アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『別冊 マーガレット』2010年11月号

2010-10-13 | 少女漫画
 
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別マを毎月買い続けて、いつしか2年目に突入。もちろんこれからも買い続けます。毎月買う雑誌が1冊増えればその分日々が充実するのは当然なんですが、なんだかここ2年間はとても充実してますよ。どうやらオレは漫画をたくさん読まないと生きていけないようです(笑)
今月号は増ページで、読みごたえありました。


『君に届け』episode 51/椎名軽穂
夏と言えば海。KENTを交えて、講習と補習の夏休みに海に行く五人。
群がるナンパどもを腕相撲で次々と撃退するちづ。その頃、女子のファーストネーム呼びは基本だと言うKENTが、爽子の事だけ「貞子」と呼び続けている、その奥に封じ込めた彼の気持ちにあやねは気付き、言われるままに肩を貸してあげる。
練習の合間、ちづを負かし、「20分 俺のもんだろ?」と彼女をさらっていく龍。
ちづが北幌を受けた理由がすごく良かった。私はちづちゃん大好きなんで、ちづと龍の仲が進展するのも読みたい。
ピンの横暴ぶりに爆笑。


『360°マテリアル』#09-バレンタインその後-/南塔子
元カノのもとへ走った滝くんに対して、怒ろうとしたのに、可愛く怒っただけで滝くんの返事で怒る気がなくなってしまう美桜。
美桜が彼氏を母に紹介すると、滝くんも緊張するのだと、彼も必死だったのだと知り笑みがこぼれる。滝くんからもらったものが消えて無くなるのはやだとキャンドルを使えずにいた美桜に、「無くならないよ」と気持ちを伝えてくれる滝。
丸井の複雑な心境も、色々なものが絡み合ってまた楽しくなってきました。美桜と滝のカップルは再びゆるかわ、丸井は深刻。


『シトラス』#1/香魚子
新連載。すごく楽しみにしていて、期待以上の第1話でした。扉ページのデジタル水彩もため息が出るほど綺麗。
山に囲まれた小さな中学校、木ノ戸(きのと)中。3年生の倉田志保(くらたしほ)は東京から来る初めての転校生に心が踊り、「古場奈七美(こばななみ)です よろしくお願いします」と東京の言葉で素っ気ない自己紹介をした彼女は、お人形のような美しい子だった。
しかし部活ではじめてピアノを弾くようになった志保は、実は自分以上にピアノが上手く、それでも自分には大した才能はないと言う奈七美から、こんな所にいるから自分の実力もわからないのだと、周りが見えてない奴が一番嫌いだと鋭い言葉を浴びせられてしまう。
すごく引き込まれる、美しい第1話でした。「連載」としてどう続くのか期待しています。どこの言葉か私には分かりませんが、志保たちの話す方言もとても美しい。
香魚子さんの漫画は本当に素晴らしいんですよ。
(『さよなら私たち』→記事)
(『隣の彼方』が掲載されている別マsister→記事)。
私はこの新連載を応援します。だから図書カードプレゼントにも応募します。新刊『隣の彼方』も楽しみです。『伯爵と妖精』の漫画版はまだ読んでません。


『夢みる太陽』37Th DOOR/高野苺
大家さんが家を売ると言い出し、嫌だと反論する子供3人。しかし大家さんも、皆の前では言えなかったが、みんなと離れるのは嫌で、彼らと一緒にいられる時間を失いたくなくて親父には歯向かえなかった。
しま奈と善と朝陽は、土手でどうしようと取り留めのない話をし、楽しい日々だったというそれはやがて「みんなといたい」「家は渡すか」という叫びに変わる。それを気付かれずに背後から見ていた大家さんは、三浦さんの持ってきた家の売買契約の書類を破り捨て、「家は売らねぇ」と言い放つ。
あの家にずっといられるわけじゃない事を理解していたしま奈も皆も、いつか必ず訪れる「離れる時」が来ても、みんなを想い合えるような思い出を作ろうと絆が深まる。
何も出来ない子供だけど、それでも今のこの日々を大切に思うこの子達がとても好きだ。


『好きって言わせる方法』scene#9/永田正実
完結編に突入。しっかり向き合う態度を見せれば良いのだとおばあちゃんから教えられるハルちゃん。
マカロンを作り、それは必死の告白をしたナカちゃんに二つ渡ってしまうが、彼氏と仲直りできた菜乃花は、自分はすごくわがままで全部思い通りにならなきゃイヤで、また自分から「好き」と言ってしまった自分はまだまだだと思い知り、それでも二人は初めてのピンチを切り抜けられる。やっぱり私はこの漫画が好きだと再認識しました。


『指先に熱く』/下北沢ミツオ
新人さんの読み切り。ものすごく気の弱い男の子が、告白の言葉を最後まで言えなかったが、指先から伝わる想いの熱さを分かってもらえて好きな子と付き合い始める。しかし彼がそれ以来自分に触れようとしないと、絵麻は不安になるという、可愛らしいお話でした。
ただしカケルはちょっと気持ち悪い(笑)


