団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

日産 リーフ

2012-06-25 17:53:59 | 環境車
                          日産 リーフ

                                                    2012年6月15日(金)

 こんな偶然があるものでしょうか。一日に2台も日産のリーフを見ました。「偶然」って、私は広島ではこれまでリーフを一台も見ていなかったのですから・・。

 そのリーフの売れ行きは、さっぱりという状況です。
 確か、ゴーン氏は年20万台売ると言っていたと記憶していますけど・・。

 国沢宏光氏のネット情報を拝借させていただきますと、
 アメリカでは、今年の5月までの販売台数は2,613台!年間目標が2万台ですから、目標の約3割の達成率といったところです。

 日本では、アメリカより多少ましで、3月699台、4月936台となっています。年間1万台程度でしょうか。



 売れ行きがさっぱりなのは理由があり、それは、航続距離が短い(200㎞)、充電スタンドが少ない、高価(3,764,250円、国の補助金で78万円安くなりますけど・・)なこと等でしょうか。

 しかし、私はもっと本質的な問題があって、そんなに思ったほどエコではないということがあると思います。環境派なら多少不便でも高くても買う動機が働くと思いますので・・。


 6月10日の朝日新聞によると、「リーフが100㎞走って排出するCO2は従来の電源構成では5.1㎏だが、火力発電だけなら7.6㎏に増える。それでもプリウス並みだ・・。」そうです。
 注 「従来の電源構成」とは、現在は原発ゼロで火力発電のウエイトが高まっていますが、原発発電をしていた頃の構成です。
 プリウスと対して違わないのなら、安くて電欠の心配のないプリウスにするでしょう。




 日産はリーフを「ゼロエミッション」として売っていますが、充電する電気はCO2を排出しますので、この宣伝は詐欺のようなものです。車体に「ZERO emission」と大きく書いた車に良識のある人なら恥ずかしくて乗れないでしょう!
 誰が「ゼロエミッション」としたのか、尊顔を拝したいものです。ねぇ、ゴーンさん。

 売れないのは偶然ではなく、必然かも・・。

 










 ZERO emission !

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2 コメント

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EVとHV (近江臣)
2012-07-04 02:27:52
出力調整の困難な原発と、夜間の過剰電力で充電するEVは、大変相性がいいわけですが…
自然エネルギーの代表格たる太陽光発電では全く逆になるわけで、私は少なくとも日本ではEVの社会的な将来性は失われてしまったと思います。
最近はEVの大容量バッテリーを利用して、「夜間に充電、昼間に給電」ということが喧伝されていますが、「そんな使い方ならそもそもクルマである必要があるの?」と突っ込みたくなります。
ハロゲンをLEDに交換するいった爪に火をともすような節電努力も、EVの急速充電1回でぶっ飛んでしまうのに…
「HVはEVへの繫ぎの技術」と言われてきましたが、脱原発が大半の国民の希望である限り、車内に「自家火力発電施設」を装備しているHVが、実用性はもちろん社会的な正当性でも支持され続けるでしょう。
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近江臣さんへ (windy)
2012-07-04 18:03:03
近江臣さん、こんにちは。

 立派なご見識の持ち主とお見受けいたしました。

 確かに、エネルギーを変換するたびにロスがでますので、「夜間に充電、昼間に給電」というのは、ロスが甚だしいということになるのでしょう。

 私はリーフをはじめとする電気自動車ブームは今度こそ本物かと思っていましたが、今の状況を見ると、尻すぼみになりそうです。
 もう2ブレークくらいないと本格的な普及には至らないと思うようになりだしました。
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