アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

旭日小授賞

2010-04-30 | daily
 
昨日の新聞(産經)。

平成20年に藤子不二雄A先生も受章されている。

(『ジャンプスクエア』2009年2月号)

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『週漫スペシャル』2010年6月号

2010-04-30 | 青年漫画
 
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バカバカしさに笑って、社会の闇もちらっと覗いて、自分が今あたりまえのように生きていることが幸せなんだと気付こうよ。


『キミがついた嘘』/舞大夢
萌え絵だ。中途半端に萌え絵だ。でもがんばってるエロ漫画家だった。この人のサイトとブログを見つけてしまいました。
面白かったけど今の所この人の単行本を買おうとは思わない。
このハンパな萌え漫画がこの雑誌で生き残れるのかどうか、見届けよう。
「萌え」ってのは突然できた言葉じゃなくて、遡れば松本かつぢとかの作品だって戦中・戦後の時代は「萌え」だったんだと私は思ってます。本来ならイマドキの萌え絵を描く人ほど、古典的な手法に忠実でなければならない。


『嘘』vol.6/ももなり高・沙川聖
大学生、元気だな。
ゴムが破けていてそんなに怖かったか。母子手帳を見せられたらビビるだろうなー。
オバちゃんの嘘のほうが一枚上手だった。


『出会い系白書 メールの達人』/宮内かずみ・万平
今日はスカイツリーの見えるカフェテラスからiPadでブログを更新しているの。
今の季節は政府の毒電波が気持ちいいでしょ。
今は鳩料理に凝ってるの。
鳩は好きですか?
[送信]


『午後の淫雲~快楽の代償』/竹下純也
覚せい剤とかもこうやってやめられなくなるんだろうな。
綺麗になるのかどうかは疑問だけど、性欲は活力の元ですよ。
警察に疑われてしまったので来月号に続きます。
広美さん夫妻はなんで死んでたんだ!?


『キャバクラ裏日記 夢のオシゴト』/作麻正明・香橋義高
幼稚園の先生よりキャバ嬢。女の子の夢は正直だ。ガキどもの表情が豊かだし。
恵梨先生はクビになってもくじけない。


『成功は夜、生まれる』/美和剛
金拓リストで全評価が5つ星の男。「すんませんすんません」という言葉がなんて無意味なんだ!
本当に反省していたら勃起なんかしねえ。
「不徳の致すところ」とか言って謝ってるオッサンはズボンを脱がないと信用してもらえないと思うよ。


『沿線不倫恥図 夜に喘ぐ女たち』/北野信・小田はるか
俺もカラオケが苦手です。
この低俗なフーゾクを根絶させたいです。


『ハートパートナー』scene.8/大葉康雄・久住遼
ワンちゃん可愛い。秀美さんエロい。
シンタロウは犬の名前だった。秀美さんにとって犬は「我が子」同然だったからこそ生じたすれ違いですね。


『Dream Birdie』round.6/蝦名いくお
コーチに泣いてすがる喜恵ちゃん。おとうに売られた先はSM好きの芳文コーポレーションの社長。
負けるな喜恵。ポーラ・クリューマーがアメリカで待っている!


『風俗記者 どぶねずみ』#56/佐々木久・武守仁
56回、5年近くかけて「風俗」の世界を描いてきたシリーズだった。
鮎原は地獄から女達を解き放つことで菜穂子への贖罪としてきたのだろう。
佐々木久は「ささきひさ」ではなく「ささききゅう」だ。単行本の奥付をきちんと見ろ。久=Qだ。



明日から5月じゃないか。そこそこ有意義な4月でした。


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【検索用】週漫スペシャル 芳文社 201006
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『朝がまたくるから』/羅川真里茂

2010-04-29 | 少女漫画
 
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『別冊 花とゆめ』2月号に『冬霞』が載った時(2009年12月末)、「この一作だけのために520円出しても惜しくない」と思ったほど心動かされた作品です。

『葦の穂綿(あしのほわた)』 平成17年 花とゆめプラス4月25日号
『半夏生(はんげしょう)』 平成19年 別冊花とゆめ10月号
『冬霞(ふゆがすみ)』 平成22年 別冊花とゆめ2月号
の3編を採録。


『葦の穂綿』。
地元に戻り隣町の和菓子屋で働いている20歳の新田鈴(あらたすず)は、自転車のパンクを直してもらったのがきっかけで「孝ちゃん」と呼ばれるバイク屋の男に一目惚れする。鈴は自分の好意を拒否する男が家族を亡くしていること、人を殺したこと、そして噂話でずっと知りたかった彼の本名と歳を知る。孝要(こうよう)の叔父から聞かされた話で、幸せを放棄する彼の言葉の意味を知る鈴。
店を辞めた孝要は、決して命を断たないと約束して叔父に別れを告げ、あなたの人生の一部になりたかったと言う鈴に「もう ……一部ですよ」と答えて去って行く。
鈴は彼の歩む道がただ穏やかに、穏やかであればと祈るような涙で送り出す。


『半夏生』。
念願だったカメラマン事務所に入った江塚リオ(こうづかりお)24歳は、情熱だけが空回りする日々の中で、同じマンションの15歳の少年、平成珪碁(ひらなりけいご)の成長ぶりに驚いて思わず呼び止めてしまう。撮影現場でケイゴの女装趣味を知るリオ。秘密を共有し、二人の間に交渉が成立する。珪碁の姿をおさめた写真のディスクが何枚もたまり、秘め事に情事も加わるようになる。リオは快楽の中で撮りたい物をハッキリと持つようになる。
二人で会っている処を珪碁の母にヒステリックに咎められ、犯した罪が想像以上に重かったと、リオは関係を解消する。
「君が「自分」を持った時 どんなカッコいい男になってるか 私は見てみたかったよ」。
そう言いながら自分の足でしっかり立てていなかったリオに、珪碁は作品は彼女のモノだと解放の言葉をくれる。
仕事を辞めたリオの連作ブースを見て、嘘の人生を歩みたくないと、両親と話し合うようになる珪碁。
そして4年経ってようやく、珪碁は実家に戻ったリオを迎えに来る。


