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ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

額の製作 ①

2013-11-05 05:26:40 | 家具製作
前にも紹介したけど横切盤にこんな冶具を乗せて45度に切ります。

いつもは2~3回は試し切りをしないとキッチリ合わないんだけど、今回は1回でバッチリでした。

材はミズナラで絵画の枠を作る仕事です。

額縁は変形しては困るので、なるべく目の詰まった通直で素直な木目の材を選び、木取りします。

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丸座卓 ⑦

2013-10-26 08:43:26 | 家具製作
サンディングシーラーは乾燥が2時間程、ペーパーをかけたら最後の仕上げです。

2液性のポリウレタン樹脂塗料をスプレーガンで吹き付け塗装します。今の季節なら15分も経てば触れる位に硬化するので、仕上がりが早い。

なるべくナチュラルな仕上げが好きなので、ご希望がない場合は“艶消し”を塗ります。 ちょっと見はオイル仕上げに近い感じですよ。

この丸座卓は直径が90cmで高さ34cm タモ ウレタン塗装 

100,000円 (参考価格)



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丸座卓 ⑥

2013-10-25 09:40:06 | 家具製作
加工が終わったら塗装に入ります。

だいたいがオイルフィニッシュなのですが、この座卓は2液性のウレタン塗装です。

ウレタンの良いところは水に強いので汚れ難くメンテナンスフリーでOK!! 
市販の家具のほとんどがウレタン塗装なので、まぁこれにすれば問題ありません。

私はオイルフィニッシュの経年変化が好きですが、こればっかりは好みなので仕方なし。

ウレタン塗装ですが、まずは下塗りにサンディングシーラーを塗ります。
小物の場合は刷毛塗りをしますが天板や大面積の場合はガンによる吹き付けです。

写真はサンディングシーラーを塗り、乾いた後に軽くサンディング(サンドペーパーかけ)をした後に撮影しました。
オープンポアと言って木の質感(導管)を残す仕上げなので、こってり塗りません。

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丸座卓 ⑤

2013-10-24 09:07:41 | 家具製作
天板が仕上がったら脚。

やっぱり丸い天板には丸い脚が合います。なので今回は丸脚でテーパーはなく上から下まで同じ径のデザイン。

写真はホゾ穴とホゾですが形状は普通の平ホゾですが導付き面にはRがついています。
量産するなら専用の刃物(ビット)を作ってもらいますが、これから数を作る予定はないので丸ノミでコツコツと削りました。



加工が終わったら組み立てます。直径60mmの丸脚なのでクランプを両側に掛けないと均一に圧締できません。

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丸座卓 ④

2013-10-22 17:47:41 | 家具製作
天板を仕上げたら角の処理をします。

今回は少しシャープに見せる為に上に5Rの丸面を取り、下は天板が薄く見えるように大きな角面を取りました。

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丸座卓 ③

2013-10-21 08:57:08 | 家具製作
接ぎ合わせが済んだら丸く切ります。

まずはバンドソーで荒切り。
今回は軽い24mmのタモ材なのでバンドソーで切りましたが、もうちょっと厚く重たい材の場合はジグソーって道具で切ります。

切る時は型板に書いた墨より2~3mm大きく切り、次にルーターにパターンビットを付け型に沿わせ削ると、型と同じ綺麗な円形になるのです。

丸くなった天板は鉋を掛け、サンドペーパー180→320番まで研磨して仕上げます。



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丸座卓 ②

2013-10-20 09:23:13 | 家具製作
型板の製作が終わったら接ぎ合わせに入ります。今回は6枚矧ぎ。

まずは木目を合わせて配置を決めるのですが、今回は共木(同じ木)なのでほんの数分で終わりましたが、あ~でもない、こ~でもないって悩む事のほうが多いのです。一番目に付く天板だからじっくり考えます。

写真では1回で終わってるように思われますが、まずは3枚×2を接着し1/2にしてから、もう1度真ん中を接着します。
1回でも良いのですが、接着剤の乾燥スピードが速く間に合わない恐れがあるし、均一に力が掛からず曲がる恐れもあるので2回に分けます。

写真の板についている緑の部分はマスキングテープで接着剤が導管に入らないように貼り付けます。接着剤はPIボンドで乾燥は1時間程度ですが、最低でもこの状態で1~2日は放置したほうが後々の変化が抑えられます。

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丸座卓 ①

2013-10-19 11:18:16 | 家具製作
今作っている丸座卓

まず、図面を書いたら型板の製作をします。最近使っているのは5.5mmのMDF。
MDFはベニヤより水には弱いけど加工が簡単で反り難く切削面が均一なので型にはちょうど良い。木屑を圧縮して固めた物です。

