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ウィステリア家具工房 ブログ

東京都あきる野市にて無垢材で家具を作っているウィステリア家具工房。仕事や趣味、日常の事を写真を添えて書き綴っています。

矧ぎ合わせ

2015-01-07 09:36:02 | 家具製作
家具製作では避けて通れない工程に矧ぎ合わせがあります。

大径木の1枚板を使えば良いのですが、なかなかそんな訳にはいきません。

なので幅方向に板を接着します。その事を“はぎあわせ”と言っています。

今回、板幅45cmの箱物を作っているのですが、箱の中段は木端しか見えないので、こんな具合に細かい部材を接着して板を作りました。

いつもなら15cm程度の板を3枚接着するのですが、なかなか合う板が見つからず、集成材の様な事をしたのですが、細かい部材を合わせると材の癖が相殺されるので反り難いのです。

あまり見えない所ならこんな材の使い方もあり なのです。

ケチでやってる訳じゃ~~ありません。 手間は倍掛かります。 暇なので(笑)

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カッティングボード

2014-10-13 18:31:42 | 家具製作
前回の展示会で好評だった丸型カッティングボードを今回はチェリー材で6個作ってます

まず型板にあてて丸く材木を切り出し、その次に取手の成形ですが、写真の左から順に加工して、丸い材に差込み接着するのです。

旋盤を使ったり帯鋸、ボール盤、ユニバーサルサンダー、トリマー・・・と沢山の機械で加工し、最後は手で研磨します。

たぶん30~50個まとめて作れば利益が出るのでしょうが、6個では赤字。 大量に作ってもさばけないしね~~~。

商売って難しいものです。

でも、小物作りって楽しく作業の合間の気分転換になるので人件費は計算に入れなければ、まぁOK牧場(笑)

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組み立て

2014-08-29 11:52:50 | 家具製作
ちょっと前に組み立てた物。

久しぶりのアリ組みで前面が45度になっているので、ちょっと面倒。

下の板は通しホゾにクサビ止めで、前面が剣留めとなっております。

なぜこの仕口なのか? 前面に丸い面(半円)を取りたい場合にはこれしかないのです。

アリ組みの加工ですが、最初の頃は全て手鋸で切りノミで調整していましたが、時間が掛かるので 次に凹型だけ機械加工(丸ノコ盤)にし、その次には凹型も凸型も機械加工に変えました。

同じ加工なら時間が掛からない方がコストダウンになります。 商売だもの(笑)

ただ、前面の留め(45度)や剣留め、それと欠き取りと微調整は手道具で加工しますので、1~2時間でパパッと出来る訳じゃ~~ありません。

つくづく思う 木工は儲からない商売だ!! (笑)

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手加工

2014-08-21 13:10:34 | 家具製作
手加工でノミによるホゾ穴の加工。

この加工は機械でも出来ますが、手の方が速いし精度もあがるのでノミを使って仕上げています。(荒掘りはトリマーを使ってます)

単品製作の場合は臨機応変に大型機械や電動工具、手工具を使い分けなければいけません。

手工具の加工の精度は修練が重要ですが、それ以上に刃物の切れ味に左右されるのだと思っています。でも、その刃物の研磨こそが習熟を要するから・・・。

木工は一朝一夕には行かない 難しいなぁ~~。 数箇所納得行かない所があったのです(汗)口惜しい!!

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引き出し

2014-08-18 12:05:48 | 家具製作
先日、チェストの拭き漆が完了しマスキングを剥がし扉や天板を取り付け、引き出しを入れてみたら「入らない!!」

なんてこった!! ちょっと湿度を上げすぎたみたいで引き出しの前板や側板が膨張してました。

今の季節は湿度が高いので両サイドや上のクリアランスを少なめに取っておいたのでキツクなるとは思ってましたが、入らないほど膨らむとは予想を超えてました。
でも、工房のエアコンを入れ送風機で風を当てたら3日程でなんとか入りました。あと1週間位様子を見れば元に戻る事でしょう。

木は難しい・・・。

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座卓 完成

2014-08-12 11:15:17 | 家具製作
仕事の前(朝)や夜に進めていた拭き漆ですが、昨日座卓を塗り終えました。

タモの4枚矧ぎの天板、脚やストレッチャーは6回塗りで天板は7回。

部分的で申し訳ありませんが、ご覧ください。 実物はもっと綺麗だし、時間の経過と共に漆が透けてくるので、もっと品が出てきます。

完成時が最良じゃないのが天然素材の良いところですね。

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拭き漆の研磨

2014-08-07 21:59:34 | 家具製作
今、行っている拭き漆ですが、最近やっと 自分なりの方法 がわかり掛けて来た気がします。

まず、下地処理ですがサンドペーパーは#400までかけます。
天板等の大事な場所は何度も逆目がないか確認し、1回目は希釈液と生漆を半々で混ぜ、木地に十分吸わせます。

その後、2~3日乾かし、研磨するのですが、乾式の紙の#400サンドペーパーを水に濡らしてウエットサンディングし、毛羽立ちのみ除去する感じで終わらせます。

もしムラがあったら下地まで研ぎますが、均一に塗れていれば簡単に済ませます。

2回目からは生漆100%を塗り、6回繰り返すと艶が出ます。

コツはムラにならない程度に拭き残す事なのですが、説明すると長くなるので省きます。

工芸品の場合は薄く数十回塗り重ねる様ですが、家具の場合は、あくまで塗装の1つなので、そこまで手間を掛けずに、耐久性重視で塗幕を厚くすることが重要だと思っています。

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チェスト 組み立て中

2014-08-04 21:00:05 | 家具製作
只今 製作中のチェストですが、昨日組み立てました。

まずは棚口等々を組んでから本体を組む段取りで進んでいたら、本体の組み立てで、板の反りで隙間が!!