『冬霞』。
荒れ果てた家、げんかんがあくのを怖れている幼い双子、チカとリキ。やみしかしらない二人に手を差し出しさらっていく男、恭一(きょういち)。おにいさんにガマンづよいと褒められたリキは、そのことばのいみがわからず、弱い自分の代わりにチカを守って欲しいと願う。
季節を教えられ、字を教えられ、初めて海を見る双子は、「じゃあ 来年の夏 泳ぐか」と言った恭一の何気ない一言を忘れず、二人を連れて逃げる恭一は次の夏を迎える前に、雪の中、倒れてしまう。
運び込まれた村の診療所で恭一が打ち明ける、無差別殺人を犯すつもりだった彼が誘拐犯になった理由。
置き去りにされたリキは、我慢しなくていいんだという声を聞き、泣き崩れる。「チカが リキをまもるよ」と支え合うようになる双子。
祖父母に引き取られ、やがて小学校を卒業する二人。あの時おにいさんはどんなエンディングを望んでいたんだろうと今でも考えるリキ。卒業式からの帰路、二人を呼び止める声に振り返る双子。


『冬霞』見開きカラー(『別冊 花とゆめ』2010年2月号)


『別冊 花とゆめ』2010年2月号表紙。




お薦め度:★★★★☆
胸を打たれました。『冬霞』は雑誌で既に読んでいましたが、3編がこうして一冊にまとまって、羅川真里茂が描いてきたテーマを知って、買って良かったという感銘のため息をついています。
漫画というメディアの、まだ秘めている可能性を示されたような嬉しさも感じます。私の漫画の読み方は明らかに少女漫画に偏っていますが、こういう名作に巡り会えた時にはそれを善しとできます。
男が少女漫画を読むことへの根拠のない抵抗が、優れた作品に触れる機会を逃す大きな損失を生んでいるように思います。



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『潔く柔く』第12巻/いくえみ綾

2010-04-28 | 少女漫画
 
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時の流れが容赦ない。生きていれば当たり前のように時間は経過するという、その「当たり前」の外にいる人達の抱えている罪悪感や、背負っている物の重さに胸が苦しくなる。
梶間に、昔に戻りたいかと訊かれたカンナ。昔できなかったメールはこわくなかったと答えると、マスターはわかんないけどと、ナポリタンを勧めてくれる。
過去を思い出さないように思い出さないように生きてきたカンナが「私は 今 過去を待っている」と朝美と待ち合わせているほんの短い時間が怖くて、笑顔で現れた「過去」が、過去ではなく、「時効だよ もう」とカンナを許す言葉を発しながら真っ直ぐに見据える。
「カンナ 私23歳だよ 働いてるよ カンナは?」。
朝美にまだ15歳だねと見透かされたカンナは、ハルタのこととかを「ちゃんと話せる友だち」を大事にねと別れ際に言われ、百加の家と間違えて禄の家に辿り着いてしまう。15歳だからとカンナが声をあげて泣くシーンは苦しくて涙がこぼれた。

「ハルタに会いに行こう」という禄の言葉で二人が過去を思い出しに行く後半はもう感動しっぱなしだった。
禄が小学生の時に死んだ女の子と同じ顔をした睦実が、禄をずっとまっていたと、禄の顔を見てこの世で初めてしゃべる。
実家で目覚めたカンナは、父の「何しに来たんだ?」という冗談に「ちゃんと 思い出しに」と心の中で答えて、会社に戻る。

時間だけが流れて、過去という罪を記憶の底に封じ込めるのではなく、魂の在り処を知った時に、人はようやく救われるのだろう。人の心の醜さも弱さも、美しさも強さも描いている漫画を上手に紹介できるような言葉を、私は持っていません。




お薦め度:★★★★★



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『モノクロ少年少女』第3巻/福山リョウコ

2010-04-26 | 少女漫画
 
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捕われの呉羽の前に現れたのは、伊織(イオリ)姫。呉羽は忠誠を誓えと手の甲に口付けるよう黄苑に命じられ、こんなとこは自分の居場所じゃないと拒む。第4王子の右京は、その線より一歩でも外に出たら呉羽姫の命は無いと命令を伝えられ、「あの時」と同じように動けない。
縄を引きちぎり、ガラスを割って逃げ出す呉羽。帰る場所をくれた右京達のために、バカ王子が何をしようとびくともしないと抜け出してやる。あんな哀しいこと、もう二度と言うな。追っ手の多さに驚いて、階段から落ちそうになる呉羽、初めて命令に背いて一歩踏み出す右京。
右京は「要らない子」だった自分に居場所をくれたから、こんな家でも捨てたくないという過去を話す。なら尚更変えなきゃと言う呉羽。
「右京は右京のままでいい 顔を上げていいんだ」。
自分の場所に手を出すなと兄に宣戦布告して、「帰るぞ 愚民ども」とケモノ達を率いる右京。

