前回に苦し紛れに述べたように、貨幣は具体的な存在でないので、具体的に説明が困難なのです。
どうしたら説明ができるか、苦しんできましたが、抽象的に記述してみました。
そういうわけで、14世紀ころから、ヨーロッパの国が、香辛料を求めてアジアまでやってきて、香料の取引で金貨、銀貨などの共通の価値のある実物で取引してきた事が始まりです。
国を越えて世界的取引では金、銀の希少性と錆びないで存在する不思議な金属としての実物ではないと取引ができない実情がありました。
難しい抽象的な『債務と債権の記録』などが通用せずに、金属貨幣論で済ました方が、簡単に取引が進むので、金属貨幣論が利便性が良いとして歴史的な長い時間を経過してきたのです。
実際に金貨、銀貨の通貨の時代であっても、貨幣は『債務と債権の記録』という抽象的な流通をしていたのです。認識がされてこなかっただです。
その実態は金貨や銀貨が鉱物資源としても、希少価がありましたが、デフレという被害に合ったのは底辺に暮らす庶民でした。そのデフレ経済が悪化すると、戦争経済(インフレ)で調整していたようです。
この感情論的な経済が富豪や王や貴族などは利することはありましたが、庶民は疲弊のどん底で、喘ぎながら暮らすことを歴史的な長さで続いてきたのです。
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