団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

石原日本維新の会と公明党

2012-12-07 18:09:00 | 政治
                       石原日本維新の会と公明党

                                                    2012年12月7日(金)

 日本維新の会の無節操振りは、兵庫県の公明党の候補を推薦するということで表れています。何と、公明党が候補を立てている9選挙区で候補者を立てずに選挙協力を行っているのです。(関西が地盤の維新の会がです。)
 曰く。大阪都構想を実現するためには、大阪市議会で公明党の協力が必要。
 
 その公明党に対して、石原日本維新の会代表は、11月30日の党首討論で、「私は公明党という政党はあまり評価できない。日本を衰退させた大きな原因は憲法だ。その憲法を大幅に考え直すことに、どうも公明党の幹部は反対のようで、公明党が同意しないなら、自民党が公明党と連立している限り、自民党には期待できない。」と言ってのけました。

 公明党は、憲法9条の改正には消極的です。一方維新の会の石原代表、橋下代表代行共バリバリの9条改正論者です。これだけ重要な違いがあるのに選挙協力とは、みんなの党の渡辺代表に言わせれば、「理念、政策の一致のない野合」ということになるでしょう。
 

 ここからは私の憶測ですが、石原代表の発言に慌てたのが橋下代表代行でしょう。ともかく大阪都構想が実現できなければ、「実行力をウリ」にしている橋下氏の面目丸つぶれですから・・。

 石原代表になんとか謝ってもらったと思われます。日本維新の会のホームページで石原氏は「公明党と憲法の考え方について私の発言が、誤解を招いたことは大変遺憾に思います。」との談話を掲載し、公明党は、公明新聞に「石原代表が陳謝 党首討論での憲法をめぐる発言で」との記事を掲載しました。しかし、石原代表が真に謝ったとは到底思えません。


 選挙後、さまざまな政党の連携が模索されると思いますが、選挙前に言ったことと違うことをするなどという選挙民を騙すことだけはしないで欲しいものです。

 というか、有権者としては、選挙前から言っていることが二転三転するような政党は、選挙後もそうなると予想しておいた方が良いと思います。私は最もブレまくるのは日本維新の会だと予想しています。何せ、両巨頭ですから。野田総理大臣風に言えば、「頭が二つあり、どこへ行くか分からない」。


 それにしても、石原氏の発言は、維新の会の分裂の要因になりそうなものが多く、私は「楽しみ」にしています。竹中平蔵氏といえば、橋下氏のブレーン中のブレーンですが、石原氏はその竹中氏に対して「好きじゃねえんだ」と言い放ちました。この方の好き嫌いは激しく徹底していますから!

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