オリエンテーションを終え、衣替えを迎えるケダ高。呉羽が次にもらう「はじめて」は茅の誕生日パーティー。オリエンテーションの満足度アンケートでは「暇」という回答が圧倒的だったけど、ひとりずつ笑顔にしていって、いつかケダ高全員笑顔にしようと言ってくれる茅。
まずは茅の笑顔からだと思い、観察していると「見んな むかつく」と言う右京。23人の彼女も皆、ケダ高にいる間だけの「ごっこ」だとさみしく笑う茅のために、消えない想いもちゃんとあるよとオンチな歌をプレゼントする呉羽。「いつか」はずっとじゃないとわかっている茅に、いつかその日がくるからとあきらめないで、笑顔でいたいよと。

お見合いを断るために呉羽にニセ彼女の役を頼む茅。やり残した事が出来たら茅はちゃんと笑えるのかもしれないと引き受ける呉羽。
マドから現れる、トラ国第1課、礼文(レブン)、そして55秒遅れて薊(アザミ)。1課と呉羽の勝負は呉羽の連敗、茅ファンから狙われる命。茅が見ていなかった見合い写真が出てきて、お見合いの本当の相手は薊のほうだと判明する。自分達は嘘をついて9歳の女の子を追い返そうとしているのだと。蝶々がトラ国の王子様は屋上だと教えてくれ、呉羽はたまには本気でぶつかれと、茅をお見合いの席に着かせる。人間界のお見合いの掟を勘違いして、呉羽のほうをさらってしまう右京。薊は初めて茅に名前を呼んでもらえ、右京は腹の底から大笑いする呉羽を見て「…初めてふたりん時笑ったな」とつぶやいて、シッポを振りながら赤面してその場を立ち去る。3匹のケモノのことが少しだけわかった呉羽。ウサギが居眠りしている525番の写真がいいよねと語らうトラとクロヒョウ。

七夕の前日は、月に一度の帰省日。今回も寮に二人きりで残る、呉羽と右京。親戚が怖いんだと打ち明けた呉羽に、キングなんだからもう強がる必要ないと言ってくれる右京。呉羽は右京と一緒のふとんの中で16の誕生日を迎え、右京は呉羽とふたりきりじゃ寝られなくなってしまう。 


#15扉カラー(『花とゆめ』2009年23号)


『花とゆめ』2009年22号表紙。



お薦め度:★★★★☆
ケダ高にいる間だけしか許されない物を皆が皆、ケモノ達は持っていて、迷い込んだ呉羽はケダ高で初めて「居場所」をもらった。
限られた時間の中を「笑顔」で過ごして欲しいと、キングに選ばれた呉羽が足掻く姿にやられます。
「はじめて」をたくさんもらいながら、いつかみんなが本当の居場所を見つけられるといい。



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キャラクターグッズ

2010-04-25 | daily
 
空き缶は「キャラクターグッズ」。


これは誰が見ても完全にキャラクターグッズ。


「集めた」というより「集まった」。
あと、電子書籍より「紙の本」。この点は譲れない。

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『シドニアの騎士』第2巻/弐瓶勉

2010-04-23 | 青年漫画
 
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「おたく」の定義の散漫さや拡大された解釈をメディアには正して欲しい。少なくとも、コスプレ喫茶で飲み食いして「萌え」と言う者がオタクとイコールではない。まず「萌え」はその対象を二次元に限定して遣う言葉だ。歴史や鉄道に造詣の深い者はオタクではなく学者や愛好家である。

オタクが何なのか定義しろと言われたら、私には不可能だし、他者の目に自分がオタクに映っているという確固たる自信もない。
その代わりに私は『シドニアの騎士』に描かれている「萌え」を正統な物として評価する。ネットなどの媒体に「萌え」という単語が氾濫する以前から、私達はその言葉の新しい意味を無意識に知っていた。私が経験してきた範囲では松本零士が初めて漫画の中で「無重力」を見せつけた。手塚治虫が『火の鳥』や『ザ・クレーター』等で先んじて用いた手法よりも、ハーロックがアルカディア号を百八十度回転させ写植ごとページの上下を逆さにした(サンデー・コミックス第2巻)ことに読者は動揺したはずだ。
『機動戦士ガンダム』は初めて無重力を体感として描くと同時に、重力を否定したアニメだ。続編の『機動戦士Zガンダム』の放映が始まるまでの空白期間を、ファーストガンダムの劇場版と『超時空要塞マクロス』が埋めた。『超時空世紀オーガス』はキスシーンから始まり、ヒロインが妊娠するという形で赤裸々に「性」を描いた。私達の世代が「オタク」と自称する場合にはこれらの作品群が原点になる。


奇居子(ガウナ)に向かった討伐隊が全滅し、艦内への侵入を防ぐためにシドニアは斜めに加速する。重力警報が発令され、多くの一般民が投げ出されて負傷する。多数の衛人(モリト)が守備隊として配備され、回収班が四騎掌位(しきしょうい)を組む。被弾した岐神(くなと)のカビザシを借りた谷風長道(たにかぜながて)が奇居子を撃破して、船規違反を犯して星白閑(ほしじろしずか)を捜す。
飲み水がなく、尿をろ過して十一日間漂流していた谷風機を囲む、二百五十六騎掌位の逆噴射の光。艦長は仮面を外し、「二百五十七も懲罰房があると思うか?」と優しく微笑む。

長道は英雄として帰艦し、正規の衛人操縦士に任命される。自分の鼻を折ったのは焔(えん)だと、同じ顔をした仄(ほのか)十一姉妹から祝福されながら聞かされる長道。今までの事は忘れようと言ってくれる岐神。この場で掌位を組もうと星白が言い、四人は固く腕を組み合う。
兄の仇をとってくれた礼を言うために侵入した緑川纈(ゆはた)にお飲み物をお持ちしましょうと訊かれ、屋台の天ぷら蕎麦を食べていた長道は「つゆ!」と答える。纈がメイド服を着ていることは、逆説的に「萌え」は二次元の中にしか存在しないと示している。

