赤い椅子

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山小屋体験 ① ハプニング

2016-09-28 17:55:00 | ノンジャンル
25日、日曜日午前4時、車で長女夫婦が迎えに来てくれ、
白山登山の出発…ワクワク半分、ドキドキ半分~登れるかな~?

富士山、立山とともに日本三名山と言われる山へ上る…

立山と同じく、白山という山はなく、御前峰[ごぜんがみね](2702m)、
大汝峰[おおなんじみね](2684m)、剣ヶ峰[けんがみね](2677m)の
三主峰とその周辺の山々からなる連峰の総称であるらしい。
石川・福井・富山・岐阜の4県にまたがる山麓1帯の国立公園だ。

御前峰の山頂には白山奥宮がまつられ信仰の山でもある。 

北陸自動車道を福井で降り、刈り終えた田の畔に彼岸花が咲き、
蕎麦の花の白と対照的な長閑な田んぼを抜け、市ノ瀬ビジターセンターへ。
石川県側の登山口、別当出会いまでそこからシャトルバスで約15分。

鳥居を抜けいよいよ登山開始。まず大きなつり橋を渡り、
いきなり急な登りが始まる…なかなか手ごわそうな予感(^_-)



白山登山の最短ルートのひとつ、砂防新道・別当出合~室堂が
登りで約4時間30分、下りは2時間30分ほど…これが標準らしいが~

少し歩いては小休憩、水分を取り我々二人をなかにはさんでゆっくり…
中飯場あたりのアザミの花…ちょっと大きすぎて外来種かな~と思うが…


花の山、白山というが花はほとんど終わりに近く、
野菊やアキノキリンソウ、立浪草、イワギキョウなど僅かに残る。

途中、大変なハプニングが…娘の靴の底がぺランとめくれてしまった(@_@;)
応急処置として彼が持っていたマジックテープや紐、ガムテープなどで
グルグル巻いていると、通りがかった夫婦が立ち止り
「これの方が伸縮が効くし丈夫だと思う」と腰、膝などの治療に使う
伸縮性の幅広テープをくれた。「高いのでお金を…」と言ったが
いいから残りも差し上げるから…と全部下さった<(_ _)>

このテープでどれほど助かったことか…有り難いね~よい人と出会ったね~と
たびたびお互いに喜びながら無事に登ることができた。
靴も劣化するらしいから気をつけなくては…そんなに古い靴ではないらしいが~



甚之助避難小屋で昼食を取り休憩。標高1950M。
順調な足取りだと娘夫婦がほめてくれる!(^^)!
火山であり、大きな土石流にも見舞われたという山は荒々しく、
砂防ダムの建設も進んでいる。自然の力に立ち向かおうとする
人工の姿がたくましいような虚しいような~

テラスで心地よい風を受け、爽快な気分のあと気を取り直して出発。
2100M辺りで足が攣りはじめたので持参の薬を飲む。

延命水という水飲み場があり、美味しい自然水を思い切り頂き、
幾ばくかの命を延ばす!(^^)!辺りはうっすらと紅葉。




2320M…黒ボコ岩という火砕流によって運ばれてきた大きな岩がある。

       

御嶽噴火のことを思い身が引き締まる場所だ。
30分余りで弥陀ヶ原につくという辺りでまた足が攣り、
1歩も前に進めない。山小屋まで着けるかどうか心細くて泣きそうだ。
ここで持参の頓服、痛みどめを飲んで凌ぐことができた( 一一)

弥陀ヶ原の木道を歩くと、別世界に到着したような穏やかな優しい風景の
中に身を置き、ここまで来れた!という喜びを感じる。
このハイマツに覆われた「弥陀ヶ原」はかつては高山植物が咲き誇り、
その有様から阿弥陀如来が住む浄土とされたことがその名の由来と
なっているそうだ。
立山にも同じ名前の原があるけどそうだったのか(*^^)v


ハイマツが自生する登り最後のガレ場を荒い息づかいで登ると、
やっと見えた!赤い屋根の室堂センター…今夜の宿泊小屋だ!!!


小屋の前で万歳の写真はmamaGONのカメラにはなかった!残念!!!

2段ベットが向かいどうしにあり、20人収容の部屋にラッキーなことに
4人のみが泊まれることに…シーズン中には満室だと言うが~

夕食はホールで、ハンバーグか鮭を選べてご飯に味噌汁…シンプルです!(^^)!
ご飯、汁はお代わり自由。 お風呂もなし。水も大切に・・・
当然なことで身体を拭き、早々と就寝。8時消灯。素朴な生活です!
コメント (4)
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