団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

第九の誤訳!?

2019-01-10 06:21:19 | 音楽

第九の誤訳!?

2019年1月10日(木)

 ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱つき」の歌詞の訳なんですが、最近気付いたことがあります。

 NHK交響楽団の演奏で、当然NHKのEテレの画面です。「ひざまづいているか」と訳しています。「?」を付けた方が良いですね。因みに、2011年まで遡って確認しました。

 原語は、「Ihr stürzt nieder, Millionen ?」です。

 

 これは、私が合唱を練習した楽譜です。昭和58年(1983年)7月発行です。その後1年以内に買ったと思います。

 

 「頭をたれてぬかづくか?」と訳しています。つまり、今はぬかづいていないが、これからぬかづくかということですね。

 

 小松雄一郎先生の訳は、「汝らひれ伏すや?」と訳しています。今はひれ伏していないんですね。

 

 これは、松本憲治先生の訳で、「跪(ひざまづ)いていますか?」と訳しています。今はひざまづいているんですね。

https://blog.goo.ne.jp/windy-3745-0358/e/0267b4b5b298987087565d259aaf3e3d

 

 うぅーん! 今「ひざまづいて」いるのか?、それともこれから「ひざまづく」のか?、全然意味が違ってきますもんね。

 

 人々が分断された世の中にあって、ベートーヴェンは、全ての人が兄弟になれば良いと思っていて、その力を神に求めたんですね。その神に対して、既に「ひれ伏して」いるのか?これから「ひれ伏す」のか?

 私は根拠はないですが、Beethovenは「ひれ伏して」いない人々に対する警鐘として言っているのではないかと思うんです。つまり今は「ひれ伏して」いない。

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 羽生善治 & 井山裕太 &... | トップ | スシロー 2018.12.20 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽」カテゴリの最新記事