ゴーン顔
2019年1月10日(木)
1月9日の朝日新聞です。
今回upした新聞記事には、ゴーン氏のご子息の発言は載っていません。TV報道によると、当該ご子息は、ゴーン氏が驚愕するような話をするという趣旨のことを言っていました。
全くその通りでありました。私は、ゴーン氏の言い分に驚愕しましたですよ。その厚顔振りにです。あっ!今日の標題の「ゴーン顔」は、「厚顔」が訛ったものです。(-_-;)
ゴーン氏は、私的な投資を日産に付け替えたということは認めています。しかし、日産に損害を与えていないので、特別背任に該当しないと主張している訳であります。
まず、損害を与えていないということですが、日産の信用を毀損した訳でありますから、その時点で損害を与えたのではないかと思います。例えば、日産がその信用により1兆円の社債を発行できるとします。ところが、ゴーン氏がその信用の一部を借りちゃったので、仮に信用は9000億円にしかなりません、ということになる訳です。たまたま、その時点で信用一杯の社債を発行することがなかったので、(損害が)顕在化しなかったというだけの話です。これを損害と言わずして何を損害と言うのか!と思います。
損害云々以前の問題として、私的運用により生じた担保割れを会社のお金で一時的にせよ補填するって、有り得ないでしょう。ゴーン氏は、取締役会の承認を得たと言っているようですが、問題はそのことがゴーン氏の独裁のもとで行われたということです。「独裁」つまり一般的なルールが通用しないような状況のもとでの決定って、そりゃ無効でしょう。もっとも、この証明は難しいかも知れません。
ゴーン氏は日産に貢献したと主張していますが、貢献したことと、何らかの犯罪を行って罰せられることは何の因果関係もありません。こんなアホらしいことしか言えないのか?と思います。
私がゴーン問題でよく引用する高名な自動車評論家氏のブログでありますが、様変わりいたしております。
次は、9日の氏のブログです。
最近「国沢はゴーン派だ」みたいなことを言われるし、先日も日産の人から「日産に厳しい」。間違わないで頂きたいです。日産に限らず私はクルマが好きなのであり、日産という自動車メーカーの身方です。実質破綻していた日産を立て直したゴーンさんは日産にとって大恩人かと。ただ昨今の状況を見ると、そろそろお引き取り願った方が日産だけでなくゴーンさんにとっても良い。
ゴーンさんに恩を感じつつも「もはやこれまで」ですねと思う。一方、日産側を見るとさらに厳しい。特に西川社長の息が掛かった人達は、ゴーンさんに強い憎しみを持っているようようだ。加えてホンキでルノーと事を構える気でいる。もっと詳しく書くと、ルノーと日産の間で結んだRAMA(アライアンスの基本合意書)をルノーが破れば、その時点で日産はルノーの株を買い増すという。
この方は、当初、「ゴーンさんは何も悪いことをしていない」という趣旨のことを言っていたのです。ところが、「そろそろお引き取り願った方が日産だけでなくゴーンさんにとっても良い。」とか「ゴーンさんに恩を感じつつも『もはやこれまで』ですねと思う。」等と言い出しました。悪いことをしていない人にそんなことを言うのは失礼千万でしょう!
考えを変えるのは場合によっては有り得ることです。しかし、そのことの説明をする必要があるでしょう。
私は、家では、敬称略で本音を言っています。ゴーン氏の画面が出る度に「悪い奴じゃ」! 何年も前から一貫しております。
https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/6523ce5ca281ceca3efb876d28712c02
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