『青空エール』23TH YELL/河原和音
本当に「地獄」のような合宿が始まる。皆が疲れ過ぎて食欲をなくす中、「進化する」という目標に燃えてつばさは食欲も落ちず、疲れないが、「自信」だけが持てない。
杉村先生も小野には決定的に足りない部分があり、それは「自信」だと言う。副顧問の真木先生は、奥に眠ってるだけだと、あの目を信じてると反論する。
自信がない者は吹くなと指示された時に常に吹いていないと、水島に咎められるつばさ。大介からもらったお守りを目の前で勝手に捨てられて、彼の言うことは正しいんだけどと、違和感を覚える。
二人の間に入ってくれたのは、水島のことが好きなまるちゃん。そのまるちゃんの気持ちを知らずに、「………オレら 意見合わないね」と彼女に言ってしまう水島。そんな彼の言動の全てを「不器用」の一言で片付けてしまうまるちゃんの笑顔を見て、泣きそうになってしまうつばさ。

さて、『高校デビュー』(第1巻~第2巻→記事/第12巻~第13巻→記事)が映画化されますが、私が気になるのは河原和音先生が一言だけ触れている、中原アヤ先生の話題です。

私が今一番聞きたいのは、新作の連載が始まるという話です。


『拝啓 伊達正宗様』第2幕/中島つばさ
あまり期待していなかったんだけど、予想外に面白かった。愛姫と付き合い始めて丸くなっていく羽柴がなんか良い。


『少女少年学級団』episode #26/藤村真理
最初のほうを読んでいないので途中からしかストーリーを把握していないんですが、お洒落した遥に「かわいくするの禁止」と言う健兄が好きです。最終的に、遥は健兄の彼女にはならないような気がします。


『ヒロイン失格』第7話/幸田もも子
気に入っているので第1巻を買いました。
中島に寺坂にこだわりすぎだと言われ、柿Pこと弘光と付き合い始めるはとり。はとりは、自分より前から弘光が好きだった女子の姿を見て、脇役に当て馬なのではなく、今の自分は弘光のヒロインなのだと感じてしまう。そして自分に突っかかってくる、弘光を以前から好きだった子達の前で最低女になり、自分が相手なんだからまだ全然いけるよと、心の中で応援してしまう。目の前で泣き出した女子は、この前の自分と同じだ。
利太は最低だと、オレも思います(笑)


『双子革命』/水野美波
小学生の時に好きな子に告白して以来、仲が良いフリを続けている双子の兄弟が、お互いに彼女ができ、本当は仲が悪いフリをするのに疲れていたと気付く。楽しい読み切りでした。
水野美波さんの漫画を最近好きになりました。今まで読んだ中では『青春トリッカーズ~新聞部の小松さん~』 が一番好きです。


『虎と狼』#9/神尾葉子
来週の林間学校の引率になったことで言い合いをするトラとオオカミを見て、とりあえずこのままがいいと安心するミー。
オオカミはカラオケ店で生徒がケンカしていると呼び出され、河田と一緒になって警察で叱られ、本当に教師なのかと呆れられながらも慕われ始める。林間学校でも、先生らしくない処が逆に生徒達の人気を集めてしまい、あれは自分だけが知っているオオカミだったのにとミーは複雑な心境になってしまう。
河田も、オオカミも、自分も、元々あったものがひとつ欠けたのだというオオカミの言葉。BBQに口を付けようとせず、帰ったらひまわり食堂で食うからというオオカミの言葉で、また明るくなるミーの心。


『だけど、やっぱりかわいい人』/目黒あむ
第一印象が「かわいい人」だった奏也(かなや)先輩は、実は犬の皮をかぶった狼で、あの日以来芽衣(めい)につきまとい、恐がらせ、困らせる。しかし一度だって自分に触れなかった先輩の「一線引いてはいるんだけど」という言葉の意味を知り、いつのまにか彼に惹かれていたのだと気付く。微笑ましいお話でした。


かなり迷った。




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2 コメント

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だって別マがすきだから (Wrlz)
2010-10-16 11:12:06
>yuyu様

愛情なのかもしれませんが、基本的に私の場合、何を読んでも「面白い」か「ものすごく面白い」のどちらかしかないようです。
今年になって唯一酷評したのは、第1巻しか読んでいない『バクマン。』です(笑)

中原アヤのことは「神」だと思っています。
コミックス全部買っちゃったよ! もうイラストブックしか買う物がないよ! 新連載はまだなんですか集英社さんっ!?
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Unknown (yuyu)
2010-10-15 23:13:52
>Wrlzさん

Wrlzさんの感想は、どれも愛情こもってますネ(^-^)
私の感想は、かなり好き嫌いハッキリ言っちゃってるので、反省です(>_<)

私も、中原アヤ先生の話が、ちょこっと載って、飛びついてしまいました!(^o^)
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