団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団演奏会

2011-01-15 10:08:02 | 音楽
                ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団演奏会

                                             2011年1月15日(土)

 指揮者のヨハネス・ヴィルトナーという人は初めてでしたが、なかなかのエンターテイナーでした。ドイツ語訛りの英語に時々日本語を交え聴衆を笑わせ楽しませます。いや、それよりむしろ、演奏者自らが楽しんでいる様子で、これこそ「音楽」だと思いました。(ベートーベンやブラームスをしかめっ面できくのって「音が苦」)


 本場ウィーンのニューイヤーコンサートは、お決まりのパターンがあります。

 ウィーンの人達にとって、ドナウ川は日本人にとっての富士山のようなものなのでしょうか。何曲もワルツが演奏され、最後に待ちに待った「美しき青きドナウ」がヴァイオリンのピアニッシモで演奏されだすと、思わず聴衆から拍手が湧きあがるのです。
 そして、演奏は一度中断され、演奏者、聴衆一斉に「新年おめでとう」となります。

 今回の演奏会も最後は「美しく青きドナウ」でした。ドナウにはもう一つ形容詞を付けたい気分です。「たおやか」。

 お決まりの次は、ドナウの演奏が終わり、カーテンコールの拍手の中で、アンコールとしてラデツキー行進曲が演奏されだし、聴衆は手拍子で応じます。
 私は、アンコールはラデツキー行進曲が一番ご機嫌になります。何と言っても気分を高揚させるからです。
 この日も、演奏者、聴衆共最高の盛り上がりで、幕を閉じました。








・2011年1月7日、広島市文化交流会館
・指揮・ヴァイオリン:ヨハネス・ヴィルトナー  ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
・「こうもり」序曲、皇帝円舞曲、美しく青きドナウ他

















 花を飾るくらいの演出があっても良いのではないでしょうか。これでは余りに殺風景すぎます。でも三分の一程度の入場者数では経済的に難しいのかも・・。






 アンコールは大サービスの4曲。ラデツキー行進曲に入る前にオケは楽譜を閉じました。聴衆がもうアンコールはないと思ったその瞬間に演奏を始めるという「憎い演出」もありました。





 

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