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思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

成り行きで野鳥観察

2015-02-28 12:00:00 | 普段の生活(日常)

先日、某アルバイトで東京都練馬区の石神井公園の近くへ行ったのだが、練馬区にはよく行くがこの近辺だけはめったに行かないのでせっかくだからと久々に、休憩時間に約10年ぶりに公園にも足を延ばすと、冬枯れであまり自然豊かという感じではなくやや寂しい雰囲気だった……。自然観察には微妙な時期で、やはり夏の前後のほうが良さそうか。
ただ、三宝寺池の周りで野鳥に限ってはいろいろ観ることができて、池のそばのベンチでのんびりしていると鳥が寄ってきたりとか。公園内には「野鳥に近付かないでください」とかいう注意書きもあったが、向こうから寄ってきた場合は仕方ない。

で、僕は野鳥には疎いのでひとまず写真を撮ってあとで調べようと保留にして、昨日調べると、ヒヨドリなのね。ややズームで撮ったが実際の距離感は50cmくらいだった。そんなに近付いてくるということは(これまた禁止事項の)餌付けされているっぽいが、まあこんなに間近で観られることは良いことだ。「住み分け」と「棲み分け」という意味ではホントは良くないことなのかもしれないけど。

そういえば、石神井公園あたりは上石神井や武蔵関とともに練馬区でも南部のほうなので行く機会が少なくてこれまでずっと縁遠い印象だったが、自転車で片道1時間強で行けることが改めてわかり(最近、大泉学園あたりで近道も発見した)、西武池袋線の高架化工事が済んでそろそろ駅前再開発も終わりそうな石神井公園駅前で気になるカレー店を見つけたこともあるので、今後はもっと頻繁に通おうかしら。

東京メトロの利用頻度がより高まりそうな、110円の値下げ

2015-02-10 23:59:59 | 普段の生活(日常)

今年の仕事の見通しも悪そうだなあと思い詰めたり、先月からの「イスラム国」関連の報道に連日凹んでいたり、今朝は近所で不可解な事件が起こったり、と今年は年始からよろしくないことが相次いでいるが、そんななか個人的な朗報としては、“埼玉都民”のひとりとして常に愛用している「東京メトロ一日乗車券」の価格が今日から600円に変更されたことで、東京都内というか東京23区内へ出かける頻度が高い貧乏人には旧価格710円から110円の値下げはとても大きい。助かる。
というか、東京近郊ローカルの話ですみません。

この一日乗車券、(通勤定期券を利用するほどの真っ当? な勤め人ではない)僕は単発の仕事・アルバイトの通勤でも利用しているが、それよりも多いのは都内の写真展や各種展覧会を観に行くような趣味的なことか。昨年の投稿で言うと特にこのネタ形成に役立っている。僕の近年の「健康で文化的な最低限度の生活」を営むうえで必要不可欠な乗車券、と言っても過言ではない。

試しに最近は一日乗車券をどのくらい利用していたかを確認するために、(過去1年分の交通費の計算のために保管してある)昨年の乗車券をかき集めると写真のように30枚あったが、誤って捨ててしまったものも数枚あったのでだいたい月平均2、3回は利用していたことになるのか。なんならこれの回数券も作ってほしいなあと数年前から渇望していたくらいよく利用しているが(3か月で11回以上利用することもたまにある)、今回の値下げはそれに相当するかも。

仮に1年間で30回(枚)の利用として計算すると、昨日までの1回710円と比べると今日からは30回で3300円も浮くことになり、となると昨年よりも本を2、3冊、もしくは映画や美術館・博物館鑑賞を2、3回も多く楽しめるようになり、ホントに生活の幅が拡がりそうだなあ。
これまでは710円で都内へ出かけるときに3、4か所の寄り道でなんとか元を取れた感じだが、今日からは2か所だけでも済みそうだな(根っからの貧乏性なので、元が取れるか否かがいつも気になる……)。東武東上線沿線住民の僕はこれを大概は和光市駅でいちいち途中下車して改札を出てから買って(この手間をかけても、それに途中下車なしで往復利用できる「東上東京メトロパス」よりもお得である。しかし以前から、この駅では「多機能券売機」ではないのが不満だが……)、再び改札を通って有楽町線・副都心線に乗り換えているが、和光市から東京メトロ圏内で最も遠い(昨年4月の運賃改定後は)片道310円区間の駅へ行く場合は1往復だけで元が取れてしまうし(遠方ではたまに辰巳駅や、千葉県の西船橋駅も利用するもので)。

それ以前に、最近はいろいろあって地元にいる時間が長く、特に在宅でできる仕事に悪い意味ではまると余計に出不精になることも多いので、これを機に都内へ出かける回数を増やしたほうがよいのかなあ。
まあとにかく、今日からのこの値下げによって都内詣での幅が拡がったことは間違いない。


※16日(月)の追記



昨日、値下げ後に初めて利用してみた。
ちなみに昨日の乗るか降りるかした駅を実際にまわった順にすべて挙げると、和光市、明治神宮前<原宿>、乃木坂、六本木、東銀座、銀座、東陽町、神楽坂、飯田橋、四ツ谷、新宿御苑前、新宿、池袋、だった。

ありきたりですが、健康第一で

2015-01-01 23:59:59 | 普段の生活(日常)
謹賀新年。

年越しは、例年通りに野宿しに行った。今回は場所を公開した千葉県市川市へ。
ただ、先月30日(火)からの風邪がだんだん酷くなってその場所へ行く歩みが鈍かったり、移動の時間を読み間違えたり、昨夜に出かける直前まで観ていた紅白歌合戦が(僕個人的には)結構面白かったりで、結局はいつもは年越しの瞬間を迎える前に辿り着いているのに今回は間に合わず、移動の東京メトロの車内で0時を迎えた……。そして大晦日なので閑散としていた車内は、日付が変わった瞬間も特に何も起こらず、静かだった……。

しかも、野宿したらしたで心配していた雨は降らなかったものの風速10m以上と思われる強風続きで例年よりも寒く、初日の出も写真のように東の空は雲が覆っていて7時すぎにこのようになんとなく見えたかもしれない程度で、全体的にはここ10年で最もしょぼい年明けになってしまった。そのせいで風邪も悪化してしまったし。
なので、明日以降の寝正月は決定。

