のほほんブログ

普段の生活の中のチョットしたことを話題にしていきたいと思います

少し遅い芸術の秋

2008-12-09 | お出掛け
この前のお休みに、前々から行きたいと思っていた「ピカソとクレーの生きた時代展」に行って来ました。

チケットに印刷されている絵は、パウル・クレーの「リズミカルな森のラクダ」です。

ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州の州都デュッセルドルフにある、「ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館」が所蔵しているコレクションの一部で、20世紀前半の64点の作品が展示されています。
12/14まで名古屋市美術館で開催中。

午前中に出掛けようと思っていたら強雨が降りだしたので少し弱まってから出ました。
ちょうどお昼時だったので、上海湯包小館(しゃんはいたんぱおしょうかん)でランチ
ここの小籠包(ショウロンポウ)は皮が薄くて、とってもジューシー!
醤油+黒酢のタレをつけて、針生姜を乗っけて食べるのがめちゃウマ~!
今まで食べた中で一番好きです

美術館は地下鉄の駅と駅のちょうど中間くらいに位置しているので、ランチの後はブラッと歩いて向かいました。


「フォーヴィスム(野獣派)」「キュビズム」「シュルレアリスム」という絵画スタイルに分かれての展示構成。

「フォーヴィスム(野獣派)」は形態に単純化あるいはデフォルメを加え、原色を用いた荒々しいタッチで描くスタイル。
その激しく大胆なタッチとフォルム、鮮烈な色彩ゆえに、ある批評家が「フォーブ(野獣)の檻の中にいるようだ」と嘲笑まじりに表現したのが始まりということです。
代表画家はアンリ・マティス、マルク・シャガールなどです。

ロベール・ドローネー「窓」

中央の濃い緑色の細長いものはエッフェル塔らしいです。


「キュビズム」はセザンヌの影響を受け、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックが創始した、立体を様々な方向から見てそれを一つの画面に再構成して描くスタイル視覚上の革命的な美術動向。
セザンヌがキュビズムに影響を与えていたとは、新発見でした。
パウル・クレーも直接感化されることはなかったものの、キュビズムの影響を受けた画家だそうです。

パブロ・ピカソ「鏡の前の女」

ピカソの当時の愛人であったマリー=テレーズがモデルであると言われています。


「シュルレアリスム」は精神分析学者のフロイトの理論の影響の下、人間の精神を解放しようと、意識の介在なしに動作を行う現象を表すオートマティスムに注目し、それを表現に応用しようと展開した芸術運動。
代表画家はマックス・エルンスト、ジョアン・ミロなどです。
私には抽象的過ぎてイマイチ解らなかったなぁ。


そして今回スポットが当たっていた「パウル・クレー」は27点もの作品が展示されていました。
以前、友達からクレーの絵葉書に谷川俊太郎の詩を添えてくれたものをもらって感激し、それ以来クレーのファンになりました。

パウル・クレー「赤いチョッキ」

どこに赤いチョッキが?という感じですよね。タイトルの付け方もちょっと変わっています。
本当は違う絵のポストカードが欲しかったのですが、あいにく製作されていませんでした

写真「ヴァイマールのアトリエにて」

クレーの顔は初めて見たのですが、結構イケメンですねー。

今回の展示作品の中にはなかったのですが、クレーの代表作「忘れっぽい天使」

5種類くらいあるみたいですが、私はこれが一番好き
こんな鉛筆画がサラッと描けてしまうなんてすごいです。

久々の絵画鑑賞、穏やかなひとときでした。
なかなか美術館に行けないけど、やっぱりたまには時間を作って行きたいですね。
コメント (2)
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