動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

「犬たちをおくる日」その3

2010-03-14 07:25:49 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「犬たちをおくる日」の中から抜粋して記載します。
著者:今西乃子さんが自ら、犬たちを二酸化炭素で窒息死させるボタンを押しました。

2009年2月19日午後1時20分。

「今西さん、ボタンおされますか?」
愛媛県動物愛護センターで当時係長だった岩崎靖氏の言葉に、私(著者:今西乃子
)は迷わず「はい」と答えた。
その日、私が殺したのは30頭の成犬、7匹の小犬、11匹のねこであった。
その死に顔は、人間を恨んでいるようには見えなかった。
彼らはきっと、最期のその瞬間まで、飼い主が迎えに来ると信じて待っていたのだろう。
あの日からずっと、ステンレスの箱の中で死んでいった彼らを思わない日はなかった。
“だれかを嫌いになるより、誰かを信じているほうが幸せだよ”
犬たちの声が聞こえる。
この「命」どうして裏切ることができるのだろうか。


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