それで、年始からというか先月から考えていた今年の目標だが、先月中旬にあるきっかけで数年ぶりに健康診断を無料で受診する機会があったのだが(会社勤め人ではない者が受診する機会は少ないので、とても助かる)、しかし後日その結果が書面で届くと散々で、特に中性脂肪の数値が基準値を大幅に超えており、生活習慣の改善を促されたというまずい事態になっていた。
よって、今年の最大の目標として、今更だが「血液サラサラ」を掲げたい。たしか玉ねぎを積極的に摂取すると良いと聞いたことがあるような気が。なんだか『ためしてガッテン』のような言い回しだが、30代最後の年はこれまで以上に健康に留意したい。しなければ。

ちなみに、悪いことだらけだった健康診断の結果で1点のみ良いことがあり、身長が171cmを超えていた(171.2cm)。これは身長の計測装置の質の良し悪しにもよるのだろうが、これまでは170cm台だったが(ここ十数年は170.6cmと自認していた)、この歳で数mm伸びたということにしておき、今年からは公称171cmとする。
そういえば、近年は某所から「ちんちくりん」とよく言われるが、171cmもあればどう考えても数値的には違うと思うけどなあ。そもそも「ちんちくりん」という俗語の意味にある身長の「低さ」の印象には個人差があり(この類語として衣類の袖・裾の丈が短いことを指す「つんつるてん」があるが、その長短にもよるか)、ほかにも昨年に各種媒体で「ちんちくりん」という表現があるのを見かけると解釈がそれぞれ異なる(その使い方によって書き手の国語力の高低が透けて見えて、もし低い場合は墓穴を掘っている人のほうがむしろ嘲笑の対象になってしまう?)ように思うし。「低さ」の数値的に明確な基準がないのがまた難しい。日本語はとても難しいなあ。
仕事柄、そういった言葉の取り扱いは人一倍気になるクチなので、今年もそのへんは厳密に見定めてゆきたい。特に文章表現を生業とする人は、きちんと文脈に沿った意味の言葉を使いましょう。

健康診断の数値の異常は、運動不足のほかに(どうしても神経質にならざるを得ない)仕事のストレスのせいでもあるのだろうが、まあとにかく、周りの雑音に流されずにストレスも適度に発散しながら、今年は健康的な生活を心がけたい。

造成中

2014-12-31 23:59:59 | 普段の生活(日常)

4月の月末ネタでも触れた、母校の小学校の校舎が解体される、という話の続き。

解体はすっかり終わって夏前には更地になったが、秋からは宅地と施設(保育園と「ふれあいの家」)の造成が本格的に始まったので、写真のように現在は外周の一部が舗装されたりもしながら立入禁止状態になっている。来年の夏頃に工事は完了するらしいが、まあ近所なので進捗は春から約3か月おきに定点観測ついでに写真を撮りながら常に気にしている。

それで、28日(日)の映画ネタでも触れたが、実は『HK/変態仮面』(予告編を張っておく)でもこの母校が撮影に使われていた、というのを秋にレンタルで観て初めて知った。遅まきながら。たぶん撮影は2年前だろうけど。まあ母校の卒業生は外観を観ればすぐにわかる。
この写真の右側(西側)に校舎で真ん中あたりが校庭だったのだが、(この作品を観た方向けに触れると)そのラストでムロツヨシの乗る巨大ロボット? が変態仮面と向かい合って最後の対決に挑むくだりの場所(校庭)が、ちょうどこの写真の真正面あたりで。
母校はこれまでにもいくつかの映画やテレビドラマの撮影でも使われたが、まさかこの作品であんなに特殊効果をかけまくりでしっちゃかめっちゃかにしてくれたとは、と唖然としながらも面白おかしく観ましたわ。しかも、今年は(先程の紅白歌合戦でも生ドラマのあった)『花子とアン』で大ブレイクの鈴木亮平が校庭のど真ん中でほぼ裸のあの格好で決めポーズをかましていたのも。ちなみに、僕はこの原作は週刊少年ジャンプ連載時に読んでいたので作風はもちろん知っている。
NHKが鈴木を朝ドラに起用した決め手がやはりこの作品を観て、だそうで、母校がこの作品の実写化と彼のブレイクに貢献? したと思うとちょっと嬉しかったりする。

でも、校舎はもう解体されて完全に他所行きの土地になってしまったので、今となっては良き思い出か。いつか金銭的に余裕ができれば、これまでに母校が使われた作品のソフトを記念に買っておこうかしら。娯楽作品ではあるが、母校が映像に残り続けているというのは珍しいし。

とかいう哀愁もありながら、今後もこの土地の行く末をしっかり見続けてゆく。
ではまた来年。

2014年の極私的重大ニュース

2014-12-31 12:00:00 | 普段の生活(日常)
今年の重大ニュースを、一般的なことと私的なことについて。

●一般

1 関東甲信越の大雪 (2月)
2 御嶽山の噴火 (9月)
3 ベネッセコーポレーションで顧客情報漏洩 (7月)
4 国土地理院の山岳標高改定 (4月)
5 デング熱 (9月)
6 広島の土砂災害 (8月)
7 ジュンク堂書店の商号変更 (12月)
8 ダイエーがイオンの完全子会社化 (9月)
9 サッカーW杯ブラジル大会、日本1分2敗 (6月)
10 瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金無料化 (7月)

今年の投稿で(たしか)触れなかった5つのみ、少々触れておく。

3、前々から公私ともにお世話になっている会社なので(「公」はここ数年の本業で、「私」は中学生の頃に一時期だが「進研ゼミ」を利用していたもので。だから、旧社名の「福武書店」の頃から知っている)、この事件は被害の大きさを考えると目玉が飛び出そうなくらいホントにびっくりした。事件は関連会社の「彼」が情報管理業務で使用するPCにスマートフォン充電のためにUSB接続したら偶然にデータを抜き取ることができてしまったことから始まったそうだが、もちろんこれを機に再発防止に努めるだろうからこれを機に改善されるはず。ウェブサイトでも「情報セキュリティ強化」に関するページを設けてその後の進捗もきちんと報告しているから、今後も注視したい。
ただ、情報管理については今回のような問題が発覚したものの、肝心の教育分野の商品に関しては事件前と変わらず良質で、ほんの一部ではあるが僕も数年前から本業に関するやりとりで社内の雰囲気を垣間見ると社内で働く人々は良い(善い)仕事をしていることは知っているので、しばらく風当たりは強いだろうがそこはなんとか持ち堪えて、今後も出版というよりも教育の分野においてトップランナーの企業で在ってほしい、と引き続き期待する。

4、国土地理院のウェブサイトの「日本の主な山岳標高の改定」を要参照だが、4月からのこの87の山の標高の変更は特に登山専門誌ではてんやわんやだったと思う。標高の変更が済んでいない山の誤記も結構多かったし。例えば、赤石山脈の間ノ岳の標高は3189mから3190mに変わって日本第3位の標高の山に格上げされたことが特に話題となったが、4月以降に発行の雑誌・書籍等で3189mのままだったのが散見され、これは校正する場合は明らかに誤字扱い、みたいな(3月以前の発行であればギリギリセーフかもしれない)。
まあ、測量技術の進歩によって今年度に一気に変更されたが、こんなことは今後しばらくはないと思うので(しかし、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレート、と4枚のプレートがひしめき合っている日本の山は地殻変動によって毎年ミリ単位で動きはあるが)、早めにこの87の山の変更を反映させたいものだ。ここのPDF資料は特に登山業界関係者にとっては、来年以降もしばらくの間は既存データの更新という意味で要注意事項かと思われる。

7、先日飛び込んできたばかりの、出版業界においては特に重大ニュースだと思うが、丸善CHIホールディングス株式会社のウェブサイトの新着情報の12月24日付、「完全子会社間の合併および合併に伴う商号変更に関するお知らせ」のPDFにもあるとおり、商号は変更されるものの、数年前から丸善が主体で社内の仕組みが徐々に改編されていてもジュンク堂書店の店舗と営業自体は何も変わらないとのことで、特に僕がよく行く池袋本店も店構えは現状維持のようなのでひと安心。

8、ダイエーの2014年ニュースリリースの09月24日付、「イオン株式会社による株式会社ダイエーの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ」のPDFにあるとおり、イオンの完全子会社化によって数年後に「ダイエー」が完全消滅ということで。本ブログの13年7月の月末ネタでもダイエーの衰退については憂慮したが、とうとう全国的に廃れてしまうのか、と寂しさいっぱい。しかしこれは時代の流れなので仕方ない、と受け止めるしかない。来年も思い出作りとして、所用や旅の合間にダイエーの各店舗をできるだけ巡ってみようかなあ。

10、これは最初に知ったときは有料から完全移行なのかと思いきや、「しまなみサイクリングフリー」という企画割引として3月末までの期間限定だそうで。僕は1999年の開通年に自転車で尾道から今治まですべて通ってからもう15年ほどご無沙汰なのだが(この頃の通行料金の支払いは、各橋の入口に設置された料金箱に小銭をいちいち投入するカタチだった)、近年は自転車利用の観光客も増えて各島の経済にも貢献していると思うのでそろそろ無料にしてもよいと思うのだが、それと橋の維持費とは別問題だから恒常的に無料というわけにはいかないのだろうか。だったら、通行料金の支払い方法をもっと簡便にするとか、まだまだ改善すべき点はある気がする。
そろそろ再訪したいなあと思っているので、近いうちにぜひ。四国ももう12年くらいご無沙汰なので、久々に瀬戸内海を観てみたい。


●個人

1 初めて校正者として名前が掲載 (11月)
2 初めて amazon.co.jp と honto (いわゆるネット書店?)を利用 (10月)
3 初スマートフォン (10月)
4 ここ10年で最も狭い行動範囲、成田空港(東)・安曇野(西)・生田緑地(南)・宇都宮(北) (12月)
5 友人宅で生後4か月の乳児と触れ合う (1月)
6 ガンダム×2 (10月)
7 那覇市内、日の出湯が閉店 (5月)
8 水玉螢之丞逝去 (12月)
9 ここ10年で最低年収、今年も6桁…… (12月)
10 秋からウイスキー回帰 (10月)

私的なことについても、5つほど。

3、長らくウィルコムのPHSを利用してきたが、ウィルコムが今夏にワイモバイルに移行してしまい、今後の「携帯できる電話」はどうしたものかと今夏は思案していたが、結局は今秋のキャンペーンでPHSの電話番号とメールアドレスを引き継ぐことのできるワイモバイルの電話機に、10月下旬に機種変更した。それがたまたまスマートフォンになってしまったということ。だから、先月の登山にもまだ操作に慣れていないスマートフォンを携行していた。



それで、これまで料金や電波の強弱の関係でPHSにこだわっていたのだが、ワイモバイルはソフトバンクの4G回線を使うので実質はもうPHSではないから少し寂しいが、とにかくフリック入力に慣れるしかない。2か月経って、ようやく特に頻繁に利用するメールやツイッターや天気・地図関連のアプリには慣れてきたかも。ちなみに、毎月の料金は1GBで利用していても最近の広告で謳うように幾分安くなるのかと思いきや、電話機の月々の分割払いも含めると機種変更前とあまり変わらない……。まあアプリの扱いで少しは便利になったけど……。

6、これは10月始まりのアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』(以下、Gレコ)と『ガンダムビルドファイターズトライ』(以下、GBFT)で。今秋から今冬のアニメでは両作品ともに抜群に面白いので、もちろん毎回欠かさず録画しながら観ている。Gレコのほうは深夜の放送をだいたい“リアタイ”視聴できるのでツイッターの実況付きで。このガンダムシリーズ2つの放送が同時期にかぶったのは偶然かと思いきや、この年末からのコラボレーションの流れを観るとどうやら意図的に時期を合わせたようだなあ。Gレコのほうは企画が数年前からあったそうだから。
GBFTは前期の『ガンダムビルドファイターズ』の7年後の設定で続きの話だが、相変わらずガンプラバトルとはいえ「ファースト」まで遡って過去作品のモビルスーツやキャラクターを多く盛り込み、40代や30代のおじさん世代も充分楽しめる。
Gレコも、先月に73歳になった富野由悠季総監督のいわゆる“富野節”の(やや古臭い?)セリフまわしが毎回面白く、(地球のキャピタルアーミィ・キャピタルガード・アメリア、月のトワサンガみたいな)複雑な舞台設定よりも単純に脚本だけでも感涙。「~なんです?」や「なんとぉー!!」や「なんじゃとて」など、いろいろ。あと、当初は違和感のあった「見たくなくても、見る!」などの予告のセリフも案外笑わせてくれて腹が痛い。
ちなみに、キャラクターではGレコのベルリ・ゼナムとGBFTのカミキ・セカイの両主人公のほかに好きなところを1人ずつ挙げると、Gレコではクリム・ニック(大尉)、GBFTではギャン子(サザキ・カオルコ)か。どうせなら両作品のコラボで、マスク(大尉)とメイジン・カワグチの競演もやればいいのに(なぜこの組み合わせなのかは、両作品を観る人にはわかる)、と思ったりもする。

7、02年の沖縄県初訪問からちょくちょく利用していた「日の出湯」の閉店は残念無念。これもまた建物の老朽化というよりは高齢化社会の流れなのか。旅の途上で立ち寄る銭湯が大好きなひとりとしては、とても寂しい。



上の写真の、12年2月に入浴しに行ったのが最後になってしまったなあ。
過去に入浴したことのある那覇市の「旭湯」、糸満市の「ときわ湯」、沖縄市の「越来湯」がここ数年で消えて、さらに日の出湯で、これで県内で残っている銭湯は沖縄市の「中乃湯」のみとなってしまったのだろうか。ここはまだ残っているのだろうか。沖縄県は3年近くご無沙汰なので、早めに中乃湯を再訪しなければ。そこも時間の問題かもしれない。

8、以前から著名な方の訃報に触れることはできるだけ控えてきたが、今年は高倉健・菅原文太をはじめとして例年よりも僕が過去に影響を受けた方の訃報が例年よりも多かった。そんななか実は今月の、イラストレーターの水玉螢之丞(みずたま・けいのじょう)女史の訃報が最もショックであった。ホントに残念。
小学生の頃から、(亡父が毎号買っていた影響で読んでいた)雑誌『LOGIN』からファミコン情報に特化して派生した『ファミコン通信』をはじめアスキー系の雑誌で水玉さんのゲーム愛全開のコラムをよく読んでいた(まだ「オタク」や「二次元」という言葉が浸透する前か)。ファミ通の連載「元祖水玉本舗」のような一枚絵に凝縮して見せる、ひとつのゲーム(事象)への主にキャラクターを介した掘り下げぶりというか愛着は当時から凄いと思っていて、近年はイラストも文章も書くマンガ家およびコラムニストのような書き手は年々増えつつあるが(「コミックエッセイ」もその類に含まれるか)、僕は現在も水玉さんのその筆致がコラムや論評の良し悪しの判断基準になっているので、それ以下のものは認め難いよなあと最近目立つ書き手に物足りなさを感じることはよくある。(たまに故ナンシー関の系譜などと言われる)最近テレビ番組に頻出するようになった某マンガ家や某エッセイストとか、某週刊誌で連載を持つ某コラムニストとか、水玉さんの洞察力に比べたらまだまだ甘い(しかし知名度だけはいっちょまえ……)、という人は多い。
withnews」で挙げている朝日新聞埼玉版の連載「埼玉の恋」も(僕の埼玉県人の先輩の論考として)読んでいたので懐かしいが、このように今月の訃報に触れるファンの方々の反応をツイッターで観て懐かしさを感じながら泣けてきたりもした。
水玉さんは主に紙媒体で活躍したものの、本の出版に乗り気ではなく消費される雑誌掲載にこだわっていたそうなので紙でもインターネット上でもその仕事はほとんど残っていないが、「どんなもんありゃ〜すかぁ」はあったので改めてじっくり読み返したい。中学時代に一時期は毎号買っていたがほとんど処分したファミ通は、家のどこかに少しは残っているかもしれず、大掃除のときに捜索したい。
あとは近年の仕事ではゲーム・アニメ関連とともに『SFマガジン』の長寿連載「SFまで100000光年」のほうでも知られていたが、近所の図書館にバックナンバーがいくつかあるので見返したい。ここで6のGレコとGBFTも斬ってほしかったなあ……。

10、これは完全に放送中の朝ドラ『マッサン』の影響で。これまで脇役の多かった玉山鉄二の代表作になるのは間違いない、と確信しながら毎回しっかり観ている。(ほぼ新人の若い)ヒロインの成長を周りが支えてゆく、という従来の朝ドラの定型とは違い、演者としてある程度の経験と深みがないと成立し難い物語なので、玉ちゃんはエリー役のシャーロット・ケイト・ フォックスとともに適任だと思う。
それで、この物語のモデルとなったニッカウヰスキーというと、1999年秋の北海道自転車旅の途中で余市蒸溜所を見学したときに「余市」を試飲したことはあるが、もう1か所の宮城県・宮城峡蒸溜所は未踏なので、代わりに10月の友人宅訪問の差し入れに「宮城峡」を買ったりした。



いつか、早めに宮城峡にも行きたい。放送中の最近は見学も激混みだろうから、しばらく経って落ち着いてからのほうがよいのだろうか。
今秋に安価な「ブラックニッカ」も久々に飲んだが、やはりドラマを観てからだと印象がまったく異なり、以前から登山や旅の嗜好品にアルコール度数が高くて軽量化に最適のウイスキーを携行することはたまにあるが、改めてウイスキーの良さを『マッサン』で再認識している。貧乏人には縁遠い比較的高価な「竹鶴」も一度は飲みたいなあ。


という感じ。
来年はもっと良い話題に満ちた年になってほしいものだ。

黄葉の代々木公園

2014-12-15 12:00:00 | 普段の生活(日常)

12日(金)、東京都内でのいくつかの野暮用のついでに代々木公園に立ち寄った。10月に続いて先月も行ったがそのときはデジカメ不携帯だったので、改めて写真を撮りに。

ああ、夏のデング熱騒動が懐かしい、とか思いながら園内を散策し、この時季は終わりかけの紅葉とともにその中央部ではイチョウの木々だから「黄葉」のあとの落葉の絨毯ができた例年どおりの様子も眺めることができた。僕は代々木公園の1年のなかでも特にこの黄色の光景が好き。秋の風物詩。しかしもう12月で冬と言ってもよい頃合いだが。
あの香りのイチョウの付近を歩くと銀杏が間断なくポコポコ落ちてくるこの時季、となると銀杏も取り放題で、写真の左側のように拾っている人もちらほら見かけた。都内ではここからもそんなに遠くない明治神宮外苑のイチョウ並木のほうが有名だが、そこよりも人目を気にせず銀杏拾いに勤しむことができるのではないかと思う。

今年は騒動のせいもあって園内で○○する機会はなかったので、また来年に。しかし、再び蚊の増える夏場は騒動も再燃するのかなあ。この公園の動向も頭の片隅で常に気にしておく。

それでも、今後も朝日新聞を

2014-09-13 23:59:59 | 普段の生活(日常)
先日の朝日新聞の、「吉田調書」と「慰安婦」の2つの報道の誤報および記事取り消しという大問題、昨日の朝刊の1面ほかで大きく触れていたのも、

みなさまに深くおわびします 朝日新聞社社長

も含めて朝日新聞デジタルの記事も、だいたい読んだ。ニュース番組の謝罪会見映像と、普段ツイッターを実名で利用している朝日新聞記者たちの顕著なツイートの確認は少々だったが。

たしかに対応が後手後手で遅くなってしまったが、公にきちんと謝罪の意を示して経緯も公開したので、いち読者としてはそれなりに納得した。特に「吉田調書」のほうでチェック不足が、みたいな問題は僕の(大小問わず報道と同様に裏取りが必要不可欠の)本業にも多少かかわることで、それなりに刺さり、「一次情報」の扱い方や「第三者目線」の在り方について改めて考えさせられることとなった。

これで朝日新聞は(報道機関として)もう終わりだ、みたいな陰口というか嫌味もそれなりに噴出しているようだが、僕個人的には特にスポーツ・読書・地域に関する報道は他紙よりもきっちりしている観は依然あり、ウチの家庭でもたしか僕が産まれる前からだからもう40年以上のはずだが朝日新聞を購読し続けていることもあり、べつに今回の一件で「朝日新聞離れ」することもない。そりゃあ社内的にも、これだけ大きな問題があって世間の風当たりも強いことを思い知ったのであれば当然、再発防止に努めるでしょう。

というわけで、今後も変わらず新聞報道では朝日新聞を注視し続けてゆくことにする。

昨夏は無理だったが今夏は堪能した、2年ぶりの花火

2014-08-24 23:59:59 | 普段の生活(日常)

今日は父の一周忌だったが、家庭の方針(というか父の遺言のような意向)で世間一般の法事のようなお金のかかる催しは一切行なわないことにしているので、特に遠出することもなく穏やかな日曜日であった。
ただ、昨年の身内だけの葬儀に参列した親類との、法事代わりのような今年限りの食事会は今月上旬に催して、今後(一般的な三回忌以降)も特に何か目新しいことは行なわないことなどを改めて確認したりもした。

それで昨夜には、というか毎年8月の第4土曜日の夜には地元の夏祭りがあり、その後半の20時台の1時間弱に実施する打ち上げ花火も恒例行事なのだが、昨年は(他地域の事故の影響で?)中止だったので、2年ぶりの打ち上げとなった。地元にいるときはできるだけ観るようにしている。
まあ昨年同日の藤本家は全員がそれなりに気落ちしていた日だったので花火を観る余裕なんてまったくなかったが、1年経ってようやくその余裕も出てきて、堪能した。

そういえば、ウチ(実家)には屋上があり、父はここからこの花火を毎年眺めることを楽しみにしていたが、今になって思い返すと二十数年前に家を建て替えたときに自分で家の設計をした父が屋上を設けた決断の一因は、この花火観賞だったのではないかとも思ったりする。まあ今年は代わりに僕がここから観たけれども。
ただ、建て替え当時は近隣の家のなかではウチが最も高い位置から観賞できたものだが、近年は他所の家も建て替えが進んで現在は(3階建てや2世帯の住宅によって)ウチよりも高さのある一軒家は5、6軒あったりして、遠方の視界はやや狭まっていたりする。
ちなみに屋上からの花火はこの地元のものに限らず、朝霞・富士見・西武園で実施するものも辛うじて眺めることができるので、8月の週末の夜にちょうど在宅しているときであれば毎夏それらも楽しみにしている。

昨年から必然的に今後の家や土地などの相続の話も当然出ているが、ひょっとしたら僕がこの屋上から花火を眺める回数も残り少ないかも、という可能性も出てきたが、もうしばらくは楽しめると思う。今回も花火を堪能はしたが、その間に近い将来について改めて考える時間が久々に増えた週末であった。
来年以降も、父の命日がこの花火と近い日にちになってしまったので、花火を観るたびにいろいろ思い出すことになるだろうなあ。

一周忌を迎えたので、一般的には喪中は今日で終わりということでよいのかしら。父母の場合は13か月という説もあるが、12か月でもよいようで。
まあとにかく明日から再び、公私ともにばりばり動きたいものだ。本業ではここ数日と来月以降に、それぞれ比較的大きな(ひょっとしたら僕の校正者としての仕事遍歴の転換点になるかもしれない)ふたつの仕事をいただいているので、それらもそつなくこなしたい。それに、年内にいくつか計画している登山もなるべく完遂できるように、日程をやりくりして出かけたいものだ。

今夏に地元の祭りも節目

2014-07-25 12:00:45 | 普段の生活(日常)
昨年からちょいちょい触れていることとして、僕の地元でとても深い縁のある土地や公共・商業施設関連の節目が多く訪れているが、今夏は毎年7月第3土曜日に開催していた「新座阿波踊り大会」が今年の32回目の開催で閉幕となった。
報道にもあるとおりに、この幕引きは単にお金の問題だけのようで。近場で毎夏の阿波踊り(阿波おどり)と言うと東京都・高円寺や埼玉県・南越谷の祭りよりも知名度も規模も小さいだろうが、それでも小学生の頃から続いていた催しなのでとても寂しい。
毎年欠かさず観に行っていたというわけでもないが(この時期は登山やらなんやらで外出することもよくあったもので)、これが地元の夏の風物詩のひとつだったので、それも失われるというのは……。

ということで、ひとまず最後の今年は地元にいたので、先の3連休の初日の19日(土)にあった32回目を観に行った。今回も「見る阿呆」だったけど。



今年は雨模様だったので開催時間等の予定変更があったが、祭り後半の20時以降は雨はやんで、活気が戻った。「踊る阿呆」のほうはお子様たちが多く入っている連も多い。


どこの連も、踊りとともに衣裳にも力が入っている。本場の徳島の阿波踊りはまだ観たことはないが、出で立ちに関しては遜色ないと思う。


連によって人数の多少はあるが、大所帯のところはやはり特に活気がある。ただ、それをさらに盛り上げる見物客は、特に19時前後に雨脚が強かったゲリラ豪雨のせいで例年の半分以下だったか。


