いつも山歩きに連れて行ってくれるカヨピンさんと
今回は趣を変えて嵐山、奥嵯峨野を散策してきた。
25日〈水〉よい天気で午後からは暖かくなるという天気予報。
空は曇り空で太陽がかすんでいる。黄砂のようだ。
阪急嵐山へ到着するとやはり少し寒い。手袋を持ってきてよかった!
平日の朝早い時間なのに渡月橋を渡った辺りは早くも人がたくさん出ている。
この辺りも中国語やハングルが飛び交う。
春節のお休みは終わったというはずなのに~
店や人の合間を縫って竹林の中を歩く。2人とも足が速いのだ(^_-)
時々人力車やタクシー、レンタルサイクルの人が行き過ぎる。
まず今回の目的地の一つである二尊院へ。ところが~
門前に張り紙があり、工事中のため本尊の拝観はできません…とある( 一一)
右に釈迦如来像、左に阿弥陀如来像の二体を本尊としてお祭りをしてあるので
二尊院という寺名だということだが、その本尊の様子を先日テレビで見て
ぜひ行きたい寺の中に入った。
謂われも何も知らずにただ名前だけしか知らなかった寺だったが~
…そんなわけで本尊を拝見できないのならパス…することに。
次は今回で三度目だが、愛宕念仏寺へ羅漢さんを見に行く。
行くたびに違う表情、違う姿の羅漢さんを見つけることが出来るのが
楽しくて、カヨピンさんと夢中で探す。
まずは差しつ差されつお酌をしあって…
カヨピンさん家のような仲良しの2人の像。
まるで歯のように一円玉を並べてもらった羅漢さん。
それから気持ちよさそうにストレッチ中かヨガのポーズかの一体(^_-)
境内に展示された写真の中に、雪をかぶった羅漢像があったが、
そんな景色もぜひ見てみたい気がする。
ここまで来ると人もちらほら、お店もあいているところがちらほら…
シーズンや日曜日には人出があるのだろうか…と要らぬ心配をする。
すぐそばの町並み保存館にお邪魔をしてなつかしい道具など見る。
お雛様にも会える。
昭和初期の雛と書いていたような…?
段飾りと御殿雛の折衷のような様式と思う。
この辺りの道は日本風景街道と名つけられているようだ。
何となくなつかしい建物が両側に立つ街並みだ。
羅漢寺から嵐山へと戻りつつ、すこし横道にそれ祇王寺へ。
平清盛に寵愛された白拍子の祇王が都を追われ、母、妹と隠遁した草庵。
「祇王寺と書けばなまめく牡丹雪 智照尼」
こんな句がありましたが…「祇王寺と呼べばなまめく寒牡丹」なんてどう~?
静かな草庵は冬なのに苔が水分をたっぷり含んできれいだった。
この時間には黄砂も吹き飛ばされ青空がきれい!
靴を脱いで草庵の中へ入り、複雑な女心の寄り集まりのような四体の木造と
清盛公の像が並んでいる前に座り、説明のテープを聞く(^_-)
祇王寺の有名な吉野窓。
ここから見える景色を眺めたであろう隠棲した尼たち。
苔の庭には小さな花が咲いていた。名前は分からないけれど~
草庵の前には節分草も…群生した節分草とはまた違う雰囲気だが~
祇王寺を出て、大きなお屋敷が立ち並ぶ通りを右左眺め、楽しみながら歩く。
景観保護地区でもあるだろうけれど、生活のにおいが少しもしない。
何処のおうちもセコムが入っていそうだ。わずか一軒から子供の声がした(*^^)v
お腹もすいたので道端のお店で暖かい雑炊を食べる。カヨピンさんはおそば!
歩くと汗ばむくらいだが、拝観したり、造作が止まると手足が冷たい。
暖かい食事で身体の芯から温まり、さ~ もう一つの目的地…清涼寺へ
清涼寺は係りの人もにこやかで、本堂の内陣までは入らせてくれ、
本尊の釈迦如来像を眺めることができる。
右手の掌を前に出し指を立て、左手は下に垂らし掌を前に向け
指も伸ばしている。
その指には爪も見られるそうだが、そこまではみえない。
すらりとした長身の如来像で、どこか異国の仏像を
眺めているような気になる。
釈迦37歳の生きた姿を刻んだ生身の釈迦如来様といわれ、インド、中国、
日本と伝えられ三国伝来の貴重な国宝の仏様だそうだ。
昭和28年の調査でこの如来像の胎内に絹で作った五臓六腑があることが
確認され、これはインドで刻まれた仏像を宋で模刻された時に、
宋の五人の尼僧が胎内に施入したものだそうだ。
発見された当時、遠い昔の中国の高度の医学、解剖学に
驚いたということだ。
この画像はネットからお借りした本尊と胎内の五臓六腑。
撮影禁止の堂内でひそかに写真をとっていた人がいたが、
コレだったようよ…カヨピンさん!