4mmのMDFでも良いけど最近近所のホームセンターで売ってないんだよな。

道具はトリマーより力の強いルーターを使用し、付属の道具でコンパスのようにして円形を切り出します。なんか面白い作業です。
これもコツと言うかちょっと工夫が必要で、下に1枚一回り小さい円を重ねると作業台を削ることなく加工できます。

以前は、どうせ単品生産なので型板がもったいなく、ケチり直接無垢板をルーターで切り抜いた事があったんだけど、切削抵抗が大きく危険だし切削跡が汚く修正に結構な時間が掛かってしまったのです。
まぁ何事も経験で、そんな失敗があって現在がある訳で・・・。
例え2度と使わないサイズの円形でも型を作りそれに合わせて作る方が安全で効率も良い事を覚えて、こんな工程でやってます。





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圧締 2

2013-10-17 09:43:22 | 家具製作
サイドテーブルの組み立て第二段。

4本のクランプを使って圧締して接着剤が乾くのを待ちます。

今回の材料は久しぶりにセン(ハリギリ)を使いましたが白くて綺麗ですごく柔らかく癖の少ない木です。一時は結構使いましたが着色しないと既存の家具に合わないのか?あんまり人気がないので使わなくなってしまった。拭き漆も合うんだけど・・・。

昔は木目がケヤキに似ているので赤茶色に塗装してケヤキの代用木として使ってた様です。
古いちゃぶ台にはこのセンの幅広の板を多用したみたいで骨董屋で見かける事がありますね。

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圧締

2013-10-16 12:06:45 | 家具製作
サイドテーブルの脚部の製作中。

まず、長手の脚と幕板を接着するのですが、圧締と言って鉄パイプでできたクランプを使い圧力をかけて密着させます。

材木を凸と凹にして接着するのにはこんな工程が必要。 

しっかり接着剤が固まるまで数時間放置してから次の組み立てに・・・。

木工って時間が掛かるもんなんです。

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針葉樹の一枚板 ④

2013-09-08 08:54:06 | 家具製作
下塗りのサンディングシーラーを塗り、研磨したら上塗り。

ダークブラウンの着色剤を混入して吹きつけます。 1回では綺麗に仕上がらないので数回塗ったら結構濃くなってしまった。 若干茶が強い感じですが・・・。

これにて完成

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針葉樹の一枚板 ③

2013-09-07 00:06:49 | 家具製作
脚の組み立てが済んだら天板の加工。今回は再利用なので薄く塗装が掛かっています。

まずは電気カンナで横擦りし、ほぼ平面が出た状態だったのでここまでは楽勝でしたが、この後の手鉋は慣れない針葉樹の上、逆目がキツく苦労しました。

なんとか仕上げて写真はウレタンの下塗り。

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針葉樹の一枚板 ②

2013-09-06 08:51:50 | 家具製作
切り分けた部材ですが、幕板は厚みと幅を削ればよいのですが、脚は45mmじゃ細いので2枚を合わせます。

バランスを考えて70角に。

よーく木目を見て、なるべく違和感のないような組み合わせにして接着剤を塗り、プレス機にかけて密着させます。

作業場の奥で物置のようになっているプレス機ですが月に1回位は出番がきます。数トンの力で押さえるとピッタリくっつきます。

それと1枚板の樹種ですが、塗装を剥がして加工していると、木目も色もどうも杉に似てる。しかしスギの臭いがしない。製材して長い時間が経っているからか?
最初から、こんな大径木の杉は存在しないと思っていたので除外していましたが・・・。


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針葉樹の一枚板

2013-09-05 09:21:45 | 家具製作
お客様から預かっていた1枚板での製作に入りました。(再利用です)

45mmと35mmの2枚の共木があったのですが、45を部材にし35を天板にして座卓を作る事になりました。
せっかくの幅広材を割いてしまうのはもったいないけど仕方なし・・・。

この木は幅が1メートル近い柾目の板。きっと製材機に入らないので半割りにしてから板を挽いたのだと思います。丸太は2メートル近い物だったのかな?

材は、最初はモミかツガかな?と思ったのですが米杉かも? あんまり針葉樹は詳しくないのでよく判らない。

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スピンドルの成型

2013-01-28 09:10:26 | 家具製作
椅子の背の丸棒をスピンドルと言いますが、今回は直材を蒸して曲げる予定でしたが時間がないので試作と同じ“削り出し”としました。

うまく木目が湾曲した部分を選び木取りし、角材から丸棒に。

試作では1セット4時間ほどで出来ましたが、本番では堅い材なので倍の時間が。

途中、同じ仕事が続き、飽きたので別の仕事を入れながら加工したら3日も掛かってしまった!!

参った。大幅な遅れだぁ~~。その上、急ぎの仕事も数件入ってしまった。

まぁ、仕事があるって嬉しい事です。贅沢な悩みなのですが・・・。

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