赤い椅子

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熊野古道・大辺路Ⅴ

2007-10-14 21:27:05 | ノンジャンル
11日、古道歩き2日目ホテルを8時出発。
古道のコースから外れるがせっかくだからと潮岬を歩く。

紀伊半島南端、北緯33度26分に位置する本州最南端の岬。
岬までの道は照葉樹林の林でうっそうとしている。




















明治6年初点灯の「潮岬灯台」は、紀伊半島にある和歌山県の南端、
潮岬に立つ、白色の塔形(円形)石造の美しい大型灯台です。
石はウツギ石と言われる石だそうです。
燈台に登ってみると地球が丸いことを実感できます



灯台入口のすぐ右手に潮御崎神社があります。
燈台に登って見下ろした潮御崎神社。
境内に咲く白い花は明日葉の花だそうです。
















潮岬からバスで串本港に戻り、そこから橋杭岩まで30分近く
海水浴場の砂浜を歩く。橋杭岩を左手向こうに眺めながら昼食を取る。


















橋杭岩とは南西一列におよそ850メートルもの長きにわたって
大小約40の岩が連続してそそり立っている。

伝承によると、昔弘法大師があまのじゃくと串本から沖合いの島まで橋を
かけることが出来るか否かの賭けを行い、弘法大師が橋の杭を
ほとんど作り終えたところであまのじゃくがこのままでは賭けに負けてしまうと
ニワトリの鳴きまねで弘法大師にもう朝が来たと勘違いさせ、
弘法大師は作りかけでその場を去ったために橋の杭のみが残ったという話がある。

潮が引いていたので橋杭岩の辺りを散策して海の景色を楽しむ。

橋杭岩の直ぐそばに「弘法の湯」という小さな小屋のような温泉がある。
弘法大師が杖でつくと出た温泉らしい。地元の人たちが管理しているという。
そばに硫黄の染み出たせせらぎがあり、湧き出し口の周りは源泉の析出物が
絡みつき変色している。冷泉だったがたしかに温泉だ!















浜を波と遊びながら歩いたり「姫」という集落を歩いたり・・・
道端に道標地蔵があり、涎掛けがいっぱいかけられてある。



JR「紀伊姫」という可愛い駅を過ぎひじきを選別している作業所に寄る。
地元の海で取れる姫ひじきという良質のひじきを女の人たちが輪になって
選別、包装をしていて、生ひじきや乾燥ひじきを分けてもらう。
生ひじきはサラダや和え物にして食べたが粘りがあって美味しかった。















伊串地区を抜け姫の地蔵道標から50分で原町の小堂に着く。
堂内には中央に享保20年の地蔵尊、右が徳本上人名号碑、左が法経塔がある。



さらに西向地区の旧道を進み、30分ほど歩き古座川に至る。
この辺りが渡し場跡であったらしく、今も観光用のボートや漁船が
停泊しているのんびりとした風景だ。














ここでバスに乗り、橋杭岩の駐車場まで戻り、トイレ休憩を取り帰路に向かう。
駐車場前の儀平で薄皮饅頭を買う。2時半出発で難波着が7時15分。




コメント (8)
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