庭には梅の花が…これから咲くもの、終わったもの等、
ちょうどな優しい色の梅をはい!どうぞ(*^^)v
清滝街道を超えて大覚寺へ 嵯峨野御所と呼ばれるだけに格式高そうな
門跡寺院である。
門をはいると嵯峨野御流の生け花を展示してある。
木瓜の花と啓翁桜の格式のあるお生花だ。
建物の中を巡る。渡り廊下をぐるぐる…迷子になりそうなくらい広い。
廊下は鴬張り、天井は刀や槍を振り上げられないようにと
低くしてあるそうだ。 なるほどなるほど…
どこもここも驚く広さだが清潔に存分な掃除が行き届いていて
少し寒いくらいが心地よくすがすがしい。
正寝殿は後宇法皇が院政をとった部屋だとか…天井絵がひっそりした美しさ。
庭の赤松のこのひねくれようは~(*^^)v
外に出てお月見で有名な大沢の池を少し散策し、枯れ蓮、鴨などを見て
ちょうどよい時間ね~帰りますかと帰路へ。
いろいろ様子の違う4つのお寺巡り…楽しめたね~(*^^)v
阪急嵐山まで戻り、バスで京阪三条まで戻るつもりだったが、
大覚寺を出てすぐの清滝街道の甘春堂という和菓子屋さんの前から
三条行きのバスがあり、間もなく来そうなのでそれに乗ることにする。
京の街をあまり詳しく知らないが、バス停の数を見てもずいぶんあり、
大きく遠まわりをする感じだが、時間もあるし…全線230円というのも魅力!
じっくり座ってゆられていたが、映画村、二条城横など10個ばかり
バス停を止まり、ようやく約1時間で京阪三条へ!
三条が終点だと思ってゆっくり下りますボタンも押さずに座っていたら…
あっという間に鴨川を渡り、河原町三条まで行ってしまって…
また川を渡って駅までバックすることに~まだ歩き足りなかったのかしら?
帰って歩数計を見たら26000歩あまり歩いていた(@_@;)
誰とどこへ行っても何か大きく失敗をすることになるmamaGON。
それにしても京都のバスは安いな~約1時間座っていたのに230円。
きょう所用で堺に行き、堺東から循環バスに乗ったらたった10分で220円!
お天気なら歩く距離だけれど…あまりの違いにびっくり!
今回は趣を変えて嵐山、奥嵯峨野を散策してきた。
25日〈水〉よい天気で午後からは暖かくなるという天気予報。
空は曇り空で太陽がかすんでいる。黄砂のようだ。
阪急嵐山へ到着するとやはり少し寒い。手袋を持ってきてよかった!
平日の朝早い時間なのに渡月橋を渡った辺りは早くも人がたくさん出ている。
この辺りも中国語やハングルが飛び交う。
春節のお休みは終わったというはずなのに~
店や人の合間を縫って竹林の中を歩く。2人とも足が速いのだ(^_-)
時々人力車やタクシー、レンタルサイクルの人が行き過ぎる。
まず今回の目的地の一つである二尊院へ。ところが~
門前に張り紙があり、工事中のため本尊の拝観はできません…とある( 一一)
右に釈迦如来像、左に阿弥陀如来像の二体を本尊としてお祭りをしてあるので
二尊院という寺名だということだが、その本尊の様子を先日テレビで見て
ぜひ行きたい寺の中に入った。
謂われも何も知らずにただ名前だけしか知らなかった寺だったが~
…そんなわけで本尊を拝見できないのならパス…することに。
次は今回で三度目だが、愛宕念仏寺へ羅漢さんを見に行く。
行くたびに違う表情、違う姿の羅漢さんを見つけることが出来るのが
楽しくて、カヨピンさんと夢中で探す。
まずは差しつ差されつお酌をしあって…
カヨピンさん家のような仲良しの2人の像。
まるで歯のように一円玉を並べてもらった羅漢さん。
それから気持ちよさそうにストレッチ中かヨガのポーズかの一体(^_-)
境内に展示された写真の中に、雪をかぶった羅漢像があったが、
そんな景色もぜひ見てみたい気がする。
ここまで来ると人もちらほら、お店もあいているところがちらほら…
シーズンや日曜日には人出があるのだろうか…と要らぬ心配をする。
すぐそばの町並み保存館にお邪魔をしてなつかしい道具など見る。
お雛様にも会える。
昭和初期の雛と書いていたような…?
段飾りと御殿雛の折衷のような様式と思う。
この辺りの道は日本風景街道と名つけられているようだ。
何となくなつかしい建物が両側に立つ街並みだ。
羅漢寺から嵐山へと戻りつつ、すこし横道にそれ祇王寺へ。
平清盛に寵愛された白拍子の祇王が都を追われ、母、妹と隠遁した草庵。
「祇王寺と書けばなまめく牡丹雪 智照尼」
こんな句がありましたが…「祇王寺と呼べばなまめく寒牡丹」なんてどう~?