接着剤が乾いてしまうので、慌ててプレスで圧をかけて組み上げ、なんとかギリギリ間に合いました。

これで終わりじゃないので~す。 引き出しや扉の製作、棚板も作らなきゃいけません。 それが終わったら塗装(拭き漆)です。

5合目ってところかな。

 
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和室が塗装場に

2014-08-04 08:38:27 | 家具製作
昨日から自宅の和室が塗装場になってます。

6畳にブルーシートを敷き、漆の風呂を設置。(簡易的な物です)

漆は20℃以上の温度と70%程度の湿度がないと乾かないので 濡れシーツで覆った箱の中に家具を入れて固まらせます。

かなり邪魔だし揮発した片脳油の臭いが充満して臭~い。

あと数点拭き漆をしなくちゃいけないので、たぶん今月中はこの状態が続くでしょう。



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装飾

2014-08-03 19:10:36 | 家具製作
ウィステリア家具工房としては、たぶん初めての試み。

ちょいとばかり装飾を施しました。

側板と台輪と呼ばれる部材です。

どんな感じに仕上がるのか? 楽しみです。

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箱物

2014-08-02 00:13:53 | 家具製作
どうも、作業がイマイチ進まないって思ってましたが、考えてみれば久々の箱物でした。

箱物とは、タンス等を言います。脚物は椅子やテーブルです。

家具は大きく別けると、この2つに分類されるのです。

今回は、中型の箱物で板組みと言っている板で構成される物で、その他には框(かまち)組みと言ってフレーム構造の物を作る事もあります。サイズやデザイン等々で構造が決まってきます。

この写真は角ノミ盤で側板に四角い穴をあけている所ですが、かなりシビアに調整が必要なんですよ。
まずは試験で木片に穴をあけて寸法を調べ、これでOKとなれば本番に進むのですが、今回は本番で0.2mmほどズレてしまった!! 

たかが0.2mm誤差の範囲ですが・・・・くやしい!! もちろんリカバリーは出来ますが、後々の工程で時間のロスが。

何年たっても完璧に作業が進んだ験しがない。

まだまだ未熟者です。

難しい・難しい・難しい・・・・・

きっと、いつまでも悩み続けるのでしょう。終わりなき無間地獄ってやつか(笑)

たぶん 前世で、さんざん悪事を働いてきた事の報いなのでしょう。



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天板完成

2014-07-30 08:54:12 | 家具製作
タモ材 4枚ハギの天板が出来上がりました。

幅が1200mm 奥行き650mm 厚30mm 4人用サイズ

これから成形します。

完成しても発表はしませんよ~~(笑)
 

ご覧になりたい方は10月22日から始まる展示会にお越しくださいませ。 あきる野の奥、黒茶屋内 糸屋です。



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天板の接着

2014-07-29 09:01:02 | 家具製作
これまで、何回かはぎ合わせと言われる幅接着の事を書きましたが、私は2液性のビニールウレタン系の接着材を使って天板や側板の接着を行っています。
一般の市販品ではなく、集成材工場で使う業務用の接着剤です。

先日も天板用に4枚の板を接着したので、切れ端を使って強度試験をしてみました。

木口の1cmほどを切り落としたので、その材の両端を持って曲げてみたところ、細かく割れましたが、接着部分は割れてません。
キッチリ付いた証拠です。

テーブルの天板って、直射日光やエアコンの風、加湿や乾燥 かなり過酷な環境に晒される所なので、完璧なはぎ合わせをしないと剥がれてしまいます。

ここに 妥協 は絶対に許されません。

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楡 耳付き座卓 ⑤

2014-07-18 20:29:56 | 家具製作
脚が組みあがったら 最後の仕上げに 天板の鉋掛け。

逆目を掘ると大変なので、しっかりと鉋の刃を研ぎ、裏刃を詰めて挑む。 大胆な木目ですが、何の困難もなく鉋が掛かり、予想外にあっという間に完了 拍子抜け。

その後、紫檀のチギリを埋め込みました。これは剥ぎ切れの予防と言うよりもデザインです。 お客様のご希望。

あとはオイルを塗れば完成。

このチギリの形ですが、本来の用途はヒビ割れを止める事ですが、今回の様にアクセントに用いる事もあります。

私はなにも意識せずとも、いつもこんな形になりますが横長・縦長・左右非対称・・・木工家の皆様いろいろです。

この形をどう見るか? 人それぞれですが、私はバランスが良いと思っているのです。

形状の認識や表現に関して私は「至ってスタンダード」な方だと思っていますが、それが没個性でアーティスト性が感じられないと言われる事も多々あります。

でも、仕方なし。あえて変える必要もないし、出来ないのです。積年の習慣やスタイル、生来の性格が、こんな小さな部材にも現れ家具全体を形成しています。

作品って恐ろしい、製作者の全てが投影されているのです。

『神(美)は細部に宿る』って言葉がありますが、そんな事なのでしょう。 私は、いつも自分への戒めの言葉として頭の片隅に置き作業しております。

チギリ1個でずいぶん大袈裟な (笑)


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楡 耳付き座卓 ④

2014-07-18 09:17:12 | 家具製作
脚が組みあがりました。

現物合わせで天板裏に鬼目ナットをネジ込みます。

今回はコストダウンの為に反り止め材はつけません。4本脚の上につけた横木が反り止め材を兼ねている構造。

この材は人工乾燥済みで長期保管してあり、荒削り後数年経っているほぼ完璧な材なので、「もう動かないだろう」と言う判断でこの様な構造に。

通常は反り止め材が必要です。

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