青空ーすべてはバランス

韓国の歴史ドラマ全60話 久しぶりに見ました - トンイ

 
家族が観ていたので、私もなんとなく観ていたけど、次第に引き込まれてしまい、全60話すべて観てしまいました。「宮廷女官チャングムの誓い」以来、またはまってしまいました。トンイが子供時代は、正直おもしろくなかったけど、トンイが大人になってからは意外と面白く、見入っていきました。
 
あれっ?と思ったのは音楽です。とっさに「宮廷女官チャングムの誓い」を思い出しました。絶対、同じ作曲家だ。観るうちに確信へと変わり、全話観終わった後で調べたら、やはり同人物でした。「イム・セヒョン」でした。本当に美しいメロディを創り出すすばらしい作曲家です。「チャングム」の時のような重厚・緻密で力を込めた感じと違い、今回は、単純明快に、そして全編に流れる美しい曲(チョネジア)を中心に、陰謀だらけのドラマの展開にさわやかな風を送り込んでいたように思います。
 
ドラマに音楽がぴったりと一体となった時、後に名が残るドラマになると思います。毎回音楽も楽しませてもらいました。
 
「チャングム」でも人気だった、粛宗演じるチ・ジニが今回もよかった!チャン・ヒビン役の好演、そして、その兄役と母親役の悪事の数々のおかげで長い間楽しませてもらいました。チョン・ユミが演じる監察女官チョン・イムも頭が良くて可愛かったよん!
 
それにしても、トンイが子供の頃目撃した「手信号」。大司憲が刺客に襲われ、死際にトンイに託そうとした犯人の手がかりだ。この謎が41話になってはじめて明らかになる。子供の頃見た手信号を手掛かりにして、父親を冤罪に陥れた陰謀を暴いていく中で、さらに新たな陰謀に巻き込まれていく。どんだけーーーーー!!!と言いたくなるほどだ。しかし、頭がよく、決しておごらない、まっすぐなトンイは、冷静に物事を見て、汚い陰謀やウソに適切に対処して解決していく。そして、周りの人々も味方につけていく。最初、数字を意味しているとしても、中国語に関係があるのでは?と思ったトンイ。その目の付け所は間違いではなかった。最終的に六経にたどり着く。儒教と言えば、四書五経を思い出すが、朝鮮儒教の南人(ナミン)の一派は、詩経・書経・礼記・易経・春秋に「楽記(アッキ)」を加えて「六経」としている。この「楽記(アッキ)」(音楽について編纂された礼記の一遍)の中に答えがあったのだ。政治と音楽の調和には相関関係があり、音の乱れは政治の乱れにつながると考えられていたそうだ。そう言えば、トンイがヒビンを救った事件があった。楽器に岩塩を使って音変事件を起こした西人の陰謀でしたね。これが音の乱れイコール政治の乱れとしてヒビンが疑われることになる事件でした。
 
話を元に戻して、楽記には一二律が出てくる。音階です。手信号の「8」は、ソの音(林鐘)、「5」はミの音(姑洗)、「10」はラの音(南呂)、再び「5」(姑洗)・・・一字づつとって
林姑南洗(イム・コ・ナム・ソン)となり、(オ・テソクの号)ー林姑(イムゴ)と(南人の官職者を表す)南洗(ナムソン)となる。この手信号、「犯人は南人オ・テソクだ」という意味だったのですね。
 
(トンイがスクビンになってから、「スクビンママ」と言ってるのが、「スッピンママ」に聞こえて一人笑っていた。)
 
 
 
 
 

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