艦長を追いかけた長道が、エレベータの中で聞かされる、保護者になってくれた理由。

「お前が不憫でならなかったからだ」。

イザナが長道を海中浮遊槽に誘い、割り込んだ纈は長道と二人きりで乗ろうとイザナを出し抜こうとして、弾みで星白と長道が二人きりにされてしまう。
シドニアの四分の一を占める海水層を周回しながら手を握り合う長道と星白。奇居子出現の報が入り、討伐隊衛人三十六機が出撃する。岐神班は尾の切断を命じられ奇居子に爆破杭を打設する。しかし岐神が通信先を長道の704号機に限定して爆破の合図を出してしまう。

病室で目を覚ます長道。奇居子を撃退したと伝える報道でインタビューに答える岐神。星白閑が戦死したという字幕。

谷風長道の正規操縦士の資格を一時凍結したいという申し出を聞く艦長。星白の死から立ち直れず、何も食べようとしない長道を連れ出すイザナ。船内の居住区では不死の船員会を糾弾し、針路上の惑星を破壊しようとする指導者を野蛮だと罵倒する奇人が街行く人々に何かを訴えかける光景。イザナが飲み物を買いに行った隙に拉致され、「おい戦犯!! てめえなんて操縦士やめちまえ!!」と暴行される長道。
艦長の命令でシドニアの針路前方にある惑星が破壊されると、衛人と見紛うような人型奇居子が潜んでいた。704号機に搭乗しろと命じられ、また継衛に乗れると歓喜する長道。



お薦め度:★★★★★
『シドニアの騎士』の価値を伝えることは困難です。理屈ではなく体験に基づいた「感覚」に由来する処が大きいし、世代によるずれも生じる。
ただ一つ明確なのは、漫画とアニメの最大の強みは「二次元の媒体である」ということです。
「萌え」という言葉はうやむやの内に浸透し、いつの間にか時代遅れになった言い回しではなく、1970年代、もしくはそれ以前から連綿と受け継がれてきたある価値観を言い換えるための今日の語彙の一つで、漫画とアニメの蜜月は今もかろうじて続いている。しかし漫画のアニメ化で大衆娯楽の発展に寄与したのは松本零士、藤子不二雄と高橋留美子、1980年代のいくつかのジャンプ作品に留まり、一方ではそもそも原作としての漫画を持たない優れたジャパニメーションと、映像化を拒絶されるほどにあくまでも「漫画」として絶対的に愛される作品があります。
安易に「萌え」という言葉を用いる前に、オタクだと自称するなら、自分が何を愛し、何を読んで(観て)きた結果と蓄積として今の自分があるのか、顧みて欲しいと思います。

ところで「KCまつり」への応募方法ってどの賞に対してもチャンスがあるこの書き方でいいんだよね?




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『花と悪魔』第7巻/音久無

2010-04-22 | 少女漫画
 
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女好きのヴェルンハルト男爵からエリノアを取り戻すため、フェルテンの手を引いて魔王の城でのお茶会に潜入するはな。招待状を燃やしてしまい、フットマンとして中に入れてもらうビビ。ローゼマリーや他の悪魔がビビにお茶を注がせる姿を見て、はなちゃんは魔界に来た当初の目的を忘れかけてしまうが、双六で男爵の気をそらそうとする。それを見て「子供の遊び」に興味を抱いた魔王は「鬼ごっこ」を開催する。勝者のペアには望みの褒美を取らそうと。
脱落してしまったフェルテンとはなの組。そしてはなちゃんがフェルテンから聞かされる、純粋なエリノアを自分の穢れた手で汚したくないという、大切に想う気持ち。
「エリノアはフェルテンのことが大好きで フェルテンだってエリノアのことが大好きで 他に 何が要るの?」。
この巻の最大の見所は、はなちゃんが「子供」だということ。互いが互いを好きであれば他には何も必要ないと言い切ってしまう、幼くて純粋すぎる恋心。そんなはなちゃんに動かされ、エリノアを失いたくなかったと今さら気付くフェルテン。

地底の穴が発生するどさくさの中で鬼ごっこの勝者となったはなちゃんは、魔王から褒美をもらう。それは手放した記憶と、ビビへの想い。もやもやの正体がわかり、「男の人」としてビビが好きなんだと気付くはな。恋心を自覚してビビを直視できないはなちゃんを、魔王は魔界を一望できる場所へ案内し、これがビビが近く背負うことになる世界だと見せつける。棲む世界が違うのだと。

ビビもはなも可愛い魔王の、少しでも穏やかに「別れの時」を迎えて欲しいという願い。均衡が崩れたあともなお、二人を見守るフェルテンとエリノア。


第38話カラー扉(『花とゆめ』2009年21号)


『花とゆめ』2009年21号表紙。




お薦め度:★★★☆☆
病で先が長くない魔王、そして危機に瀕している魔界。王位を継ぐ使命のある大悪魔と捨て子だった人間の少女。世界と引き換えにこの二人は愛を貫けるのか。楽しみです。感情に任せて好き好きと言わなくなったはなちゃんも良い。この後、はなちゃんが自分がビビを独り占めすることは世界を滅ぼすことなのだと知れば、さらに切ない展開が待っている。
エリノアを自分の物だと男爵に言い放ったフェルテンも最高でした。「ビビは はなのものだもん」というはなちゃんの言葉と同じなんだけど、はなちゃんの恋は魔界、さらには地上の運命を左右してしまう。



