空気
2016年10月3日(月)
私ゃ、嗤っちゃいました。結局「無責任」とは、ご自身もだったということですね。
小池百合子東京都知事が、豊洲問題で「調査」結果を発表しました。小池氏は、「いつ誰が、という点は、ピンポイントで指し示すのは難しい。流れの中で、空気の中で進んでいった。」と述べました。「空気」が決める訳ないでしょ!
小池氏は、これまで、さんざん都の無責任さを指摘していました。しかし、今回の「調査」は小池氏自ら指示して行わせたものであり、その結果の責任は、小池氏が負うものです。調査した職員が無責任という指摘ができる立場ではありません。結局、小池氏は調査能力も、責任感もないということがバレちゃったということですね。私は、このブログで、いずれ小池氏は馬脚を表すと言ってきましたが、こんなに早くお訪れるとは予想していませんでした。これから、都民の小池氏への期待は一機に冷めることになるでしょう。
調査を指示する時点では、「どの時点で誰が盛り土をしないことを決めたのか」ということを重要ポイントとして挙げていて、その結果を示すことができなかった訳ですから、こんな代物は「調査」という名に値しないものです。
最後辺りで、「一定の評価はするが不十分」と言っています。これ以上能天気な発言はないでしょう。
これ、朝日新聞の社説です。「目的は犯人捜しではない」と書いてあります。この社説氏の脳味噌はトコロテンになっているのではないかと想像します。
誰が決定したのかを特定することが最重要です。それが分からなければ、都政の問題を洗い出し是正することはできません。
今後、東京都は関係業者に損害補償をするようになると思います。三桁億、場合によっては四桁億の損害額になるかもしれません。その損害を招いた原因が盛り土しなかったことと思われますので、そのことを決定した者に対して、都は求償する立場にあります。そのためにも、「犯人」を特定することは絶対に必要です。
小池氏は、「縦割りによる連携不足・・があった」と述べています。確かにその側面はあったかも知れません。しかし、主要には縦割りの問題ではないと思います。じゃぁ、尋ねますが、連携が十分とれていたら、この問題は発生しなかったと言えるか?ということです。都の体質(仕事をしない知事(石原珍太郎元東京都知事は週に2日程度しか登庁しなかった。)がトップにいれば、職員は勝手放題にするということ)からすれば、起こるべくして起こったということでしょう。
歴代市場長のコメントです。現職のコメント「地下ピット視察したが、盛り土の上に建設されていると理解していた」とあります。階段を上り下りしたら、地表との位置関係は分かるハズですので、このお方の発言は怪談話のようなものです。
また、マスコミも含めて、これら職員の発言が嘘ではないという前提としていますが、私ぁ、大いに疑問を持っています。いずれ、虚偽発言であったということが暴かれるでしょう。
地下空間の存在について、都職員は当初「配管のため」と言っていました。これ大嘘だったですね。現在のところ、「モニタリング空間」ということになっています。都の職員の言っていることをマンマ信じてはいけません。
このお方が最重要人物かも知れません。「盛り土の上に建設されるものと考えていた」ともっともらしい事を言っていますが、見方を変えると不自然です。汚染土壌対策はこの移転問題では最重要課題です。慎重の上に慎重でなければなりません。「考えて」いたではなく、その職責上「確認」しなければならないでしょう。思い込みで済ますような、軽い問題ではありません。
これも、嗤ちゃいました。一つの稟議書で65人のハンコが押してあるということにです。こんな意志決定をしているようでは、無駄な職員がいると思われても仕方ありません。
と同時に、「連携不足」があったということも、否定されますね。間違いなく、連携はとれていたということです。(まぁ、書類の上ではということではありますが。)
前にも書きましたが、この稟議書の決裁者を「犯人」と推定すれば良いです。「違うというのであれば、証拠を出しなさい」と言えば、自己弁護のために色々と白状するでしょう。「実は、○○部長が言い出したんです」とか。