Wonderくんのひ・と・り・ご・と

日々の出来事、感じた事、テレビ等の感想などを
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玉木版「砂の器」

2011年09月12日 | テレビ
実は「砂の器」に関しては、松本清張氏の原作も読んでなければ、
1974年制作の映画も観ていないのでそんなに詳しくない。
日曜劇場で中居くんが主演したドラマを観ただけである・・・(^_^;;

本来はハンセン氏病による差別問題をテーマにしているのに対し、中居版は
父の千代吉が「村の30人殺し」の犯人という設定になっていた。
時代設定も原作とは違っていたようだ。
10、11日の2日にわたって放送されたテレ朝の玉木版は、刑事の吉村の視点で
物語が描かれていた。僕はてっきり玉木くんが和賀を演じるのかと思っていたから
最初は違和感があった(笑

さて、今回の玉木版では事件の根っこになる部分である「父子放浪の旅」の理由が
これまた違ったものになっていた。
原作のハンセン氏病でもなければ、中居版のような殺人犯でもない。
殺人の容疑がかけられた単なる「冤罪」という設定だった。
震災前に撮ったドラマだけど、偶然にも「風評被害」ということになる・・・。

今回の「砂の器」・・・キャストが豪華でそれなりに楽しめた。
玉木くんはほんとに声が魅力だね。小林薫さんもいい味出していた。
「仁-JIN-」での妖艶さとはちがったかわいい中谷美紀ちゃんも良かったなぁ。
昭和35年という時代をなんとか再現しようとしていたスタッフの努力も良い(^_^
僕はけっこう好印象を持ったドラマだったけど、
ほんとの「砂の器」ファンにはどうだったんだろう・・・(>_<