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『花とゆめ』2010年10号

2010-04-21 | 少女漫画
 
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『花とゆめ』の発売日に更新していない日々です。


『王子と魔女と姫君と』STORY.8/松月滉
昴たちは二年に進級し、久々に登校する二人の姫君(現世では男)が新登場。復学した、魚住隼人(うおずみはやと)と茨城夢路(いばらきゆめじ)の謹慎組。
昴の持ち物がなくなるという珍現象が頻発しているが、昴にメロメロになってしまった王子のファンの仕業ではないらしい。
うわべはいじわるな姫達が本当は「現世ではみんなやさしい人」だというパターンを楽しめない(笑)


『月刊なかとば』/山口舞子
ニクは知能指数が高い! 猫ってあなどれねえ(笑)


『モノクロ少年少女』#24/福山リョウコ
切ない。大好き。
あのブスを必死で捜す右京。あの時とは違うと思い出させてくれた蝶々は「うぜんだよ オオカミの分際で」と優しく頭を叩かれ、嬉しそうに微笑む。
伊織を好きだと思い込もうとしていた右京。卒業するまでは右京を好きでいられるからと、人間になれるギフトを二度も拒否した蝶々。ただ、伊織に謝りたい茅。そして聞きたくないことばを聞いてしまい、泣いてしまった蝶々。茅はいつも通り身を引いていればうまくいくと自分に言い聞かせようとしていて、悪魔の囁きに足を止めてしまった。


『スキップ・ビート!』ACT.156/仲村佳樹
雪花・ヒールになりきろうとするキョーコ。スイッチ入ってる敦賀さんに手を引かれ、脚が痛いと手を握り返したのはギリギリ及第点。服を買ってやると「大好きな兄さん」に言われ、「…大丈夫… なの…? そんな事言うと アタシ めーーいっぱい 買ってもらっちゃう ケド…?」と病的に甘えてついに合格(笑)
こんな兄妹、現実にいたらイヤだ!


『声優かっ!』voice.18/南マキ
瑞希のメガネをかけている時だけという、時間制限付きのおまじないで王子声が出せるようになったシロ。山田Pに言われていざ顔合わせへ。
しかし自己紹介しても拍手はなく、おかしな空気。音響監督もそっけない態度。スタジオを見学していると「とんだお荷物」というひどい噂話。現場で姫の味方をしてくれるのは山田Pと瑞希だけ。逆境を跳ね返せ、姫。


『星は歌う』第51回/高屋奈月
進路希望を未だに出していない千広。自分を思いやってくれる叔父は優しく、残酷に、選択の幅を狭める。決断に迷いがないユーリは明るくまぶしくて、答えを出せない千広は簡単なことがきけない。叔母が星の写真展の招待券をくれ、真っ先にサクヤの顔が浮かぶ。
失(な)くした心の向かう 場所(さき) とか。
愛され、慕われ、恵まれていて、それでもかなしいまでに居場所をさがしてしまう千広の孤独。サクにふられたユーリがせーちゃんに「…ぶ・ざ・ま!!」と笑われたことで、逆に何も選べない千広の不様さが浮き彫りになった。


『来栖探偵事務所の一日』/宮山あい
8号に載った『浪漫描き』が面白かった。あれは超えられないのか?


『LOVE SO LIFE』第26回/こうち楓
詩春の親友、梨生ちゃんが双子と対面。子守りもできないと一度は落ち込む梨生だけど、空中大回転を披露して子供の笑顔をゲット。健にときめいて春到来でしょうか。


『神様はじめました』第41話/鈴木ジュリエッタ
奈々生に対する罵声が飛び交う、神議り初日。桃園奈々生を呼んだのは自分だと現れる、主宰の大国主神(おおくにぬしのかみ)。奈々生は名指しで、黄泉比良坂(よもつひらさか)へ行ってきてほしいと頼まれる。しかし奈々生にとって重要なのは、黄泉の穢れで地上が汚れることよりも、香夜子に出来レースの出雲試験を受けさせた首謀者が大国主だということ。香夜子に謝罪しろと詰め寄る奈々生、香夜子が美女だと知ってデートの予定を調整するための交換条件を出す大国主!
乙比古をガイドに連れ、瑞希にミカゲかもしれない神を捜して欲しいと頼み、黄泉比良坂へ向かう奈々生。

門番が不在の黄泉への入り口で妖の頭をたぶらかしていた霧仁。悪羅王の肉体は黄泉国にあると。神にしか行き来できない死と再生の狭間へと続く穴へ飛び込む土地神の奈々生!
今回は狭義の「ラブ」はない。だけど500年前に野狐だった巴衛が行動を共にしていた悪羅王が、この世でただ一人、香夜子のことを助けてくれる霧仁の本来の姿であり、雪路の魂が奈々生だった時に巴衛に見初められた彼女(奈々生)をミカゲが蝶の姿で導いてくれていた「想い」と「絆」の連鎖の物語を評価して欲しいです。
私にとって10号で一番、読みごたえがあったのがこの漫画です。


『影に咲く花』/友藤結
この人の読み切りは何度か読んだけど、これの前回は覚えてません。ヒバナのおかげでツグミが眠れるというのが可愛らしかった。


『花と悪魔』Episode.49/音久無
魔王から半年の猶予を与えられたビビ。エリノアとフェルテンが言い争っているところへ現れた菖蒲さんが冗談で、小さな妹のようなはなさんを自分が貰うと言うと、「そうだな」と承諾するビビ。耳を疑う菖蒲さん、エリノアの投げたクッションがビビの顔面に飛ぶ。
「「はなの幸せ」!? そんなのっ あんたと居ること以上に何があるっていうのよ!?」。
学校で告白の返事を保留にしてもらったと話すはなちゃんは、良く頑張ったねと椿に頭をなでられ、本当はすごく狡いことをしたと涙をこぼす。初めてフェルテンに意見を求めたビビは、悪魔と人間が愛を貫くその様をみてみたかったと言われる。
帰宅したはな、ビビは魔王に対抗して首筋に口付けて、この小さな愛しいものを守り抜くという自分の決心を再確認する。


『暁のヨナ』第15話「ふるえる覚悟」/草凪みずほ
四龍の手がかりを追って、国境の霧深い山を目指す一行。ヨナに剣術を教えて欲しいと言われたハクは、今はこれしか教えないと弓を渡す。決して姫に武器を触らせなかったイル陛下の命に自分は背くのだと。
武器を持つことの意味を考えながら、寝る間も惜しんで弓を引くヨナ。

無駄にケガをさせたと涙を拭うヨナ、迷いがあるからだと指摘するハクは、自分を狙えと言う。殺したい相手なんかいないと躊躇するヨナ、「俺をスウォンだと思って射て」という冷徹な言葉に、ためらいのない一矢がハクの頬を擦る。


モノクロ、神様、花と悪魔、ヨナ。ああ、今号も良かったもの3つが絞れない。
「キャラクターグッズ」の定義が分からない。『こち亀』の缶コーヒーの空き缶はキャラクターグッズですか?(笑)


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【検索用】花とゆめ 白泉社 201010
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『ラブ★コン』第16巻/中原アヤ

2010-04-19 | 少女漫画
 
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なんてこったい! 『ラブ★コン』が完結しちまったよっ!…と思ってはいけません。
「永遠に続けてほしい」というファンの要望と、「次の作品を描きたい」という作者の意志が6:4くらいの比率でかろうじて拮抗していた印象です。

インチキ占い師に猫の置き物を買わされる不憫な小堀くん。押すとニャーと言うので5千円の価値はあると必死でとりなすリサ(笑)
そんな幸薄い小堀くんにも自分の幸せを願ってくれる女性が現れる。それはなぜかリサと大谷を引き裂こうとする安倍さん。リサがすきな小堀のことがすきな安倍さんは、リサの最大の魅力を知っている。「存在が一発ギャグ」のような人。それが小泉リサだ!

卒業パーティーに向け、大谷法師が一寸法師を演じる劇の準備も笑いの渦の中、着々と進行する。クラスが総力をあげて完成させた大谷専用のお椀を細腕で焼却炉へと運ぶ安倍さん。リサを大谷と別れさせたかった安倍さんの本心を聞いて、オレが許さへんと拒否する大谷の愛!
「こんなでかいお椀運び出す力あんねんから あんな小さい男1人くらい 自分で幸せにできる思うで」。
そしてがんばると決意した安倍さんのために、「一寸っ…」と笑われながら小堀を卒業パーティーに誘う大谷。パーティーで海坊主を歌うと答えた安倍さんは、初めて愛しの小堀といっぱいしゃべれて、インチキ商品を「幸せを呼ぶワンコ」だと言ってうれし泣き。ステージに上がればアドレナリン効果で勢いで告白でき、安倍さんは小堀と結ばれる。
その姿を見て、大谷のことあきらめてたら後悔したまま卒業だっただろうと言うリサ。リサのおかげで毎日「おもろかった」と答える大谷。

仲良く卒業式に遅刻したリサと大谷は、マイティに卒業生代表として壇上に上がる代役を押し付けられ、アドリブで見事な漫才を全校生徒の前で披露する。教室で上映される、卒業メッセージのDVD。「おもろかったから」と編集でカットされなかったアホな姿。映像の中の大谷からの、すきだし会えてよかったという言葉でリサの頭の中でリプレイされる輝いていた3年間。
もう戻って来ることはない高校を後にした時、後輩達があれがオール阪神・巨人だと、お似合いだと話す声。「バイバーイっ」と先輩を送り出す後輩、「バイバイっ」と答えて去って行く卒業生。そしてオール阪神・巨人は舞戸学園の伝説になった。


いっぱいアホなことして
いっぱい泣いて
いっぱい笑ろて
忙しかった毎日
たぶん これからも ずっと



巻末の『僕らの居場所』は映画(私は見てないけど)のラブ★コンで大谷を演じた、WaTの小池徹平のドキュメンタリー風まんが。きちんと中原アヤ風味になっていて楽しかった。
ラブ★コンも番外編を採録した第17巻、ファンブック、まだ揃える楽しみが待っています。


お薦め度:★★★★☆
振り返れば何もかもが「おもろかった」。つらいこともあったし泣いたこともあったけど、高校生活は「おもろかった」。
学生時代を「おもしろかった」と肯定できる人はどんな今日にも「幸せ」を感じられる。「つまらない」と今を否定するのではなく、「おもしろい」と今を肯定することから幸せが始まるのだ。
名作をありがとう! 幸せをありがとう! 抱えきれないほどの「おもろい」をありがとう! 前進し続ける中原アヤの新作が載るデラマ7月号をみんなで買おうぜ! そしてオレは少し落ち着こうね(笑)



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【検索用】ラブ★コン 中原アヤ 16
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『貧乏神が!』第6巻/助野嘉昭

2010-04-18 | 少年漫画
 
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う~ん。前巻まで良い感じで来たんですが、根底のテーマがぼやけたり横道にそれることが多くなりました。
冒頭Round23!~25!のプリクラ、煩悩を無くすボビー、水泳対決はほとんど不必要なエピソード。市子が「個人の幸運」と「人と分け合う幸福」の違いを知り、失って困るものが増えていくことで紅葉から幸せの意味を学ぶという成長を楽しみたいと思うと、第6巻で本当に読みたい「本編」はRound26!、27!と場外Round!の半分だけです。

紅葉の仕事ぶりに業を煮やして、上司の山吹姐さんが人間界にやって来る。実は彼女も貧乏神の長でありながら、長老と部下との間で板挟みになっていた中間管理職。
幸福エナジーの量が多い自分の存在が神様のミスだとしても、そのおかげで守ってこられたものがあると抵抗する市子。泣いたり怒鳴ったりしているだけだった山吹が突如、笑い出す。主人の危機をイチ早く察知して市子を連れて逃げる招き猫のタマちゃん。便乗して一緒に逃げる紅葉!
貧乏神道具で追う者と追われる者の幸福エナジーが同量になり、逃げ切る自信をなくした市子は廃屋で涙を浮かべて座り込む。

「今まで何が幸せかなんてわからなかった ずっとわかった気でいた --でも… ちょっとずつだけど 漸(ようや)くわかりかけてきたの… 失いたくない… もう何も失いたくない だから私は守るんだ… 自分の幸せは自分で守るんだ…!!」。

自分と協力すれば五分に持ち込めると、市子を立ち上がらせる紅葉。今の市子が、紅葉のこれまでの成果なのだと怒りを鎮める山吹。
しかし紅葉は神で、市子は人間で、いつか別れは絶対にやってくる。他に方法はなかったのかと心の中で問う山吹。

場外Round!は山吹の話の直後の番外編。紅葉の友達の貧乏神3柱が、市子に近い人たちの幸福エナジーを奪ったと立ちはだかる。人間だったら人間らしくセコく汚く自分のことだけ考えてろと言われ、それが出来なきゃ他の人のことも幸せに出来ないと教えられたと言い返す市子。「市子は私の獲物なんで」と他の貧乏神を追い返す紅葉、自分にとって紅葉って何なんだろうと少しだけ考えてしまう市子。



お薦め度:★★★☆☆
最初の面白さと勢いをずっとキープし続けるのは難しいですね。
市子は確実に成長しているので、いつか嵐丸にも自分の幸福エナジーの秘密を打ち明けられると良い。大きな隠し事をしたまま市子が嵐丸と本当に友達でいるのは難しいでしょう。


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【検索用】貧乏神が! 助野嘉昭 6
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好きならば好きと意思表示

2010-04-17 | 読書
 
なにしろ、まずもって、私は「公正な評価」という物をしない人間です。

藤子不二雄、『ゴルゴ13』、ひろき真冬。
高尾滋、高橋留美子、中原アヤ。

私が絶対に否定することのない聖域です。
添付画像は小学生の時に買ってもらい、ボロボロになるまで読み込んだ『藤子不二雄まんが大全集1000』です。昭和61年のコロコロコミックの特別増刊。

結城梨沙が歌っていた名曲を高校生になってオタクの友人に教えてもらった。
この曲です。

漫画が大好きだと言うためにブログを書いてます。
最近は中原アヤを褒めたたえるために書いてます。

「これから全17巻揃える楽しみが待っている私は幸せです。」(『ラブ★コン』第1巻/2009年10月18日)

「とにかくっ。問答無用で面白いとはこういう事なんです!」(『ベリー ダイナマイト』第1巻/2009年10月23日)

「読んでるこっちが恥ずかし死にするわ!(笑)」(『ラブ★コン』第7巻/2009年11月26日)

「六代目三遊亭圓楽を襲名した楽太郎に対する尊敬にも似た感情を、中原アヤには抱きます(褒め過ぎか?)。」(『ラブ★コン』第14巻/2010年3月3日)

「つまらないから笑わないんじゃない、笑わないからつまらないんだ!」(『ときめき学園・王子組』/2010年3月15日)

「中原アヤ作品の魅力って「全幅の肯定」(勝手に作った言葉)じゃないかと私は思い始めています。」(『ひみつきち』/2010年3月17日)

「天音麻衣と美空くるみに犬のエサを食べさせた時、私の中で中原アヤは人生の師匠になった。」(『HANADA』全2巻/2010年3月28日)

「中原アヤの漫画は「人とはそもそも幸せな生き物である」という前提で描かれている。だから人の心を打つのだ。」(『ナナコロビン』全3巻/2010年4月7日)

「肯定肯定と連呼してますが、これこそ中原アヤの描く漫画の真価です。」(『ラブ★コン』第15巻/2010年4月16日)


こうして過去の発言を順番に並べてみると、徐々に褒め方が確信の方へ向かっていて、今の俺は完全にアホですよ(笑)
そして本日、赤字に喘ぐダイエーで蛍光灯を買った帰りに『ラブ★コン』第16巻を買ってきました。


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『ラブ★コン』第15巻/中原アヤ

2010-04-16 | 少女漫画
 
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こないだ買うてきましてん。残り3冊なので一気にレジに持って行きたくなるんですが、なんとなくもったいないんですよね(笑)

聖子ちゃんが恋をする! 相手はもちろん男性。自分が身長を気にしていた時に励ましてくれた聖子ちゃんを応援するリサ。しかし聖子ちゃんは風邪を二度目の声変わりと勘違いして、聖子郎に戻ろうとしてしまう。どんな形であってもありのままの自分を肯定してしまうのが正に中原アヤ。
中原アヤの漫画を評価するにあたって「肯定」というキーワードが私の中では大きいです。

