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貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

俺って、なんでこんなに貧乏なのか、Part.2 (近代の貨幣論)

2019年11月09日 | 日記

 何度も同じ経済関係を書き続けてます。

 私は経済に素人です。学ぶ度に今までの、イメージや何となくそう思ってきた事。金があると豊かなくらしができる。借金があると返済に苦労する。

 銀行に預金しておけば、お金が貯まるし、デフレ経済で、年金が減らされているので、なるべく倹約しなければ、などと思い込んでいました。家計の場合はこうして対策を立てないと生活苦に陥ります。

 

  私たちは、モノやサービスを手に入れないと生きていけません。食糧、医療サービス、ネットサービス、公共インフラの利用料(電気、ガス、水道、情報)を支払いしないといけません。だから、お金を得ようと働いています。

 問題は、その働きに対する対価が安くて、車も買えない、結婚もできない。結婚しても、子供が産めない(夫婦共働きで、やっと家計が成り立つので、派遣社員では、産休がとれない、子育て費用が賄えない)こうして、貧乏くらしをしてます。

 

 何故なのかと、疑問を持つと、過去の歴史を多少知らなければなりません。学校では教えてくれません。歴史的事実は前にも述べましたが、後で纏めます。

 

 要するに世界の経済理論が、均衡財政論で、進められてきました。政府が、税収と支出のバランスを採ることが、重要なのであり、1200兆円の国債発行残高があり、毎年の一般会計の予算支出で、前の年の国債発行高の40兆円と利子を計上して返却してます。法的に決められている、介護、医療関係で、約40兆円の支出があります。

 100兆円の予算を組んで、80兆円が消えてなくなります。

 消費税の増税もしてます。『国の借金を返さないと財政破綻する』と財務省が言い続けています。

 

 そして、国の国債発行残高が、1200兆円もあるので、財務省が言う、財政破綻をするから返済しなければいけない。

 このことは、国や中央官庁が自分達のために、政官業の癒着で、無駄遣いしてきたからと、ODAなどと外交的に有利なようにするために使い続けてきました。東南アジアでは評判がよいようです。

 タイに在住のビジネスマンがユーチューブをしてますが、韓国人がベトナムで、日本製品の不買運動をしようとしてるそうですが、タイとのGSOMIAを調印したそうですが、何の意味もないことです。しかし、日本を苦しめて、日本を占領支配したい、とすら思っている韓国左派の人々、結構反日教育がきいているようで、保守陣営でも基本は反日のようです。

 韓国人の底知れない劣等感は、タイ人にも、高圧的に接するようで、韓国人は世界一の国民であるべきだ、そうあるべき、そうなんだ、とした思い込みが、アジアの人達に上から目線で、蔑み(さげすみ)の言葉や態度が気に入らないようで、現在の日韓問題は、アメリカを苛立てせて、世界中が良く知っているようです。

 

 タイの人は、長い付き合いであるし、日韓関係の状態を良くしっていて、韓国への悪い印象や、事実関係から、ネット上では、韓国批判が圧倒的多いそうです。

 マレーシアも親日てきですし、ODAや、日本人の人柄もあるでしょう。ODAでは、無駄なインフラを造ってきたのもありますが、概ね良い評判のようです。

 

 問題は、国債発行額で、財政破綻するという財務省のプライマリーバランス黒字化目票が、国債発行は国の借金だと言いふらし、政治家、実業界、マスコミが信じてしまっていることが、日本の人々を貧乏にしている実態を良く理解してはいないのです。

 

 中国や韓国に政治や官僚は、賄賂と女性を、所謂、ハニートラップに埋没して完全に韓国、中国の好きなようにされてきた政治や外交(政治家、各官庁の役人)国民の顔を向いた政治ではなくて、自分達の良い思いを遂げるために支援金を沢山使ってきた傾向が強くあります。

 そのために、日本よりも、中国や韓国の経済が発展しているではないか、と怒りにも似た思いです。

 上の部分では、どうやら現在も事実として行われている要人が多くいるそうです。『中国に俺の彼女がいる』という政治家がいるそうです。賄賂も額が一桁違うということです。

 韓国にタイしては、どうせアメリカの言うなりになるしか無いので、官僚も無力感を持ち、韓国のハニートラップや桁が違う賄賂を受けて、代々、韓国への技術移転は、手取足取りで教えてきました。

 近年では、サムスンの半導体の製造には、日本が発展をすることに、アメリカの怖れがあるようで、日本での製造に待ったがかかり、アメリカ資本が入り込んでいる韓国に渡せと言われて、またも、手取、足取りで技術移転した。

 

 韓国は、二度も財政破綻しているので、輸入業者が、品物の代金を船積みしたらお金をすぐに支払うと約束することを、信用してもらうために、輸入国の銀行、韓国の銀行に『信用状L/C』を書いてもらい、輸出国の銀行へ渡されます。これによって、輸出業者は、船積みを完了して、船が出航します。

 韓国の銀行がこの『信用状L/C』を信用してもらえない状態なので、日本のメガバンクが、その上に『信用状』を発行して、韓国は鉄鉱石、石炭の輸入ができて、製鉄所が稼働します。銀行はこの信用状を発行に当たり、金利を受け取ります。銀行の儲けにもなります。