幼児を前方で抱っこというか固定しながら踊っているお母さんは初めて観た。この情熱は凄い。


毎年この時期に東武東上線・志木駅南口前にはこのような祭りのポスター掲示や外灯まわりに提灯などの装飾が施されて祭り気分になるのが恒例だったので、一応は毎年気になるそれも今回で見納めとなるとは……。


まあ決まってしまったものは仕方ないが、でも僕は「ひとまず」だと思うので、環境が整えばまた催されることを期待したい。べつに毎年でなくても、隔年開催とかにして間隔が空いてもよいと思うし。
それにしてもホントに、昨年から地元で節目を迎えることが相次いでいて、今年の夏も地元でいろいろなことを想うことになりそうだ。

「慰霊の日」と沖縄戦に関する報道にも新境地

2014-06-23 23:59:59 | 普段の生活(日常)
沖縄県は69回目の「慰霊の日」だったが、今日は当初は通い仕事の予定があったのだが家庭の事情がいろいろあって休みとし、結局は在宅となったために今年も正午すぎのNHKの「摩文仁の丘」からの生中継や今日分の報道におおまかに触れることができた。ただ、今日のニュースではそれよりも東京都議会のセクハラ野次問題のほうが大きかったのが残念だったが……(それに関する、おそらく多くの視聴者が納得できない? 内容の記者会見もつい観てしまった)。

それで、今年の沖縄県と米軍絡みの報道で最も印象深いのが沖縄タイムスプラスの、

具志頭村「空白の沖縄戦」69年目の夏 戦没者の足跡をたどる

で、世界的にも最近流行りのインフォグラフィックで報じている。この手法は最近の国内では朝日新聞がよく採り入れているか。
まあこの分量的には、僕はこれまでに3回覗いている沖縄県平和祈念資料館の詳しい展示に較べたら微々たるものだが、それでも(インターネットの恩恵としての)見せ方としては文章ばかりのものよりも写真と図表も織り交ぜながら数段見やすくまとめられて、まさに新感覚である。今後もこの手法は増えそうだな。

最近ほかに気になる報道は、20日(金)に名護市辺野古の抗議テントが荒らされた件で、僕はここは05年と06年に2回観に行ったことはあるが、04年から始めてもう10年になるのね。ただ、移設に関して賛成派か反対派かの立場でせめぎ合いは今も続いていて、これまでに何もなかったのが意外だと思ったりもする。

また、これは数か月前に週刊誌の報道で初めて知ったのだが、一昨年から普天間飛行場周辺で「基地反対」派と「基地反対に反対」派の活動がそれぞれ続いているそうで、2年ほど前からのこういう新たな動きも気になる。
辺野古の一件もそうだが、反対派の活動内容が本土からの雇われの活動家? を交えて年々過激になっているというかマナーの悪さなどいただけない点が多い状況のようで(活動中に出たゴミの放置、所構わずの用足しのまずさ、基地外側の金網に抗議の意味で結わえた赤色のリボンにガラス片を混ぜて外されないようにする、とか)、沖縄県は一昨年の2月以来ご無沙汰だが、次回の再訪のさいは普天間の両派の睨み合い状態? も重点的に観に行きたい。
拙著『沖縄人力紀行』(彩図社)に書いたように、02年に初めて沖縄県を訪れたときと変わらず、米軍基地に経済的に依存している(と言うよりも、依存せざるを得ない)県民も多いだろうし。

それから、逆に明るい話題としては、昨年も触れたが昨年同日の「沖縄全戦没者追悼式」で安里有生(あさと・ゆうき)くんが朗読した詩が好評だったが、それを基にした絵本が出版されたそうで、これは近々チェックしておきたい。『へいわってすてきだね』と、昨年の詩の題名のままなのね。

沖縄県へは、ここ1年は大手航空会社よりも格安のLCCの運航の影響もあって観光客数の伸びも良くなってきたようなので、年内は厳しいが来年以降に早めに再訪したいものだ。県内で行きたいところはまだまだたくさんある。

大雪後の埼玉県の“恋チュン”動画

2014-05-22 12:00:00 | 普段の生活(日常)
昨年から、一般市民も取り組みやすい振り付けが全国的に拡がっていることで話題の、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の動画はいろいろ観ているが、今年に入ってからというか最近、埼玉県も2月の大雪による雪害から立ち直るべく、県内の農業PRのための“恋チュン”動画を作成したそうで、今週にようやく観た。
それで当然ながら、これも公式認定されたそうで、なにより。

これの途中で出てくる(深谷市のゆるキャラの)「ふっかちゃん」のように、最近人気のゆるキャラも埼玉県オールスターみたいな感じでもっと出してもよかったか、とも思うが、まあいいや。農業被害に関する発信なだけに、ふっかちゃんはまさにうってつけの役だなあ。

今年は(ここ3か月で3回行っている)秩父のほかに、県西部の農山村も改めて巡ってみるか。

小学校(母校)の解体の費用

2014-04-30 12:00:00 | 普段の生活(日常)

今春、僕の出身の小学校である埼玉県新座市の旧新座小学校が粛々と解体中で、今月に校舎が完全に取り壊されてしんみりしている。
そのせいで、何事においてもやる気が起きない、「やる気スイッチ」が故障気味、みたいな精神状態で。まあ10年前に数百m離れた旧大正小学校との統廃合は済んでいるので(現在はそちらが新座小学校に改称されている)、こうなることは覚悟できていたつもりだが、いざ取り壊されて学校周辺の景色が一変してしまうと、ねえ。

この10年間は地元民を中心に跡地利用が議論されながらも、体育館は各種レクリエーションや福祉団体に活用されたり、校舎はいくつかの映画やテレビドラマの撮影に貸していたこともあり、僕もここ数年で特に目立つところではフジテレビのドラマ撮影で芦田愛菜が訪れていたのを目撃したこともある。
でもまあ結局は、跡地は公共施設と戸建住宅を建てるということに決まり、特に保育園の統合は良いと思う。ただ、住宅は47戸も建つそうだが、これから人口減少の時代だというのにそんなに要るものなのかねえ、という違和感もあるにはある。だったら公園にしたほうが……。

で、昨日の朝にようやく旧校舎の解体中の写真を撮りに行ったのだが(と言っても自転車で2分もかからない近所なのに、これに関しても「撮る気スイッチ」がなかなか入らなかった……)、掲示されているこの工事の概要を改めて読むと、いろいろなことがわかって面白い。しんみりするよりも、せっかくだからもう開き直って面白がるしかない。
特に気になるのがやはりこの解体工事にかかる費用で、2億3000万円超だとは。この「請負金」という金額(入札額?)が高いのか安いのかが素人目にはよくわからないが、まあこんなものなのだろう、と無理矢理に納得しておく。

身近な場所で小学校の解体なんてもちろん初体験なので、建物を大々的に取り壊した先月から今月は特に工事の進捗を興味深く眺めている。ついでにこの工事を担う淺沼組について調べたりとか。ここは元々は関西方面で強い会社なので僕も今回初めて知ったが、創業から120年超でも北関東へ進出したのは10年前からと最近のことなのね。



静かな休工日の朝を狙って撮りに行き、校舎の解体は済んであとは瓦礫の撤去ばかりなので、ようやく見えるようになった。この位置から空が見えるようになるなんて、ホントに信じられない。幼少時から35年以上観てきた景色が変わるというのは思ったよりも一大事なのね、と今頃になって痛感している。
アスベストは「調理室」の配管と「音楽室」の吸音板で多少使われていたようで、これは30年かそれ以上前に建てられた学校はどこもそんな感じなのかなあ。まあ、そういう時代だったから。



工事自体は、写真左側の周囲に建てた防音壁の有無にかかわらずそんなに騒音なく進んで良質の工事という印象。先日、あるテレビ番組で近年の高架橋や高層ビル建設など国内の建築技術に関する興味深い話を観たばかりだが、解体の技術も日本は(諸外国から視察の対象になるくらいに)世界的に進んでいるそうで、学校を扱うさいも同様なのか。
ちなみに、6年間お世話になった場所なので敷地内では各所で当然いろいろな思い出があるが、例えば敷地南側のこの写真で言うと、手前から十数mには桜の木が数本植えられていたが(極私的な桜の名所のひとつが)今回の解体で伐採されたのはとても寂しいし、手前から奥のほうへ順に低鉄棒、高鉄棒、砂場、雲梯、土管のある小山、があったが、体育の授業で特に苦手だった逆上がりと懸垂の練習がホントに大嫌いだったこととか(高鉄棒にぶら下がる懸垂は嫌いだったが、低鉄棒での斜め懸垂は好きだった)、休み時間に小山のほうで鬼ごっこみたいな感じで遊んだことも数えきれないくらいあるし、高鉄棒では小1のある休み時間に調子に乗って跳んで掴まったはよいが手が滑ってしまって落下して着地に失敗して左腕を骨折した(これが人生初骨折)、というほろ苦い思い出もある。

いろいろあった母校だが、解体工事は7月中旬まで続き、そのあとすぐにもろもろの建設が始まって来年4月には新たな生活が始まるようなので、年内いっぱいは工事ばかりを見つめることになるのか。
これも時代の流れか、と嫌々ながらも受け入れつつ、進捗を見守ってゆく。

ああ、増税……

2014-04-01 23:59:59 | 普段の生活(日常)

今年はエイプリルフールのウソネタなんてどうでもよくなる今日からの、ウソのようなホントの消費税増税……。

100円均一の店、いわゆる「100円ショップ」でも1品で税込108円では、もう「108円ショップ」と言い換えたほうがよいのではないか。でもこの先に110円になることも半ば決まっているし……。

先月からの花粉症と“いいともロス”と増税と、年度初めから三重苦だなあ……。

予想以上に重症の、“いいともロス”

2014-03-31 23:59:59 | 普段の生活(日常)

今日の、というか今月の最も大きなできごとは、小学生の頃から“タモリっ子”のひとりとしてはやはり『笑っていいとも!』の終了で。
まさかこの番組に「終」が付くときを迎えてしまうとは、いまだに信じられない。
もちろん、今日の最終回と、先程のグランドフィナーレ特番も観ながら録画した。終盤のスピーチはもらい泣きした。タモリ挨拶全文を読むと、再びしんみりする。あの番組的に、湿っぽく終わるのは良くないけど。
というか、いいとものレギュラー放送も2週間前から、それに16日(日)以降の3回の増刊号も録画している。もちろんすべて永久保存版である。

今月はいいとも終了を受けて、出版業界ではタモリ関連の雑誌記事や本の出版が相次いでいるが、僕は他者から目線のタモリ考? にはわざわざ買って読むほどの興味はあまりなく(一応、立ち読みで目を通しはするけど)、そんなことよりもテレビ番組でご本人がこれまでと同様の姿勢で(座右の銘の)「適当」に「現状維持」という体で言ったり動いたりしていることがすべてだと思うので(今日の昼の最終回で少し紹介していた32年前の放送開始当初から番組づくりにかかわっている方々のような、相当に深い関係者でない限り、外野がわざわざ論考するなんておこがましい)、今後もしばらくは他局のテレビ番組に出演するタモさんを注視し続けようかと。
最近は民放キー局の視聴率争いで勢いが衰えて凋落とよく言われるフジテレビはこの大きな長寿番組を切って(最後のスピーチで笑福亭鶴瓶が言っていた、多くの芸能人の「港」を取り壊して)、今後どうするのかねえ。僕は正直、後進は別の時間帯でも活躍の場はあるのだから、昼間はまだまだいけるタモさんが音を上げるまで続けてほしかった……。他局だが、平日昼間のもうひとつの長寿番組『徹子の部屋』なんて、さらに10年で50周年を目指して続ける気だというのに。

ひとまず明日以降は、“いいともロス”がしばらく続いて何をするにも身が入らないと思う。というくらい、先程から予想以上の喪失感がある。
この感覚を埋め合わせるというか気を紛らわすには、いったい何をしたらよいのだろうか。ひとまず、最近の『タモリ倶楽部』の録画分を観直してリハビリに努めるしかないか。NAVERまとめも観て、感傷に浸っちゃう。

