団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ヤマトと郵便事業会社(日記)

2008-03-06 18:34:47 | Weblog
             ヤマトと郵便事業会社(日記)

                          2008年3月6日(木)作成

 4日付けの朝日新聞のコラム「ゆうちょ銀、ヤマトを利用」を読んで、笑っちゃいました。

 「日本郵政グループのゆうちょ銀行が2月に全国の郵便局向けに冊子を送った際、ライバルのヤマト運輸のメール便を使っていることがわかり、グループ内でやり玉に挙がっている。
 (ゆうちょ銀側は)事前に郵便(事業)会社に、あて名作成や配送の話を持ち込んだが、「繁雑な作業」と難色を示された。やむなく一般競争入札にかけるとヤマト運輸が落札した。このメールを受け取った局員から批判の声がわき上がり、日本郵政の西川善文社長は全郵便局長に「極めて遺憾」「動揺しないよう」などとする文書を配布した。」とある。

 「猫猿の仲」といわれるヤマトに取られたので、日本郵政が「動揺」したのでしょうが、「民営化」されたら、こういったことが起こり得るということを想像できなかった日本郵政の経営感覚はどうなっているんでしょうかね。もし、想像できていたら、「動揺ってどうよぅ」と「平静」でしょう。

 私は、改めて、何のために「民営化」したのか訳が分からなくなってきました。
 「市場において利益の最大化を図る」ということではないのですかね。なら、安いところに発注できて、喜ぶべきではないんでしょうか。
 「ケーレツ」を大事にするあのトヨタ自動車ですら、安くなければ、ケーレツ外に発注していますよ。

 ところで、私の妻がぶりぶり言ってました。
 妻は、毎年郵便局に年賀状のスタンプを押しに行ってたんですが、「民営化」後、スタンプが無くなったって。
 お年玉の当たり「切手」、それまでは100枚で3シート当たっていたのが、「2シート」に減らされたって。
 あの「どケチ商法」の西川社長らしいですね。

 西川社長の「グループ総合力を最大限活用しなければ他社と戦うための競争力などつくはずがない」(同コラム)というのは、つまり、利用者にはコスト削減のためサービスをカットして、グループ内では「談合」により高コスト体質を維持するってことなんだ。

 市場ではなくグループ内で発注し合うようなことをして、あの旧郵政省からさんざん叩かれて「苦労」した「クロウネコ」に勝てるとは思いませんね。

(写真)私の姉宅のネコです。2008年2月25日撮影。
 同類のクロウネコが郵便事業会社に勝って、称賛の雄叫びを「わぉぉ」とあげています。(想像)

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