 ちなみに、その製鉄所のポスコは日本が、港湾施設も含めて建造してやりました。製鉄技術も手取り足取りで日本が伝授しました。

 こうしたことに、韓国は絶対に礼を言わないのが常です。日本が渋るとアメリカに言いつけることで、アメリカが韓国の顔を立てろと言われて、やけくそ気分もあったのでしょう。官僚も政治も、企業も、賄賂とハニートラップで丸め込まれて帰ってくることになります。その意味で、尚、文句が言えない日本なのです。

 済みません寄り道をしてしまいました。

 

 

 

 上の図を見てください。国債発行とその経路です。

 日本政府が『財務省証券』を発行して、日銀当座預金から国債を発行させて、その国債を市中銀行に買い取ってもらいます。

 この日銀当座預金は、市中銀行と政府しか作れない預金口座です。

 政府は、この国債を市中銀行に買ってもらいます。通常は、市中銀行は、この国債を日銀に持って行き、現金化してもらいます。その現金化したものが、日銀の各市中銀行の当座預金口座に振り込まれます。ここで、日銀の借用書としての紙幣が発行されます。ここが大事な部分です。もう一度繰り返します。

 国債を買い取らされた市中銀行が、日銀に国債を持ち込んで、現金化をしてもらいます。このことが、紙幣(日銀の借用書)が発行されます。

 一部で市中銀行に買わせる国債費で、市中銀行から、私たちの預金が無くなり、国債発行を続けると、破綻するという人がいます。

 まったく、逆の状態です。買い取った国債を日銀に持ち込むと、紙幣として生まれ変わります。『日銀当座預金』とは、市中銀行同士の決済や、ATMで下ろす現金紙幣として使えます。日銀当座預金から市中銀行が使える口座として存在してます。

 

 現在はあまり現金を見なくなりました。クレジットカードなどで買い物をした場合、デジタル化した情報として、貨幣が移動します。

 通販でヨドバシカメラからパソコンの部品を購入した場合、例えば、三井住友銀行の口座で契約しているカードの場合、ヨドバシカメラの口座の三菱UFJ銀行に振り込まれたカード情報から、三井住友銀行に決済依頼をします。三井住友銀行は、日銀当座預金から、三菱UFJ銀行の日銀当座預金の口座にカード代金を振り込み、決済が完了します。小切手、手形も同じように、市中銀行に持ち込まれると、同じ経路のデジタル情報として、決済が完了します。

 日銀の当座預金口座はこうして使われています。全てが、デジタル情報として、数字が移動します。

 政府が国債発行した場合、支出のためですから、公共事業を発注したとすると、建設土木の会社に代金として、例えば、10億円の支払いを政府の小切手で支払います。

 しかし、小切手の状態ですと、工事の資材代金、下請けへの支払い、自社の社員への給与が払えないので、市中銀行に持ち込み、銀行預金として、通帳に印字されます。

 ここで、銀行預金が発生します。そこから、いろいろな支払いのために振込作業をして、振り込まれた数字は、相手の銀行が、決済を求めて、日銀当座預金口座で、各銀行同士が決済をして、デジタル化した数字が情報として行き交うのです。

 もう一つの例として、私が、住宅ローンとして、銀行に3000万円を借りたとします。私の預金通帳に、3000万円の数字が印字されます。ここで、貨幣の発行がおこなわれます。この時に、銀行は何を担保に現金を発行したのでしょうか。日銀当座預金が担保になります。

 しかし、市中銀行のこのこの行為は、数字を印字すれば、いくらでも貨幣が発行されることになります。こうした行為を、昔は、『万年筆マネー』と言いました。通帳に万年筆で数字を書き込んでいたからです。

 この限度のない状態では、困るので、金融庁などの法的規制が存在してます。

 もう一度言います。要するに、私たちの預金が国債に変わっているのではありません。この流れから、国債を発行すると、市中銀行の預金額が増えるのです。ですから、この意味でも財政破綻はありません。

 また、日銀は株式会社です。日本政府が55%の株式を持っています。親会社の日本政府が、政府の日銀当座預金を間接的に借りている形になりますが、決算を統合すると、日本政府が日銀当座預金から借りてる負債が消えてなくなります。

 

 もう一つ、紙幣について述べます。

 私たちが買い物をします。スパーや商店で、品物を選んで、レジに並びます。品物が入っているカゴの中身の商品は、その商店やスーパーのモノで、2000円とします。この2000円はスーパーや商店への負債になります。そのために弁済が必要です。ですから、レジで1000円紙幣を2枚で支払います。これで弁済が終わり、手元には、2000円の品物がはいります。この弁済に日銀の借用書(紙幣)使われます。

 

 さて、私たちが使う紙幣は、なんで、品物と交換できるのでしょうか。

 1000円紙幣には、日本銀行券と記されています。紙幣は、日本銀行が発行した借用書として流通してます。ですから、紙幣を発行している日本銀行が負債として借用書を発行しています。良くは解りませんが、原価が10円くらいの印刷された紙切れです。

 このことは、次回の『俺って何でこんなに貧乏なのかPart.3』で投稿します。


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