広島交響楽団第339回定期演奏会
2014年5月24日(土)
・2014年5月23日 18:45
・広島文化学園HBGホール
・メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」
・メンデルスゾーン 交響曲第4番イ長調「イタリア」
・ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
・指揮:イオン・マリン
・演奏:広島交響楽団
消費税増税の影響が及んできました。我が家の消費税の増税分は10万円程度と思いますが、どこかにその皺寄せがくるのは必定です。ただ、飲み代を削ることは絶対にできません。(私の命を削ることと同義ですから・・。)衣食住といった生活費も難しいとなると、教養娯楽費ということになるのは必定です。これまでは、我が広島交響楽団へはツマらない人と一緒に行っていましたが、これからは私一人にします。更にこれまではS席でしたがA席にします。という訳で年間2~3万円の節約ということになります。10万円の差を埋めるにはほど遠い額ですが、最後の手段としては演奏会そのものに行く回数を減らすことになりそうです。
指揮者のイオン・マリン氏は、アバドがウィーン国立歌劇場の音楽監督時代に、その常任指揮者であったということですので、相当のキャリアの持ち主と思います。2010年のベルリン・フィルのワルトビューネ・コンサートで指揮をしたとプログラムに書いてありましたが、その映像を思い出しました。
この指揮者は、良い意味では冷静ということなんでしょうが、もう少し「燃えて」欲しかったです。
メンデルスゾーンのイタリアは親しみやすいメロディです。クラシックが好きな人であれば、誰でも指揮(真似事)をしたと思いますが、この曲なんかはうってつけと思います。(多分専門家に聞いても指揮は易しい方だと言うと思います。)私もこの曲で(他人に見られないよう)真似事をしていました。実演では指揮者というのは、弦楽器、管楽器、打楽器に続いて第4の楽器と思います。音は出ませんが(といっても、指揮棒の先から音を感じることはあります。)視覚で音を感じるのです。4楽章は情熱的な楽章ですから、もう少し燃えて欲しかったです。
展覧会の絵では、燃えて欲しいではなく、なぜもっと燃えないの?に変わりました。チェリビダッケのように唸り声を出せとまでは言いませんが、最後のキエフの大門でも「冷静」に指揮をする姿を見て、私の気持ちが冷え込んでしまいました。
オケですが、展覧会の絵ではプロムナードで金管の出番が多いのですが、落ち着いた演奏で安心して聴く事ができました。ただ、さすがに「卵の殻をつけたひなどりの踊り」ではトランペットが遅れがちになりましたけど・・。
管弦楽の魔術師というラヴェルの編曲だけに楽器編成が多様で特に打楽器は聞いたこともないような名前の楽器がありました。ラチェットってなんです?
楽器も多彩でしたが編成も大幅に人数を増やしパワーを炸裂していました。けど、ヴィオラの存在感が薄いのです。
指揮者が燃えないので、満足度7割くらいでした。オケのパワーの炸裂の満足度は9.5割でした。
何時もより、当日券が多いように感じました。消費税アップの影響はあると思います。現に、我が家から一人少なくなりましたので。
大編成でしたが、コントラバス6人は少々乏しいです。
私が座った席です。この頭の人・・、座席の運は悪かったです。これも消費税増税のせいです。(`ヘ´)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます