赤い椅子

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

春の妖精たち

2016-04-21 15:10:00 | ノンジャンル
20日〈水〉、とても気持ちの良い日和でした。
いつものジムの山の仲間に大和葛城山へ連れていただきました。
いつものメンバーの内の2~3人が都合が悪く、
結局はmamaGONを入れて3人のグループ。
迎えに燦サンプールまで来ていただくのも恐縮でしたが、
花の傾りを眺め、山桜を青空の下で眺め、ギフチョウにも出会い、
帰りにはちょっぴりワラビも、山の三つ葉も摘んで幸せな日でした。

9時半ころ葛城登山口到着…平日にもかかわらず道の片側には登山者の
車の列が隙間なく並ぶ…少しのぼった場所の駐車場が空いていたので、
そこに車を止め、大阪側の登山口、河南町青崖(あおげ)から出発。



青崖の集落の間の坂道、コンクリートで舗装された細い急坂を
10分ぐらい登るとスギ、ヒノキの森の中に入ります。
右手の下には天狗谷がありその水の流れを聞きながら谷沿いを
ゆっくりと登って行きます。3人なのでmamaGONのペースで
歩いていいよ~と優しい声をかけてもらい「こんなことではめったに他の
グループの人たちとは歩けないな~」と思いながら~甘えることに…

山の空気をいっぱい吸いながら歩くと、猩猩ハカマの群生に出会いました。
少し盛りを過ぎていそうでしたが、これだけ咲くと見事です!(^^)!


カタクリが咲き始めたよ…という山のHPを見てきたが、
知っている斜面にはちらほらしか見えないし、囲いがあっては入れないから
こんなくらいのものなのかな~と…でも花に出会えたから良しとする。



ロープウェイの乗り場や山小屋のあるところ近くの山桜や辛夷は
まだまだ充分に美しくて気分を安らげてくれます。


登山者がふと立ち止まるので見てみると、ギフチョウが飛んでいます。
ギフチョウ(岐阜蝶)は、絶滅が危惧される貴重な日本の固有種で、
大阪では、この大和葛城山でしか、見ることはできないそうです。

蝶が気持ち悪いmamaGONはひらひら飛んでいるのは見れますが、
じっと観察するのは無理です。
偶然シャッターを切ったら移ったギフチョウです。



この写真では分かりにくいので、HPからお借りしました。色鮮やかです。


違う斜面にカタクリをちらほら見かけたので、近づいて写真を撮っていると
大きなカメラを提げたおじさん(?)がもっとたくさん咲いているところへ
案内してあげよう…と連れてくれました。
自然研究路というコースに入り、ここからダイヤモンドトレイルに
つながるそうです。もう感動するほど咲いていました!(^^)!
時間もちょうどお昼。花は太陽の光にいっぱい顔を掲げるころです。





淡いむらさきが何とも言えず、この花を見ていると心ひかれて、
遠い昔に思いをはせることが出来そうです。

”青旗の かつらぎ天に 近ければ 群れて清しき かたかごの花”  
こんな歌が立て札にありました。万葉集でしょうか?

親切な人のおかげで充分にカタクリの花を楽しみ、遅くなった昼食を
少し戻って山頂近くのキャンプ場で食べることに…

心地よい風と青空を山頂で楽しみ、帰りは水越の方へ降りるという。
すべて人任せ…付いて歩くだけ…でもここは来たことがあるな~と
思い出す場所もあちこちに…無責任な山歩きです(*^^)v

急斜面の段を下ること1時間半あまりかな~
途中、夫婦の方が登山道の脇の整備をしている姿に出会いました。
こうしていろんな人に守られ、愛されてこの山が美しく、つつじが咲き
登りやすく保たれているのだと思い感謝の気持ちでした。。
少しばかりワラビを見つけて摘むこともできました(^_-)

奈良との県境、水越トンネルのそばに降りてくると、山の冷たい水が
溢れ出ている。冷たすぎるくらいの水で手を洗って駐車場へ向かう。
途中の道のべで三つ葉を摘み、宝鐸草を見つけました。
鳴子百合でもなし、甘野老(あまどころ)でもなしと帰ってから
調べたらほうちゃく草でした。ひょっとして黄花宝鐸草???



一輪草も咲いていました。


思った以上にいろんな出会いがあり、充実した山の1日。
何時もいつも連れてくれる山の仲間に感謝です<(_ _)>

カタクリもギフチョウも春の妖精と呼ばれるらしいです(*^^)v
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする