あまりに面白くて一気に読んでしまったんだけど、このエンターテインメントの奧に込められた物を少しだけ真剣に考えてみたい。
第3巻の最大の見所は、ミラ・ファニール提督もアイザック・ヨシノ・デービットISC元長官も他界してしまった後の連邦軍に危機を知らせようと、ロック准将が、星区の基地を実質的に取り仕切っているドゥーハン大佐に「陰謀」が進行中だと、極秘の会見で伝える箇所だ。
そのドゥーハン大佐 . . . 本文を読む
なんていうか、暑いですね。季節を先取りする雑誌は10月号だというのに。
『燈港メリーローズ』/都戸利津
新連載。『環状白馬線 車掌の英さん』に次ぎ、『群青シネマ』という素晴らしい作品の第2巻(完結)も刊行されて、今とても注目している作家さんです。
かつて地理の家庭教師をしてくれていたエドガーが、夢の都だと言った燈港(トウラン)。やがて成長したアゼリアは、伯母が自分はふさわしくないという . . . 本文を読む
今月号は「絶対に載せてはいけない漫画」が載ってるんですよ!
『絶倫という悪夢~奇跡の男~』/美和剛
オレが広告主だったら作者は告訴されているでしょう。
スピリチュアルなオーラが宿って金運・恋愛運・勝負運が身に付くブレスレットを売り付けている会社はこの漫画のせいで大損害を被るからな!
オレは広告主ではないので爆笑してしまいましたが。
新聞は広告収入を得ているのでカルト教団の批判が書けない . . . 本文を読む
私は倹約をするのが好きです。しかし「ケチ(吝嗇)」ではありません。
「ケチ」というのは「必要な物も欲しい物も買わずに我慢する人」のことを云います。
私は「欲しい物をなるべく安く買う」のが好きなのであって、欲しい物それ自体を我慢することはあまりありません。
税込み420円の漫画単行本を一冊買う時に、私は主にこうします。
まず消費税分の20円に関しては、絶対に逃れられないのでこれに関しては . . . 本文を読む
「罰則(ペナルティ)」の執行で、ケモノ達と二泊三日で人間界へ行かされる呉羽。
右京に優しい言葉をもらって言葉遣いも変わり、編入した学校で因縁のある男子とすれ違った時には、蝶々は何も聞かず、しかし手を振りほどかずにただ一緒に歩いてくれた。編入先の担任の姫菱(ひめびし)先輩に、居場所を探しているのはラビットの自分だけではないのだと教えられ、呉羽は最悪で最高の16歳の誕生日を迎える。
姫菱先 . . . 本文を読む