られる水がこの橋の上を流れているのです。

登りに苦労した割には下りは順調で、頂上から登山口まで1時間10分あまりでくだってきました。

今回の九鬼山は以前に投稿した秋の計画の第一弾なのですが、本当は倉見山を考えていたのです。でも帰宅後に予定が入ってしまったので、行程の短い九鬼山に変更しました。今シーズン中に倉見山にも登りたいと思います。

 

 

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秋深し南牧村星尾から荒船山(1996年10月27日)

2021-11-05 13:22:25 | 山日記

今回投稿した写真は15年も前のものだ。この時は、車で西上州南牧村のもっとも奥にある星尾にむかい、星尾峠をこえて荒船山に登った。

10月下旬とあって星尾の山の斜面は濃厚な秋の色に染め上げられていた。

線ヶ滝入口に向かう途中、上州のドロミテとも称される立岩が威容をみせる。

千ヶ滝入口にある駐車場に車を停め、星尾峠にむかって谷をのぼっていった。ほかには誰もいない。一人旅だ。

谷の両側にせまる斜面は爛熟の紅葉。北へと向う谷から振り返るので逆光がより効果をそえている。

峠への途中、振り返ると北西側からみる立岩も逆光気味になっていい感じだ。

日を浴びた反対側の斜面も赤から黄色に包まれている。この尾根の向こうは長野県佐久市。

峠へと登る道も黄色い落ち葉に埋め尽くされていた。

星尾峠からは遠く八ヶ岳や御座山が見渡せたが、この日は風もない小春日和とあってかすんでいる。

荒船山の台地を縦断して北端の艫岩に到着。浅間山もかすんでしまっている。

北西方面をみるとはるか遠くに白い影がみえる。北アルプスだ。

望遠でとってみたが、かすかに写ってくれた。鹿島槍ヶ岳と五竜岳だった。

帰りは来た道を戻る。山上台地はもはや落葉してしまって冬の装いだ。

そして峠から下り始めると秋へと戻ってきた。

帰りは寄り道して威怒牟幾(いぬむき)不動に立ち寄ってみた。

岸壁を背負った場所に小さな祠が祀られ、上からは滴るような滝が落ちていた。

15年も前なので写真に写っているところ以外のところはあまり覚えていないが、西上州の秋のよさが強い印象として残り、その後、季節をかえて西上州を訪れるようになったきっかけとなった山旅だ。

 

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低山歩きの季節到来

2021-11-04 14:01:56 | 山の計画

ちょっと忙しいことが続いて、このブログも休店状態になっていた。もう11月だ。

高山の紅葉のいい時期はとっくに過ぎ去ってしまったが、これからは低山の紅葉の時期。

日帰りが中心の私には最適の時期がはじまったのだ。

まずは、出かける山の物色から始めている。

からだ慣らしも兼ねた軽い山歩きとして、まずは便のいい中央線沿線でまだ登っていない山を考えている。

第1候補が、富士急沿線の倉見山。駅からすぐにアプローチできて、標高1256mの山頂からの富士山の展望もまずまず。東桂駅から出発して寿駅へとくだる。逆でもいいのだが、このコース取りのほうが下りの時に前方に富士山を眺めることができる。コースタイムは全体で4時間10分。

第2候補が、九鬼山。標高は969mしかないが、アプローチしやすいので人気の山なのだが、私はまだ縁がない。同じ富士急沿線だが大月から3つ目の禾生駅からだとすぐ目の前だ。同じ駅に戻るのなら3時間、少しあっけない。馬立山を経て大月駅まで歩いても5時間なので、一人ならそうする。

第3候補は、御正体山。標高1681mとこの辺りでは高いほうの山なのだが、少し奥まっており、しかも山頂は樹木におおわれて展望がないということでまだ訪れていない。土日なら道坂トンネルまでバスがある。しかし、平日出かけることが多い私にはアプローチしづらい山なのだ。それで地図をしげしげとながめていると車でなら鹿留川から周回コースが組めることに気が付いた。池ノ平というところからの登山コースで登り、下りは南側にあるシキリ尾根を下る。シキリ尾根はハイキング地図には記載されていないが、かなり歩かれているようだ。途中送電鉄塔という目印もある。この秋にはこのコースをやってみたい。

ある地域で計画を立て始めると周辺にいろいろ気になる山やコースが現れてくる。この秋は桂川右岸のこの地域を重点的に訪れてみようかな。

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