そしてリサと大谷がハレンチ列車に乗るのか乗らないのかの南の島への旅行。それはマイティとジョディの結婚式。
旅行先で部屋割りを仕切るのぶちゃん。リサと大谷、鈴木くんと千春ちゃん、自分と中尾っちが同室と当たり前のように。
意識し過ぎて大谷を突き飛ばしてしまうリサ。「っ……ごめん ちょっと… ひとりにさして」。
言われるままにリサを一人にしてしまった大谷がマイティに叱られるシーンはとても良かった。
「どんな理由があっても こんな言葉も通じないところで女の子一人 外を歩かせるなんてよくないよ」。

ヤケクソになって陽気に振舞う、部屋を追い出された大谷。その頃、結婚式を前にして失踪してしまうジョディ。マイティとジョディの結婚式を見に来るのが最大の目的だった6人は彼女を手分けして探す。
海外にも海坊主ファンがいると知って仲直りしかけた二人が見つけた、ジョディと彼女のパパ。パパにひっぱたかれたジョディは立ち上がって父親を殴りつける! 今度はグーで殴られ、ぺっと血を吐いて、話がこじれたのはシイタケが花束を送ったからだと知って、マイティも殴りつけるジョディ(笑)
「…パパ わたし この人が大好きなの 大好きだから ずっと一緒にいたいの」。
既に勝手に籍を入れている婚約者の胸ぐらをつかんでこの人が大好きだと言い放ったジョディの強さに感化され、大谷はリサに早口でめっちゃかわいいことが言える!
「すき」だという気持ちを肯定できる二人。

帰国すると卒業委員に選ばれる仲良し6人組。しかし有能すぎたキャプテンの大谷が引退したバスケ部は、廃部の危機だった。
ストレスで太ってしまった今のキャプテン、荒木。甘えた根性をたたき直してやると後輩をしごく大谷先輩。自分はもう必要ないと己を卑下してしまった荒木も自分を肯定できる。

卒業まであとちょっと
いっこでも多く想い出つくっとこ!




お薦め度:★★★☆☆
肯定肯定と連呼してますが、これこそ中原アヤの描く漫画の真価です。
人や世界を否定していたら何も始まらない。身長や性別、境遇というハンディを否定せず、肯定したからこそ手に入った幸せです。彼らは「克服」したのではなく「肯定」したのだ。今まで否定していた物を肯定してしまえば、どんな人生だって素晴らしい。



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【検索用】ラブ★コン 中原アヤ 15
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とても寒い

2010-04-15 | daily
 
小学生の頃、よく祖父母の家に遊びに行きました。お小遣いをくれるので嬉しかった。近所には古本屋もあったりして最高の環境でしたよ。お金のない小学生だった私はあそこの古本屋で100冊は漫画を買ったね。
しかしある日、お茶を飲んでいて、テレビでイラン・イラク戦争のニュースが流れ、祖父が誰に向かって発した言葉なのか、
「イランなんて国ゃあ、ありゃ要らんよな」
とか言ったのです。
小学生だった私は言葉に詰まって黙々とお茶をすすった。
すると「おまえにはほがらかさが足りん」と怒られてしまった。

おじいちゃんごめんなさい。当時コロコロコミックを愛読していた私はその程度のギャグでは笑えなかったんです。


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こんなこと言われました
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Cool Japan

2010-04-14 | 漫画・アニメ・ゲーム
 
ここ数日、漫画を読むのが楽しくて楽しくて、自分のブログのテンションに自分であきれてます。今日は「5月に買う新刊予定」という冷めたテキトーな記事でお茶を濁して、あとは惰眠をむさぼりたいです。

でも書きたいことが一つだけ。

「マンガをなめるなよ」


今の日本は世界で有数のクールでカッコイイ国だ。SUTEKIでKAWAIIのだ。その一翼を担ったのが日本の漫画家達で、『フルバ』は「日本で一番売れた少女漫画」ではなく、「世界で一番売れたSHOUJO MANGA」だ。漫画は厳密な意味では「日本独自の文化」ではないが、日本が好きで好きでたまらない、愛すべき外国人達にとって、日本の漫画は「コミック」でも「カートゥーン」でもなく、「Manga」なのだ。

たまにネットを通して外国人と触れあうことがあるが、「Mangaのtankoubonを送ってくれないか」と言われたことは一度や二度じゃない。もちろんお金(実費)はもらってます。


それはそれとして、5月に買う予定の新刊コミックス。

5/1
刻夜セイゴ/奥瀬サキ『低俗霊MONOPHOBIA』第2巻/588円

5/6
井上智徳『COPPELION』第7巻/580円

5/7
胡桃ちの『パパロバ』第1巻/650円

5/13
神尾葉子『虎と狼』第1巻/420円

5/17
久米田康治『さよなら絶望先生』第二十一集/440円

5/19
鈴木ジュリエッタ『神様はじめました』第6巻/420円
草凪みずほ『暁のヨナ』第2巻/420円
高屋奈月『星は歌う』第8巻/420円
伊沢玲/津山冬『執事様のお気に入り』第8巻/420円
羅川真里茂『チムアポート』/550円 

5/25
中原アヤ『ベリー ダイナマイト』第3巻/420円
南塔子『360°マテリアル』第1巻/420円
藤子・F・不二雄『ジャングル黒べえ』/1,260円


何がすごいって、国の世話になんかなっていないどころか圧力をかけられてもマンガが滅びないということです。


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