32年間の放送のうち、僕が積極的というほどでもないが能動的に番組を観るようになったのは小学校の中学年頃で、となるといいとも歴は約28年か。いいともに思い入れの深い人が各種媒体で最近よく触れるように、小さい頃は平日のこの放送は、学校を風邪などで休むか(僕はやらなかったズル休みも含む?)、運動会などの学校行事の振替休日か、平日の祝日か、春・夏・冬休みくらいしか観ることができなかったが、それでもたまに目にするなで肩のおじさんはいつもサングラス姿で登場して(当時は、サングラスの理由や視力の問題なんかはたいして知らずに怪しみながら面白おかしく観ていたが)、オープニングでは「ウキウキウォッチング」と唄って、生放送でいつも適当なことを言っているよなあ、と子どもながらに「なんだこれ?」と適当さと怪しさと博識ぶりが同居する佇まいに何か引っかかるものがあり、その頃からはまっていた。たしか、(弟子・子分の意味合いの)“タモリっ子”という表現を使い始めたのは数多のいいともレギュラーのなかで特に好きだったウッチャンナンチャンだと思うが(彼らの出演コーナーでは特に「サックスは下剋上」が面白かった)、この頃から完璧主義を自認していた僕は自分は持ち合わせていない、その適当さ加減にいつも憧れていた。

だから、平日は学校で無理なので、日曜日午前放送の『増刊号』だけでもとこれを積極的に観るようになり、ただ小学生から高校生までは毎週日曜日はボーイスカウト活動でその放送時間は常に外出していたので、ビデオの予約録画に頼ってなんとか毎週きっちり観ていたくらい、一時期どっぷりはまっていたこともあった。

大人になったここ数年はそこまで深みにはまることはなくなったが、それでも平日の昼間に在宅のときは「お昼休み」の感覚でほぼ必ず観ていて、近年も相変わらず趣味は「妄想」とか、好きなものは「鯖」と「おっぱい」とか、以前と変わらずあまり為にならない茶番劇? というかふざけっぷりだなあ、と面白おかしくこちらもそんなに肩肘張らずに適当に観ていて、しかも(多くの視聴者がやっていたことだと思うが)時計代わりに利用することもあったが、空気のように日常に在り続けて当然で、しぜんと新宿界隈の活性化にも一役買っていたこの番組がなくなるなんてことはまったく想像できなかったので、(終了説は数年前から度々あったが)昨年10月のホントの終了の報は腰を抜かしそうなくらいびっくりした。

近年は『タモリ倶楽部』や『ミュージックステーション』や『ブラタモリ』も積極的に観ていて、これらのよりマニアックな番組のほうがタモさんの真骨頂だという意見は多くてそれは同感なのだが、それらとは別に日々の観覧と、コーナーによっては素人も一芸で参加できるくらい大衆的でいて、それとともにここ30年の(フジテレビに限らず)若手芸能人が生放送のわずかな時間でも本分の「芸」を披露できる登竜門的な位置付けでもある番組を「適当」に仕切って(強く意識してやっていたわけではないだろうが、ここ十数年は芸能人のステップアップの場となっていた)、その両輪で今後もずっと進み続けると思っていたので、これで来月から片輪が外れるとどうなってしまうのかと、タモさんの行く末はやはり気になってしまう。人生の大先輩に対して、余計で大きなお世話だが。

でもまあ、タモさんが自分のための時間を持てるようになったのは良いことなので、明日からはこれまで抑制していた? (いいとも終盤でまず行きたいと明言していたスコッチ・ウイスキー紀行? をはじめ)趣味にとことん走ってもらいたい。いいともの楽屋に時刻表や地図を常備してきたことによって妄想というか「机上旅行」も完璧のはずなので、今後は「森田一義」としてじゃんじゃん旅してほしいなあ。あと、憧れの吉永小百合との会食もホントに実現するといいね。
32年間、お疲れさまでした。

僕のほうも、いまだにあのような適当さは身に付かないが(それが良いことなのか悪いことなのかはよくわからない)、それでもタモさんと同じ人見知りで花粉症持ちで地図好きでもあるという共通点を強み? として、今後のいいとも無き世界を邁進してゆこうと思う。

実際には何枚使うことになるのか、2円切手

2014-03-05 23:59:59 | 普段の生活(日常)

3日(月)に発売された新しい図柄の2円普通切手を早速買った。貧乏人でも、これならば1シート(100枚=200円)に手を出せるもんね、と一瞬は調子に乗ったものの、ハッと我に返ると実際にはこんなに使うのだろうか、とちょいと不安になってきた。
でもまあ、これならば周りにおすそわけしても痛くない額面なので、すぐに使いきることになるでしょう、たぶん。

ただ、雑誌綴じ込みのアンケートハガキや飲食関連の懸賞応募専用ハガキなどでは切手を2枚貼る場所がないことはよくあるので、そうなると52円切手を改めて買うことになる。よって当面はほぼ、封書の80円切手に追加するぶんか。貧乏人が増税を深く実感するのは、このような普段の郵便物からだろうなあ。

それで今回、2円切手には国内では北海道に生息のエゾユキウサギが描かれたが、来月1日からの消費税8%増税開始以降、全国的にしばらくは見かける頻度が高そうなこの額面でなぜ今回このウサギが選ばれたのか?(午年なのに)ということが気になり、日本郵便のプレスリリースなどいくつか調べてみたが、結局はわからずじまい。ここの別紙1(PDF)に意匠はあるが、まあ少なくとも過去の絵柄の動植物と地域がかぶらないようにという配慮はあるのだろうけど。
同サイト内の「切手デザインノート」に今回の新しい切手のデザインを担当した、切手デザイナーの貝淵純子氏に関する過去記事があるが、この連載で新しい切手の件も触れてほしいなあ。

というか僕個人的には今回の図柄の変更は2円よりも、205円は縄文杉、280円は那智の滝、310円は利尻島、という3か所の景勝地のほうがもっと気になる。しかも記念切手ではなく普段使いの普通切手で国立公園を描くようになるとは。まあ一般的にも比較的よく認知されている場所なので、妥当な選択ですけど。ああそういえば、那智の滝はまだ観に行ったことはないなあ。今年は行けるかなあ。
これらの額面は僕は使う機会は少ないが、絵柄のためだけに改めて欲しくなってしまうではないかっ。まあそこは追々。

ちなみに小学生の頃の一時期、切手収集にはまっていたこともある名残で小サイズの切手アルバムに、2円切手では旧作の秋田犬もまだ数枚持っているが、ここぞという郵便物のときに使いきってしまうか、まだまだ取り置いておくか、ちょいと悩ましい。

ねとらぼの記事では「モフモフ」という表現なのね。まあ、(特に女性が)ウサギに癒しを求める? 感覚はわからなくはないけど。それに、兎年のひとは消費および保有量がほかの干支のひとよりも多くなったりするのかなあ。