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青空ーすべてはバランス

マグネシウムの重要な働きーバランスの中で!

ストレスに効果のあるアーモンド・クルミ・かぼちゃの種の成分を調べてきました。
これらには共通点があることに気づきます。
ビタミンBとビタミンE、豊富なミネラル類が含まれていること。脂質が不飽和脂肪酸であることなどです。

今回は、この中のミネラルの中のマグネシウムを調べたいと思いました。今まであまり注目されなかったのですが、最近ではその重要性について分かってきて、メディアでも取り上げられてきています。

〇体の中のマグネシウムはどうなってるの?
マグネシウムは約50~60%が骨に沈着、残りの約40%が筋肉や脳、神経に存在しています。カリウムに次いで細胞内液に多く存在して、約300種類の酵素を活性化して生命維持に必要なさまざまな代謝に関与しているそうです。 
例えば、遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与していたり、カルシウムと拮抗して筋収縮を制御したり、血管を拡張させて血圧を下げたり、血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくしたりする作用もあります。 
マグネシウムは小腸で吸収され、腎臓で尿として排泄。

〇他の栄養素等とのバランス(関連性)

・カルシウム・ビタミンDとのバランス
現代は、カルシウムだけが意識され牛乳をよく摂取したり、多くの加工食品の中にカルシウムが含まれており、過剰状態にあります。
腎臓は余分な化学物質を尿として排出しますが、過剰なカルシウムも排出します。

一方、マグネシウムは、腸管でビタミンDによって吸収が促進され過剰のカルシウムやリンによって吸収が抑制され過剰なカルシウムの排出時に一緒に排出してしまうそうです。
カルシウムが適度に存在すれば、マグネシウムも安定して存在できて、相互に良い働きができるのですが。
マグネシウムが不足すると、それを補うため、骨に蓄積されているマグネシウムが流出しますが、その時、骨を構成しているカルシウムも同時に流出してしまうのです。
また、マグネシウムが不足するとビタミンDの代謝ができず、貯蔵されたまま不活性に留まるという研究結果もあります。

〇ストレスとの関連性
ストレスが続くと、尿中にマグネシウムが流れ出る
そして、ストレス解消のために飲酒をすると、マグネシウムの排出がさらに増加してしまう。

精製された白米や小麦などは、マグネシウムなどのミネラル分を削り取っているし、加工食品についてもマグネシウムが足りない状態です。摂取が少ない状態で、過剰のカルシウムと一緒に排出される。ストレスで飲酒しても排出される。最悪にバランスが崩れる。

〇カルシウムとのバランスで病気を考える
骨粗しょう症は、カルシウムや運動量の不足などから骨の密度が低下する病気ですが、マグネシウムの不足によっても引き起こされている。カルシウムだけを補う問題ではない。

カルシウムの血管の筋肉を収縮させる働きをマグネシウムの関連酵素がコントロールしていますが、マグネシウムが不足すると、カルシウムの収縮作用によって血管が細くなり詰まりやすくなります。・・・高血圧、心筋梗塞、心臓疾患、脳梗塞などを誘発。

この他には、肝炎、不整脈、発育不全、食欲不振、疲れ、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病もマグネシウム不足と深い関係があるなどの研究報告もあります。

遺伝情報の発現や神経伝達などにも関与しているから、子供の発育にも重大な影響を与える可能性があります。

食べやすさ、ふんわり、やわらか、食感・・・う~~ん  おいしい~ こんな感覚・味覚だけを追求した食生活から脱しないといけない。物事には限度がある。適度に。
一つの食品にバランスよくいろんな栄養素が含まれているのに、わざわざ私たちの体にとっても大切な栄養素を取り除いた食事をして、バランスを崩して、サプリメントなどのピンポイントの栄養素を再び取り入れている。私たちは一体何をしているのでしょうか!

〇アーモンド・クルミ・かぼちゃの種以外でマグネシウムを多く含むもの
落花生・バナナ・アボガド・マグロ・玄米・わかめ・あさり・のり・カキ・ひじき・豆腐・生ソバ・ほうれん草・納豆

参考:公益財団法人長寿科学振興財団サイト

クリエイター:ハンターXさん

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