遺憾ではイカン
2016年10月9日(日)
「遺憾以外の何ものでもない。」とは、小池百合子東京都知事が、盛り土をしなかった経緯を調べた都の自己検証報告書について、ねつ造があったことを認め、記者会見で述べた言葉です。注 記事では「誤り」とありますが、ねつ造です。
8日の朝日新聞です。
・遺憾→思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。(広辞苑)
この「自己検証報告書」は、小池氏が命令をして造らせたもので、発表前には当然了承したものです。つまり、最高責任者として小池氏が造ったものなんです。ねつ造の報告書を都民に公表したのは、小池氏なんです。小池氏は、「遺憾」ではなく、まず謝罪しなければいけません。ご自身の立場がお分かりになっているのかしら?と思います。
私ゃ、このねつ造を行った職員は直ちに懲戒処分する必要があると思います。と同時に、知事自らがその監督責任をとって自らも懲戒処分をしたらよいと思います。まともな、職員なら、自ら行ったことで知事に責任を負わせることになったことを反省するでしょう。(そんな職員だったら、そもそもこんなことは起こさないか・・。)
小池氏は、これまで、散々、都のガヴァナンスが利いていないと言ってきました。ガヴァナンスを利かすためには、自ら陣頭指揮をして調査に当たるべきだったと思いますね。「リオに行っている間に調査をしときなさい。」では、今の都職員では、明後日を向くでしょう。
「ねつ造」とは、地下空間の提言を技術者会議がしたとホームページの載せていたということです。実際は、技術者会議は提言をしていません。
しかも、ホームページに載せた時期は、盛り土をしなかったことがバレた後です。(悪質です。)
これまで、マスコミでは都について、隠ぺい体質があると言ってきましたが、ねつ造体質もあったんですね。これでは、都の言うことは信用できません、ということになります。
技術者会議のメンバーは都を名誉棄損で訴えれば良いと思います。都は、技術者会議に責任を擦り付けた訳ですから、極めて悪質です。
いわゆる「ノリ弁」開示について、「私は『おのり』を・・取るべきだと思います。」と言っています。私ゃ、愕然としました。直ぐに職員に指示して「おのりを取りなさい」と言えばいいだけです。知事名義で公文書を公開するのですから、第三者ではないのですよ。
「しっかりしろ 小池」
第三者的発言をすれば、傍聴席から、このようなヤジが飛んでも不思議ありません。
小池氏は、このヤジに対して、傍聴席を睨んでいましたが、大人げないです。ヤジに対しては、反応しないのが、smartなやり方です。