山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆サルサガムテープ 

2013年07月06日 | 日記
NPO法人ハイテンションのサルサガムテープさんから
助成事業の報告書を送っていただきました。


だから楽しさを分かち合うんだ!


お隣の宮城県でも震災後から何度も「サルサガムテープ」さんに
おいでいただいて元気をいだたいていたようですが、この報告書をみますと
被災地だけではなく、日本全国で活動をやっていたようです。

代表の かしわ哲さんが書かれていた文の中から一部引用させていただきます。

障がいのある人もない人も、みんな特別なオンリーワンだから
それぞれ違った花を咲かせよう!
そう声だかに叫ばれて久しいですが、実際はどうなのでしょう?
心地よい言葉のイメージだけが独り歩きしていないでしょうか?
それぞれ違った花を咲かせるためには、それぞれの特性を、
のびのびと育む土壌が必要です。
特に障がいのある人においては、特性とこだわりが複雑に混在しているので
それらをこまやかに見極めた上で開花に適した環境を整えなければなりません。

中略

心地よい言葉は、心地よいが故に、さらさらとこころをすり抜けていきます。

みんなが特別なオンリーワンで違う花を咲かす可能性があるならば、
みんなを受け入れる社会も、豊かで多彩な土壌を用意しなければなりません。
しかしそれはとても手間のかかる仕事なので、幾つかの土壌を用意し、
さあ、ここで開花しなさいと勧めるのです。
本当にみんな違ってみんな美しい花を咲かせてほしいのなら、
ひとりひとりに細やかに寄り添い、個別の特性を育む土壌を、
社会は用意すべきです。

そのような人たちが生きづらい土壌に根をはり、
みんなと同じ花を咲かせなさいと強要され、
パニックや問題行動をとることでしか自己主張出来ない、
そのような状況を少しでも改善できればと思いながら
楽しい日々を共にすごしています。


実際の文章はもっと長いのですが、親としてこの部分がとても心に響きました。
本当に生きづらさを抱えている人達は、個別支援とか個別のサービス利用計画とか、
いかにも個々に考えてもらえているような言葉が使われておりますが
実際は、幾つかのパターン化されたサービスを、幾つかのパターンに分けられた
人達に用意しているだけなのだ、という気持ちになる時が実際にあります。

本当に心から楽しい笑顔で毎日を暮らせる、
そんな日が一日も早く来ることを願っています。

サルサガムテープさんたちの活動は、音楽を通して
障がいのある人もない人も垣根を越えて楽しめる活動をしています。
今年も宮城県育成会では、3回ほどサルサガムテープさんたちに
来ていただいてイベントを行うと聞いています。
これも、りっぱな地域福祉なのですよね~(F)



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