団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

南紫音&菊池洋子デュオ・リサイタル

2011-10-31 17:27:44 | 音楽
                      南紫音&菊池洋子デュオ・リサイタル

                                                    2011年10月9日(日)

 三原市は人口約10万人です。
 愛称「ポポロ」という中ホールがあります。
 初めて行きました。贅沢な造りではありませんが、木をふんだんに使っています。好感のもてるホールでした。


・ラヴェル       ヴァイオリン・ソナタ
・イザイ        無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調
・リスト        愛の夢(ピアノソロ)
・リスト        ラ・カンパネラ
・エルガー       朝の歌
・ドビュッシー     亜麻色の髪の乙女
・ラヴェル       ハバネラ形式の小品
・バルトーク      ルーマニア民族舞曲
・ラヴェル       ツィガーヌ
・アンコールは、ラヴェル、ドビュッシー等の小品3曲。



・2011年10月8日
・三原市芸術文化センター ポポロホール


 南紫音は1989年生まれ。2005年ロン・ティボー国際音楽コンクールで第2位を受賞しています。  
 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1715年製作のストラディバリウス「ヨアヒム」。

 イザイ(ローマ字書きでizai)の無伴奏は生演奏で聴くのは初めてです。イザイの難曲をjizaiのテクニックで奏でます。弓で弦をひきながら、左手指で弦を弾くピチカートにはびっくりしました。ピアノのように鍵盤を叩くのと違って、指を独立して動かすのは超難しいと思います。(私の指は、どうも小指と薬指が双子のようで、独立して別々に動かないのです。)

 圧巻はラヴェルのツィガーヌでした。ヴァイオリン独奏で始まりますが、分厚い弦の響きがホール一杯に充満し、私の身体も心も震わせます。  



 菊池洋子は2002年、第8回モーツアルト国際コンクールにおいて日本人として初めて優勝しました。
 南のヴァイオリンの微妙なニュアンスを聴いた後、ピアノではそれは難しいだろうと思っていたのですが、ピアノもやはりあるんですね。手の中でやっと重さを感じることができるような音が・・。
 ピアノとヴァイオリン、優劣はつけがたいと思いました。


 ラ・カンパネラを期待していたのですが、何故か短い曲に感じました。今年フジコ・ヘミングを聴いた時は随分と長く感じたのですが・・。
 というより、この曲の最中に、「ガサガサ・ゴソゴソ」音を出す人がいて、しかも一人ではなく二人も! 集中して聴くことができませんでした。
 このホールは中ホールですから、ピアノの最後の余韻までも聞こえるのです。私は、たまらず、休憩時間にかの方に注意を申し上げました。「飴玉は、演奏が始まる前に、袋から出しておいた方が良いですよ。」

 



 ポポロホール。ドーム型の屋根が特徴です。



 回りにはこんな芝が広がっているんです。




 「新しい音楽の風」シリーズ第1回です。
 3回通しのチケットを購入しました。















 自由席でしたので、開演45分ですが、並んでいます。







 これは無料の雑誌ですが、演奏会スケジュールがびっしり一杯載っています。





 2階席もあり、1000人規模のホールと思いますけど、観客は4割程度だったでしょうか。
 人口10万人規模での集客は難しそうです。




 私が座った席です。








 喫煙所が設けられています。

 

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