今年は、春分の日が3月20日で、翌日が振替休日になりましたね。うっかりすると見過ごしますが、3月20日が春分の日になるのは、過去から見ると、
2000年、2001年、2004年、2005年、2008年、2009年、2012年、2013年、2016年2017年2020年2021年・・・・。
3月21日が春分の日と覚えていたら、あれ?ってことになります。
秋分の日もそうですよ。今年は9月22日になります。9月24日が秋分の日だったのは、1979年だった。9月22日になったのは、1896年と2012年、そして今年。1980年から2011年までは、9月23日だったらしい。長い間、9月23日だったのが、22日になると、あれ!!!???となる。2012年から2044年までの閏年は9月22日になるようだ。春分の日や秋分の日が誕生日の人は、自分の誕生日に、えっ・・・・・・、祝日じゃない!!!と、かなり意識する重大事でしょうが、関係ない人は、どうでもいい話かもしれません。でも、なぜ?
春分の日や秋分の日は、祝日の日が特定されているのではなく、天球の動きに関係があるということです。地球が太陽の周りを一周する際、365日と6時間かかります。4年に1度うるう年として2月に調整しますが、それでも、わずかな時間のずれを生じることになります。そんなずれなんか、どうでもいい!!と言って日にちを特定してもよいように思いますが、非常に厳格に決められているのにびっくりです。
地球に緯度や経度があるように、天球にも黄道座標があり、黄緯、黄経で天体の位置を表すようだ。黄緯は地球上の公転面の天球上への投影である黄道を0度、地球の公転面に垂直な方向を90度としてる。黄経は、春分点を0度として太陽の黄道上見かけの運動方向と同じ方向に向かって値を増やして360度まで数える。夏至点は黄経90度、秋分点は黄経180度、冬至点は黄経270度となっている。
黄道と天の赤道との二つの交点のうち黄道が南から北に交わる方の点が春分点(黄経0度)で、太陽がこの地点に到達した瞬間が春分の日となる。秋分の日は、太陽が黄経180度に到達した瞬間となります。(天の赤道は地球の赤道面を天球にまで延長し、天球上に交わってできる大円(恒星や惑星の天球上の位置を決める基準。))
天体の動きによって決められる、これらの特別の日は、多少変わっても・・・・いや!多少変わるから、なおさらに特別な大切な日かもしれない。