思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

2006年8月20日付の東京新聞朝刊・埼玉中央版23面に  

2006-08-20 19:45:22 | 拙著の媒体露出状況
2006年8月18日の昼間、僕の家の近所の喫茶店で東京新聞さいたま支局の取材を受けた。実はこの喫茶店はさすがに地元だけに10年以上前から存在は知っていたが、入って食事を摂るのは今回が初めてだった。僕に限らず地元の飲食店で飲み食いするのって、家に帰ったほうが早いし安上がりなのだから(出前注文を除いては)珍しいことだと思うのだが、どうだろう? ちなみに記者の方はスパゲティ、僕は当然のごとくカレーライスを食べた。


思いっきり埼玉県限定の話題なのだが、今日、2006年8月20日付の東京新聞朝刊・埼玉中央版23面の左上に、なんと僕が写真付きで紹介されている。
もちろん、拙著『沖縄人力紀行』(彩図社刊)に関することで、実は2日前の18日昼間に地元近くの喫茶店でこの件についての取材を東京新聞の記者の方から受け、早速掲載していただけたということ。読書欄を通り越していきなり地域版に掲載されるとは思わず、驚いた。当然ながら超嬉しい。

6月から、北は北海道札幌市から南は沖縄県石垣市まで全国各地の媒体に向けて拙著の宣伝活動を続けるなかで、何か忘れているところがあるような気がするな、とふと思ったら、僕の地元である埼玉県の媒体への活動がすっぽり抜け落ちていることに7月末に気付いた。そして8月に入ってから、全国紙などの読書・書評欄ではなく地域の情報を扱う部署に宛ててメールで、地元にもこんなヤツがいるよ、というあくまで「情報提供」の意味合いで広報した結果、そのなかで唯一、東京新聞の山口哲人記者から反応があった。
で、早急に取材を、と事はトントン拍子に運び、山口氏から最初に連絡を受けてからまだ5日しか経っていない今日の掲載となった。

一昨日の取材での写真撮影のときも山口氏はかなり乗り気で、僕の家の近所を流れる柳瀬川の土手で、デジタル一眼レフカメラで構図をいくつか変えて、自転車に乗ったり降りたりしながら20枚近く撮られた。普段の取材でも30枚ほど撮影していて、そのなかから写りの良いものを選択するそうだ。ちなみに、掲載写真の撮影地は2006年4月6日の投稿で使用した写真の場所とほぼ同じ位置で、今の夏の時期は土手は草が伸び放題の状態になっている。
僕は当然ながら取材を受けるなんてことは初めてのことで、何を喋ればよいのか戸惑ったのだが、聴くところによると山口氏も以前に外国で3か月ほどの放浪旅の経験があり、拙著および僕のような旅についても理解があり、共感していただけるふしも多々あり、そのため特に緊張することもなく、取材と言うよりは普段も友人知人とよくやる旅についての雑談のような柔らかい雰囲気で僕への事情聴取は進められた。

僕としてはさすがに多くの人の目に触れる媒体なので、何か殊勝なことでも言わないといけないのかな? と事前にいろいろ考えたのだが、特にカッコイイ言葉は新たに思い付かず、というか僕の旅や普段の生活に関する物事の取り組み方や考え方については拙著に余すところなく目一杯詰め込んだつもりなので、僕の人間性を知っていただくためにはこれを一読していただいたほうが手っ取り早い。実はこの本が僕の名刺代わりに、挨拶代わりにもなるようにという意味合いも込めて(自分で言うのもヘンだが)赤裸々に書いているので、質問に対してはホントに本に沿った内容しか喋れなかった。
まあそれでも取材としては実りあるものになったようで、僕の普段どおりの旅中心の生活の様子やそのなかで確立された持論を出しながら、しかも昼食まで奢ってもらったのはなんか逆に悪いなあ(もちろん経費でだが)、と思いつつ、取材は2時間ほどで終了した。早速掲載していただき、ありがとうございました。

ちなみに、この記事中では僕の肩書きは「アルバイト」になっているが、僕としては本職は出版業界に携わる「校正者」のつもりで、最近作成した名刺にもそのように明記している。が、最近は実際には校正の仕事は勤務期間などの条件面が合わないためにあまり受けておらず、実質フリーター状態で、出版とはまったく関係のないアルバイトにいそしんでいる時間のほうが圧倒的に長かったりする。そのため、山口氏と相談した結果、「アルバイト」という表記になった。
まあたしかにそう言われればそうだし、「ニート」まではいかないまでもほぽ「無職(求職中)」の状態のときもあり、旅を優先する生き方となると数か月後の自分の肩書きは不透明であるという、僕自身を客観視するとかなり不安定な立場で、自分でもおかしなヤツだな、と思うことはままある。旅先などで出会った方からも「(仕事は)何をやっているの?」とよく訊かれるが、無職状態のときはホントに「何もやっていません」としか答えられないときが結構あり、それで少し恥ずかしい思いをすることもある。でもまあ、今年からは基本的には「校正者」と名乗っているので、それに関する仕事があればどこからでも前向きに検討する所存である。

昨日、今日と2日間でいきなりみっつの媒体で拙著がババンと紹介されたカタチになり、これで売り上げに好影響が出れば幸いですな。いずれも版元の電話番号が明記されているので、拙著の問い合わせはこちらへ。まあ当然ながら本ブログへ直接問い合わせてもかまいません。
明日以降は版元に電話がじゃんじゃんかかってくる、なんてことになるのだろうか? と妄想しつつ、引き続き、冷静に拙著の動向を見守りたい。


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