山好き ojisan の ひねもすだいありー 

あの山この山、山行の備忘録。♪憧れの山に旅して、登って、食べて、飲んで…♪ 心地よい生き方を探しましょ♪

大菩薩嶺、ほんとにこれが2019年 登り納め!! 編

2020年02月02日 18時49分15秒 | 奥武蔵

もう、2019年内の山行はないだろう、高をくくっていたら

ほんとにホントの年末28日

準レギュラーの❝お兄ちゃん❞から あらら、まさかのお誘い…

一瞬躊躇したけど

どうせ家にいても年末、邪魔なだけだし (きっと お兄ちゃん も同じなんだろうねぇ、イヒヒ )

よし、行ってしまえ~

 

冬型天気も やっと安定、今日も関東の初冬らしく、きりっと晴れた朝です。

お兄ちゃんとは 「あずさ」車内で合流、大月乗り換えで、スタートの塩山駅到着。

平日なもんで、ここからしか登山口へ行く術がないんです。

 

 

バス終点「裂石・大菩薩峠登山口」から 歩き出します。

さすがに年末のこんな時期に 山に向かう 浮かれポンチ は我々2名のみ (笑)

駅では晴れていた空も、山が近づくと稜線には結構 雲がかかっています

天気予報は まずまずだったんだけどなぁ~

 

と、この直後、事件発生!!

僕の愛機 オリンパスOM-D  E-M10 MarkⅡが、

ショルダーハーネスのマウントに 上手くはまっていなかったみたいで 肩から落下、

しかも 運悪く固い地面に直撃、

慌てて拾い上げるも 望遠レンズの根元からポッキリと折れてしまうアクシデント!!

ショック!!

 

なので、今回はろくな写真がありません 涙   悪しからず…  です…

心なしか、放心状態のわたくし…

 

ま、気を取り直して、ここから本格的な山道へ…

 

今日は 先ほどのルート説明の通り、

下の登山口からのスタートとなったため、大菩薩嶺へのメジャールート、

上日川峠からの周回の前に、余計な登り(標高差約750m)を片道1時間半かけて

登らなくてはいけません。

(以前、冬に同じルートをたどった時は、朝一バスに乗れたので 時間的余裕が十分ありましたが…)

今日は 朝一バスじゃあないので、時間も結構タイトだし ちょっと気が焦ります。

 

普段ストックを使うくせに、今日は バリバリ元高校登山部出身のお兄ちゃんを真似て

腕を胸の高さに組んでの登りに挑戦してみます。

お兄ちゃんによると、こうすると、心拍がいたずらに上がらなくて楽なんだとか…

へぇ~ そういうもんなんだぁ~

この時、こんなことしなきゃ 後半であんなことにならなかったんじゃないかな~

無駄に 脚を使うことになってしまった気がする

やっぱり 慣れないことはするもんじゃないね~ 

 

だんだんと 雪の量が増えて来たので、途中からアイゼンを装着。

今振り返ると チェーンスパイク軽アイゼンで十分な積雪だったんだけど

お兄ちゃん情報だと、吹き溜まりで30~40㎝という、直近のネット投稿があったと聞いていたので

12本爪しか持ってきていなかったのも 今考えれば失敗だったなぁ

お兄ちゃんはチェーンスパイクの備えもあったらしく、そっちを装着していました

 

 

途中から  あらら 小雪が舞いだし、陽射しは完全に隠れるし、

今日は すべてがうまくかみ合わないなぁ~ って感じ…

 

 

おっ、やっと上日川峠 に着いたみたい。

 

再び青空も少し顔を出してくれました。

「ロッヂ長兵衛」で 軽く腹ごしらえし、トイレも済まし、準備を整えます。

見ると、ここまで車で来ていたグループが数組、この冬の積雪状況なら

ここまで乗り付けるのに苦労はなさそうっす!!

 

で、お兄ちゃんと、ここまでの時間経過と、コースタイムを照らし合わせてみると、

益々時間がタイトな事が明らかに…

当初の、唐松尾根経由で雷岩~大菩薩峠~介山荘~福ちゃん荘 という周回ルート、

帰りのバス時間を考えると どうも時間的に無理っぽいねぇ~

しょうがない、なら、大菩薩峠ピストンに変更だね

お兄ちゃん曰く、こんなことなら大月からレンタカーで乗り付けるっていう手もあったね、と…

早く言ってよ~  激しく同意!! 

 

ここからは ちゃんとストックを取り出して、気を引き締めなおして、再びスタート。

ちょっとだけ 雪の量は増えたけど、全然 楽勝、どこに30~40㎝あるんじゃ~?

 

 

 

ほどなく「福ちゃん荘」に到着。

ところが、早足で先行するお兄ちゃんに追いつこうと 無理に進んだら

なんか、さっきから、両方の太腿に 違和感が…

 

 

この標識、ここでしか見たことがないけど、どんだけ 登山者が多いんだぁ?!

 

 

 

大菩薩峠らしき、白い稜線が見えてきたところで

先ほどから騙し騙し歩いてきたけど、どうにも我慢ができなくなり、足を止めます。

今日は寒いと思って、普段 登山ズボンの下にスポーツタイツを履く代わりに

薄手の保温タイツを履いてきたんだけど、却って それも上手くマッチングしなかったようで

血行が滞ってしまったのか 両腿が攣ってしまってどうにも痛くて足が挙げられません。

「ごめん、お兄ちゃん、気にしないで先に行って!!

ちょっと様子見て、回復せず無理っぽかったら、福ちゃん荘の所で待ってるから… 」

なんか 同じようなシチュエーション、どこかでもあったような… (笑)

 

 

 

脚は固く攣る一方。 まさか、ここで自分が撤退する憂き目にあうとは…  

福ちゃん荘前の陽だまりで、足をさすりながら しょんぼりと お兄ちゃんを待ちます…

 

今頃、お兄ちゃん、あの雪っ原 歩いてるのかなぁ~ などと見上げていると

「お待たせ~!!」と、  えーっ!? もう戻って来たの!?

さすが、昔 高校登山部で鍛えただけの脚力、さっき別れてから30分ほどしか経っていません。

 

 

不思議と 下るだけなら 脚は全然 痛みません。

 

あっという間に ロッヂ長兵衛まで戻ってきました。

お兄ちゃん、ご迷惑をおかけしました~

 

実際には 雲が広がってしまって、こんなに綺麗には見えなかったそうですが、

折角なんで、イメージ画像で、大菩薩峠からの眺望をお楽しみください…

 

 

雪は少なかったけど 風が強くて、寒~い 一日でした

そんな中でも テン泊している強者がいるんだね~

 

 

 

あっという間に、下り切り、バス停へ急ぎます。

 

 

 

バス到着まで、あと50分。

これなら、温泉入っても、時間十分だね?!

バス停から 5, 6分下った先にある 『大菩薩の湯』解凍していこう!!

 

 

ちょうど湯舟に入っている時に、沈みゆく夕日が真っ直ぐに温泉に射して

それはそれは綺麗な夕景でした!!

これが見れただけでも、今日はめっけもんだったね!!

一年、健康で過ごせて、ありがとうございました。

 

最終バスで、塩山へ戻り、駅前のお蕎麦屋さん「七福」で、プチ忘年宴会っす!!

     

ここ、生ビールはキンキンに冷えてるし、山梨ならではの生ワインもあるし

馬刺しも 山菜天ぷらも美味しいし、「山麓酒場」に是非 推薦したいお店です!!

因みにお店は、入った時から帰るまでの90分余り 我々の貸し切りでした (笑)

皆さん、もっと贔屓にしてあげてくださ~い!!