赤い椅子

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ゆっくり奈良 ②

2019-02-26 15:48:00 | ノンジャンル
23日(土)朝食前にお風呂へ入り、ゆっくりチェックアウト。
近場なのでのんびりがいい!(^^)!
ロビーでセルフサービスのコーヒーを飲んで、山を下りる。

昨日と同じ駐車場に車を預け、歴史の道を通り滝坂道へ行く。
その前に前から気になっていた志賀直哉の旧居へ。
奈良公園のささやきの小道の近くにあるが、
でも訪ねたことが無かった…
文豪・志賀直哉が自ら設計し、1929年の完成から
9年間住んだ数寄屋風の邸宅。
洋風のモダンなサロンやサンルームや食堂兼娯楽室など
備え、文化的な暮らしが伺え興味深かった。

武者小路実篤などの文豪や画家たちが集まり「高畑サロン」と
呼ばれ、「暗夜行路」を書いた書斎などゆったり見学出来た。
6人の子供達が雑魚寝をしたという10畳の部屋、
大きな冷蔵庫が据え付けられ、タイルの流しのある台所など
すっかり知り合いの家にきたみたいで長居をしてしまった。






滝坂の道の石畳に入る。春日山と高円山の間の谷川に沿って
登る山道で、江戸時代に奈良奉行によって敷かれた石畳の
起点には、石の鳥居が立っている。旧柳生街道の一部にあたり、
柳生の里と奈良の街をつなぐ唯一の道として、米・薪木・
日用品を馬の背に積んだ人々が往来し、また、
柳生の道場を目指す武芸者が歩いた道である。





柳生へ向かう剣豪などの面影がしのばれる道で、
流れに沿って小さな滝が沢山あるので「滝坂の道」と呼ばれる。

石仏が沢山ある。寝仏、西に向く夕日観音、東向く朝日観音など
むかし樹木の余り茂ってない頃にはお日様が見えたのだろう。






こんな素朴な石の野仏さまを拝みながら昔の人たちが歩いた道を
いま歩ける我々の心が温かい(^_-)-☆
柳生へ抜ける道の交差点に赤いよだれかけのお地蔵さま。
首が切られています。荒木又右衛門が試し切りをしたという
言い伝えがあるそうだ。何もお地蔵さまの首を切らなくてもね~


休憩をとり、峠の茶屋を抜けて柳生まで行けば12㌔くらいの
コースらしいが、風邪が本復していない夫もいるので、
ここから春日山の道を戻ることに…3時間くらいの心地よい
山歩きだった。里に下りて昼食に手打ちそばを食べる。

まだ時間はたっぷりある午後2時過ぎ・・・
歴史の道をたどって新薬師寺へ



簡潔で素朴ですが威風堂々としたお寺です。
聖武天皇の病気平癒を願って光明皇后が建てられたとか。
本尊の薬師如来像を守る十二神将を初めて拝見しました。
土壇の上でお薬師さまを御守りしている十二体は、
みんな怖い形相でしたが、
申歳の守りの安底羅(アンテラ)大将は少し優しそうだった。
3百円で蝋燭を買い献灯をしてお参りした。

奈良が一望に見渡せる白毫寺へ歩いて15分くらいかな~周る。
五色椿の古木で有名だがまだ蕾だった。
長い石段を登ったところにある寺で、早い落椿が参道に…





歴史の道沿いの民家の庭にクリスマスローズが咲いていた。
わが家はまだ蕾だったのに早いな~と思い通り過ぎたが
帰宅後、見ると、けなげな姿で咲いていましたよ!





古い大きな葉を取り除いて風通しをよくしてやると
陰にあった花も首をもたげてきた。陽に当たれて嬉しそうだった

あと少し奈良の話しに戻って…、
甘いものが食べたいな~と甘味所を探し、志賀直哉旧居近くの
お店にのれんをくぐって入る。
しめくくりに食べたお善哉と抹茶が美味しかった(^_-)

近いということは楽チンだね~と言いながら
夜8時過ぎには自宅へ。
途中難波近くの、行きつけの古いおでん屋さんへ連れてもらい
はじめてお店のおでんを味わう。
いつも自分が作っているものばかりだが~たまにはね~!(^^)!


コメント (3)
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