団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

生活保護でパチンコ

2016-01-14 07:23:30 | 行政

生活保護でパチンコ

2016年1月14日(木)

 

 別府市が、パチンコ店を調査し、生活保護受給者に対して保護費の支給を停止していた、そうです。

 この投書者は、「別府市の肩を持ちたい。」としています。ただ、厚生労働省が(公正かどうか分かりませんが)、「適切でない」としていますので、今後はできないことになります。(ああせい、こうせい、の厚生労働省)この投書者は今度は、厚生労働省に対して抗議をするのでしょうか・・。そして、抗議をしても投書者の言い分を聞かない場合は、最終的には裁判に訴えるのでしょうか?この方は「事なかれ主義のお役所仕事に終わらない行動を起こした」と別府市を称賛していますので、この方も徹底的に行動を起こすような性格と思います。是非裁判に訴えるという行動を起こしていただきたいものです。

 私が一番問題だと思うのは、別府市が「市民感情に配慮し」そのようなことを行ったということです。正に、この投書者のような「感情的」意見に支配された訳ですね。

 次はまっこと立派な感情的意見と思います。このような意見を持つことをイケンと言っているのではありませんよ。

・税金や社会保障費をしっかり徴収され、生活を切り詰めている年金生活者の私としては、違和感を覚える。

・パチンコ・・と競輪・・(は)、余暇を楽しむ遊興というよりギャンブルだ。

 注 私は昨年京都競馬へ行きました。一生に一回は競馬に行ってみたいという思いで、ギャンブルという感覚は全くありませんでした。

 

 このような感情に支配される世の中になったら一体どのようなことになるのでしょうか?まず、私刑が横行することになりますね。いわゆる「人民裁判」です。パチンコをしている生活保護受給者をパチンコ店から引きずり出して、袋叩きをするといったことです。

 この投書者が、この私の文章を読んだら烈火のごとくお怒りになるでしょう。「私はそんな無法なことはしない」と。そうなんですね。いくら多くの市民が感情的に好ましくないと思うことでも、法律上禁止されていないことを制限することはできないのです。

 冒頭にも書きましたが、この投書者には裁判に訴える等世論形成をし、生活保護受給者がパチンコをしてはいけないという法律を作るよう運動してもらいたいものです。そうでなければ、一時の感情と捉えられても仕方ありません。「一時の感情」で支配されるような世の中は考えるだに恐ろしいことです。

 

 生活保護法には、「被保護者は、常に、能力に応じて勤労に励み、自ら、健康の保持及び増進に努め、収入、支出その他生計の状況を適切に把握するとともに支出の節約を図り、その他生活の維持及び向上に努めなければならない。」という規定があります。パチンコをすることがこの規定に反すると認定すれば、個別に指導・指示をすれば良いのです。というか、指導・指示しなければいけないですね、行政は。それを、全ての保護受給者に網をかけるようなやり方は、明らかに人権侵害です。

 

 こんなお考えの首長さんもいらっしゃいます。


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