マルよトレイル

俺の前に道は無い 通った跡にペンペン草

【ボール】ハイブリッドデフ Ver.2【シリコンリング】

2021年08月19日 | OlderF


以前ご紹介したブッシュ混合のハイブリッドデフは、
どちらかというとスプールに近いタイプになります。
ゴムタイヤにとってはちょっとガサツで、
マシンの挙動が荒れる場合、リヤサスのセットでカバーできないOF-01にとっては
もう少し動き出しの滑らかさがあれば助かります。

ということでいろいろ試していたのですが、
デフハウジングの中にシリコンリングを入れるだけという
ちょ~~簡単な方法を思い付いたのでご紹介します。


OlderF OF-01キットに標準装備のフローティングボールデフは、
デフハウジングLの内径が10mm、アルミデフジョイントの外径が8mmです。

ここの隙間にイタズラ( ̄ー ̄)したらノンスリ効果が出せるんじゃないかと思いDIYへ走ります。
九州人ならこういうとき真っ先に駆け込むのはハンズマン (゚∀゚)!!
♫何でも揃ってるぅ~


目星をつけていた園芸コーナーのホース切り売りコーナーでシリコンパイプを発見。
まあハンズマンでなくても普通に置いてあるでしょうけどね( ≧∇≦)
外径10×内径8なるサイズがあったので、セコく50cmでカットしてもらいました。

シリコンだから柔軟にしなるので、このサイズでもムニュ~っとハウジングの隙間に収まります。
また幅は想像以上に細くても大丈夫で、
ホームサーキットのKスタジアムで走る場合は1.5mm前後に落ち着いています。


ベロベロ~っと適当にデフグリス(後述)を塗ったあとは、普通にハウジングを組み込むだけ。
もちろんスパーに入れるのは全部ボールで、ブッシュは不要です。
これがまるでギヤデフに●●万番のシリコンオイルを封入した感触に仕上がるのです。
Kスタジアムの展示車も同じ仕様にしてあるので触れますよ~)

実際の走行でも、ブッシュのハイブリッド仕様より確実にボールデフの動作感ある
グリップ力とコーナーのスムーズさが出せます。

そしてもっと肝心なのは、それでいてノンスリップ効果が高いという事。
これはシリコンリングの幅や塗るグリスの種類でどうにでもコントロールできます。
加えてほぼ密閉された部分なので、何日走ってもコンディションが落ちません。

一般的にボールにいくら重いグリスを塗っても走るごとにどんどん効果が落ちていきますが、
このシステムは最初の状態をずーっとキープします。

懸念材料があるとすれば、屋外の炎天下では未テストだということ。
ホコリの侵入や高温時の耐性については未知数でございますのでご承知おきを。

とりあえずインドアな環境では、
今のところ焼き付きや、油膜切れ等による動作不良などはありません。
長く使った後にシリコンリングをチェックしても膨張や変形はほとんどありませんでした。

ちなみにバッテリーの続く限り長めに走っていても動作特性が変化しないので
これもブッシュ式より優れているところなのですが、
そのためには塗布するグリスのチョイスが大切なのかと。
いろいろ試したケミカルの中で、実は粘度の高めなデフグリスが最も安定感があるように感じました。

おいちょっと待て!
さすがにその仕組みじゃ片効きになるんじゃないのか?
という疑問が浮かんだ方もいらっしゃるかもですが、
安心してください、真っ直ぐ走りますよ!(古っ)

説明が難しいので簡単に申し上げますと、
DDのボールデフでノンスリ効果を高める古典的な方法として、
スパーギヤのシャフトカラーや、スラストベアリングに重グリスを塗るという
方法がありますが、仕組み的にはそれと同じことなんですね。
しかもそれらとは比較にならないほどノンスリ効果が高いのに
偏りなくちゃんと走れるので、実質支障はないと思っています。

今のところはこんな感じの情報になりますが、
前回も申し上げたとおりメーカー指定の使用法ではないので注意して遊んで下さいねm(_ _)m

それではよい週末を!

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【グリップ剤】フロントタイヤの塗り幅について【DD・ゴムタイヤ】

2021年08月19日 | OlderF


以前の記事で少し触れたのですが、改めて詳しく書いてみます。

通常ならばフロントタイヤは、
グリップ剤の塗り幅で曲がり具合を調節できるのが便利なのですが、
状況によっては別の事情が絡んできます。
タイヤと路面の種類によっては、タイヤカスを拾っちゃうんですね。
しかもグリップ剤を塗らない部分、そして非駆動輪ほど付着しやすくなるんです。

画像は、グリップ剤をフロントの内側に半塗りして1パック走り終わったときの例です。
これは特に汚れやすい環境を狙って走ったものですが、
走行台数が少なくまだラインが出来上がってないときはこれくらい差が出ます。

これで何が起こるかというと、汚れが付着するほど曲がらなくなるんですね。
リヤタイヤはいつでも全塗りだし、しかも路面を掻くのでそもそも汚れが付きにくいんです。
よって一層アンダーが強くなっていくのです。

このことから、フロントの塗り幅で曲がりをコントロールする方法は緊急時以外避けて
普段は前後とも全塗りでセット出しを行っている状況です。


なおカーペットだとハイサイドがおきるのでフロントは8分塗りくらいですけどね。

ちなみにタイヤの汚れはクリーナーで簡単に落とせるのでご安心を。
Kスタジアムではよく落とせるクリーナーとペーパータオルが在庫してあるので
現地調達可能ですよ~。

ということで今回は、
OF-01に似合わないカツオレーサーネタで失礼いたしました^^;
あと他のカテゴリーだとまた事情が変わってくるんだけど、
いいデータ持ってないので省略_| ̄|○

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