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青空ーすべてはバランス

糖化part3 糖化とタンパク質と老化

2022年5月11日(水)晴れのちくもり。
今日は七十二候の蚯蚓出(みみずいずる)に入る。ミミズが盛んに活動を始める季節とされる。ミミズは釣りの時の餌としか思っていなかったけど、私たちの田畑や身近な生物に大きな恩恵をもたらしている大切な生物だということを最近になってやっと知ったのです。

次第に薄い雲に覆われてきた。


タンパク質

前回の重要なポイントは、
血中のブドウ糖が過剰になり、血糖値がグンと上がる状態では、人間の体の細胞や組織を作っているタンパク質に糖が結合し体温で熱せられ「糖化」が起きるということになる。これをメイラード反応と言い、それによってできた物質をAGEという。・・・ここでタンパク質がキイワードになる。

人間の体と健康のことを書いていると、いつもこのタンパク質に行き当たる。
タンパク質恐るべしだ!

AGEはタンパク質の機能を低下させる。正常な働きができなくなる。
タンパク質は、常に新陳代謝で入れ替えられている。
DNA(デオキシリボ核酸)が新陳代謝の時にコピーされる。この時にタンパク質の設計図もコピーされる。

そして、DNAに組み込まれた設計図をもとに、連続する3つの塩基が1個のアミノ酸をコードすることでタンパク質が作られていく。

タンパク質が合成される「翻訳(トランスレーション)」から、体の中のそれぞれの場所に合った働きができるように「修飾(モディフィケーション)」が行われる。

AGEは、この「修飾」の時にタンパク質の本来の働きを阻害する。
これが積み重なり体が老化していく。
ただ衰えるだけならいいが、この時、タンパク質の働きに異常が起これば疾病に結び付く。
簡単な長い説明ですが、一言でいうと「老化」ということになります。
ですが、
バカにしてはいけない。重い病の多くがこのタンパク質の異常にはじまる。
(「翻訳」の時にも異常があれば大変なことになる。DNAが傷つくような環境ではタンパク質にも異常があると思うべきでしょう。)
仕組みを知り対処すれば、少しでも健康でいられるかもしれない!


参考

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