静かな草庵は冬なのに苔が水分をたっぷり含んできれいだった。
この時間には黄砂も吹き飛ばされ青空がきれい!
靴を脱いで草庵の中へ入り、複雑な女心の寄り集まりのような四体の木造と
清盛公の像が並んでいる前に座り、説明のテープを聞く(^_-)
祇王寺の有名な吉野窓。
ここから見える景色を眺めたであろう隠棲した尼たち。
苔の庭には小さな花が咲いていた。名前は分からないけれど~
草庵の前には節分草も…群生した節分草とはまた違う雰囲気だが~
祇王寺を出て、大きなお屋敷が立ち並ぶ通りを右左眺め、楽しみながら歩く。
景観保護地区でもあるだろうけれど、生活のにおいが少しもしない。
何処のおうちもセコムが入っていそうだ。わずか一軒から子供の声がした(*^^)v
お腹もすいたので道端のお店で暖かい雑炊を食べる。カヨピンさんはおそば!
歩くと汗ばむくらいだが、拝観したり、造作が止まると手足が冷たい。
暖かい食事で身体の芯から温まり、さ~ もう一つの目的地…清涼寺へ
清涼寺は係りの人もにこやかで、本堂の内陣までは入らせてくれ、
本尊の釈迦如来像を眺めることができる。
右手の掌を前に出し指を立て、左手は下に垂らし掌を前に向け
指も伸ばしている。
その指には爪も見られるそうだが、そこまではみえない。
すらりとした長身の如来像で、どこか異国の仏像を
眺めているような気になる。
釈迦37歳の生きた姿を刻んだ生身の釈迦如来様といわれ、インド、中国、
日本と伝えられ三国伝来の貴重な国宝の仏様だそうだ。
昭和28年の調査でこの如来像の胎内に絹で作った五臓六腑があることが
確認され、これはインドで刻まれた仏像を宋で模刻された時に、
宋の五人の尼僧が胎内に施入したものだそうだ。
発見された当時、遠い昔の中国の高度の医学、解剖学に
驚いたということだ。
この画像はネットからお借りした本尊と胎内の五臓六腑。
撮影禁止の堂内でひそかに写真をとっていた人がいたが、
コレだったようよ…カヨピンさん!
庭には梅の花が…これから咲くもの、終わったもの等、
ちょうどな優しい色の梅をはい!どうぞ(*^^)v
清滝街道を超えて大覚寺へ 嵯峨野御所と呼ばれるだけに格式高そうな
門跡寺院である。
門をはいると嵯峨野御流の生け花を展示してある。
木瓜の花と啓翁桜の格式のあるお生花だ。
建物の中を巡る。渡り廊下をぐるぐる…迷子になりそうなくらい広い。
廊下は鴬張り、天井は刀や槍を振り上げられないようにと
低くしてあるそうだ。 なるほどなるほど…
どこもここも驚く広さだが清潔に存分な掃除が行き届いていて
少し寒いくらいが心地よくすがすがしい。
正寝殿は後宇法皇が院政をとった部屋だとか…天井絵がひっそりした美しさ。
庭の赤松のこのひねくれようは~(*^^)v
外に出てお月見で有名な大沢の池を少し散策し、枯れ蓮、鴨などを見て
ちょうどよい時間ね~帰りますかと帰路へ。
いろいろ様子の違う4つのお寺巡り…楽しめたね~(*^^)v
阪急嵐山まで戻り、バスで京阪三条まで戻るつもりだったが、
大覚寺を出てすぐの清滝街道の甘春堂という和菓子屋さんの前から
三条行きのバスがあり、間もなく来そうなのでそれに乗ることにする。
京の街をあまり詳しく知らないが、バス停の数を見てもずいぶんあり、
大きく遠まわりをする感じだが、時間もあるし…全線230円というのも魅力!
じっくり座ってゆられていたが、映画村、二条城横など10個ばかり
バス停を止まり、ようやく約1時間で京阪三条へ!
三条が終点だと思ってゆっくり下りますボタンも押さずに座っていたら…
あっという間に鴨川を渡り、河原町三条まで行ってしまって…
また川を渡って駅までバックすることに~まだ歩き足りなかったのかしら?
帰って歩数計を見たら26000歩あまり歩いていた(@_@;)
誰とどこへ行っても何か大きく失敗をすることになるmamaGON。
それにしても京都のバスは安いな~約1時間座っていたのに230円。
きょう所用で堺に行き、堺東から循環バスに乗ったらたった10分で220円!
お天気なら歩く距離だけれど…あまりの違いにびっくり!